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第8章
54 襲撃者たち ①
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私は人の少ない薄暗がりの中、移動を続ける。待ち合わせ場所は指定されていないが、凌遅も車で向かっているはずなので、当初の目的地である駐車場を目指すのが最適解だろう。
停電は一向に復旧しない。不安が高まるシチュエーションだが、腹を括ったからか不思議と気持ちは落ち着いていた。
ただ、さすがに疲労が溜まってきたため、小走りで進む。
携帯端末を取り出し表示されている時刻を見ると、凌遅と通話してからまだ5分程度しか経っていなかった。時の流れが度外れて緩慢だ。
位置情報アプリを開けば、例の二人の処刑人との距離が縮まってきている。彼らは刺客と見て間違いない。
HN──コニウム。
HN──ピカナ。
いずれも耳慣れない単語で、どんな攻撃を仕掛けてくるのか推測できない。見た目はおろか年齢や性別すらわからないので、対処のしようもない。
できることといえば、近付いて来る相手に問答無用でスプレーを噴射し、全速力でその場から離れることくらいか。人違いだった場合、多大な迷惑をかけてしまうがそこまで配慮する余裕はない。
私は体中の神経を研ぎ澄まし、前後左右に注意を払いながら走り続ける。
前方でテナントスタッフと思しい男女が慌ただしげに行き来している。彼らの邪魔にならないよう、進行速度を落とした時、ちょうど横から出て来た男性スタッフとぶつかった。
「あ、すみません」
彼が申し訳なさそうに頭を下げ、私が会釈を返した直後のことだ。
ズン……!
背中に大きな衝撃が来た。まるで真っ赤に焼けた鉄球をぶつけられたような鈍痛に襲われ、たまらず倒れ込む。意識はあるが何が起きたのかわからず、痛みとショックで身体が思うように動かない。
私が呻きながら横たわっていると、
「えっ、大丈夫ですか!?」
近くにいた若い女性が心配そうに駆け寄ってきた。先ほどの男性スタッフは呆然と立ち尽くしている。
刺客の襲撃を受けたようだが、近くにそれらしい影はなかった。目だけを動かし周囲を探るも、捕捉できない。
「起きれますか? どこか痛いとこあります?」
女性はしゃがみ込んで私の肩を叩き、声をかけ続けてくれている。まともに返答することはできなかったが、何とかうなずいて意識があることを伝えた。
そのうち責任者と思しき男性が駆け付け、私の容態を確かめると、てきぱきとその場を仕切っていく。どうやら貧血か何かと思われたようで、先ほどの男性スタッフと別の女性スタッフに「お客様を救護室にお連れして」と指示を出したのがわかった。
「えっ、あっ、はい……あの、失礼します……」
男性スタッフはわかりやすく動揺しつつ、おそるおそる私を抱き起こす。若い女性も肩を貸してくれた。
責任者らしき男性が周囲の客に状況を説明する中、もう一人の女性スタッフが車椅子を持って現れ、私は皆に介助される形でそれに腰掛ける。
こんな時だというのに、いやこんな時だからこそか、周りの人々の親切が身に沁みる。
「休憩できる場所までご案内しますね」
女性スタッフの声掛けに、私は小さくうなずいた。この時点で全身の痛みは引き始めていた。
どこにあるかわからない救護室に担ぎ込まれるより、凌遅が来るであろう駐車場まで付き添ってもらう方が理に適っている気もするが、今の状態で一人にされたらいくらも待たずに殺される。満足に抵抗できないのだから、助かる確率はゼロに等しい。
それなら傷病人と医療スタッフしか出入りしない場所にいた方が、襲撃者も狙いにくいのではないかと考え直し、素直に従うことにした。
女性スタッフが先導し、男性スタッフは覚束ない手付きで車椅子を押していく。
彼らのやり取りを見ていると、女性の方が先輩で男性は研修中のような印象だ。急にこんな事態に遭遇してしまい、さぞかし慌てていることだろう。
だが、彼が目に見えて狼狽えているおかげで、逆に冷静になれている気がする。
ここにきて、ある疑問が湧く。そもそも私は何を食らったのだろう。
刃物でも鈍器でもないとすると、電気による攻撃──スタンガンか。追手が私を足止めするために撃ったのかも知れない。
スタンガンと言えば、ベリトも携帯していた。ベリトとはメインストリートで別れて以降、連絡が途絶えている。しかし彼のことだ、おそらく無事だろう。
さっきはつい後ろ向きな想像をしてしまったが、凌遅や野ウサギの話を聞く限り、ベリトは大義や責任のために挺身しそうにないので、生き延びている可能性が濃厚だ。もし連絡がつけば迎えに来てくれるかも知れない。
寝返っている確率もゼロではないが、今はわずかな希望も捨てたくはない。
私が持たされている携帯端末は、専用SNSのようなもので他の会員とコミュニケーションが取れる。凌遅は普段からヴィネやベリトと通話やメッセージの授受をしていた。
ごたごた続きでまだ内容を確認できていないが、私の端末にはヴィネとクエマドロからメッセージが届いていたので、本部の人間とも同じようなやり取りが可能なのだろう。
野ウサギのことも気になるし、救護室に着いたら彼らに連絡できないか試してみよう。
そんなことを考えているうち、それらしき場所に到着した。少し奥まったところにある保健室風の部屋で、停電中にも関わらず室内は幾分明るかった。
「ん? どうしました?」
近くのデスクにいた小太りの中年女性が顔を上げる。どうやら常駐の看護師のようで、大らかな雰囲気の人だ。
彼女は女性スタッフからあらましを聞くと、「あらぁ、そう。じゃあこっちで休みましょうか。その時にちょっとバイタル診ますね」と言い、そばに置かれているベッドに誘導してくれた。
二人のスタッフは「あと、よろしくお願いします。お客様、お大事になさってください」と丁寧なあいさつを残して去って行った。
私はベッドの上で目を閉じ、看護師が体温や血圧を測るに任せていた。彼女は「急に停電なんか起こるんだもん。みんな、びっくりして気分も悪くなっちゃうわよねぇ」と苦笑し、バイタルサインは正常値なので少し休めば元気も出るだろうと続けた。
私以外にも体調を崩すかして、ここのお世話になった客がいたようだ。
ふと見ると、右隣にはカーテンで仕切られたベッドがもう一床あり、人の気配を感じる。こちらもその一人らしい。
「後で声かけますから、寝ちゃってもいいですよ」
看護師はそう言ってデスクに戻って行った。
部屋に静けさが満ちるにつれて、疲れがどっと押し寄せてきた。気を抜くと眠ってしまいそうなので、私は携帯端末を取り出し、ベリトと野ウサギにメッセージの送信を試みる。
ところが電撃の後遺症なのか指に力が入らず、思うように画面を繰ることができない。
「あれ……?」
悪戦苦闘していた時、たまたま開いた位置情報アプリの画面を見て私は固まった。
HN──コニウム。
HN──ピカナ。
HN──ツェペシュ。
三人の処刑人は、いずれも半径100メートル以内にいると表示されている。それどころか、最後の老人の反応は私のすぐ横にあった。
間違いであって欲しかったが、もはや疑う余地はない。
彼は、隣のベッドにいる……。
あの鮫の目をした老人の姿が脳裏に浮かび、一気に背筋が凍り付く。
一体、どうして……彼は確か、野ウサギが蹴倒したはず……。もしかすると、あの後、私と同じように体調不良の一般客としてここに担ぎ込まれたのかも知れない。
彼女の蹴りは綺麗に決まっていたから、脳震盪を起こしている可能性はある。だが看護師が悠然としているところを見ると、深刻な状態にはなっていないと考えるのが妥当だ。
ひょっとして、意識が戻っているのではなかろうか。だとしたら、もう一刻の猶予もない。
彼は冷血な男だと聞いた。一般人がいるとは言え、それで攻撃の手を緩めたりはしないだろう。それどころか一緒に葬り去ろうとする恐れもある。どちらにせよ、直ちにこの場を離れなければ。
停電は一向に復旧しない。不安が高まるシチュエーションだが、腹を括ったからか不思議と気持ちは落ち着いていた。
ただ、さすがに疲労が溜まってきたため、小走りで進む。
携帯端末を取り出し表示されている時刻を見ると、凌遅と通話してからまだ5分程度しか経っていなかった。時の流れが度外れて緩慢だ。
位置情報アプリを開けば、例の二人の処刑人との距離が縮まってきている。彼らは刺客と見て間違いない。
HN──コニウム。
HN──ピカナ。
いずれも耳慣れない単語で、どんな攻撃を仕掛けてくるのか推測できない。見た目はおろか年齢や性別すらわからないので、対処のしようもない。
できることといえば、近付いて来る相手に問答無用でスプレーを噴射し、全速力でその場から離れることくらいか。人違いだった場合、多大な迷惑をかけてしまうがそこまで配慮する余裕はない。
私は体中の神経を研ぎ澄まし、前後左右に注意を払いながら走り続ける。
前方でテナントスタッフと思しい男女が慌ただしげに行き来している。彼らの邪魔にならないよう、進行速度を落とした時、ちょうど横から出て来た男性スタッフとぶつかった。
「あ、すみません」
彼が申し訳なさそうに頭を下げ、私が会釈を返した直後のことだ。
ズン……!
背中に大きな衝撃が来た。まるで真っ赤に焼けた鉄球をぶつけられたような鈍痛に襲われ、たまらず倒れ込む。意識はあるが何が起きたのかわからず、痛みとショックで身体が思うように動かない。
私が呻きながら横たわっていると、
「えっ、大丈夫ですか!?」
近くにいた若い女性が心配そうに駆け寄ってきた。先ほどの男性スタッフは呆然と立ち尽くしている。
刺客の襲撃を受けたようだが、近くにそれらしい影はなかった。目だけを動かし周囲を探るも、捕捉できない。
「起きれますか? どこか痛いとこあります?」
女性はしゃがみ込んで私の肩を叩き、声をかけ続けてくれている。まともに返答することはできなかったが、何とかうなずいて意識があることを伝えた。
そのうち責任者と思しき男性が駆け付け、私の容態を確かめると、てきぱきとその場を仕切っていく。どうやら貧血か何かと思われたようで、先ほどの男性スタッフと別の女性スタッフに「お客様を救護室にお連れして」と指示を出したのがわかった。
「えっ、あっ、はい……あの、失礼します……」
男性スタッフはわかりやすく動揺しつつ、おそるおそる私を抱き起こす。若い女性も肩を貸してくれた。
責任者らしき男性が周囲の客に状況を説明する中、もう一人の女性スタッフが車椅子を持って現れ、私は皆に介助される形でそれに腰掛ける。
こんな時だというのに、いやこんな時だからこそか、周りの人々の親切が身に沁みる。
「休憩できる場所までご案内しますね」
女性スタッフの声掛けに、私は小さくうなずいた。この時点で全身の痛みは引き始めていた。
どこにあるかわからない救護室に担ぎ込まれるより、凌遅が来るであろう駐車場まで付き添ってもらう方が理に適っている気もするが、今の状態で一人にされたらいくらも待たずに殺される。満足に抵抗できないのだから、助かる確率はゼロに等しい。
それなら傷病人と医療スタッフしか出入りしない場所にいた方が、襲撃者も狙いにくいのではないかと考え直し、素直に従うことにした。
女性スタッフが先導し、男性スタッフは覚束ない手付きで車椅子を押していく。
彼らのやり取りを見ていると、女性の方が先輩で男性は研修中のような印象だ。急にこんな事態に遭遇してしまい、さぞかし慌てていることだろう。
だが、彼が目に見えて狼狽えているおかげで、逆に冷静になれている気がする。
ここにきて、ある疑問が湧く。そもそも私は何を食らったのだろう。
刃物でも鈍器でもないとすると、電気による攻撃──スタンガンか。追手が私を足止めするために撃ったのかも知れない。
スタンガンと言えば、ベリトも携帯していた。ベリトとはメインストリートで別れて以降、連絡が途絶えている。しかし彼のことだ、おそらく無事だろう。
さっきはつい後ろ向きな想像をしてしまったが、凌遅や野ウサギの話を聞く限り、ベリトは大義や責任のために挺身しそうにないので、生き延びている可能性が濃厚だ。もし連絡がつけば迎えに来てくれるかも知れない。
寝返っている確率もゼロではないが、今はわずかな希望も捨てたくはない。
私が持たされている携帯端末は、専用SNSのようなもので他の会員とコミュニケーションが取れる。凌遅は普段からヴィネやベリトと通話やメッセージの授受をしていた。
ごたごた続きでまだ内容を確認できていないが、私の端末にはヴィネとクエマドロからメッセージが届いていたので、本部の人間とも同じようなやり取りが可能なのだろう。
野ウサギのことも気になるし、救護室に着いたら彼らに連絡できないか試してみよう。
そんなことを考えているうち、それらしき場所に到着した。少し奥まったところにある保健室風の部屋で、停電中にも関わらず室内は幾分明るかった。
「ん? どうしました?」
近くのデスクにいた小太りの中年女性が顔を上げる。どうやら常駐の看護師のようで、大らかな雰囲気の人だ。
彼女は女性スタッフからあらましを聞くと、「あらぁ、そう。じゃあこっちで休みましょうか。その時にちょっとバイタル診ますね」と言い、そばに置かれているベッドに誘導してくれた。
二人のスタッフは「あと、よろしくお願いします。お客様、お大事になさってください」と丁寧なあいさつを残して去って行った。
私はベッドの上で目を閉じ、看護師が体温や血圧を測るに任せていた。彼女は「急に停電なんか起こるんだもん。みんな、びっくりして気分も悪くなっちゃうわよねぇ」と苦笑し、バイタルサインは正常値なので少し休めば元気も出るだろうと続けた。
私以外にも体調を崩すかして、ここのお世話になった客がいたようだ。
ふと見ると、右隣にはカーテンで仕切られたベッドがもう一床あり、人の気配を感じる。こちらもその一人らしい。
「後で声かけますから、寝ちゃってもいいですよ」
看護師はそう言ってデスクに戻って行った。
部屋に静けさが満ちるにつれて、疲れがどっと押し寄せてきた。気を抜くと眠ってしまいそうなので、私は携帯端末を取り出し、ベリトと野ウサギにメッセージの送信を試みる。
ところが電撃の後遺症なのか指に力が入らず、思うように画面を繰ることができない。
「あれ……?」
悪戦苦闘していた時、たまたま開いた位置情報アプリの画面を見て私は固まった。
HN──コニウム。
HN──ピカナ。
HN──ツェペシュ。
三人の処刑人は、いずれも半径100メートル以内にいると表示されている。それどころか、最後の老人の反応は私のすぐ横にあった。
間違いであって欲しかったが、もはや疑う余地はない。
彼は、隣のベッドにいる……。
あの鮫の目をした老人の姿が脳裏に浮かび、一気に背筋が凍り付く。
一体、どうして……彼は確か、野ウサギが蹴倒したはず……。もしかすると、あの後、私と同じように体調不良の一般客としてここに担ぎ込まれたのかも知れない。
彼女の蹴りは綺麗に決まっていたから、脳震盪を起こしている可能性はある。だが看護師が悠然としているところを見ると、深刻な状態にはなっていないと考えるのが妥当だ。
ひょっとして、意識が戻っているのではなかろうか。だとしたら、もう一刻の猶予もない。
彼は冷血な男だと聞いた。一般人がいるとは言え、それで攻撃の手を緩めたりはしないだろう。それどころか一緒に葬り去ろうとする恐れもある。どちらにせよ、直ちにこの場を離れなければ。
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☆拙作に目を留めていただき、本当にありがとうございます。励みになりますので、もし何かしら刺さりましたら、是非とも『いいね』・『お気に入りに追加』をお願いいたします。感想も大歓迎です!
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