42 / 54
お付き合い〜ガン宣告〜
8
しおりを挟む
ツインくんのおばあちゃんとお姉ちゃんが来て病状の説明をし、同意を得て治療が始まった。
腎臓への転移があることも分かった。
おばあちゃんもお姉ちゃんも当たり前だがかなりのショックを受けていたと。
日本の病院を見つける方に話も決まった。
それまではドイツで抗がん剤を使い、癌を小さくしていく治療をする。
おばあちゃんとお姉ちゃんに何かあったら私に連絡するよう繋いでくれた。
私と娘の写真を見せて紹介したらしい。
お姉ちゃんもいずれ会えることを喜んでくれたとのこと。
日本に帰ってくる。
それだけでだいぶ私の心配は楽になる。
この時点ではツインくんは私や家族への気遣いがまだ出来ていた。
私も励ますことも出来た。
治療が始まるまでは。。
『抗がん剤』
苦しい苦しい治療が始まった。
それはツインくんの体力を奪い、精神力も奪った。
高熱、吐き気、食欲不振、口内炎。
自分で歩けない、お風呂も入れない。
出来たことが出来なくなる。
それによって精神も弱っていく。
連絡も取るのがしんどそうになった。
それでも「俺元気だよ」と心配かけないように言う。
私は「薬のせいでそうなってるだけで病気自体が悪くなってるわけじゃないよ」と励ました。
しかしどんなに辛く苦しい抗がん剤でも、効果が得られるとは限らない。
最初の抗がん剤から数日経って検査をした。
「肺の癌大きくなってますね」と医者に言われたと。
私はある程度勉強していたので、そーゆーこともあると知識として入れといた分ショックを緩和出来た。
だから明るく笑った。
「なんなんだよー、ツインくんの癌強くない?」
「さすが俺の癌だよ」
暗くならないよう、前向きに話す。
次からはもっと強い薬を背中から注射すると。
聞いただけでも痛いし辛い。
「そんだけやるなら効かせろよって感じだね!」私は言った。
医者が悪いわけじゃない、それでもどこかに怒りをぶつけたくなる。
「プロだから任せるしかないよ!日本帰ったら一緒に医者の話聞いて。俺バカだから分かんないから」
私は調べて知識を入れては疑ってかかる。
ツインくんは純粋に医者を信じる。
信じることから治療は始まるのかもしれない。
そこはツインくんの良いところなんだ。
「治す為ならなんだってやるよ!待ってる人がいるから」
ツインくんは言う。
それでも時々泣いてしまうと言っていた。
強い薬になってからは連絡も取れたり取れなかったりになった。
私に出来ることはなんなんだろ。
むーちゃんの写真を送ったり、いつも通り明るく話すことだったり。
何も出来ない自分がもどかしくなる。
「いてくれるだけで支えられてれるよ」とツインくんは言ってくれる。
それは私も同じだ。
ここまで書いて、現実に追いつきました。
今はまだ遠距離。
日本に帰ってきてもっと近くで支えられるようになるのを待っています。
正直、ここまで試練が起こるのは『宇宙レベルで何かが起こっている』としか考えられないです。
ツインソウルの試練。
やっぱりあると思う。
『治す為に出会った』
そう思う。だからきっと大丈夫。
これからはリアルタイムな状況とは別に、まだ書けていないツインソウルだからこそ起こる不思議なことなども書いていきたいと思います^_^
腎臓への転移があることも分かった。
おばあちゃんもお姉ちゃんも当たり前だがかなりのショックを受けていたと。
日本の病院を見つける方に話も決まった。
それまではドイツで抗がん剤を使い、癌を小さくしていく治療をする。
おばあちゃんとお姉ちゃんに何かあったら私に連絡するよう繋いでくれた。
私と娘の写真を見せて紹介したらしい。
お姉ちゃんもいずれ会えることを喜んでくれたとのこと。
日本に帰ってくる。
それだけでだいぶ私の心配は楽になる。
この時点ではツインくんは私や家族への気遣いがまだ出来ていた。
私も励ますことも出来た。
治療が始まるまでは。。
『抗がん剤』
苦しい苦しい治療が始まった。
それはツインくんの体力を奪い、精神力も奪った。
高熱、吐き気、食欲不振、口内炎。
自分で歩けない、お風呂も入れない。
出来たことが出来なくなる。
それによって精神も弱っていく。
連絡も取るのがしんどそうになった。
それでも「俺元気だよ」と心配かけないように言う。
私は「薬のせいでそうなってるだけで病気自体が悪くなってるわけじゃないよ」と励ました。
しかしどんなに辛く苦しい抗がん剤でも、効果が得られるとは限らない。
最初の抗がん剤から数日経って検査をした。
「肺の癌大きくなってますね」と医者に言われたと。
私はある程度勉強していたので、そーゆーこともあると知識として入れといた分ショックを緩和出来た。
だから明るく笑った。
「なんなんだよー、ツインくんの癌強くない?」
「さすが俺の癌だよ」
暗くならないよう、前向きに話す。
次からはもっと強い薬を背中から注射すると。
聞いただけでも痛いし辛い。
「そんだけやるなら効かせろよって感じだね!」私は言った。
医者が悪いわけじゃない、それでもどこかに怒りをぶつけたくなる。
「プロだから任せるしかないよ!日本帰ったら一緒に医者の話聞いて。俺バカだから分かんないから」
私は調べて知識を入れては疑ってかかる。
ツインくんは純粋に医者を信じる。
信じることから治療は始まるのかもしれない。
そこはツインくんの良いところなんだ。
「治す為ならなんだってやるよ!待ってる人がいるから」
ツインくんは言う。
それでも時々泣いてしまうと言っていた。
強い薬になってからは連絡も取れたり取れなかったりになった。
私に出来ることはなんなんだろ。
むーちゃんの写真を送ったり、いつも通り明るく話すことだったり。
何も出来ない自分がもどかしくなる。
「いてくれるだけで支えられてれるよ」とツインくんは言ってくれる。
それは私も同じだ。
ここまで書いて、現実に追いつきました。
今はまだ遠距離。
日本に帰ってきてもっと近くで支えられるようになるのを待っています。
正直、ここまで試練が起こるのは『宇宙レベルで何かが起こっている』としか考えられないです。
ツインソウルの試練。
やっぱりあると思う。
『治す為に出会った』
そう思う。だからきっと大丈夫。
これからはリアルタイムな状況とは別に、まだ書けていないツインソウルだからこそ起こる不思議なことなども書いていきたいと思います^_^
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

歌舞伎町キャッチの世界『のぶながグループ』
歌舞伎町の案内人
エッセイ・ノンフィクション
一般人は知らない世界。
歌舞伎町の女性引き専門キャッチ(ホストに案内)の10年間の闇の話やホストの裏話。今は辞めて普通の一般人の僕の体験談。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
五十の手習い
赤羽律紀
エッセイ・ノンフィクション
12月で50歳になります。
そこで僕のこれまでの人生を
エッセイとして綴りたいと思います。
故郷のことや僕の人生のことを
じっくり書きたいと考えております

闘病記 癌になった私が元気になるまで
チャーコ
エッセイ・ノンフィクション
2018年5月に文学フリマ東京で頒布したエッセイの書き下ろしです。多少改稿をして載せることにいたしました。
子宮がん手術の私の体験や考えたことですので、闘病記に拒否感を覚える方には、申し訳ありませんがご注意願います。ただ、健康診断を受けることは絶対のおすすめ事項です。命に関わります。
作中に藤井茉椰さんからの励ましの詩を掲載しました。藤井さん、その折には本当にありがとうございました。
※他サイトにも掲載しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる