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ここにいる 3

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 今日の涼太、ミョーに積極的だな。
 いじめ倒してやろうと思ってたのに、俺の方がヤバイかも・・・。

「涼太、入れていい?返事は?」

 後ろ、まだ充分に柔らかくなってねぇしな。
 さすがに性急すぎたか?

「・・・青のちんこで、ちゃんと拡げてくれるなら・・・」

ムッラ~~~
 オイオイオイオイ。
 なんて事言うんだよ!この二週間の間に何があったんだよ!
 涼太のスキル上がり過ぎだろ! 

 涼太を組み敷いて、後ろの穴に俺の先を、ぐっと押し当て、止める。

「涼太、なんか俺に言うこと、無い?」

 入れて♡とか・・・

「あ!そーだ、オレ昇進したんだ!給料上がるから、どっか遊びに行こーぜ」

「あ、そーなんだ・・・」

がっくし・・・
 イヤ、めでたいよ。喜ばしい事だけども!
 この状況で、言うことじゃねーだろ。
 
 エロい涼太もいいけど、やっぱこっちのが涼太らしいか・・・。

「おめでとう。がんばったな」

「ありがと」

 嬉しそうな顔しちゃって・・・。クソかわ・・・。

「あと・・・、もう、きていい、よ」

 急に恥ずかしそうに、伏し目がちに言う涼太。

ぎゅんっ
 なんだよ、そのギャップは!ああ~もう!
 これ以上可愛くなんなよ。また変な奴らが寄ってきたらどーすんだよ。

「涼太、これ以上心配させんなよ、マジで」

「は?・・・っ、い・・・っ」

 ゆっくり涼太の中に入り込むと、まだ解れていない涼太の中が、ビクビクと痙攣する。

「痛いか?ごめんな」

 ぎゅっと目を瞑った涼太の睫毛が濡れて、体が小刻みに震えている。

「はぁ、はぁ、いってぇ・・・。けど、はぁ、青だから、ゆる、す」

 俺だから・・・許す・・・

 涼太の言葉に、胸が締め付けられる。
 色気なんかひとつも無い一言だけど、どんな言葉より、いつも見えない涼太の心の奥が、少しだけ見えた一言に思えた。




「痛てぇ!からだ中クッソ痛てぇ!」

 うつ伏せになって、枕に顔を埋める涼太が文句を垂れる。

「好きにしていいって言ったの、涼太じゃん」

「だからって、もっと優しくすんだろ!ふつー!」

「あー、俺、好きな子ほど虐めたくなるタイプだから」

「真性のドSだな。変態やろー」

「俺、涼太にしたいことまだいっぱいあんだよな、覚悟しとけよ」

「う・・・」

 涼太が俺を恨めしそうに睨んでくる。

「そんな顔しても、かわいいだけだぞ」

 はあ、と大きく溜息を吐いて、涼太は俺にぴたっとくっついてくる。

「・・・もしまたいつか離れるくらいなら、我慢してやる」

「涼太・・・」

「だから!もう別れるなんて言うなよな!」

 俺は耳まで真っ赤にした涼太をぎゅっと抱きしめる。

「言わねーよ。涼太がここに、俺の腕の中にずっといてくれるなら」

 離れていた時間を埋めるように、俺達はいつまでもお互いの体温を感じていた。
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