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罰ゲーム 1
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翌日20時過ぎ
「ただいまぁ。あー、つっかれた!」
ドアに寄りかかるようにリビングへ入ってくる涼太。
「おかえり。涼太、無事!?どこもなんもないか!?清い体のまま!?」
予定より少しだけ早く帰ってきた涼太に駆け寄り、両肩を掴んで頭から足先まで視線を下ろす。
「清い体って・・・青が言うなよな。いつも汚してんのはおまえじゃん」
「・・・そうだな」
涼太を抱きしめ、会えなくて寂しかった分だけ力を込める。
「いたっ、痛い!・・・ぅぅ」
「痛くても苦しくてもちょっと我慢してろ」
帰ってきたら、連絡が無かった事とか、佐々木に何されそうになってたんだとか、責めたかったのに・・・。
顔を見ると、どうしても涼太に甘くなってしまう。
「ちょっと~。俺たちいるの忘れてない?俺だってタケルくんとハグとかしたいんだけど」
「涼太さんの前ではしたくないです。それに、たかが4日間の出張から帰ったくらいでそんなおおげさな・・・」
「・・・だよねぇ」
リビングにいた宮野と、涼太の後ろに立つタケルの冷たい目線が俺に向けられている。
「涼ちゃんに会いたかったのに、山田が邪魔で全然見えないんですけどー?」
「・・・・・・宮野、悪いけど今日もうこのまま帰ってくんねぇ?」
俺の肩越しに涼太の顔を見ようとする宮野から、涼太を隠すように抱きしめたままで言うと、
「はあ!?俺だって久しぶりに涼ちゃんの顔拝みたいん・・・・・・あ、察し。タケルくん、帰ろっか!」
「え、あ、ハイ」
察しの良い宮野は涼太の顔を見るなり、タケルを引っ張って部屋を出ていく。
玄関のドアが閉まる音を確認して、俺は涼太を抱きしめていた腕を解き、顔を覗き込んだ。
「涼太?なんでそんな色っぽい顔してんの?」
涼太の顔は紅潮していて、下唇を噛み、困ったような瞳が揺れながら床を見つめていた。
「わ、かんねぇ。けど、なんか・・・青の匂いだなって思ったら、こう、ぎゅーっとなったっつーか・・・」
それってなんか、昨夜の俺の気持ちとリンクしてるみてぇじゃん。
あー、もう・・・。こういう涼太、ほんとに凶器でしかない。萌えすぎて逝ける・・・。
「俺の匂いとか、ちゃんとわかるんだ?」
「え?まあ、いつも一緒にいるし。青かそうじゃないかってくらいわかる。たぶん」
「涼太が俺の事どんくらいわかってんのか知りてぇんだけど」
「青の事?」
「来いよ」
涼太の手を引き、ソファに座らせる。
「コレ、つけて」
「アイマスク?なんで・・・」
アイマスクを渡すと、涼太は不思議そうな顔をしながら自分の目を覆った。
「何?匂い当てゲームでもすんの?」
「そうだな。でも当ててもらうのは匂いじゃない」
視界を奪ったまま浅く口付ける。
反射的にきゅっと涼太の唇が結ばれた。
「今、俺のどこが涼太の唇に触れたと思う?」
「は?・・・えと、青の唇?」
「さすが涼太、正解。じゃあ次な」
俺は、爪の面が当たるように涼太の唇に指を押し付ける。
「んー・・・指?つーか爪?」
「お、やるじゃん。じゃあ次」
今度は唇を舐めるように舌を滑らせる。
「青のベロ」
「即答じゃん。優秀だな涼太」
「へへへ~。やっべ、オレ超スゲーかも!」
連続で正解して褒められた涼太は、調子に乗ってきたようで、顔を上げて次を待ち構えている。
悪いな、涼太。飴はここまでだ。
「次も涼太なら簡単に答えちゃうかな?」
「よし、来い!」
俺は、手の甲で涼太の唇を撫でる。
「え・・・今ので終わり?腕?」
「ざーんねん」
「はあ?マジ?どこだよ、めっちゃ悔しい」
「チャンスやるよ。口使っていいぞ。手使うのはダメだからな」
「手なんか使うかよ!ぜってぇ当ててやる!」
涼太がすぐムキになる事を、俺は知っている。
もう一度手の甲を当てると、顔の角度を変えながら柔く食むように涼太の唇が俺の手の上を移動する。
すっげぇヤラシイな。
「わかった!手!手の甲!」
「正解。次が最後な。簡単だから、即答出来なかったら罰ゲームだぞ」
「最後で簡単?・・・なるほど、もうわかったぞ!来いよ、秒殺してやる」
「じゃあ遠慮なく」
「ちん・・・んんっ」
涼太が口を開いた瞬間に、舌を差し込み唇で塞ぐ。
・・・つーか「ちん・・・」って何だよ。バカだな、マジで。
答えられないように塞いでやろうと思ったのに、思いっきり間違えてんじゃん。
「はっ、・・・ぁ、んぅ・・・」
咥内を撫で回して唇を離すと、涼太はアイマスクを外そうと耳元に手を持っていく。
「誰が外していいって言った?間違ったんだから罰ゲームだろ?」
「卑怯だぞ!青の事だから、絶対ちんこだと思ったのに!」
やっぱりそう思ってたか。単純すぎるだろ。
「お前が勘違いしただけだろ。素直に負けを認めて罰受けた方が男らしいけどな」
「やらないとは言ってねぇ!」
・・・マジ単純。可愛いすぎかよ。
俺が勝手に始めた理不尽なゲームなのに。
反抗しながらも言いなりになっている涼太を見ていると、俺の中の嗜虐心が徐々に膨れ上がってくるのがわかる。
涼太が可愛いから甘やかしたい。それと同じくらい、涼太が出張に行っていた間の不安や鬱憤をぶつけてしまいたい。
「今日は、俺が中キレイにしてやる。それが罰ゲームだ」
「ただいまぁ。あー、つっかれた!」
ドアに寄りかかるようにリビングへ入ってくる涼太。
「おかえり。涼太、無事!?どこもなんもないか!?清い体のまま!?」
予定より少しだけ早く帰ってきた涼太に駆け寄り、両肩を掴んで頭から足先まで視線を下ろす。
「清い体って・・・青が言うなよな。いつも汚してんのはおまえじゃん」
「・・・そうだな」
涼太を抱きしめ、会えなくて寂しかった分だけ力を込める。
「いたっ、痛い!・・・ぅぅ」
「痛くても苦しくてもちょっと我慢してろ」
帰ってきたら、連絡が無かった事とか、佐々木に何されそうになってたんだとか、責めたかったのに・・・。
顔を見ると、どうしても涼太に甘くなってしまう。
「ちょっと~。俺たちいるの忘れてない?俺だってタケルくんとハグとかしたいんだけど」
「涼太さんの前ではしたくないです。それに、たかが4日間の出張から帰ったくらいでそんなおおげさな・・・」
「・・・だよねぇ」
リビングにいた宮野と、涼太の後ろに立つタケルの冷たい目線が俺に向けられている。
「涼ちゃんに会いたかったのに、山田が邪魔で全然見えないんですけどー?」
「・・・・・・宮野、悪いけど今日もうこのまま帰ってくんねぇ?」
俺の肩越しに涼太の顔を見ようとする宮野から、涼太を隠すように抱きしめたままで言うと、
「はあ!?俺だって久しぶりに涼ちゃんの顔拝みたいん・・・・・・あ、察し。タケルくん、帰ろっか!」
「え、あ、ハイ」
察しの良い宮野は涼太の顔を見るなり、タケルを引っ張って部屋を出ていく。
玄関のドアが閉まる音を確認して、俺は涼太を抱きしめていた腕を解き、顔を覗き込んだ。
「涼太?なんでそんな色っぽい顔してんの?」
涼太の顔は紅潮していて、下唇を噛み、困ったような瞳が揺れながら床を見つめていた。
「わ、かんねぇ。けど、なんか・・・青の匂いだなって思ったら、こう、ぎゅーっとなったっつーか・・・」
それってなんか、昨夜の俺の気持ちとリンクしてるみてぇじゃん。
あー、もう・・・。こういう涼太、ほんとに凶器でしかない。萌えすぎて逝ける・・・。
「俺の匂いとか、ちゃんとわかるんだ?」
「え?まあ、いつも一緒にいるし。青かそうじゃないかってくらいわかる。たぶん」
「涼太が俺の事どんくらいわかってんのか知りてぇんだけど」
「青の事?」
「来いよ」
涼太の手を引き、ソファに座らせる。
「コレ、つけて」
「アイマスク?なんで・・・」
アイマスクを渡すと、涼太は不思議そうな顔をしながら自分の目を覆った。
「何?匂い当てゲームでもすんの?」
「そうだな。でも当ててもらうのは匂いじゃない」
視界を奪ったまま浅く口付ける。
反射的にきゅっと涼太の唇が結ばれた。
「今、俺のどこが涼太の唇に触れたと思う?」
「は?・・・えと、青の唇?」
「さすが涼太、正解。じゃあ次な」
俺は、爪の面が当たるように涼太の唇に指を押し付ける。
「んー・・・指?つーか爪?」
「お、やるじゃん。じゃあ次」
今度は唇を舐めるように舌を滑らせる。
「青のベロ」
「即答じゃん。優秀だな涼太」
「へへへ~。やっべ、オレ超スゲーかも!」
連続で正解して褒められた涼太は、調子に乗ってきたようで、顔を上げて次を待ち構えている。
悪いな、涼太。飴はここまでだ。
「次も涼太なら簡単に答えちゃうかな?」
「よし、来い!」
俺は、手の甲で涼太の唇を撫でる。
「え・・・今ので終わり?腕?」
「ざーんねん」
「はあ?マジ?どこだよ、めっちゃ悔しい」
「チャンスやるよ。口使っていいぞ。手使うのはダメだからな」
「手なんか使うかよ!ぜってぇ当ててやる!」
涼太がすぐムキになる事を、俺は知っている。
もう一度手の甲を当てると、顔の角度を変えながら柔く食むように涼太の唇が俺の手の上を移動する。
すっげぇヤラシイな。
「わかった!手!手の甲!」
「正解。次が最後な。簡単だから、即答出来なかったら罰ゲームだぞ」
「最後で簡単?・・・なるほど、もうわかったぞ!来いよ、秒殺してやる」
「じゃあ遠慮なく」
「ちん・・・んんっ」
涼太が口を開いた瞬間に、舌を差し込み唇で塞ぐ。
・・・つーか「ちん・・・」って何だよ。バカだな、マジで。
答えられないように塞いでやろうと思ったのに、思いっきり間違えてんじゃん。
「はっ、・・・ぁ、んぅ・・・」
咥内を撫で回して唇を離すと、涼太はアイマスクを外そうと耳元に手を持っていく。
「誰が外していいって言った?間違ったんだから罰ゲームだろ?」
「卑怯だぞ!青の事だから、絶対ちんこだと思ったのに!」
やっぱりそう思ってたか。単純すぎるだろ。
「お前が勘違いしただけだろ。素直に負けを認めて罰受けた方が男らしいけどな」
「やらないとは言ってねぇ!」
・・・マジ単純。可愛いすぎかよ。
俺が勝手に始めた理不尽なゲームなのに。
反抗しながらも言いなりになっている涼太を見ていると、俺の中の嗜虐心が徐々に膨れ上がってくるのがわかる。
涼太が可愛いから甘やかしたい。それと同じくらい、涼太が出張に行っていた間の不安や鬱憤をぶつけてしまいたい。
「今日は、俺が中キレイにしてやる。それが罰ゲームだ」
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