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第65話 再始動!
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怪我が完治した莉子が、なぜ、3週間の入院が必要になったのか───
まず、ラハ製薬がトゥーマの会社であるイリオ製薬に吸収合併された。
アムラスという、あの社長の代わりに立てる者がいなかったのが大きい。
バラバラになった会社をまとめあげるために、原因を作ったイリオ製薬が尻拭いをした形にはなったが、企業としてはより幅広い事業展開が期待できるという。
さらに異世界フィールヴでも、アムラスの立場は総崩れとなっていた。
彼は現在は収監され、常に監視のなか、彼が行ってきた暗い過去の清算をはじめている。
そのため、アムラスの領土とトゥーマの領土が統合されることにもなった。
それらの領土整備、大企業同士の合併のため、トゥーマを筆頭に、アキラ、ケレヴ、イウォールは尽力していた───
「みんなのお仕事が落ち着くのって1年後とか……? そんなになったら、あたし料理の仕方忘れちゃうかも……」
莉子の独り言をエリシャが拾う。
「今、みんなバリバリがんばってるから、もう少しの辛抱! 落ち着かないと、お店開けないんだから、今はたくさん楽しむわよーーーーーっ!」
現在、莉子はチューチューランドに来ている。
お忍びでスルニスもいる。もちろんカーレンも一緒なのだが……
「いやー、何年ぶりだろ、チューチューランド! まじ楽しみー!」
セナもいる。
「なんで、あんたもいんのよ」
「いーじゃんいーじゃーん! 女子旅ってさ、大勢の方が面白いんだぜー?」
莉子たちが楽しんでる間、世間ではイリオ製薬とラハ製薬の確執問題だとか、エルフ事情を知る専門家が領土問題がどうとか、憶測が山ほど腐るほど飛びかっていたが、結局、その原因となった公園、そして莉子のカフェとの関係は公にはならなかった。
どう隠したかは、莉子は知らないが、ありがたかったのは確かだ。
「いや、まじ、めんどくさい。いろんな権利がめんどくさい……めんどくさい……」
ぼやいているのはトゥーマだ。
公園を管理するための手続きが難航しているそうだ。
今まで影響なかった公園だが、魔力がわかった今、どう引き継ぎ、運営していくのか。
計画書をはじめ、細かなやりとりが必要になるらしい。
初めてのケースなのもあり、介入・管理するとしても、いろいろな取り決めが必要だそうで、書類の行き来で済むと思っていたトゥーマには大きな誤算となっていた。
「トゥーマ、ブツブツ言ってもしょうがないでしょ? あ、リコさん、こちらの用紙をよく読んでからサインをお願いします。決して不利な内容はありません! ですが、説明できるぐらい読んでくださいね!」
今日は莉子の同意書が必要なため、アキラとトゥーマが病院に来てくれているのだが、それについてきたのは、イウォールとケレヴもだ。
「リコ、コーヒーが入った。昨日買った豆なんだが、香りがいいんだ。どうだろうか?」
「あ、俺もコーヒーくれよ」
「ケレヴはインスタントでいいか?」
「その豆で入れろよ!」
今日はイウォールとケレヴも一緒のため、すこし騒がしいが、カフェの頃のようで、懐かしくもある。
莉子は受け取ったコーヒーカップを鼻に近づけた。
香りを肺いっぱいに吸い込んで、幸せそうにため息をつく。
「はぁ……いい香りですね……。とても華やかな香りがします……いいですね、これ」
「カフェで使ってもいいと思わないか?」
「素敵ですねっ」
「おい、イウォール、俺の、コーヒー!」
「インスタントでいいだろ」
「だから、豆で、いれろって!」
イウォールとケレブは、ラハ製薬の役員整備に着手、さらに異世界での領土対応もしているそうだ。法整備などもあり、色々と気を回すことが多いそうだが、2人は楽しそうに仕事の話をしている。
「あと1週間ぐらいかなぁ」
イウォールにしぶしぶ入れてもらったコーヒーをすすりながらケレヴは言うが、苦かったようだ。顔をくしゃくしゃに歪めている。
「そうだな。その程度でカフェに戻れると思う。リコ、カフェの管理も怠っていない。安心してほしい」
「ええ。イウォールさんに任せっきりで申し訳ないですが……」
「いいんだ、リコ。これは私がやりたいことなのだから」
───あの日、入院着の莉子がトゥーマに言われたことは、こうだ。
「カフェをイリオ製薬の提携とするのは、うちの福利厚生の意味もあるが、それ以上に、リコのこれからを支える意味もある。どうか、了承してほしい」
「そちらが、カフェの管理をする、ってことですか……?」
眉をひそめた莉子に、トゥーマは首を横に振る。
「いや、それはない」
トゥーマはきっぱりと言い切った。
「今まで通り、リコの思うとうりに経営をしてほしい。例えば店の修繕とか、イベントの際の協賛とかはいくらでもする。仮に、あくまで仮にだが、もしマイナス決算がでれば、補填もしよう」
「ん? あの、それ、あたしに得しかないんですが……」
「不満か?」
ケレヴがにたりと笑う。
「不満ではないですが……至れり尽くせりすぎて……」
「いえいえリコさん、逆に提携となったことで、うちの会社員がそちらを利用することになります。これからお客がもっと増えてしまうんです。そっちは大丈夫ですか……?」
アキラの言葉に現実がちらつく。
提携店ということは、ランチの補助金などがでる、ということで、それはお客が来やすくなるということ=多忙になるということだ。
「え、これ以上は捌けないですよ!」
叫んだ莉子に、トゥーマが眉を吊り上げ、言った。
「リコが望むなら、人員を手配、しなくもないけど」
まず、ラハ製薬がトゥーマの会社であるイリオ製薬に吸収合併された。
アムラスという、あの社長の代わりに立てる者がいなかったのが大きい。
バラバラになった会社をまとめあげるために、原因を作ったイリオ製薬が尻拭いをした形にはなったが、企業としてはより幅広い事業展開が期待できるという。
さらに異世界フィールヴでも、アムラスの立場は総崩れとなっていた。
彼は現在は収監され、常に監視のなか、彼が行ってきた暗い過去の清算をはじめている。
そのため、アムラスの領土とトゥーマの領土が統合されることにもなった。
それらの領土整備、大企業同士の合併のため、トゥーマを筆頭に、アキラ、ケレヴ、イウォールは尽力していた───
「みんなのお仕事が落ち着くのって1年後とか……? そんなになったら、あたし料理の仕方忘れちゃうかも……」
莉子の独り言をエリシャが拾う。
「今、みんなバリバリがんばってるから、もう少しの辛抱! 落ち着かないと、お店開けないんだから、今はたくさん楽しむわよーーーーーっ!」
現在、莉子はチューチューランドに来ている。
お忍びでスルニスもいる。もちろんカーレンも一緒なのだが……
「いやー、何年ぶりだろ、チューチューランド! まじ楽しみー!」
セナもいる。
「なんで、あんたもいんのよ」
「いーじゃんいーじゃーん! 女子旅ってさ、大勢の方が面白いんだぜー?」
莉子たちが楽しんでる間、世間ではイリオ製薬とラハ製薬の確執問題だとか、エルフ事情を知る専門家が領土問題がどうとか、憶測が山ほど腐るほど飛びかっていたが、結局、その原因となった公園、そして莉子のカフェとの関係は公にはならなかった。
どう隠したかは、莉子は知らないが、ありがたかったのは確かだ。
「いや、まじ、めんどくさい。いろんな権利がめんどくさい……めんどくさい……」
ぼやいているのはトゥーマだ。
公園を管理するための手続きが難航しているそうだ。
今まで影響なかった公園だが、魔力がわかった今、どう引き継ぎ、運営していくのか。
計画書をはじめ、細かなやりとりが必要になるらしい。
初めてのケースなのもあり、介入・管理するとしても、いろいろな取り決めが必要だそうで、書類の行き来で済むと思っていたトゥーマには大きな誤算となっていた。
「トゥーマ、ブツブツ言ってもしょうがないでしょ? あ、リコさん、こちらの用紙をよく読んでからサインをお願いします。決して不利な内容はありません! ですが、説明できるぐらい読んでくださいね!」
今日は莉子の同意書が必要なため、アキラとトゥーマが病院に来てくれているのだが、それについてきたのは、イウォールとケレヴもだ。
「リコ、コーヒーが入った。昨日買った豆なんだが、香りがいいんだ。どうだろうか?」
「あ、俺もコーヒーくれよ」
「ケレヴはインスタントでいいか?」
「その豆で入れろよ!」
今日はイウォールとケレヴも一緒のため、すこし騒がしいが、カフェの頃のようで、懐かしくもある。
莉子は受け取ったコーヒーカップを鼻に近づけた。
香りを肺いっぱいに吸い込んで、幸せそうにため息をつく。
「はぁ……いい香りですね……。とても華やかな香りがします……いいですね、これ」
「カフェで使ってもいいと思わないか?」
「素敵ですねっ」
「おい、イウォール、俺の、コーヒー!」
「インスタントでいいだろ」
「だから、豆で、いれろって!」
イウォールとケレブは、ラハ製薬の役員整備に着手、さらに異世界での領土対応もしているそうだ。法整備などもあり、色々と気を回すことが多いそうだが、2人は楽しそうに仕事の話をしている。
「あと1週間ぐらいかなぁ」
イウォールにしぶしぶ入れてもらったコーヒーをすすりながらケレヴは言うが、苦かったようだ。顔をくしゃくしゃに歪めている。
「そうだな。その程度でカフェに戻れると思う。リコ、カフェの管理も怠っていない。安心してほしい」
「ええ。イウォールさんに任せっきりで申し訳ないですが……」
「いいんだ、リコ。これは私がやりたいことなのだから」
───あの日、入院着の莉子がトゥーマに言われたことは、こうだ。
「カフェをイリオ製薬の提携とするのは、うちの福利厚生の意味もあるが、それ以上に、リコのこれからを支える意味もある。どうか、了承してほしい」
「そちらが、カフェの管理をする、ってことですか……?」
眉をひそめた莉子に、トゥーマは首を横に振る。
「いや、それはない」
トゥーマはきっぱりと言い切った。
「今まで通り、リコの思うとうりに経営をしてほしい。例えば店の修繕とか、イベントの際の協賛とかはいくらでもする。仮に、あくまで仮にだが、もしマイナス決算がでれば、補填もしよう」
「ん? あの、それ、あたしに得しかないんですが……」
「不満か?」
ケレヴがにたりと笑う。
「不満ではないですが……至れり尽くせりすぎて……」
「いえいえリコさん、逆に提携となったことで、うちの会社員がそちらを利用することになります。これからお客がもっと増えてしまうんです。そっちは大丈夫ですか……?」
アキラの言葉に現実がちらつく。
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「え、これ以上は捌けないですよ!」
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