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94 鏡の中で自分が肩で息をしている
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男が二人。
非常口の緑色の明かりの下で、双方が一瞬無言で睨みあった。
自分は上着を頭に被った格好だ。
「どうぞ」ごく自然な動作で通行を譲った。
二人の男からビールの匂いが漂った。背筋がヒヤリとした。
二人が入って来たので横をすり抜けようとすると、
「おい、待て」肩を掴まれた。
手に力が加わり、ぐいっと身体の向きを変えられた。
「ここで何をしている?」
はずみで落ちた上着を片手で受け止め、半身のまま答えた。
「帰るところです」クソ! 顔が丸見えになった。カメラにも写っている。
「帰るだと?」男は癖のあるアクセントで言った。東欧、ロシア。
身長は自分とほぼ同じくらい。体重は百キロ近いか。
「おまえを帰すわけに行かねえ」益々肩を掴む手に力が籠る。
男の後ろにいるもう一人は痩せ型、百七十センチ。胡散臭そうに目を細めている。
その目が徐々に見開き、眉が上がった。
「こいつだ!」
背後でドアが閉まり、ロックがかかった。
右の肩を掴んでいる男の力に逆らわず、身体を開くと見せて左腕を回し、男の首の後ろを掴んだ。
急所を力いっぱい押さえ、血流を止める。
片足は後ろのもう一人を蹴り倒す。
狙い通り股間に当たり、絶叫が聞こえた。
右の肩の男の手が緩んだ。すかさず両手で男の首を掴んだ。
男の咽が両手の中でゴロゴロ音を立てた。
首だけを掴んで百キロの相手を倒すのに、二分。
床に崩れ落ちた男の首にもう脈はなかった。
喘ぎながら手を離し上体を起こした瞬間、痛みに悶えていたもう一人の男が立ち上がるのが見えた。
男が突進して来た。避けられるはずだった。
しかし後ろのスペースは一・五メートル。
男と反対側に飛び退いたが、背中が壁に当たり、脇腹に鋭利なものが突っ込まれた。
わずかに避け切れず、シャツが切り裂かれた。
男の手にナイフが。
第二撃を避けた時、脇腹に痛みが走った。
第三撃はよく見えた。
ナイフを持つ手首を掴み、横に払う。
バランスを崩した相手の首の後ろを殴りつけた。
相手は倒れたが、脇腹に裂け目が広がるような痛みが走る。
自分の呻き声が聞こえた。ナイフが床に落ちている。
痛みをこらえてそれを拾い、倒れた男の首を刺した。
立ち上がるだけで脇腹に響く。
ドアの側に落ちていた上着のポケットからネクタイを出す。
シャツを巻き上げ、傷が隠れるように押しつけて、端をベルト下に押しこんだ。
止血はできないが、血が流れるのを少しは防げる。
血で汚れていない方の手で、髪の乱れを直す。
ふらつきながら、上着の袖に腕を通しボタンをかけた。
今にも二階からロマネスクの誰かが降りてくるような気がする。
この二人が時間になっても戻らないと、誰かが気づくかもしれない。
カルロに頼んでも、ここの死体を処理することはできない。
誰かが見つけるのは時間の問題だ。
裏口から通りへ出るまでは、壁で身体を支えた。
あの二人が飲んだらしい近くのパブで、ウェイターが外のテーブルの片づけをしていた。
少しビールが飲み残されたパイントがある。
ウェイターが背を向けた隙に、そのビールを自分のシャツの胸にかけた。
アルコールの匂いが漂った。
こめかみから汗が伝い落ちる。
向かいのビルにカルロの部下が到着するのを待つことはできない。
できるだけ現場を離れるために、ふらつく足取りで十分以上歩いた。
あまり人通りがないのはラッキーだった。
歩きながら、なんとかカルロにメールした。
「SOS」返事は電話で来た。
「どうした?」しゃべるのが辛い。
「裏口に……死体二つ」息が切れる。
「監視カメラ、指紋……血痕」
「死体? おまえが?」
「……イエス」一歩ごとに息が荒くなる。
「無事か?」……痛い。
「負傷した」
「助けが要るのか」それを待っている時間はない。
「いや、部屋に戻る……」
キャナリー・ワーフの通りへ出た。
もう歩けないと思った頃、通りかかった空車のタクシーをつかまえた。
わき腹に手をやり、身体を折りまげて、運転手にフラットの住所を伝えた。
運転手はひどい酔っぱらいだと信じたようだった。
発進と停車のたびに引き裂かれるような痛みが走る。
声を出さないように歯を食いしばった。
真っすぐ座っていられず、殆どシートに横になっていた。
降りる時、チップを多めに払った。
エレベーターに血の痕がつかないよう、汚れていない方の手で五階のボタンを押した。
深夜なので他の住民に会う心配はない。
五階の廊下がスタジアムの通路のように長く感じられた。
カードキーでドアを開ける。
その場に倒れ込みたい誘惑と戦い、バスルームまで辿りつく。
着ているものを全部脱いだ。
シャツもズボンも血で真っ赤だ。
両手を肘まで石けんで洗い、戸棚から救急キットを出す。
床の上に清潔なバスタオルを敷く。
バスタブに寄りかかりながら腰を降ろし、ドアの後ろの鏡で傷の具合を見た。
左脇腹に十五センチ程の斜めの赤い線。
シャツの糸など異物が付着していないか確かめた。
傷自体は浅いが、ものすごく痛い。
ウォッシュタオルを歯で噛みしめ、傷の上にアルコールをスプレーした。
叫んだ拍子にタオルが落ちた。
痛みに震える手で傷の近くに麻酔を注射する。
麻酔が効いてくるのを待った。
鏡の中で自分が肩で息をしている。
鏡を見ながらステープラー(医療用ホチキス)で傷を縫合した。
縫合の終わった傷に外科用テープを貼った。
化膿止めと痛み止めの錠剤を噛み砕く。
裸のまま血の付いたバスタオルの上に横になった。
非常口の緑色の明かりの下で、双方が一瞬無言で睨みあった。
自分は上着を頭に被った格好だ。
「どうぞ」ごく自然な動作で通行を譲った。
二人の男からビールの匂いが漂った。背筋がヒヤリとした。
二人が入って来たので横をすり抜けようとすると、
「おい、待て」肩を掴まれた。
手に力が加わり、ぐいっと身体の向きを変えられた。
「ここで何をしている?」
はずみで落ちた上着を片手で受け止め、半身のまま答えた。
「帰るところです」クソ! 顔が丸見えになった。カメラにも写っている。
「帰るだと?」男は癖のあるアクセントで言った。東欧、ロシア。
身長は自分とほぼ同じくらい。体重は百キロ近いか。
「おまえを帰すわけに行かねえ」益々肩を掴む手に力が籠る。
男の後ろにいるもう一人は痩せ型、百七十センチ。胡散臭そうに目を細めている。
その目が徐々に見開き、眉が上がった。
「こいつだ!」
背後でドアが閉まり、ロックがかかった。
右の肩を掴んでいる男の力に逆らわず、身体を開くと見せて左腕を回し、男の首の後ろを掴んだ。
急所を力いっぱい押さえ、血流を止める。
片足は後ろのもう一人を蹴り倒す。
狙い通り股間に当たり、絶叫が聞こえた。
右の肩の男の手が緩んだ。すかさず両手で男の首を掴んだ。
男の咽が両手の中でゴロゴロ音を立てた。
首だけを掴んで百キロの相手を倒すのに、二分。
床に崩れ落ちた男の首にもう脈はなかった。
喘ぎながら手を離し上体を起こした瞬間、痛みに悶えていたもう一人の男が立ち上がるのが見えた。
男が突進して来た。避けられるはずだった。
しかし後ろのスペースは一・五メートル。
男と反対側に飛び退いたが、背中が壁に当たり、脇腹に鋭利なものが突っ込まれた。
わずかに避け切れず、シャツが切り裂かれた。
男の手にナイフが。
第二撃を避けた時、脇腹に痛みが走った。
第三撃はよく見えた。
ナイフを持つ手首を掴み、横に払う。
バランスを崩した相手の首の後ろを殴りつけた。
相手は倒れたが、脇腹に裂け目が広がるような痛みが走る。
自分の呻き声が聞こえた。ナイフが床に落ちている。
痛みをこらえてそれを拾い、倒れた男の首を刺した。
立ち上がるだけで脇腹に響く。
ドアの側に落ちていた上着のポケットからネクタイを出す。
シャツを巻き上げ、傷が隠れるように押しつけて、端をベルト下に押しこんだ。
止血はできないが、血が流れるのを少しは防げる。
血で汚れていない方の手で、髪の乱れを直す。
ふらつきながら、上着の袖に腕を通しボタンをかけた。
今にも二階からロマネスクの誰かが降りてくるような気がする。
この二人が時間になっても戻らないと、誰かが気づくかもしれない。
カルロに頼んでも、ここの死体を処理することはできない。
誰かが見つけるのは時間の問題だ。
裏口から通りへ出るまでは、壁で身体を支えた。
あの二人が飲んだらしい近くのパブで、ウェイターが外のテーブルの片づけをしていた。
少しビールが飲み残されたパイントがある。
ウェイターが背を向けた隙に、そのビールを自分のシャツの胸にかけた。
アルコールの匂いが漂った。
こめかみから汗が伝い落ちる。
向かいのビルにカルロの部下が到着するのを待つことはできない。
できるだけ現場を離れるために、ふらつく足取りで十分以上歩いた。
あまり人通りがないのはラッキーだった。
歩きながら、なんとかカルロにメールした。
「SOS」返事は電話で来た。
「どうした?」しゃべるのが辛い。
「裏口に……死体二つ」息が切れる。
「監視カメラ、指紋……血痕」
「死体? おまえが?」
「……イエス」一歩ごとに息が荒くなる。
「無事か?」……痛い。
「負傷した」
「助けが要るのか」それを待っている時間はない。
「いや、部屋に戻る……」
キャナリー・ワーフの通りへ出た。
もう歩けないと思った頃、通りかかった空車のタクシーをつかまえた。
わき腹に手をやり、身体を折りまげて、運転手にフラットの住所を伝えた。
運転手はひどい酔っぱらいだと信じたようだった。
発進と停車のたびに引き裂かれるような痛みが走る。
声を出さないように歯を食いしばった。
真っすぐ座っていられず、殆どシートに横になっていた。
降りる時、チップを多めに払った。
エレベーターに血の痕がつかないよう、汚れていない方の手で五階のボタンを押した。
深夜なので他の住民に会う心配はない。
五階の廊下がスタジアムの通路のように長く感じられた。
カードキーでドアを開ける。
その場に倒れ込みたい誘惑と戦い、バスルームまで辿りつく。
着ているものを全部脱いだ。
シャツもズボンも血で真っ赤だ。
両手を肘まで石けんで洗い、戸棚から救急キットを出す。
床の上に清潔なバスタオルを敷く。
バスタブに寄りかかりながら腰を降ろし、ドアの後ろの鏡で傷の具合を見た。
左脇腹に十五センチ程の斜めの赤い線。
シャツの糸など異物が付着していないか確かめた。
傷自体は浅いが、ものすごく痛い。
ウォッシュタオルを歯で噛みしめ、傷の上にアルコールをスプレーした。
叫んだ拍子にタオルが落ちた。
痛みに震える手で傷の近くに麻酔を注射する。
麻酔が効いてくるのを待った。
鏡の中で自分が肩で息をしている。
鏡を見ながらステープラー(医療用ホチキス)で傷を縫合した。
縫合の終わった傷に外科用テープを貼った。
化膿止めと痛み止めの錠剤を噛み砕く。
裸のまま血の付いたバスタオルの上に横になった。
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