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第2章
15 やるしかない ②
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様々な音の随に漂いながら、私はぼうっと歩を進める。
「お疲れ~」
ステージから下りる私に、クエマドロが駆け寄ってきた。
「いやあ、すごかったねえ。温泉ちゃんのパフォーマンス。あれ狙ったよね、凌遅くんのこと。惜しかったなあ。あそこで当たってたら、絶対もっと盛り上がったんだけどなあ」
射的ゲームのノリで語る彼の隣には、心配そうな顔をしたヴィネがいた。
「デンたん、大丈夫? すごい冷や汗かいてるよ。あっちに椅子あるから、少し休も。お水飲む?」
お言葉に甘えようと思った。背中が冷や冷やして、これ以上スポットライトの下に立っているのはしんどかった。
ヴィネ、クエマドロと一緒に隅の椅子に腰を下ろし、何事もなかったかのような客達を眺める。ステージの上は早急に片付けられ、死体はおろかもう血痕すら見当たらない。
失禁していたあの女性は、モノクロの人に抱えられ舞台袖へと消えていった。彼女には二度と会えないような気がした。
ヴィネが水を運んできてくれた。受け取る時、急激に震えがくる。
「……毎回なんですか」
やっとの思いでグラスを空けると、私は隣に訊いた。
「新人は毎回、余興でこんなことを……」
「いや、少なくともおれの時はなかったよ」
クエマドロが言った。
「普通に歌とかモノマネとか。しかも、やりたい人だけやってればよかったし。それがいつの間にか段々ハードになっちゃって、今回なんか強制だもんね。苦手な人にとっちゃ、たとえ簡単な手品でも大変だってのに、実弾でロシアン・ルーレットって……さすがにびっくりしたわ」
「ウチは殺しを愉しく演出してなんぼだからね」
ヴィネが苦笑を浮かべる。
いじめみたいだ。昔の思い出が浮かんできて、ちくりと胸が痛んだ。
「そう言や、ヴィネちゃんは割と最近だよね、LR×D入ったの。庶務全般で雇用されたんだっけ。なんかいろんなことやらされてたよね」
「うん。知り合いから“どうせ腐ってるならどうか”って誘われて、裏方スタッフ枠に入れてもらえたのはいいんだけど、最初はけっこう大変だったんだよ。ほんと何でもやらされてさー……」
彼女は溜息混じりに肩を竦めると、「でも今は仲介と撮影メインだから、だいぶ楽になったんだ。そうだ、写真見る?」そう言ってカメラを手にし、クエマドロに見せた。
二人は大いに盛り上がりながら画面を繰っていたが、やがてクエマドロが一枚の写真に目を留めた。
「おっ、温泉ちゃんのベストショットじゃん」
言われて見せてもらうと、いつの間に撮られていたのか、私が壇上から凌遅に向けて銃を構えている姿が真横から写されていた。
「いいでしょ。ヴィネも気に入ってるんだ」
彼女は後でプリントしてくれると言ったが、私は慌てて断った。凌遅にこんなものを見られたら、また蒸し返されて面倒なことになり兼ねない、そう言ったら笑ってくれた。
「じゃあ、データであげるね。アルバム作って、シェアできるようにしておくから」とのことだったが、私は携帯端末を進んで弄ることはないので、あまりおかげはないだろう。一応、この会場にも持参しているが、もともとSNSに登録したことがないのでやり方がわからないし、興味もない。
むしろ、クエマドロの方が「おれも欲しい!」と乗り気だった。
「デンたん、マドロンのことも仲間にしてあげていい?」
マドロンはクエマドロのニックネームらしい。今更だが、ヴィネのネーミングセンスには独特のものがある。
私が承諾した後、ヴィネは携帯端末を取り出し、グループを作って彼を招待することにしたようだ。
クエマドロは喜び、早速参加しようとしたのだが端末が見当たらないらしく、ごそごそとポケットの中を探っていた。
「おかしいな、さっき通話した後、確かここに入れたと思ったんだけど……」
「落としたの? だっさ!」
ヴィネが吹き出す。
「誰かに掏られたんじゃ……」
私の言葉にヴィネは「ナイナイ」と首を振る。
「処刑人の端末は市販のものと比べて、他人がロック解除するのがかなり大変になってるの。SIMカードの差し替え的なことも簡単にはできない仕様になってるし、本人以外にはほとんど役に立たない機能しかついてないから、盗っても全然おかげがないんだよ。データ目的なら、本部の人間を脅すか、買収した方が早いくらい」
「そうだったんですか」
私が関心を寄せるとクエマドロは照れ笑いを浮かべ、「なんか心配かけちゃってごめんね。誰かが拾ってくれてれば本部に届いてるかも知れないし、後で確認してみる」と言った。
すると、ヴィネは横目でクエマドロを見る。
「マドロンてしっかり者に見えて意外とうっかりさんだから、どっかで落としたんだと思うなあ。いや、むしろ誰かの恨みを買って嫌がらせされた可能性の方が高いかも」
クエマドロは「うわ……ヴィネちゃんが余計なこと言うから、温泉ちゃんのおれへの評価大暴落だぞ。せっかく女子高生と距離縮めるチャンスだったのにさー」とヴィネを軽く小突いた。
「うわ、キモっ! 犯罪者!」
「ひでえ! 誤解招く言い方やめて」
そのやり取りが妙におかしくて、私も軽く吹き出してしまった。彼らは本当に仲が良さそうで、微笑ましくなる。
この頃には私の動揺もだいぶ収まって来ていた。
「そうだ、せっかくだし、みんなで写真撮ろう! そしたらアルバムに入れとくから」
ヴィネの提案で、三人で記念写真を撮る。一枚で済むのかと思いきや、彼女は何回もシャッターを切っていた。
クエマドロはヴィネのカメラの液晶モニターに映る画像を見ながら、しみじみとつぶやく。
「しっかし、こんなカワイイ温泉ちゃんと一緒にいて、よくデレないよねえ、凌遅くん。同じ男とは思えないわ……」
「りょおちんは自分の時間軸で生きてるから、あんまり周りのこと気にしてないんだよ」
「あはは、違う星のヒトだったりして」
クエマドロが評した通りかも知れない。
さっき銃口を向けた時、凌遅は身じろぎすらしなかった。弾は出ないと踏んでいたのか。出たところでどうせ当たらないと高を括っていたのか。
いずれにせよ、普通の人間の神経ではない。改めて彼に対する認識を考え直す必要に迫られた。
もう少し肉を食べておくんだった。
何故か食欲が湧いた。初めの壁を乗り越えつつあるのだと身体が教えてくれた気がした。
「お疲れ~」
ステージから下りる私に、クエマドロが駆け寄ってきた。
「いやあ、すごかったねえ。温泉ちゃんのパフォーマンス。あれ狙ったよね、凌遅くんのこと。惜しかったなあ。あそこで当たってたら、絶対もっと盛り上がったんだけどなあ」
射的ゲームのノリで語る彼の隣には、心配そうな顔をしたヴィネがいた。
「デンたん、大丈夫? すごい冷や汗かいてるよ。あっちに椅子あるから、少し休も。お水飲む?」
お言葉に甘えようと思った。背中が冷や冷やして、これ以上スポットライトの下に立っているのはしんどかった。
ヴィネ、クエマドロと一緒に隅の椅子に腰を下ろし、何事もなかったかのような客達を眺める。ステージの上は早急に片付けられ、死体はおろかもう血痕すら見当たらない。
失禁していたあの女性は、モノクロの人に抱えられ舞台袖へと消えていった。彼女には二度と会えないような気がした。
ヴィネが水を運んできてくれた。受け取る時、急激に震えがくる。
「……毎回なんですか」
やっとの思いでグラスを空けると、私は隣に訊いた。
「新人は毎回、余興でこんなことを……」
「いや、少なくともおれの時はなかったよ」
クエマドロが言った。
「普通に歌とかモノマネとか。しかも、やりたい人だけやってればよかったし。それがいつの間にか段々ハードになっちゃって、今回なんか強制だもんね。苦手な人にとっちゃ、たとえ簡単な手品でも大変だってのに、実弾でロシアン・ルーレットって……さすがにびっくりしたわ」
「ウチは殺しを愉しく演出してなんぼだからね」
ヴィネが苦笑を浮かべる。
いじめみたいだ。昔の思い出が浮かんできて、ちくりと胸が痛んだ。
「そう言や、ヴィネちゃんは割と最近だよね、LR×D入ったの。庶務全般で雇用されたんだっけ。なんかいろんなことやらされてたよね」
「うん。知り合いから“どうせ腐ってるならどうか”って誘われて、裏方スタッフ枠に入れてもらえたのはいいんだけど、最初はけっこう大変だったんだよ。ほんと何でもやらされてさー……」
彼女は溜息混じりに肩を竦めると、「でも今は仲介と撮影メインだから、だいぶ楽になったんだ。そうだ、写真見る?」そう言ってカメラを手にし、クエマドロに見せた。
二人は大いに盛り上がりながら画面を繰っていたが、やがてクエマドロが一枚の写真に目を留めた。
「おっ、温泉ちゃんのベストショットじゃん」
言われて見せてもらうと、いつの間に撮られていたのか、私が壇上から凌遅に向けて銃を構えている姿が真横から写されていた。
「いいでしょ。ヴィネも気に入ってるんだ」
彼女は後でプリントしてくれると言ったが、私は慌てて断った。凌遅にこんなものを見られたら、また蒸し返されて面倒なことになり兼ねない、そう言ったら笑ってくれた。
「じゃあ、データであげるね。アルバム作って、シェアできるようにしておくから」とのことだったが、私は携帯端末を進んで弄ることはないので、あまりおかげはないだろう。一応、この会場にも持参しているが、もともとSNSに登録したことがないのでやり方がわからないし、興味もない。
むしろ、クエマドロの方が「おれも欲しい!」と乗り気だった。
「デンたん、マドロンのことも仲間にしてあげていい?」
マドロンはクエマドロのニックネームらしい。今更だが、ヴィネのネーミングセンスには独特のものがある。
私が承諾した後、ヴィネは携帯端末を取り出し、グループを作って彼を招待することにしたようだ。
クエマドロは喜び、早速参加しようとしたのだが端末が見当たらないらしく、ごそごそとポケットの中を探っていた。
「おかしいな、さっき通話した後、確かここに入れたと思ったんだけど……」
「落としたの? だっさ!」
ヴィネが吹き出す。
「誰かに掏られたんじゃ……」
私の言葉にヴィネは「ナイナイ」と首を振る。
「処刑人の端末は市販のものと比べて、他人がロック解除するのがかなり大変になってるの。SIMカードの差し替え的なことも簡単にはできない仕様になってるし、本人以外にはほとんど役に立たない機能しかついてないから、盗っても全然おかげがないんだよ。データ目的なら、本部の人間を脅すか、買収した方が早いくらい」
「そうだったんですか」
私が関心を寄せるとクエマドロは照れ笑いを浮かべ、「なんか心配かけちゃってごめんね。誰かが拾ってくれてれば本部に届いてるかも知れないし、後で確認してみる」と言った。
すると、ヴィネは横目でクエマドロを見る。
「マドロンてしっかり者に見えて意外とうっかりさんだから、どっかで落としたんだと思うなあ。いや、むしろ誰かの恨みを買って嫌がらせされた可能性の方が高いかも」
クエマドロは「うわ……ヴィネちゃんが余計なこと言うから、温泉ちゃんのおれへの評価大暴落だぞ。せっかく女子高生と距離縮めるチャンスだったのにさー」とヴィネを軽く小突いた。
「うわ、キモっ! 犯罪者!」
「ひでえ! 誤解招く言い方やめて」
そのやり取りが妙におかしくて、私も軽く吹き出してしまった。彼らは本当に仲が良さそうで、微笑ましくなる。
この頃には私の動揺もだいぶ収まって来ていた。
「そうだ、せっかくだし、みんなで写真撮ろう! そしたらアルバムに入れとくから」
ヴィネの提案で、三人で記念写真を撮る。一枚で済むのかと思いきや、彼女は何回もシャッターを切っていた。
クエマドロはヴィネのカメラの液晶モニターに映る画像を見ながら、しみじみとつぶやく。
「しっかし、こんなカワイイ温泉ちゃんと一緒にいて、よくデレないよねえ、凌遅くん。同じ男とは思えないわ……」
「りょおちんは自分の時間軸で生きてるから、あんまり周りのこと気にしてないんだよ」
「あはは、違う星のヒトだったりして」
クエマドロが評した通りかも知れない。
さっき銃口を向けた時、凌遅は身じろぎすらしなかった。弾は出ないと踏んでいたのか。出たところでどうせ当たらないと高を括っていたのか。
いずれにせよ、普通の人間の神経ではない。改めて彼に対する認識を考え直す必要に迫られた。
もう少し肉を食べておくんだった。
何故か食欲が湧いた。初めの壁を乗り越えつつあるのだと身体が教えてくれた気がした。
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