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じゅうよん

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翌日になりやはりと言うかなんと言うか。家族会議が行われた。
しかしどう言えばいいのか迷っている様子のお父様はさっきから黙ったままだ。
その沈黙を破ったのは弟だった。
「姉上、これからは一緒にいられるんですよね」
無邪気にニッコリそう言った弟。
これ、確信犯。流石に6歳といえどある程度の事は分かっているはずだ。私は苦い笑みを返すので精一杯。チラリとお父様に目線を送る。何とも言えない顔をしたお父様はしどろもどろに話し出す。
「あー、うむ。んー。」
あーあ。お父様とうとう天井を仰ぎ見てしまった。
「何を迷ってらっしゃるの?」
再び沈黙を破ったのはお母様。またまたとてもいい笑顔でお父様に問いかける。
「あなた、まさか私たちの娘はもう死んだはずだ。とでも仰りたいのかしら?」
部屋の空気が5度は下がりました、お母様。
「なっ!そんな事は思っておらん!」
「では、神の愛し子だから神殿に閉じ込めようとでも思ってらっしゃるのかしら?」
ぎゃー。お母様が怖い!!!
「お母様!お父様はそんな事を思われる方ではありませんわ」
私は慌てて否定する。
「分かっていますよ」
へ?私はお母様を見る。先程までと違い優しい顔だ。
「あなた達のお父様があまりにもはっきりなさらないのでちょーっと腹が立っただけですわ」
「すまない。お前が神の愛し子だろうと変わらず私達の大事な娘だ。 本当に本当に生きていてくれて嬉しい」
そう言ったお父様は少し泣いていた。どうやら泣くのを我慢していて話が出来なかったらしい。
ありがとうお父様。
「さて、次は貴方ね。話していない事が沢山あるはずよ。こーんなに皆に心配をかけたのだから全て話してくれるわね?……ね?」
と私の方を見たお母様。またまたとてつもなくいい笑顔でした。はい。


その後私は元婚約者の事、神の愛し子である事、王様とも既に話をしている事、ウィンディの事。その全てを家族に打ち明けた。

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