112 / 139
112 キャンベルさんが一緒でよかった
しおりを挟む
ハルはショック状態から抜けられないようだ。
「レベッカとはどうやって知り合ったの?」
「……不動産屋さんです」
ロンドンでアパートを探している時に、ちょうどルームメートを探している人がいる、と紹介されたのだった。
会社のウェブサイトに載っていた不動産屋で、社員がよく利用しているという。
「じゃあ、明日行ってみよう」
「え、どうしてですか」
「君のアパートを探すんだよ」
ハルはゆっくりこちらに顔を向けた。
「もしかして、マーガレットも同じ不動産屋かな」
「たぶん、そうです」
ホークのフラットに着き、駐車場からエレベーターで五階へ昇った。
カードキーで操作するエレベーターだ。
五階の住人しか五階では降りることができない。玄関のドアもカードキーだ。
「ホテルみたい」ハルがぽつりと言った。
ちょうど週末の掃除サービスが終わった後だ。
朝起きたままになっていた部屋がきれいにベッドメイクされ、タオル類も入れ替わっていた。
「すごい、きれいな部屋……」
ハルのコートをクローゼットにかけ、ロングブーツも中に入れる。
ハルはクローゼットの中をまじまじと見ていた。
「ちゃんと片付いてる……」
「服は半分会社に置いてあるから」
ハルが東京の実家に電話している間、ホークはラップトップでカルロとチャットした。
ロマネスクはFCA(金融行動監視機構)の調査が入ると聞きつけて、事務所を閉めた。
現地の従業員は解雇され、トマシュとアンドレは姿を消した。
それでレベッカは行くところがなくなったのだ。
だが、きっと何かを知ってしまったために、口を封じられた。
LB証券に預けられている莫大な資産は、犯罪組織との関連を捜査される間差し押さえられる。
ハルはスーツケースを開けて中身を点検していたが、ふと顔を上げた。
「これ全部……キャンベルさんが入れたんですか?」
「しょうがないだろう、君はショック状態だったし」
ハルの顔が赤くなった。
「……下着も」
「緊急事態じゃないか」
ホークはコーヒーを淹れた。辛うじてカップは二つあった。しかし砂糖もミルクもない。
「いつもブラックだから」ハルにカップを差し出す。
ハルはハッとしたように言った。
「冷蔵庫に使いかけの牛乳が……お野菜とかも、みんな腐っちゃう」
「引っ越し先が決まったら、片づければいいよ」
もったいない……。ハルは下を向いた。
この部屋はいつもエアコンで快適な温度に保たれている。
ベッドの他には壁際にパソコン用の狭い机、テレビ、大人が十分寝そべることのできる革製のソファ、コーヒーテーブルなどがある。
食事はキッチンのカウンターで済ませている。
カウンターにはコーヒーメーカーと電気ポットがのっている。
「キャンベルさんが一緒でよかった」ハルが言った。
「私ひとりだったら、もう、どうしていいかわからなかったです」
ホークは微笑した。
「君なら救急車を呼んださ」
「どうしてあんなに警察に慣れているんですか?」ハルがホークを見た。
「慣れてなんかいないよ」
「でも、とっても落ち着いてるし。普通の人と違いますよ」
「そんなことないって。二十階の連中なら、皆こんなもんだ」
そうでしょうか……。
「君のご両親、心配していただろう」
ハルは頷いた。
「明日の便で、母がこっちに来るって言ってました」
「ああ、それがいい……でも、どこにいるって言ったの?」
「あ、友達の所って」なるほど。
「ハル、レベッカの家族に知らせなくていいのかな」
ハルはコーヒーカップを両手で持ったまま首を振った。
「知らないんです、彼女の家族のことも、どこに連絡したらいいのかも。
時々ルーマニアに帰っていたけど、知らないんです」
「そうなの? 普通、そういうこと話すんじゃないの」
ハルは悲しそうに顔を歪めた。
「私は話したけど、ベッカは……」ハルの目から涙が零れ落ちた。
「可哀そう……何度も何度も履歴書返されても頑張って……あんなに頑張っていたのに……」
しばらくの間、ハルの嗚咽が聞こえていた。
ロニー、マリー、レベッカ、巻き添えになった獣医、そしてもしかすると、マーガレット。
誰かの冷酷な手がマリーの華奢な首にかけられる様子を想像した。
容赦ない連中だ。
ハルが鼻を啜っている。ホークはペーパータオルを差し出した。
「キャンベルさん」鼻声になっていた。
「ん?」
「犯人、捕まりますよね」
「……」実際に手を下した奴を捕まえても問題は解決しない。
「ねえ、キャンベルさん」
「ん?」
「捕まりますよね、犯人?」
「捕まるといいね」ハルの目が涙に光っている。
机の上でホークの携帯が振動した。カルロだ。
ホークは携帯を持ってバスルームに入りドアを閉めた。
「ライアン・コートニーはレベッカと話したことがあるそうだ」
「何て言ってた?」
「株の知識はないが数字には明るかったそうだ」
「殺されたことを話したのか?」
「ああ。ひどく怯えている」
カルロが何人かの男の写真を送ってきた。
ホークがハルのアパートの入り口で出くわした若い男を照会したのだ。
いくつか見て行くうちに、似ていると思える写真があった。
ロマネスクの社員の一人だという。
部屋に戻るとハルがコーヒーカップを洗っていた。
「食洗機に入れてくれればいいのに」
ハルはホークが触ったこともないティータオルでカップを拭き、冷蔵庫を開けた。
「何もないですね……」
「ああ。買ってこよう」
「もう、夜ですよ」ハルがひょいと向き直った。七時になるところだった。
「何か外で食べよう」
フラットの外に出ると、すぐ側に黒いセダンが停まっていた。
ホークが助手席の窓をノックすると、スルスルと下がった。
「これからそこのパブに行くんだ」指さす方向に明るい窓と看板が見える。
「差し入れ買ってこようか?」
「我々に構うな、キャンベル」赤ら顔が不機嫌に言った。
「誰なんですか?」歩きながらハルが言った。
「警察だよ」
ハルは後ろを振り向いて見ている。
「私たちを見張っているんですか?」
「まあ、そんなとこだ」
「レベッカとはどうやって知り合ったの?」
「……不動産屋さんです」
ロンドンでアパートを探している時に、ちょうどルームメートを探している人がいる、と紹介されたのだった。
会社のウェブサイトに載っていた不動産屋で、社員がよく利用しているという。
「じゃあ、明日行ってみよう」
「え、どうしてですか」
「君のアパートを探すんだよ」
ハルはゆっくりこちらに顔を向けた。
「もしかして、マーガレットも同じ不動産屋かな」
「たぶん、そうです」
ホークのフラットに着き、駐車場からエレベーターで五階へ昇った。
カードキーで操作するエレベーターだ。
五階の住人しか五階では降りることができない。玄関のドアもカードキーだ。
「ホテルみたい」ハルがぽつりと言った。
ちょうど週末の掃除サービスが終わった後だ。
朝起きたままになっていた部屋がきれいにベッドメイクされ、タオル類も入れ替わっていた。
「すごい、きれいな部屋……」
ハルのコートをクローゼットにかけ、ロングブーツも中に入れる。
ハルはクローゼットの中をまじまじと見ていた。
「ちゃんと片付いてる……」
「服は半分会社に置いてあるから」
ハルが東京の実家に電話している間、ホークはラップトップでカルロとチャットした。
ロマネスクはFCA(金融行動監視機構)の調査が入ると聞きつけて、事務所を閉めた。
現地の従業員は解雇され、トマシュとアンドレは姿を消した。
それでレベッカは行くところがなくなったのだ。
だが、きっと何かを知ってしまったために、口を封じられた。
LB証券に預けられている莫大な資産は、犯罪組織との関連を捜査される間差し押さえられる。
ハルはスーツケースを開けて中身を点検していたが、ふと顔を上げた。
「これ全部……キャンベルさんが入れたんですか?」
「しょうがないだろう、君はショック状態だったし」
ハルの顔が赤くなった。
「……下着も」
「緊急事態じゃないか」
ホークはコーヒーを淹れた。辛うじてカップは二つあった。しかし砂糖もミルクもない。
「いつもブラックだから」ハルにカップを差し出す。
ハルはハッとしたように言った。
「冷蔵庫に使いかけの牛乳が……お野菜とかも、みんな腐っちゃう」
「引っ越し先が決まったら、片づければいいよ」
もったいない……。ハルは下を向いた。
この部屋はいつもエアコンで快適な温度に保たれている。
ベッドの他には壁際にパソコン用の狭い机、テレビ、大人が十分寝そべることのできる革製のソファ、コーヒーテーブルなどがある。
食事はキッチンのカウンターで済ませている。
カウンターにはコーヒーメーカーと電気ポットがのっている。
「キャンベルさんが一緒でよかった」ハルが言った。
「私ひとりだったら、もう、どうしていいかわからなかったです」
ホークは微笑した。
「君なら救急車を呼んださ」
「どうしてあんなに警察に慣れているんですか?」ハルがホークを見た。
「慣れてなんかいないよ」
「でも、とっても落ち着いてるし。普通の人と違いますよ」
「そんなことないって。二十階の連中なら、皆こんなもんだ」
そうでしょうか……。
「君のご両親、心配していただろう」
ハルは頷いた。
「明日の便で、母がこっちに来るって言ってました」
「ああ、それがいい……でも、どこにいるって言ったの?」
「あ、友達の所って」なるほど。
「ハル、レベッカの家族に知らせなくていいのかな」
ハルはコーヒーカップを両手で持ったまま首を振った。
「知らないんです、彼女の家族のことも、どこに連絡したらいいのかも。
時々ルーマニアに帰っていたけど、知らないんです」
「そうなの? 普通、そういうこと話すんじゃないの」
ハルは悲しそうに顔を歪めた。
「私は話したけど、ベッカは……」ハルの目から涙が零れ落ちた。
「可哀そう……何度も何度も履歴書返されても頑張って……あんなに頑張っていたのに……」
しばらくの間、ハルの嗚咽が聞こえていた。
ロニー、マリー、レベッカ、巻き添えになった獣医、そしてもしかすると、マーガレット。
誰かの冷酷な手がマリーの華奢な首にかけられる様子を想像した。
容赦ない連中だ。
ハルが鼻を啜っている。ホークはペーパータオルを差し出した。
「キャンベルさん」鼻声になっていた。
「ん?」
「犯人、捕まりますよね」
「……」実際に手を下した奴を捕まえても問題は解決しない。
「ねえ、キャンベルさん」
「ん?」
「捕まりますよね、犯人?」
「捕まるといいね」ハルの目が涙に光っている。
机の上でホークの携帯が振動した。カルロだ。
ホークは携帯を持ってバスルームに入りドアを閉めた。
「ライアン・コートニーはレベッカと話したことがあるそうだ」
「何て言ってた?」
「株の知識はないが数字には明るかったそうだ」
「殺されたことを話したのか?」
「ああ。ひどく怯えている」
カルロが何人かの男の写真を送ってきた。
ホークがハルのアパートの入り口で出くわした若い男を照会したのだ。
いくつか見て行くうちに、似ていると思える写真があった。
ロマネスクの社員の一人だという。
部屋に戻るとハルがコーヒーカップを洗っていた。
「食洗機に入れてくれればいいのに」
ハルはホークが触ったこともないティータオルでカップを拭き、冷蔵庫を開けた。
「何もないですね……」
「ああ。買ってこよう」
「もう、夜ですよ」ハルがひょいと向き直った。七時になるところだった。
「何か外で食べよう」
フラットの外に出ると、すぐ側に黒いセダンが停まっていた。
ホークが助手席の窓をノックすると、スルスルと下がった。
「これからそこのパブに行くんだ」指さす方向に明るい窓と看板が見える。
「差し入れ買ってこようか?」
「我々に構うな、キャンベル」赤ら顔が不機嫌に言った。
「誰なんですか?」歩きながらハルが言った。
「警察だよ」
ハルは後ろを振り向いて見ている。
「私たちを見張っているんですか?」
「まあ、そんなとこだ」
1
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
最近、夫の様子がちょっとおかしい
野地マルテ
ミステリー
シーラは、探偵事務所でパートタイマーとして働くごくごく普通の兼業主婦。一人息子が寄宿学校に入り、時間に余裕ができたシーラは夫と二人きりの生活を楽しもうと考えていたが、最近夫の様子がおかしいのだ。話しかけても上の空。休みの日は「チェスをしに行く」と言い、いそいそと出かけていく。
シーラは夫が浮気をしているのではないかと疑いはじめる。
私が愛しているのは、誰でしょう?
ぬこまる
ミステリー
考古学者の父が決めた婚約者に会うため、離島ハーランドにあるヴガッティ城へと招待された私──マイラは、私立探偵をしているお嬢様。そしてヴガッティ城にたどり着いたら、なんと婚約者が殺されました!
「私は犯人ではありません!」
すぐに否定しますが、問答無用で容疑者にされる私。しかし絶対絶命のピンチを救ってくれたのは、執事のレオでした。
「マイラさんは、俺が守る!」
こうして私は、犯人を探すのですが、不思議なことに次々と連続殺人が起きてしまい、事件はヴガッティ家への“復讐”に発展していくのでした……。この物語は、近代ヨーロッパを舞台にした恋愛ミステリー小説です。よろしかったらご覧くださいませ。
登場人物紹介
マイラ
私立探偵のお嬢様。恋する乙女。
レオ
ヴガッティ家の執事。無自覚なイケメン。
ロベルト
ヴガッティ家の長男。夢は世界征服。
ケビン
ヴガッティ家の次男。女と金が大好き。
レベッカ
総督の妻。美術品の収集家。
ヴガッティ
ハーランド島の総督。冷酷な暴君。
クロエ
メイド長、レオの母。人形のように無表情。
リリー
メイド。明るくて元気。
エヴァ
メイド。コミュ障。
ハリー
近衛兵隊長。まじめでお人好し。
ポール
近衛兵。わりと常識人。
ヴィル
近衛兵。筋肉バカ。
クライフ
王立弁護士。髭と帽子のジェントルマン。
ムバッペ
離島の警察官。童顔で子どもっぽい。
ジョゼ・グラディオラ
考古学者、マイラの父。宝探しのロマンチスト。
マキシマス
有名な建築家。ワイルドで優しい
ハーランド族
離島の先住民。恐ろしい戦闘力がある。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる