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51 だって、そんなところに一人で行くの、嫌なんだもの
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デスクの隅でクライアント・ラインでない方の電話が鳴った。
受付からだった。
「キャンベルさん宛に、マリー・ラクロワさんが、おみえです」
慌ててアウトルック・カレンダーを確認する。
約束が入っていたのを見落としたわけではない。
そんな予定は入っていなかった。
「マリー・ラクロワさん、一人?」
「はい、お一人です。お部屋にお通ししましょうか?」
しばし返事に困っていると、今度は、
「お部屋にお通しします」と言われた。
「ちょっと待って、何の用事か訊いてくれる?」
受付の女性が、電話を塞いで何か話している様子が伝わってくる。
「すみません、お部屋にお通ししますので、お願いします」
声に焦っているような感じがあった。
何を慌てているのだろう。
歩きながらジャケットを着た。
エレベーターを降りて一階受付の横を通りかかる。
受付係りの女性と警備員の両方が、目を丸くしてこっちを見た。
「何番の部屋?」
「……三番です」
そのまま行こうとして、足を止めた。
「どうかした?」
女性が困惑したように口を噤み、横に立つ警備員を、目だけ動かして見上げる。
警備員が近寄ってきて、囁いた。
「会社にまで押し掛けられないようにしろよ」
にやにやしている。
なんなんだ。
三番応接室に行ってドアをノックし、開けた。
「キャンベルさん!」
マリーがソファから立ち上がった。
一瞬、何も着ていないのかと思った。
彼女はリンクスキャットの膝丈のコートをはおり、赤いロングブーツ、絹のような布地のドレープのドレスを着ていた。
しかしそれが、胸の谷間が全部見えるくらい開いており、裾のスリットが、下着を見せる寸前まで開いている。
ストッキングをはいていない。
もともと肌が白いので、胸元も太腿もそのままの素肌だ。
「リリーが大変なの。助けて」
ドアの所に突っ立っていたホークの手を、駆け寄って来たマリーの両手が包んだ。
「え、なんですか?」
「リリーの具合が悪いの」
「……て、誰でしたっけ?」
「リリーよ。あなた、噛まれたじゃない」
噛まれた……?
マリーがホークの手を引くようにしてソファに戻る。
床の上に三十センチ四方くらいのバスケットが置かれていた。
「見て」
蓋が開けられ、中をちらっと覗いた瞬間、ホークは顔を背けた。
蛇が何かを吐いている。
「変なのよ。ずっと具合が悪いの」
「……あの、僕は」ホークは口元に手をやり、目を逸らしたまま言った。
「特に蛇について詳しくないので、よくわかりませんが、
普通は獣医の所に、診せに行くんじゃないでしょうか」
「ジュウイって、なに?」
「動物専門の医者ですよ」
ドアにノックがあった。
ホークはマリーから離れて、素早くテーブルの向かい側のソファに座った。
ドアが開いて、頼んでいないのに、係りがミネラルウォーターのグラスを二つ持ってきた。
ケイタリングの会社から派遣されている、黒い制服を着たウェイターだ。
若い男で、身のこなしはプロらしく洗練されていたが、マリーの前にグラスを置く時しっかり胸を覗いていた。
「ペットショップに電話したら、ドクターの所に行けって言うの」マリーが言った。
「それですよ。獣医のことでしょう」
マリーが差し出したメモ用紙に住所が書いてある。
ヴォクソール駅近くのランべスの住所だ。
どちらかというとマリーの家に近い。
シティに来るよりはよほど近いし、タクシーで十分もかからずに行ける場所だ。
「だって、そんなところに一人で行くの、嫌なんだもの」
マリーはグラスを取って、ミネラルウォーターを一口飲んだ。
「キャンベルさん、一緒に来て」上目づかいに水色の目で見ている。
なぜだ? 証券会社の株式営業の自分に、なぜそんなこと頼む?
確かにマリーは担当のVIP顧客の愛人だ。
しかし、いつもは一人でLB証券のオフィスまで来ることはない。
なぜ今日は一人なんだ?
しかも、取引のことではなくて、ペットの蛇の病気?
ひょっとして、トマシュの差し金か?
これもまた、自分を試す策略の一つか?
考えを巡らせている間も、マリーの目はホークにピタリと張り付いて離れない。
その目を見ていると、何か策略を張り巡らせているとか、相手を陥れてやろうとかいう意図を、読み取ることはできなかった。
と言うより、ちょっと頼りになりそうな知り合いの男に、甘えたいだけなのかもしれなかった。
全く論外なことだが、一緒に行かないと、ここからマリーを追い返すことができないような気がした――穏やかには。
マリーに受付で待つように言って、地下駐車場から車を持ってくることにした。
受付の女性と警備員に「客なんだよ」と言う。
警備員が「どっちが?」と笑った。
中指を立てて睨んだ。
二人とも、地下へ向かうホークとソファに座るマリーを交互に見ていた。
「罠だと思うか?」駐車場でカルロにメールした。
「わからん」という返事だった。
「トマシュ達は今、ロンドンにいないはずだ」
「トマシュ以外の可能性は?」
例えばトマシュの敵、取引でもめている相手とかがいたとして、愛人のマリーをどこかで襲うためにおびき寄せたとか?
「すぐには思いつかん。奴の表向きの商売は順風満帆だ」
「どっちなんだ。行くべきか、行かざるべきか」
「とりあえず、彼女の言う通りに付き合ったらどうだ」
営業時間中なのだが……。
「万が一彼女が襲われるようなことがあったら、助けてやって恩を着せればいい」
「誰か援護してくれないか」
一応、カルロのチームの誰かが、ランべスの方に先回りしておくことになった。
社屋の正面にZ4を持ってきた。
この車の助手席に乗せる二人目の人間が、マリー・ラクロワとは。
玄関から顔を見せたホークを見て、マリーはパッと明るい笑顔になった。
無邪気に喜んでいるようにしか見えない。
本人は当然のごとく、助手席のドアを開けてやったホークに頬笑み、蛇のバスケットを抱えてレザーシートに収まった。
車内がマリーの香水の香りで満たされる。
受付からだった。
「キャンベルさん宛に、マリー・ラクロワさんが、おみえです」
慌ててアウトルック・カレンダーを確認する。
約束が入っていたのを見落としたわけではない。
そんな予定は入っていなかった。
「マリー・ラクロワさん、一人?」
「はい、お一人です。お部屋にお通ししましょうか?」
しばし返事に困っていると、今度は、
「お部屋にお通しします」と言われた。
「ちょっと待って、何の用事か訊いてくれる?」
受付の女性が、電話を塞いで何か話している様子が伝わってくる。
「すみません、お部屋にお通ししますので、お願いします」
声に焦っているような感じがあった。
何を慌てているのだろう。
歩きながらジャケットを着た。
エレベーターを降りて一階受付の横を通りかかる。
受付係りの女性と警備員の両方が、目を丸くしてこっちを見た。
「何番の部屋?」
「……三番です」
そのまま行こうとして、足を止めた。
「どうかした?」
女性が困惑したように口を噤み、横に立つ警備員を、目だけ動かして見上げる。
警備員が近寄ってきて、囁いた。
「会社にまで押し掛けられないようにしろよ」
にやにやしている。
なんなんだ。
三番応接室に行ってドアをノックし、開けた。
「キャンベルさん!」
マリーがソファから立ち上がった。
一瞬、何も着ていないのかと思った。
彼女はリンクスキャットの膝丈のコートをはおり、赤いロングブーツ、絹のような布地のドレープのドレスを着ていた。
しかしそれが、胸の谷間が全部見えるくらい開いており、裾のスリットが、下着を見せる寸前まで開いている。
ストッキングをはいていない。
もともと肌が白いので、胸元も太腿もそのままの素肌だ。
「リリーが大変なの。助けて」
ドアの所に突っ立っていたホークの手を、駆け寄って来たマリーの両手が包んだ。
「え、なんですか?」
「リリーの具合が悪いの」
「……て、誰でしたっけ?」
「リリーよ。あなた、噛まれたじゃない」
噛まれた……?
マリーがホークの手を引くようにしてソファに戻る。
床の上に三十センチ四方くらいのバスケットが置かれていた。
「見て」
蓋が開けられ、中をちらっと覗いた瞬間、ホークは顔を背けた。
蛇が何かを吐いている。
「変なのよ。ずっと具合が悪いの」
「……あの、僕は」ホークは口元に手をやり、目を逸らしたまま言った。
「特に蛇について詳しくないので、よくわかりませんが、
普通は獣医の所に、診せに行くんじゃないでしょうか」
「ジュウイって、なに?」
「動物専門の医者ですよ」
ドアにノックがあった。
ホークはマリーから離れて、素早くテーブルの向かい側のソファに座った。
ドアが開いて、頼んでいないのに、係りがミネラルウォーターのグラスを二つ持ってきた。
ケイタリングの会社から派遣されている、黒い制服を着たウェイターだ。
若い男で、身のこなしはプロらしく洗練されていたが、マリーの前にグラスを置く時しっかり胸を覗いていた。
「ペットショップに電話したら、ドクターの所に行けって言うの」マリーが言った。
「それですよ。獣医のことでしょう」
マリーが差し出したメモ用紙に住所が書いてある。
ヴォクソール駅近くのランべスの住所だ。
どちらかというとマリーの家に近い。
シティに来るよりはよほど近いし、タクシーで十分もかからずに行ける場所だ。
「だって、そんなところに一人で行くの、嫌なんだもの」
マリーはグラスを取って、ミネラルウォーターを一口飲んだ。
「キャンベルさん、一緒に来て」上目づかいに水色の目で見ている。
なぜだ? 証券会社の株式営業の自分に、なぜそんなこと頼む?
確かにマリーは担当のVIP顧客の愛人だ。
しかし、いつもは一人でLB証券のオフィスまで来ることはない。
なぜ今日は一人なんだ?
しかも、取引のことではなくて、ペットの蛇の病気?
ひょっとして、トマシュの差し金か?
これもまた、自分を試す策略の一つか?
考えを巡らせている間も、マリーの目はホークにピタリと張り付いて離れない。
その目を見ていると、何か策略を張り巡らせているとか、相手を陥れてやろうとかいう意図を、読み取ることはできなかった。
と言うより、ちょっと頼りになりそうな知り合いの男に、甘えたいだけなのかもしれなかった。
全く論外なことだが、一緒に行かないと、ここからマリーを追い返すことができないような気がした――穏やかには。
マリーに受付で待つように言って、地下駐車場から車を持ってくることにした。
受付の女性と警備員に「客なんだよ」と言う。
警備員が「どっちが?」と笑った。
中指を立てて睨んだ。
二人とも、地下へ向かうホークとソファに座るマリーを交互に見ていた。
「罠だと思うか?」駐車場でカルロにメールした。
「わからん」という返事だった。
「トマシュ達は今、ロンドンにいないはずだ」
「トマシュ以外の可能性は?」
例えばトマシュの敵、取引でもめている相手とかがいたとして、愛人のマリーをどこかで襲うためにおびき寄せたとか?
「すぐには思いつかん。奴の表向きの商売は順風満帆だ」
「どっちなんだ。行くべきか、行かざるべきか」
「とりあえず、彼女の言う通りに付き合ったらどうだ」
営業時間中なのだが……。
「万が一彼女が襲われるようなことがあったら、助けてやって恩を着せればいい」
「誰か援護してくれないか」
一応、カルロのチームの誰かが、ランべスの方に先回りしておくことになった。
社屋の正面にZ4を持ってきた。
この車の助手席に乗せる二人目の人間が、マリー・ラクロワとは。
玄関から顔を見せたホークを見て、マリーはパッと明るい笑顔になった。
無邪気に喜んでいるようにしか見えない。
本人は当然のごとく、助手席のドアを開けてやったホークに頬笑み、蛇のバスケットを抱えてレザーシートに収まった。
車内がマリーの香水の香りで満たされる。
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