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第1章
10 フラッシュバック ⚠
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正午を少し過ぎた頃、私は郊外にある複合商業施設“スクェア・エッダ”併設の屋内駐車場にいた。何の変哲もない建物だが、“作業場”があるのだと凌遅が言った。
「ここも本部の所有でね。常駐しているのは皆、正規の手続きを踏んだ人間なんだ。この駐車場を含め“作業場”のあるフロアにはセキュリティゲートが設けてあるから、一般の客は入れない。気兼ねなく死体を出し入れできる上、サポートも充実している快適な施設だ。主に撮影や会員同士のオフ会に使われる」
LR×Dのパトロンは“金を持て余し、刺激を渇望する人達”だと聞いていたが、こうして見せつけられると暗澹たる思いで心が腫れるようだ。社会が抱える奈落の闇を前に、私は暫し途方に暮れた。
「プラン通りなら“作業場”に直行できたんだが、予定が狂ったからな。少し待機していてくれ」
凌遅は車外に出て、どこかに連絡を入れていた。その間、私は助手席に座ったままぼんやりとラジオの音楽番組を聞いて過ごした。
15分ほど経ったろうか。後方から物音が聞こえてきた。我に返り、車から降りて確認すると、大きな台車のようなものを押しながら近付いてくる人影の姿が見えた。凌遅が手を上げ、そちらに合図を送る。
人影は凌遅の前で足を止めた。清掃作業員のようなその人は、ひっつめ髪をした年配の女性だった。薄暗い場所にいるせいか肌の色がひどくくすんで見える。
「急だったんで適当に持ってきたから。ついでに御宅の連絡員に貸し出してた備品、回収していきます……」
女性はくぐもった声でそれだけ言うと台車を残し、私達が乗ってきた白いミニバンの方へ歩いてくる。すれ違う際、彼女が「お疲れ様」と声をかけてくれたので、私も会釈を返し、凌遅の元へ歩を進めた。
凌遅は黙って台車を見下ろしている。釣られて私も視線を落とす。
唐突に薬品のにおいが鼻を突いた。そこには白っぽい袋に包まれた人形の荷物が乗っていた。見れば変色した一部が飛び出ている。
ぎょっとする私の眼前に、見覚えのある鍵束が突きつけられた。
「誘導するから、俺に道を作ってくれ」
なるほど。これが件の“予備品”か。
おおよその状況を把握した私は短く息を吸い、鍵束を受け取った。
「さっきは、ああ言ったがな」
台車を押しながら、不意に凌遅がつぶやいた。
「なるべくなら、君には愉しんでもらいたいんだ。自分の本質に向き合い受け入れた時、世界はとても鮮やかになる。それを味わえたらきっと、俺達が理解できる」
私は答えなかった。彼等を理解などしようとしたら、ヒトとして終わってしまうからだ。
「バーデン・バーデンの処女……」
凌遅は表情のない顔を私に向けた。
「俺の言うことに逐一迎合する必要はない。だが何らかのリアクションは返してくれ。よく言うだろう。“退屈は人を殺す”って」
無視されたのが不服だったのかも知れない。もし彼の両手が塞がっていなかったら、殴られていただろうか。後頭部と右手に鈍い痛みが甦る。
「その場合、殺されるのは私なんでしょうね……」
私がつぶやくと、凌遅は「俺を退屈させなければいいだけの話だ」と返し、前方へ視線を投げた。
「向こうの管理室に一声かけたら、奥のエレベーターで5階な。さっきの廃墟と違って窓がないから、眺望はきかないけど」
「どの道、地獄絵図にするんじゃないですか」
吐き捨てながら窺うと、彼の口元に微笑が揺らめいた。
「俺はフレスコ画のつもりだけどな」
それが冗談なのだと私は気付いている。同時に彼の歪な本心であるということも知っている。
見据えるものがかけ離れた二人が同じ場所へ行くことは難しい。歩み寄る気がないのなら尚更だ。たとえ隣にいても背中合わせと変わりない。況して一方が捕食者なら、並んで立っているだけで両者の間には常に生死の一線が横たわる。
それでもひたすら進むしかない。こんなところで死ぬわけには行かない。この“人の皮を被った狂気”に、いつか必ず思い知らせてやるのだから。
5階にはすでに数人の男女の姿があった。いずれも手荷物を所持し、リゾートホテルに到着したての観光客みたいにはしゃいでいる。
「あ、凌遅さん、お疲れさまです」
中の一人がこちらに声をかけてきた。口髭を蓄えた壮年の男性で、人懐こそうな笑顔を浮かべている。
「これから作業ですか」
「ああ、予定が狂って代替品だけどな」
凌遅は台車を顎でしゃくった。相手は「そうでしたか」と笑い、「しかし普段のあなたは準備から撮影まで全工程を一人でこなす……かく有れかしとは思っていますが、なかなかできることじゃありません。憧れますよ」と続けた。
凌遅は特に表情を変えることなく、「その方が楽なんだ。チームワークが不得手なものでね」と往なした。
すると奥から若い男女が近付いてきた。ラフな雰囲気を纏う彼らは一見して大学生くらいのカップルにしか見えない。
「彼ら、今日が初参加なんですよ」
口髭の男性がつけ加える。
「久々なのでみんなで取り組みたいと思いましてね。今回はちょっと頭数を揃えました。メンバーはいずれも気合十分で早くも楽しいです。よかったら後で見に来てください。仕上がりの感想を聞きたいので」
これから始まるであろう惨劇の気配を微塵も感じさせない和やかな雰囲気に、私は薄ら寒いものを感じた。
「時間があったらな」
凌遅は、笑顔で鋸を取り出す男達に背を向けた。
「あれは……あまり期待できそうにない。大勢だし多分、切り口が揃わないだろうよ」
死体損壊を趣味と言い切る凌遅と同じ嗜好の持ち主が、何人もごく自然に集い盛り上がっている様は、異様というか虚構のようだった。夢なら覚めて欲しい。
「突き当たりの部屋。蝶々のシールの鍵だ」
凌遅の声で現実に引き戻される。預かっていた鍵束を調べれば、すぐ青い翅が目に入った。
部屋に着いた私は鍵穴にそっとキーを挿し込み、回す。パチンと音がしてロックが外れた。
味気ないドアの向こうには真っ暗な空間があった。窓がないせいか、澱んだ空気が皮膚に絡みつく。
先導者が手探りで明かりを点けると、がらんどうの部屋が浮かび上がった。学校の教室ほどの広さだろうか。タイル張りの床、変色した壁。入り口のすぐ側に長机と折りたたみ椅子、パソコン、三脚架などがまとめてある。
「今日の素材はクオリティに難があるので、予てから要望の多かったHow-To動画向けの見本にしようと思う」
部屋の中央付近に台車を止め荷物を下ろした凌遅がこちらへ歩み寄り、鍵束を攫った。彼は私の手首にぶら下がったままの手錠を掴み、空いている方を椅子に繋ぎとめた。
「君は見学しているといい。代替品で申し訳ないけどな。妨げにならなければ移動しても構わない」
袋からビデオカメラを取り出し三脚にセットすると、凌遅は道具袋を探り、何やら装備し始めた。ゴーグルに薄手のゴム手袋、使い捨てマスク。手術に臨む医療従事者みたいだ。
「感染症対策」
私の視線に気付いたのか、端的な説明が入る。
「と、プライバシー対策」
言いながら凌遅は茶色っぽいものを引き出した。
紙袋だった。
彼はそれを広げ、あの時と同じように頭から被った。
無機質な異体。
ぞわり……。
一度は振り切った肉切れと血の海がフラッシュバックして、吐き気が突き上げてくる。
「わかっていると思うが」
覆面の男はビデオカメラの前に戻ると、「邪魔したらそれだけ拘束時間が長くなるからな」と前置きした。
私は目を伏せ、小さくうなずく。根源的な恐怖とでも言うべきか。身体が震え、そうすることしかできなかった。
撮影が始まると覆面はあの包丁に似た刃物を取り出し、まっすぐに人形の元へ向かう。
私は顔を上げないよう努めることにした。想像するだけで喉がひりつく。あんな光景、二度と見たくない。
視界の隅で覆面が動いている。彼は死体を覆っていた袋をはがし簡単にたたむと、用意していたビニール袋へまとめた。几帳面だな、などと無理矢理意識を余所へ向けるが、作業音は嫌でも鼓膜を震わせる。
私は空いている方の手で片耳を覆った。
この間、覆面は一切、口を開こうとしなかった。だが、音は容赦なく反響し、状況を報せ続ける。
それらが徐々に聞き覚えのあるものに変わり始めた。
ぴたぴた――。
はっとした私の鼻先を何とも言えない汚臭が掠めた時、辛うじて食い止めていた不快な思いが喉の奥から濁流となって押し寄せた。
私は吐いた。吐瀉物が制服を汚すのも構わず、げえげえ吐いた。負けないと誓ったはずなのに。辛くて怖くて涙が出た。
泣きながら吐き続けていたら、覆面が作業の手を止め、立ち上がった。
「邪魔したら長くなると言ったはずだがな」
抑揚のない声が頭上に降る。
「故意じゃないんだろうが、君の妨害で集中が続かない。一旦、休憩する」
凌遅はゴム手袋を取り撮影を中断させると、紙袋を脱ぎ、壁へと移動した。内線の受話器を取り何事か話し終えた彼は湿った頭髪を揺らし、ゴーグルとマスクを外す。
冷ややかな目が私を見る。その顔には失望の色が滲んでいた。
彼は小さく嘆息すると、換気扇のスイッチを入れた。それだけのことなのに、何故か私はほんの少し傷ついていた。
「ここも本部の所有でね。常駐しているのは皆、正規の手続きを踏んだ人間なんだ。この駐車場を含め“作業場”のあるフロアにはセキュリティゲートが設けてあるから、一般の客は入れない。気兼ねなく死体を出し入れできる上、サポートも充実している快適な施設だ。主に撮影や会員同士のオフ会に使われる」
LR×Dのパトロンは“金を持て余し、刺激を渇望する人達”だと聞いていたが、こうして見せつけられると暗澹たる思いで心が腫れるようだ。社会が抱える奈落の闇を前に、私は暫し途方に暮れた。
「プラン通りなら“作業場”に直行できたんだが、予定が狂ったからな。少し待機していてくれ」
凌遅は車外に出て、どこかに連絡を入れていた。その間、私は助手席に座ったままぼんやりとラジオの音楽番組を聞いて過ごした。
15分ほど経ったろうか。後方から物音が聞こえてきた。我に返り、車から降りて確認すると、大きな台車のようなものを押しながら近付いてくる人影の姿が見えた。凌遅が手を上げ、そちらに合図を送る。
人影は凌遅の前で足を止めた。清掃作業員のようなその人は、ひっつめ髪をした年配の女性だった。薄暗い場所にいるせいか肌の色がひどくくすんで見える。
「急だったんで適当に持ってきたから。ついでに御宅の連絡員に貸し出してた備品、回収していきます……」
女性はくぐもった声でそれだけ言うと台車を残し、私達が乗ってきた白いミニバンの方へ歩いてくる。すれ違う際、彼女が「お疲れ様」と声をかけてくれたので、私も会釈を返し、凌遅の元へ歩を進めた。
凌遅は黙って台車を見下ろしている。釣られて私も視線を落とす。
唐突に薬品のにおいが鼻を突いた。そこには白っぽい袋に包まれた人形の荷物が乗っていた。見れば変色した一部が飛び出ている。
ぎょっとする私の眼前に、見覚えのある鍵束が突きつけられた。
「誘導するから、俺に道を作ってくれ」
なるほど。これが件の“予備品”か。
おおよその状況を把握した私は短く息を吸い、鍵束を受け取った。
「さっきは、ああ言ったがな」
台車を押しながら、不意に凌遅がつぶやいた。
「なるべくなら、君には愉しんでもらいたいんだ。自分の本質に向き合い受け入れた時、世界はとても鮮やかになる。それを味わえたらきっと、俺達が理解できる」
私は答えなかった。彼等を理解などしようとしたら、ヒトとして終わってしまうからだ。
「バーデン・バーデンの処女……」
凌遅は表情のない顔を私に向けた。
「俺の言うことに逐一迎合する必要はない。だが何らかのリアクションは返してくれ。よく言うだろう。“退屈は人を殺す”って」
無視されたのが不服だったのかも知れない。もし彼の両手が塞がっていなかったら、殴られていただろうか。後頭部と右手に鈍い痛みが甦る。
「その場合、殺されるのは私なんでしょうね……」
私がつぶやくと、凌遅は「俺を退屈させなければいいだけの話だ」と返し、前方へ視線を投げた。
「向こうの管理室に一声かけたら、奥のエレベーターで5階な。さっきの廃墟と違って窓がないから、眺望はきかないけど」
「どの道、地獄絵図にするんじゃないですか」
吐き捨てながら窺うと、彼の口元に微笑が揺らめいた。
「俺はフレスコ画のつもりだけどな」
それが冗談なのだと私は気付いている。同時に彼の歪な本心であるということも知っている。
見据えるものがかけ離れた二人が同じ場所へ行くことは難しい。歩み寄る気がないのなら尚更だ。たとえ隣にいても背中合わせと変わりない。況して一方が捕食者なら、並んで立っているだけで両者の間には常に生死の一線が横たわる。
それでもひたすら進むしかない。こんなところで死ぬわけには行かない。この“人の皮を被った狂気”に、いつか必ず思い知らせてやるのだから。
5階にはすでに数人の男女の姿があった。いずれも手荷物を所持し、リゾートホテルに到着したての観光客みたいにはしゃいでいる。
「あ、凌遅さん、お疲れさまです」
中の一人がこちらに声をかけてきた。口髭を蓄えた壮年の男性で、人懐こそうな笑顔を浮かべている。
「これから作業ですか」
「ああ、予定が狂って代替品だけどな」
凌遅は台車を顎でしゃくった。相手は「そうでしたか」と笑い、「しかし普段のあなたは準備から撮影まで全工程を一人でこなす……かく有れかしとは思っていますが、なかなかできることじゃありません。憧れますよ」と続けた。
凌遅は特に表情を変えることなく、「その方が楽なんだ。チームワークが不得手なものでね」と往なした。
すると奥から若い男女が近付いてきた。ラフな雰囲気を纏う彼らは一見して大学生くらいのカップルにしか見えない。
「彼ら、今日が初参加なんですよ」
口髭の男性がつけ加える。
「久々なのでみんなで取り組みたいと思いましてね。今回はちょっと頭数を揃えました。メンバーはいずれも気合十分で早くも楽しいです。よかったら後で見に来てください。仕上がりの感想を聞きたいので」
これから始まるであろう惨劇の気配を微塵も感じさせない和やかな雰囲気に、私は薄ら寒いものを感じた。
「時間があったらな」
凌遅は、笑顔で鋸を取り出す男達に背を向けた。
「あれは……あまり期待できそうにない。大勢だし多分、切り口が揃わないだろうよ」
死体損壊を趣味と言い切る凌遅と同じ嗜好の持ち主が、何人もごく自然に集い盛り上がっている様は、異様というか虚構のようだった。夢なら覚めて欲しい。
「突き当たりの部屋。蝶々のシールの鍵だ」
凌遅の声で現実に引き戻される。預かっていた鍵束を調べれば、すぐ青い翅が目に入った。
部屋に着いた私は鍵穴にそっとキーを挿し込み、回す。パチンと音がしてロックが外れた。
味気ないドアの向こうには真っ暗な空間があった。窓がないせいか、澱んだ空気が皮膚に絡みつく。
先導者が手探りで明かりを点けると、がらんどうの部屋が浮かび上がった。学校の教室ほどの広さだろうか。タイル張りの床、変色した壁。入り口のすぐ側に長机と折りたたみ椅子、パソコン、三脚架などがまとめてある。
「今日の素材はクオリティに難があるので、予てから要望の多かったHow-To動画向けの見本にしようと思う」
部屋の中央付近に台車を止め荷物を下ろした凌遅がこちらへ歩み寄り、鍵束を攫った。彼は私の手首にぶら下がったままの手錠を掴み、空いている方を椅子に繋ぎとめた。
「君は見学しているといい。代替品で申し訳ないけどな。妨げにならなければ移動しても構わない」
袋からビデオカメラを取り出し三脚にセットすると、凌遅は道具袋を探り、何やら装備し始めた。ゴーグルに薄手のゴム手袋、使い捨てマスク。手術に臨む医療従事者みたいだ。
「感染症対策」
私の視線に気付いたのか、端的な説明が入る。
「と、プライバシー対策」
言いながら凌遅は茶色っぽいものを引き出した。
紙袋だった。
彼はそれを広げ、あの時と同じように頭から被った。
無機質な異体。
ぞわり……。
一度は振り切った肉切れと血の海がフラッシュバックして、吐き気が突き上げてくる。
「わかっていると思うが」
覆面の男はビデオカメラの前に戻ると、「邪魔したらそれだけ拘束時間が長くなるからな」と前置きした。
私は目を伏せ、小さくうなずく。根源的な恐怖とでも言うべきか。身体が震え、そうすることしかできなかった。
撮影が始まると覆面はあの包丁に似た刃物を取り出し、まっすぐに人形の元へ向かう。
私は顔を上げないよう努めることにした。想像するだけで喉がひりつく。あんな光景、二度と見たくない。
視界の隅で覆面が動いている。彼は死体を覆っていた袋をはがし簡単にたたむと、用意していたビニール袋へまとめた。几帳面だな、などと無理矢理意識を余所へ向けるが、作業音は嫌でも鼓膜を震わせる。
私は空いている方の手で片耳を覆った。
この間、覆面は一切、口を開こうとしなかった。だが、音は容赦なく反響し、状況を報せ続ける。
それらが徐々に聞き覚えのあるものに変わり始めた。
ぴたぴた――。
はっとした私の鼻先を何とも言えない汚臭が掠めた時、辛うじて食い止めていた不快な思いが喉の奥から濁流となって押し寄せた。
私は吐いた。吐瀉物が制服を汚すのも構わず、げえげえ吐いた。負けないと誓ったはずなのに。辛くて怖くて涙が出た。
泣きながら吐き続けていたら、覆面が作業の手を止め、立ち上がった。
「邪魔したら長くなると言ったはずだがな」
抑揚のない声が頭上に降る。
「故意じゃないんだろうが、君の妨害で集中が続かない。一旦、休憩する」
凌遅はゴム手袋を取り撮影を中断させると、紙袋を脱ぎ、壁へと移動した。内線の受話器を取り何事か話し終えた彼は湿った頭髪を揺らし、ゴーグルとマスクを外す。
冷ややかな目が私を見る。その顔には失望の色が滲んでいた。
彼は小さく嘆息すると、換気扇のスイッチを入れた。それだけのことなのに、何故か私はほんの少し傷ついていた。
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