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第15話修行の成果
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街に着き疲れがどっと押し寄せてきた。
「それじゃ俺とミランは王様に報告に行く、とりあえず今日はゆっくり休んでくれ」
「そうですよ、お疲れでしょう」
「ありがとうございます、正直シンドイです」「わたくしは饅頭をたらふく食べたいですわ」
ヒクルスさんとミランさんはアンナの発言に笑いながら「それじゃまたな」と去って行く
「アンナ、俺は先に部屋に戻るよ」
「分かりましたわ、わたくしは食事をしてから戻ります」
俺はフラフラになりながら部屋に着く、風呂に入り布団に入ると一瞬のうちに寝てしまった。
翌日の昼にようやく目が覚めた
「よー寝たな」
アンナはもういない
「腹減ったな、昨日から何も食べてない」
下に降りて食事を取る
「さてたまにはソロでバトルしてみよう」
早速森に向かう
試してみたい事が沢山ある。
第3エリアに入り早速敵が現れる
「まずは、体内の気を手に集める感じだな」
少しずつ集まって来た、それを敵に当てる。
「大した威力は無いなぁ、これじゃ足止め位にしかならんな」
もう一度トライしてみる。
「おっ、今度は少しマシかな」
「今日はこれの精度と威力を上げる練習をやろう」
気がつけば辺りは暗くなっていた。
「もうこんな時間か、そろそろ戻ろうかな」
街に戻ると
「あらケインくん、アンナちゃんが探してたよ」
アンナがいつも行く饅頭屋のおばちゃんだ
「ありがとうございます」
急いで宿屋に戻ると、アンナ、ヒクルス、ミラン三人で食事をしていた。
「お兄様、何処に行ってらしたのですか」
「すまない、ちょっと森に入ってた」
「わたくしを置いて行くなんてヒドイですわ」
「いやいや、アンナ出掛けてたから」
アンナはお怒りのようだ
「ところでヒクルスさんとミランさんはどうしたのですか?」
「あぁ、アンナさんにシゴかれた後みんなで飯でもとなってこちらへ来た」
「そうでしたか」
「ところでケイン様次の出撃はいつですか?」
「そうですね、カントラ洞窟の敵の実力を考えると1ヶ月ぐらい修行期間は欲しいですね」
「分かりましたわ、王にはその様に伝えます」
「ヒクルスさんもミランさんも頑張って下さい」
「おう、毎日ボロボロになりそうだな」
こうして俺達の出発は1ヶ月後に決まった。
それから毎日修行の日々を送る。
そして出発の3日前俺達4人は森の第2エリアに入る。
「団長もミランさんもこのエリアは初めてですよね」
「あぁ」
「残り2日ここで修行の成果を見せて下さい」
団長とミランさんは2日間この森で永遠に戦闘を繰り返す。
「アンナ凄いぞ二人共段違いに強くなってる」
「当然ですわ、わたくしの地獄の特訓を耐えたのですもの」
「いやー本当にこの短期間でここまで良くやった」
アンナは誇らしげに笑みを浮かべる
「よし、これなら大丈夫だ」
かなりの戦力になる。
こうして2日間修行の成果を存分に見せてもらい俺達は森を出る。
「お二人共今日はゆっくり休んでで明日に備えて下さい」
「そうさせてもらおう」「私もクタクタです」
「では又明日」
二人と別れアンナと宿屋に戻るまで話をする。
「次の洞窟はカントラ洞窟より手強いと考えて挑むべきだ」
「そうですわね、わたくしもそう思いますわ」
「あの二人も充分戦力になるし俺達も動きやすい」
「わたくしも密かに新たなる戦い方を訓練しましたから大丈夫ですわ」
俺達は宿屋に着き明日の為の準備と最終的な打ち合わせをして眠りにつく。
次の日俺達は王都を出発する
目指すは南の洞窟ゲラン山だ。
「昨日は充分な睡眠が取れましたか?」
「あぁ、バッチリだ」
「私も良く眠れましたわ」
「それは何よりです」
そして次のゲラン洞窟の対策を話す
「わたくしが説明いたしますわ」
アンナか話し始める。
「まずは隊列からですわ、わたくしとお兄様が前衛、ミランさんは中衛、ヒクルスさんが後衛となりますわ」
「わかった」「了解よ」
「わたくしとお兄様が前方敵を、ミランさんは補助魔法を中心に、ヒクルスさんは物陰に潜んでいる敵を」
「おう、任せときな」
「私も異論はないわ」
「戦闘中に変更する事もあります、臨機応変でお願いしますわ」
「了解」
そう言えば俺はこの大陸に来てからステータス画面を開いていなかったな。
到着までまだ時間があるから少し見てみよう。
まずは俺のステータスから
生命力~2864
魔力~638
体力~750
力~803
瞬発力~709
精神力~887
運~159
久々に見たけどかなりアップしている。
このステータスがどれくらい強いかは未だに分からないが、次はアンナのステータスだ
生命力~2820
魔力~793
体力738
力~793
瞬発力~769
精神力~869
運~627
「うわっアンナがの方が成長早い、ほぼ同じぐらいだ」
かなりショックだった。
「俺ももっと頑張らないとすぐに抜かれそうだ」
さて間もなくゲランに到着する。
「皆さん、厳しい戦いになりますが生きて帰りましょう」
「ゲラン山が見えました」
俺達は気合いを入れ直し洞窟の入り口に向かう
「それじゃ俺とミランは王様に報告に行く、とりあえず今日はゆっくり休んでくれ」
「そうですよ、お疲れでしょう」
「ありがとうございます、正直シンドイです」「わたくしは饅頭をたらふく食べたいですわ」
ヒクルスさんとミランさんはアンナの発言に笑いながら「それじゃまたな」と去って行く
「アンナ、俺は先に部屋に戻るよ」
「分かりましたわ、わたくしは食事をしてから戻ります」
俺はフラフラになりながら部屋に着く、風呂に入り布団に入ると一瞬のうちに寝てしまった。
翌日の昼にようやく目が覚めた
「よー寝たな」
アンナはもういない
「腹減ったな、昨日から何も食べてない」
下に降りて食事を取る
「さてたまにはソロでバトルしてみよう」
早速森に向かう
試してみたい事が沢山ある。
第3エリアに入り早速敵が現れる
「まずは、体内の気を手に集める感じだな」
少しずつ集まって来た、それを敵に当てる。
「大した威力は無いなぁ、これじゃ足止め位にしかならんな」
もう一度トライしてみる。
「おっ、今度は少しマシかな」
「今日はこれの精度と威力を上げる練習をやろう」
気がつけば辺りは暗くなっていた。
「もうこんな時間か、そろそろ戻ろうかな」
街に戻ると
「あらケインくん、アンナちゃんが探してたよ」
アンナがいつも行く饅頭屋のおばちゃんだ
「ありがとうございます」
急いで宿屋に戻ると、アンナ、ヒクルス、ミラン三人で食事をしていた。
「お兄様、何処に行ってらしたのですか」
「すまない、ちょっと森に入ってた」
「わたくしを置いて行くなんてヒドイですわ」
「いやいや、アンナ出掛けてたから」
アンナはお怒りのようだ
「ところでヒクルスさんとミランさんはどうしたのですか?」
「あぁ、アンナさんにシゴかれた後みんなで飯でもとなってこちらへ来た」
「そうでしたか」
「ところでケイン様次の出撃はいつですか?」
「そうですね、カントラ洞窟の敵の実力を考えると1ヶ月ぐらい修行期間は欲しいですね」
「分かりましたわ、王にはその様に伝えます」
「ヒクルスさんもミランさんも頑張って下さい」
「おう、毎日ボロボロになりそうだな」
こうして俺達の出発は1ヶ月後に決まった。
それから毎日修行の日々を送る。
そして出発の3日前俺達4人は森の第2エリアに入る。
「団長もミランさんもこのエリアは初めてですよね」
「あぁ」
「残り2日ここで修行の成果を見せて下さい」
団長とミランさんは2日間この森で永遠に戦闘を繰り返す。
「アンナ凄いぞ二人共段違いに強くなってる」
「当然ですわ、わたくしの地獄の特訓を耐えたのですもの」
「いやー本当にこの短期間でここまで良くやった」
アンナは誇らしげに笑みを浮かべる
「よし、これなら大丈夫だ」
かなりの戦力になる。
こうして2日間修行の成果を存分に見せてもらい俺達は森を出る。
「お二人共今日はゆっくり休んでで明日に備えて下さい」
「そうさせてもらおう」「私もクタクタです」
「では又明日」
二人と別れアンナと宿屋に戻るまで話をする。
「次の洞窟はカントラ洞窟より手強いと考えて挑むべきだ」
「そうですわね、わたくしもそう思いますわ」
「あの二人も充分戦力になるし俺達も動きやすい」
「わたくしも密かに新たなる戦い方を訓練しましたから大丈夫ですわ」
俺達は宿屋に着き明日の為の準備と最終的な打ち合わせをして眠りにつく。
次の日俺達は王都を出発する
目指すは南の洞窟ゲラン山だ。
「昨日は充分な睡眠が取れましたか?」
「あぁ、バッチリだ」
「私も良く眠れましたわ」
「それは何よりです」
そして次のゲラン洞窟の対策を話す
「わたくしが説明いたしますわ」
アンナか話し始める。
「まずは隊列からですわ、わたくしとお兄様が前衛、ミランさんは中衛、ヒクルスさんが後衛となりますわ」
「わかった」「了解よ」
「わたくしとお兄様が前方敵を、ミランさんは補助魔法を中心に、ヒクルスさんは物陰に潜んでいる敵を」
「おう、任せときな」
「私も異論はないわ」
「戦闘中に変更する事もあります、臨機応変でお願いしますわ」
「了解」
そう言えば俺はこの大陸に来てからステータス画面を開いていなかったな。
到着までまだ時間があるから少し見てみよう。
まずは俺のステータスから
生命力~2864
魔力~638
体力~750
力~803
瞬発力~709
精神力~887
運~159
久々に見たけどかなりアップしている。
このステータスがどれくらい強いかは未だに分からないが、次はアンナのステータスだ
生命力~2820
魔力~793
体力738
力~793
瞬発力~769
精神力~869
運~627
「うわっアンナがの方が成長早い、ほぼ同じぐらいだ」
かなりショックだった。
「俺ももっと頑張らないとすぐに抜かれそうだ」
さて間もなくゲランに到着する。
「皆さん、厳しい戦いになりますが生きて帰りましょう」
「ゲラン山が見えました」
俺達は気合いを入れ直し洞窟の入り口に向かう
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