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第2章 カフェから巡る四季
第67話 静かな夜に記念日を
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「閉店後に来るの、久しぶりですね。今日もお疲れ様でした」
カウンターに腰を下ろしたのは連藤である。
慣れた動きで上着を脱ぎ、ネクタイを緩め、一つ息を吐く。
「お仕事はしっかり片付きましたか?」
莉子が置かれた上着をハンガーにかけながら尋ねると、連藤は肩を竦めて見せる。
「今週はどうにか、というところかな」
「なかなか忙しいですね……。お食事、どうします?」
「そうだな、白ワインが飲みたいから、それに合わせて何かもらえるかな」
なるほど。彼女は一つ唸り、
「リースリングがあるので、それと、ベーコンステーキでもいかがでしょうか」
「では、それで」
客が1人、オーナーが1人であるのなら、何かしらの会話などあるものだ。
だが、今は2人の時間だ。
何かをしている空気感で、会話をしている。
お互いの動きを感じるのが、気持ちのいい時間なのだ。
莉子はワインクーラーを用意すると、氷を詰め、アルザスのリースリングワインを入れ、クルクルと回してやる。
少しでも早く冷えないかという、無駄な足掻きだ。
ボトルが冷えはじめたところで、フライパンに油を注ぎ、火にかけながら、厚いベーコンを食べやすい大きさに切り置いた。
フライパンへ滑らすと、ジュワッと音が響く。
音に煽られながら、胡椒をまぶし、火を落とす。
外側がカリッと、中はジューシーに仕上げたい彼女のイメージになるため、弱火で火入れだ。
「焼きあがる頃には冷えてるかと思いますが、サラダとか、チーズ、切りましょうか?」
「いや、ワインと一緒で構わない」
莉子は言われた通りに作業を進めるが、連藤の表情は柔らかく、むしろ微笑んでいる。
莉子の動きを音で楽しんでいるのがよく分かる。
いい具合に焦げ目が付いてきたので裏返し、またじっくりと火を入れていく。
「連藤さん、今日はどんな日でした?」
皿を準備し、添える野菜などを盛り付けながら、何気なく莉子は声をかけた。
「今日は莉子さんに会うために、仕事を頑張った日だったな」
「私に? そんなに白ワイン飲みたかったんですか? 連絡くれてらよかったのに」
莉子が言うが、連藤の動きが止まっている。
「……覚えてないのか?」
莉子は振り返って、カレンダーを見る。
だが、特段、何の日でもない。
普通の平日だ。
「なんか、……特別な、日なんですか……?」
恐る恐る尋ねる莉子だが、連藤は笑っている。
莉子さんらしい。そう言って笑うだけだ。
焼きあがったベーコンステーキを盛り付け、ワイングラスに白ワインを注ぐ。
ワインは辛口というだけあり、酸味のあるライムの香りが強い。またしっかりしたミネラルを感じる。
ほのかに青リンゴの香りが浮いてくるが酸味の強さと果実味あふれる香りがそのニュアンスをかもしだしているのだと思う。
なんにせよ、すっきりとした味わいで、ベーコンぐらいの油であればすっきりと流してくれる素晴らしい白ワインだ。
「いい香りだ」
「スッキリ味はいいですね」
そう言いながら、莉子はグラスを鳴らした。
これが2人の食事のスタートだ。
莉子は余っていたコールスローサラダと、パンをカウンターに置くと、連藤の隣に腰を下ろした。
さっそくと自分用のベーコンステーキを一口切り分け、頬張る。
「莉子さんが隣にくるなんて珍しいな」
そう言う声が、優しく笑っている。
「たまにはいいじゃないですか。今日はなんか足がだるくって。連藤さん、他に食べたいものがあったら言ってくださいね。すぐ作りますから」
「ありがと」
連藤は薄く微笑み、グラスを口へと運んでいく。
実は莉子はその仕草が好きなのだ。
目が見えないのに、なぜこれほど優雅にグラスを運べるのだろう───
素晴らしく綺麗な動きだ。
いつも見惚れてしまう。
だが空いたグラスは見逃さない。
すかさず注ぎ、再び連藤の姿を見つめる。
今日も、眼福いただきました!
莉子は心の中でガッツポーズをするが、一体、今日は何の日なのだろう……
「ねぇ、連藤さん、今日は何の日……? 私、まずくないですか?」
「莉子さん、」
改まった連藤の声が聞こえる。
くるりと椅子を回すと莉子へと向き直った。
腕を伸ばして何かを探る動作をするので、彼女は手を取ってみると、その手をしっかりと握り、
「莉子さん、今日は俺が告白してから半年となります」
「……そんなになりますっけ?」
莉子はすかさず返すが、
「もう、そんなになるんですか!?」
再び驚いた声が上がる。
「リニューアルオープンしてからしばらく経つが、俺が告白をした日から見ると、ちょうど今日で半年なんだ」
連藤はメガネを白く光らせ、言い切った。
彼の記憶力なので間違いはないだろう。
「なので、半年が過ぎた記念に……」
連藤はカバンを探ると、小さい箱を取り出した。
「開けてみて」
リボンを解いて開いた箱には、ペンダントが飾られている。
「この輝く石は……?」
「ダイヤだが、嫌いだったか?」
「こんなの、初めて見ました!」
莉子はまじまじとそれを見つめては遠くに離し、また見つめては離してを繰り返している。
「これ、結構石が大きいですよ?」
「そうでもないぞ? できれば仕事でもつけてもらえたらと選んだペンダントなんだ。本当は飲食店ではいけないことなのかもしれないが……」
「つつつつけてきてもいいですか?」
莉子はそういうと、裏へとダッシュしていく。
足音が忙しなく遠ざかる。
ワインをふた口、ベーコンをひと口食べたところで、彼女が再び小走りで戻ってきた。
「めっちゃ、キラキラします、連藤さん! こんなのもらってもいいんですか……? 私、忘れてたのに……」
ガックリと項垂れる声がする。
だがこれも連藤には想定内!
日々をこなすのが楽しい彼女だ。過去がなんであったかなど覚えている暇がないのである。
「構わないよ。いつも仕事終わりに店を開けてもらってるし。そういったお礼も込めているからな」
莉子の表情がぐっと明るくなるが、それを連藤が知るのは難しいだろう。
莉子は連藤の手を取り、自分の頬に押し当てた。
「私、笑ってるのわかりますか?」
連藤が無言で頷き、彼も微笑んだ。
「ここで光ってるんです」
ちょうど莉子の鎖骨の間になる。
襟を開けたシャツの隙間からしっかり顔を出せる長さになっている。
さすが連藤だと思う。
石のところに連藤の指を滑らすと、連藤もそれがそこにあると安心したのか、大きく頷いた。
「私も連藤さんに何かプレゼントしたいなぁ……タイピンとか、カフスとか、そういうのはどうですか?」
「それなら毎日つけられるからいいかもな」
「なら、今度一緒に買いに行きましょう? いつも通ってる店、あるんでしょ?」
「ああ。だが、高いぞ?」
「高い中で買えるものから選びます」
「莉子さんが選んだのであれば、なんでも構わないが」
言いながら掴んだままの莉子の手にそっと連藤は唇を寄せるが、
「ああああああ、ワイン注ぎますね!!!!」
すぐさま手を抜かれた。
「少しぐらい握らせてくれても……」
連藤は拗ねたように言うが、
「いいえ、私はメリハリがあるのです」
連藤の鼻を突き、思わず吹き出した。
「連藤さんの鼻って硬いですね」
「硬い?」
「豚の鼻、しにくいじゃないですか」
「しやすい、とかあるのか?」
「あるんですね、それが。なんだろ、軟骨がまるでない人っていうんでしょうか……それこそ学生のとき、」
二人のくだらない話はいつまでも尽きない。
今日は風が冷たく、気温もそれほど上がってはいない。
だが湿り気が頬を撫でて、もうすぐ雨が降ると教えてくる。
連藤が帰る頃は、雨かもしれないし、雨は落ちないかもしれない。
そんなことも気づかず、気にせず、連藤が言う半年記念日が、ゆっくりとワインとともに過ぎていく───
カウンターに腰を下ろしたのは連藤である。
慣れた動きで上着を脱ぎ、ネクタイを緩め、一つ息を吐く。
「お仕事はしっかり片付きましたか?」
莉子が置かれた上着をハンガーにかけながら尋ねると、連藤は肩を竦めて見せる。
「今週はどうにか、というところかな」
「なかなか忙しいですね……。お食事、どうします?」
「そうだな、白ワインが飲みたいから、それに合わせて何かもらえるかな」
なるほど。彼女は一つ唸り、
「リースリングがあるので、それと、ベーコンステーキでもいかがでしょうか」
「では、それで」
客が1人、オーナーが1人であるのなら、何かしらの会話などあるものだ。
だが、今は2人の時間だ。
何かをしている空気感で、会話をしている。
お互いの動きを感じるのが、気持ちのいい時間なのだ。
莉子はワインクーラーを用意すると、氷を詰め、アルザスのリースリングワインを入れ、クルクルと回してやる。
少しでも早く冷えないかという、無駄な足掻きだ。
ボトルが冷えはじめたところで、フライパンに油を注ぎ、火にかけながら、厚いベーコンを食べやすい大きさに切り置いた。
フライパンへ滑らすと、ジュワッと音が響く。
音に煽られながら、胡椒をまぶし、火を落とす。
外側がカリッと、中はジューシーに仕上げたい彼女のイメージになるため、弱火で火入れだ。
「焼きあがる頃には冷えてるかと思いますが、サラダとか、チーズ、切りましょうか?」
「いや、ワインと一緒で構わない」
莉子は言われた通りに作業を進めるが、連藤の表情は柔らかく、むしろ微笑んでいる。
莉子の動きを音で楽しんでいるのがよく分かる。
いい具合に焦げ目が付いてきたので裏返し、またじっくりと火を入れていく。
「連藤さん、今日はどんな日でした?」
皿を準備し、添える野菜などを盛り付けながら、何気なく莉子は声をかけた。
「今日は莉子さんに会うために、仕事を頑張った日だったな」
「私に? そんなに白ワイン飲みたかったんですか? 連絡くれてらよかったのに」
莉子が言うが、連藤の動きが止まっている。
「……覚えてないのか?」
莉子は振り返って、カレンダーを見る。
だが、特段、何の日でもない。
普通の平日だ。
「なんか、……特別な、日なんですか……?」
恐る恐る尋ねる莉子だが、連藤は笑っている。
莉子さんらしい。そう言って笑うだけだ。
焼きあがったベーコンステーキを盛り付け、ワイングラスに白ワインを注ぐ。
ワインは辛口というだけあり、酸味のあるライムの香りが強い。またしっかりしたミネラルを感じる。
ほのかに青リンゴの香りが浮いてくるが酸味の強さと果実味あふれる香りがそのニュアンスをかもしだしているのだと思う。
なんにせよ、すっきりとした味わいで、ベーコンぐらいの油であればすっきりと流してくれる素晴らしい白ワインだ。
「いい香りだ」
「スッキリ味はいいですね」
そう言いながら、莉子はグラスを鳴らした。
これが2人の食事のスタートだ。
莉子は余っていたコールスローサラダと、パンをカウンターに置くと、連藤の隣に腰を下ろした。
さっそくと自分用のベーコンステーキを一口切り分け、頬張る。
「莉子さんが隣にくるなんて珍しいな」
そう言う声が、優しく笑っている。
「たまにはいいじゃないですか。今日はなんか足がだるくって。連藤さん、他に食べたいものがあったら言ってくださいね。すぐ作りますから」
「ありがと」
連藤は薄く微笑み、グラスを口へと運んでいく。
実は莉子はその仕草が好きなのだ。
目が見えないのに、なぜこれほど優雅にグラスを運べるのだろう───
素晴らしく綺麗な動きだ。
いつも見惚れてしまう。
だが空いたグラスは見逃さない。
すかさず注ぎ、再び連藤の姿を見つめる。
今日も、眼福いただきました!
莉子は心の中でガッツポーズをするが、一体、今日は何の日なのだろう……
「ねぇ、連藤さん、今日は何の日……? 私、まずくないですか?」
「莉子さん、」
改まった連藤の声が聞こえる。
くるりと椅子を回すと莉子へと向き直った。
腕を伸ばして何かを探る動作をするので、彼女は手を取ってみると、その手をしっかりと握り、
「莉子さん、今日は俺が告白してから半年となります」
「……そんなになりますっけ?」
莉子はすかさず返すが、
「もう、そんなになるんですか!?」
再び驚いた声が上がる。
「リニューアルオープンしてからしばらく経つが、俺が告白をした日から見ると、ちょうど今日で半年なんだ」
連藤はメガネを白く光らせ、言い切った。
彼の記憶力なので間違いはないだろう。
「なので、半年が過ぎた記念に……」
連藤はカバンを探ると、小さい箱を取り出した。
「開けてみて」
リボンを解いて開いた箱には、ペンダントが飾られている。
「この輝く石は……?」
「ダイヤだが、嫌いだったか?」
「こんなの、初めて見ました!」
莉子はまじまじとそれを見つめては遠くに離し、また見つめては離してを繰り返している。
「これ、結構石が大きいですよ?」
「そうでもないぞ? できれば仕事でもつけてもらえたらと選んだペンダントなんだ。本当は飲食店ではいけないことなのかもしれないが……」
「つつつつけてきてもいいですか?」
莉子はそういうと、裏へとダッシュしていく。
足音が忙しなく遠ざかる。
ワインをふた口、ベーコンをひと口食べたところで、彼女が再び小走りで戻ってきた。
「めっちゃ、キラキラします、連藤さん! こんなのもらってもいいんですか……? 私、忘れてたのに……」
ガックリと項垂れる声がする。
だがこれも連藤には想定内!
日々をこなすのが楽しい彼女だ。過去がなんであったかなど覚えている暇がないのである。
「構わないよ。いつも仕事終わりに店を開けてもらってるし。そういったお礼も込めているからな」
莉子の表情がぐっと明るくなるが、それを連藤が知るのは難しいだろう。
莉子は連藤の手を取り、自分の頬に押し当てた。
「私、笑ってるのわかりますか?」
連藤が無言で頷き、彼も微笑んだ。
「ここで光ってるんです」
ちょうど莉子の鎖骨の間になる。
襟を開けたシャツの隙間からしっかり顔を出せる長さになっている。
さすが連藤だと思う。
石のところに連藤の指を滑らすと、連藤もそれがそこにあると安心したのか、大きく頷いた。
「私も連藤さんに何かプレゼントしたいなぁ……タイピンとか、カフスとか、そういうのはどうですか?」
「それなら毎日つけられるからいいかもな」
「なら、今度一緒に買いに行きましょう? いつも通ってる店、あるんでしょ?」
「ああ。だが、高いぞ?」
「高い中で買えるものから選びます」
「莉子さんが選んだのであれば、なんでも構わないが」
言いながら掴んだままの莉子の手にそっと連藤は唇を寄せるが、
「ああああああ、ワイン注ぎますね!!!!」
すぐさま手を抜かれた。
「少しぐらい握らせてくれても……」
連藤は拗ねたように言うが、
「いいえ、私はメリハリがあるのです」
連藤の鼻を突き、思わず吹き出した。
「連藤さんの鼻って硬いですね」
「硬い?」
「豚の鼻、しにくいじゃないですか」
「しやすい、とかあるのか?」
「あるんですね、それが。なんだろ、軟骨がまるでない人っていうんでしょうか……それこそ学生のとき、」
二人のくだらない話はいつまでも尽きない。
今日は風が冷たく、気温もそれほど上がってはいない。
だが湿り気が頬を撫でて、もうすぐ雨が降ると教えてくる。
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