18 / 47
15 命令系統と真名
しおりを挟む
ワイバーン。
この世界では、正確には別の名称で呼ばれる生物だが、レイジの知識の中から最も近いものが名称として選ばれている。そのため、それはほとんど現代日本で理解されている物と同一である。
最大の特徴は、鳥のように前腕が翼になっており飛ぶことに特化している点である。
竜族の中では下位に位置する存在であり、ブレスや魔法は使えないがこと飛翔に関しては他のどんな生物の追随も許さない。
レイジとリリィはそんな飛竜の背に乗って空を駆けていた。
「あー・・・寒さで死ねるな、これ・・・」
「レ、レイジ、大丈夫?」
「なんとかな・・・」
可能な限り低空を飛行しているが、ワイバーンの速度では身を打つ風も侮れない脅威となる。
幸い、兵士たちが残した鞍があったため落下の心配は無い。
とはいえ、レイジだけで乗るのは技術的に難しいため、現在はリリィと同じワイバーンに共に乗っている。
「まぁ、体力の心配とかしなくて良いぶんマシっちゃマシか。ただただ寒いだけで、体力を奪われたりはしないしな。」
「私は、これくらいじゃ特に何も感じないけど・・・やっぱり、始祖は体が強くないって言うのは本当なんだね。」
「俺からしたら、弱いっていうより普通なんだがな。」
そう呟くレイジ。
彼はとてつもない寒気を感じてはいたが、その体は震えていない。
「・・・寒さに晒されてから気づいたが、この体も普通に体温はあるんだな。それに、周囲の環境では変動しないらしい。まぁ、だからこそ余計に寒さが際立つわけだが。」
レイジはそこで一度言葉を切ると、眼下の景色を改めて見る。
「それにしても・・・あの神殿の外がこんな荒野だったとはな。」
レイジの視界には、木どころか草ひとつ見当たらない岩だらけの荒野が映っていた。
まだ日は高く、かなり遠くまで見渡すことが出来るが、少なくとも見える範囲は全て荒野である。
「昔は、この辺りも緑が豊かだったらしいけど・・・今はもう、見る影も無いね。」
「それでも、意外な程に獣はいるんだな。あの神殿の近くにはそう多く無かったが・・・離れるにつれて、明確に増えているよな?」
「そうだね。あの神殿の辺りは、昔の防衛兵器がたまに起動するから魔獣も余り寄り付かないんだよね。」
「魔獣・・・魔獣か、なるほど。」
レイジは少し考えながら頷く。
(まあ、おっさん曰く言語は俺の知識に合わせて勝手に翻訳してるらしいからな・・・いわゆる神話上の魔物とかとだいたい似たような存在だろ、多分。つーか、何よりも自分が一番そういう生命のルールから外れた存在だったな。)
小さく笑うレイジ。
「ん、どうしたの?」
「いや、なんでもねぇ。・・・ところで、リリィの仲間たちが居るっていう隠れ里はまだかかるのか?」
「そんなに遠くは無いけど・・・この速度だと、もう少しかかるかな?」
「これでも、かなり速いと思うがな。それでもまだかかるって、リリィは一体どうやってあの神殿まで来たんだ?」
「普通に徒歩だよ。いや、走ったりもしたけど・・・一月くらいかかったかな。」
こともなげにそういうリリィに、さすがにレイジも驚く。
「一月!?まあまあな長旅じゃねえか。・・・今更だが、どうしてリリィはあんな寂れた神殿に居たんだ?神殿の状況からして、定期的に来ているってわけでもなさそうだったが。」
「別に、あの神殿が目的地って訳じゃ無かったんだけど・・・ちょっと状況が変わったから一回帰ろうかなって。」
「ふむ・・・察するに、リリィの元々の目的地は例の兵士たちが駐留してる場所か?砦か、城か、ただの駐屯地かは知らねぇが。」
そのレイジの推察に、リリィは驚きながら頷く。
「う、うん。なんでわかったの?」
「持ってる情報から一番ありそうな物を適当に言っただけだ。全く関係が無かったら分かるわけねぇしな。」
「当てずっぽうってこと?それにしては、確信があるように見えたというか、分かってるみたいな言い方だったけど・・・」
「くくっ、ただのはったりだ。今後、俺と共に来るのなら話を合わせられるようにしておけよ。」
「わ、わかった・・・。」
リリィはそれが本気なのか冗談なのか判然かつかず、曖昧に頷いた。
「にしても、一月の旅路か・・・それは確かにこの速度でもしばらくかかるか。」
「大丈夫?休憩してもいいけど・・・」
「いや、休憩しても回復する体力はねえからな。もっとも、精神的な疲弊はあるみたいだから全くの無意味じゃねえが。」
「レイジが大丈夫なら、このまま行こうか。・・・そういえば、レイジは直接この子達に命令できるの?」
リリィはふと気になり問う。
ワイバーン達の直接の主はリリィだが、そのリリィの主はレイジである。
上下関係で言えば、直轄ではないがワイバーンもレイジの配下である。
「そういや、どうなんだろうな。なあ、おっさん。その辺どうなってるんだ?」
『当然、汝にも命令権はある・・・というより、直接の主より上位になるな。直接的な戦闘能力を持たない始祖にとって配下は己の力そのもの。その点に関しては、汝に不利益になる要素はない。』
「へぇ、そうなのか。」
レイジはワイバーンに視線を向ける。
「じゃあまあ、このまま警戒を維持したまま飛行をしてくれ。・・・あー、そう言えばこいつらにも名前があるのか?いつまでもワイバーンって呼び続けるのもなんだし、そもそも二頭いるからややこしいよな。」
「もちろん、あるとは思うよ。ある程度知性がある生物はみんな、『真名』・・・魔力的に重要な名前を持ってるから。それがあるとないとじゃ魔力の扱い易さが段違いなんだ。まあ、真名には危険性もあるからいい事ばかりじゃ無いけど。」
「危険性?」
「魔力をある程度扱える相手に真名を知られると、支配されちゃうんだ。それこそ、吸血鬼の上下関係みたいに言葉に逆らえなくなるの。だからみんな真名は誰にも教えないで、普段使うのは別の名前なんだ。」
レイジは少し考えてから口を開く。
「例えば、俺がリリィに・・・あ、指定するのはやめとくか。俺が眷属に真名を教えろって言ったら二重に相手を縛ることになりそうだな。」
「それは・・・多分そうなるだろうね。多分、意味は無いけど。」
「まあ、二重にする意味ないしな。」
今度は、リリィが何か思いついたようにレイジに話しかける。
「あ、じゃあ私がレイジの真名を知ったらどうなるんだろうね。」
「それは・・・お互いがお互いの言葉に逆らえなくなるんじゃないか?そもそもまだリリィに命令したことねぇから、言葉に服従ってのがどんな感じか分からねぇが。」
「うーん・・・試しに、何か命令してみる?」
「そうだな・・・よし、リリィ、俺のことは始祖と呼べ。」
レイジは、当たり障りのない命令をリリィに下す。
すると。
「えっと・・・始祖・・・って、うわ、すごい、勝手に言葉が変換されてる。今、名前呼ぼうとしたのに言葉にしたらロードになってた。」
「意識や認識を変えるんじゃなくて、文字通り強制的に従わせるって訳か。洗脳って訳じゃ無い分、命令の内容によっては反感を買いそうだな。もっとも、それを気にする意味もない訳だが。とりあえず、もういいぞリリィ。好きに呼んで構わない。」
「う、うん。えっと・・・レイジ。あ、戻った。なんか、自分の考えと行動が別になるって変な感じだね。」
リリィの言葉に、レイジは軽く頷く。
「だろうな。言ってしまえば、他人の脳で体を動かされているような物だ。」
「でも、上手く使えれば強力かも。前もって行動を指定しておけば、何の予備動作も無く敵を攻撃したりできそうじゃない?」
「ふむ・・・条件がまだ分からねぇから、なんとも言えないが・・・命令を受ける側の意識の有無とかも今度確認してみるか。」
レイジの言葉に、リリィも検討を重ねる。
「あとは、命令する側の意思かな。冗談で言ったことにも従っちゃうのか、明確に命令を下す意思が必要なのか。例えば・・・『私のことをお嬢様と呼べ』とか言ったら、眷属はみんな私のことをお嬢様って呼ぶのかな?」
「さあな。少なくとも今、お嬢様の眷属は喋れないこいつらしか居ないんだからわからねぇな。」
「だよねぇ。・・・・・・・・ん?」
リリィは、レイジの返答に違和感を感じる。
そして、当のレイジも表情を固めていた。
「今・・・俺、なんて言った?」
「その、聞き間違いじゃなければ・・・私のことお嬢様って・・・その冗談で言ったって訳じゃ・・・」
「・・・悪い、お嬢様。やっぱり一度休憩するぞ。」
「う、うん。わかった。」
リリィは驚きながらも、二頭のワイバーンに一度地面に降りるよう命令した。
この世界では、正確には別の名称で呼ばれる生物だが、レイジの知識の中から最も近いものが名称として選ばれている。そのため、それはほとんど現代日本で理解されている物と同一である。
最大の特徴は、鳥のように前腕が翼になっており飛ぶことに特化している点である。
竜族の中では下位に位置する存在であり、ブレスや魔法は使えないがこと飛翔に関しては他のどんな生物の追随も許さない。
レイジとリリィはそんな飛竜の背に乗って空を駆けていた。
「あー・・・寒さで死ねるな、これ・・・」
「レ、レイジ、大丈夫?」
「なんとかな・・・」
可能な限り低空を飛行しているが、ワイバーンの速度では身を打つ風も侮れない脅威となる。
幸い、兵士たちが残した鞍があったため落下の心配は無い。
とはいえ、レイジだけで乗るのは技術的に難しいため、現在はリリィと同じワイバーンに共に乗っている。
「まぁ、体力の心配とかしなくて良いぶんマシっちゃマシか。ただただ寒いだけで、体力を奪われたりはしないしな。」
「私は、これくらいじゃ特に何も感じないけど・・・やっぱり、始祖は体が強くないって言うのは本当なんだね。」
「俺からしたら、弱いっていうより普通なんだがな。」
そう呟くレイジ。
彼はとてつもない寒気を感じてはいたが、その体は震えていない。
「・・・寒さに晒されてから気づいたが、この体も普通に体温はあるんだな。それに、周囲の環境では変動しないらしい。まぁ、だからこそ余計に寒さが際立つわけだが。」
レイジはそこで一度言葉を切ると、眼下の景色を改めて見る。
「それにしても・・・あの神殿の外がこんな荒野だったとはな。」
レイジの視界には、木どころか草ひとつ見当たらない岩だらけの荒野が映っていた。
まだ日は高く、かなり遠くまで見渡すことが出来るが、少なくとも見える範囲は全て荒野である。
「昔は、この辺りも緑が豊かだったらしいけど・・・今はもう、見る影も無いね。」
「それでも、意外な程に獣はいるんだな。あの神殿の近くにはそう多く無かったが・・・離れるにつれて、明確に増えているよな?」
「そうだね。あの神殿の辺りは、昔の防衛兵器がたまに起動するから魔獣も余り寄り付かないんだよね。」
「魔獣・・・魔獣か、なるほど。」
レイジは少し考えながら頷く。
(まあ、おっさん曰く言語は俺の知識に合わせて勝手に翻訳してるらしいからな・・・いわゆる神話上の魔物とかとだいたい似たような存在だろ、多分。つーか、何よりも自分が一番そういう生命のルールから外れた存在だったな。)
小さく笑うレイジ。
「ん、どうしたの?」
「いや、なんでもねぇ。・・・ところで、リリィの仲間たちが居るっていう隠れ里はまだかかるのか?」
「そんなに遠くは無いけど・・・この速度だと、もう少しかかるかな?」
「これでも、かなり速いと思うがな。それでもまだかかるって、リリィは一体どうやってあの神殿まで来たんだ?」
「普通に徒歩だよ。いや、走ったりもしたけど・・・一月くらいかかったかな。」
こともなげにそういうリリィに、さすがにレイジも驚く。
「一月!?まあまあな長旅じゃねえか。・・・今更だが、どうしてリリィはあんな寂れた神殿に居たんだ?神殿の状況からして、定期的に来ているってわけでもなさそうだったが。」
「別に、あの神殿が目的地って訳じゃ無かったんだけど・・・ちょっと状況が変わったから一回帰ろうかなって。」
「ふむ・・・察するに、リリィの元々の目的地は例の兵士たちが駐留してる場所か?砦か、城か、ただの駐屯地かは知らねぇが。」
そのレイジの推察に、リリィは驚きながら頷く。
「う、うん。なんでわかったの?」
「持ってる情報から一番ありそうな物を適当に言っただけだ。全く関係が無かったら分かるわけねぇしな。」
「当てずっぽうってこと?それにしては、確信があるように見えたというか、分かってるみたいな言い方だったけど・・・」
「くくっ、ただのはったりだ。今後、俺と共に来るのなら話を合わせられるようにしておけよ。」
「わ、わかった・・・。」
リリィはそれが本気なのか冗談なのか判然かつかず、曖昧に頷いた。
「にしても、一月の旅路か・・・それは確かにこの速度でもしばらくかかるか。」
「大丈夫?休憩してもいいけど・・・」
「いや、休憩しても回復する体力はねえからな。もっとも、精神的な疲弊はあるみたいだから全くの無意味じゃねえが。」
「レイジが大丈夫なら、このまま行こうか。・・・そういえば、レイジは直接この子達に命令できるの?」
リリィはふと気になり問う。
ワイバーン達の直接の主はリリィだが、そのリリィの主はレイジである。
上下関係で言えば、直轄ではないがワイバーンもレイジの配下である。
「そういや、どうなんだろうな。なあ、おっさん。その辺どうなってるんだ?」
『当然、汝にも命令権はある・・・というより、直接の主より上位になるな。直接的な戦闘能力を持たない始祖にとって配下は己の力そのもの。その点に関しては、汝に不利益になる要素はない。』
「へぇ、そうなのか。」
レイジはワイバーンに視線を向ける。
「じゃあまあ、このまま警戒を維持したまま飛行をしてくれ。・・・あー、そう言えばこいつらにも名前があるのか?いつまでもワイバーンって呼び続けるのもなんだし、そもそも二頭いるからややこしいよな。」
「もちろん、あるとは思うよ。ある程度知性がある生物はみんな、『真名』・・・魔力的に重要な名前を持ってるから。それがあるとないとじゃ魔力の扱い易さが段違いなんだ。まあ、真名には危険性もあるからいい事ばかりじゃ無いけど。」
「危険性?」
「魔力をある程度扱える相手に真名を知られると、支配されちゃうんだ。それこそ、吸血鬼の上下関係みたいに言葉に逆らえなくなるの。だからみんな真名は誰にも教えないで、普段使うのは別の名前なんだ。」
レイジは少し考えてから口を開く。
「例えば、俺がリリィに・・・あ、指定するのはやめとくか。俺が眷属に真名を教えろって言ったら二重に相手を縛ることになりそうだな。」
「それは・・・多分そうなるだろうね。多分、意味は無いけど。」
「まあ、二重にする意味ないしな。」
今度は、リリィが何か思いついたようにレイジに話しかける。
「あ、じゃあ私がレイジの真名を知ったらどうなるんだろうね。」
「それは・・・お互いがお互いの言葉に逆らえなくなるんじゃないか?そもそもまだリリィに命令したことねぇから、言葉に服従ってのがどんな感じか分からねぇが。」
「うーん・・・試しに、何か命令してみる?」
「そうだな・・・よし、リリィ、俺のことは始祖と呼べ。」
レイジは、当たり障りのない命令をリリィに下す。
すると。
「えっと・・・始祖・・・って、うわ、すごい、勝手に言葉が変換されてる。今、名前呼ぼうとしたのに言葉にしたらロードになってた。」
「意識や認識を変えるんじゃなくて、文字通り強制的に従わせるって訳か。洗脳って訳じゃ無い分、命令の内容によっては反感を買いそうだな。もっとも、それを気にする意味もない訳だが。とりあえず、もういいぞリリィ。好きに呼んで構わない。」
「う、うん。えっと・・・レイジ。あ、戻った。なんか、自分の考えと行動が別になるって変な感じだね。」
リリィの言葉に、レイジは軽く頷く。
「だろうな。言ってしまえば、他人の脳で体を動かされているような物だ。」
「でも、上手く使えれば強力かも。前もって行動を指定しておけば、何の予備動作も無く敵を攻撃したりできそうじゃない?」
「ふむ・・・条件がまだ分からねぇから、なんとも言えないが・・・命令を受ける側の意識の有無とかも今度確認してみるか。」
レイジの言葉に、リリィも検討を重ねる。
「あとは、命令する側の意思かな。冗談で言ったことにも従っちゃうのか、明確に命令を下す意思が必要なのか。例えば・・・『私のことをお嬢様と呼べ』とか言ったら、眷属はみんな私のことをお嬢様って呼ぶのかな?」
「さあな。少なくとも今、お嬢様の眷属は喋れないこいつらしか居ないんだからわからねぇな。」
「だよねぇ。・・・・・・・・ん?」
リリィは、レイジの返答に違和感を感じる。
そして、当のレイジも表情を固めていた。
「今・・・俺、なんて言った?」
「その、聞き間違いじゃなければ・・・私のことお嬢様って・・・その冗談で言ったって訳じゃ・・・」
「・・・悪い、お嬢様。やっぱり一度休憩するぞ。」
「う、うん。わかった。」
リリィは驚きながらも、二頭のワイバーンに一度地面に降りるよう命令した。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
異世界の親が過保護過ぎて最強
みやび
ファンタジー
ある日、突然転生の為に呼び出された男。
しかし、異世界転生前に神様と喧嘩した結果、死地に送られる。
魔物に襲われそうな所を白銀の狼に助けられたが、意思の伝達があまり上手く出来なかった。
狼に拾われた先では、里ならではの子育てをする過保護な里親に振り回される日々。
男はこの状況で生き延びることができるのか───?
大人になった先に待ち受ける彼の未来は────。
☆
第1話~第7話 赤ん坊時代
第8話~第25話 少年時代
第26話~第?話 成人時代
☆
webで投稿している小説を読んでくださった方が登場人物を描いて下さいました!
本当にありがとうございます!!!
そして、ご本人から小説への掲載許可を頂きました(≧▽≦)
♡Thanks♡
イラスト→@ゆお様
あらすじが分かりにくくてごめんなさいっ!
ネタバレにならない程度のあらすじってどーしたらいいの……
読んで貰えると嬉しいです!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転生してギルドの社畜になったけど、S級冒険者の女辺境伯にスカウトされたので退職して領地開拓します。今更戻って来いって言われてももう婿です
途上の土
ファンタジー
『ブラック企業の社畜」ならぬ『ブラックギルドのギル畜』 ハルトはふとしたきっかけで前世の記憶を取り戻す。
ギルドにこき使われ、碌に評価もされず、虐げられる毎日に必死に耐えていたが、憧れのS 級冒険者マリアに逆プロポーズされ、ハルトは寿退社(?)することに。
前世の記憶と鑑定チートを頼りにハルトは領地開拓に動き出す。
ハルトはただの官僚としてスカウトされただけと思っていたのに、いきなり両親に紹介されて——
一方、ハルトが抜けて彼の仕事をカバーできる者がおらず冒険者ギルドは大慌て。ハルトを脅して戻って来させようとするが——
ハルトの笑顔が人々を動かし、それが発展に繋がっていく。
色々問題はあるけれど、きっと大丈夫! だって、うちの妻、人類最強ですから!
※中世ヨーロッパの村落、都市、制度等を参考にしておりますが、当然そのまんまではないので、史実とは差異があります。ご了承ください
※カクヨムにも掲載しています。現在【異世界ファンタジー週間18位】
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
異世界隠密冒険記
リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。
人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。
ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。
黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。
その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。
冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。
現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。
改稿を始めました。
以前より読みやすくなっているはずです。
第一部完結しました。第二部完結しました。
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる