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番外編 元彼に対抗心を燃やしたら 2
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向かい合ったソファ。向こう側で、湊さんがスーツのジャケットを脱いで、夏の膝の上に跨る。
「柊さんっ、俺、人前じゃ勃たな・・・」
「嘘つき。初めての時は、万里の前でも勃っただろ」
「アレは!若かったし・・・」
「それとも何? シウみたいな若くて綺麗な子が目の前にいたら、俺みたいなオジサン抱くのは嫌か?」
「そんなワケないでしょう!」
「だったら舌出して、ほら」
「~~~っ」
言葉にならない葛藤の末、夏は口を開けチラリと舌を出す。それに重ねるように湊さんが舌をのせて、アイスキャンディを舐め合うようにして水音を立てる二人。
待って待って待って!・・・まさか本気で?
こんなの見てらんないよ!
「あっ、俺ってばウチにスマホ忘れちゃったかも、会社から連絡入ってたら大変~・・・」
この場から逃れようとして、さり気なく立ち上がる。
「テーブルに置いてあったろ。ちゃんと持って来てる」
俺のスマホをひらひらとかざし、ニコッと笑う万里。
「あ・・・、ありがと。さすが・・・」
「見せつけられたままじゃ悔しいだろ。シウも舌出せよ」
「わ・・・っ」
せっかく立ち上がったのに、万里に腕を引かれてまたソファに座らされてしまう。
「開けろよ、口」
「んーんーっ」
ぎゅっと口を閉じ、俺は首を横に振る。
「意地悪されると思ってんのか?」
「んんっ」
口を閉じたまま大きく頷く。
だってそうだろ。湊さんと夏の前で、え、え、えっちな事すんだろ!
「シウが素直に俺の言う事聞くならしねぇよ」
「んーんー!」
素直に聞くわけないだろ!だって、だって・・・
横目で湊さん達を見ると、二人は俺達に構わず濃っ厚な口付けを交わしている。
さっきまで嫌がってた夏も、湊さんのボトムを緩めて履き口から両手を差し込み、下着の上から臀部を揉みしだいている。
こんな状況になって、きっと素直に言う事聞いても抵抗してもどうせヤられちゃうんだ、俺・・・。だったら抵抗してやる!
「・・・悪いなシウ。俺は、おまえの事は誰にも負けたくないんだ」
「んんっ?・・・ぅぷはっ」
鼻を摘まれて、苦しくなって思わず口を開けてしまう俺。
その一瞬を突かれて万里の指が口の中へ押し込まれ、舌の奥を撫でられる感触にゾクッと背中が粟立つ。
嘔吐く一歩手前のような苦しさと、舌を撫でられる快感で視界が滲む。
両手を纏めて捕まれて、本気で抵抗すれば振り解けるのにそう出来ないのは、体が勝手に万里から与えられる感覚を受け入れているから。
「ん・・・っ、ふぁ・・・ぁ・・・」
抵抗できないばかりじゃなく、知らないうちに吐息に混じり、声まで零れてくる。
「舌、弄られて感じてんの?もうヤラシイ顔してる」
俺が口の中掻き回されるのに弱いって、知ってるくせに。
「さすがは世界一。感じてる顔もすっごく綺麗だな。万里が夢中になるわけだ」
湊さんに言われて、いつの間にか見られていたんだと気付いて、羞恥で顔が熱くなる。
夏は見るな、と言ってネクタイを外して夏の目を覆う湊さん。
「おい、それじゃ夏の顔わかんねーだろ」
「いいの? そんなになってるシウが見られても。俺は夏に見せたくない」
「はは、シウの方が可愛いって認めたってことだな?」
「悔しいけど、その顔には誰も勝てないだろ。でも、健気さなら夏だって負けてないんだからな」
「そう言ってられるのも今の内だけだ。完膚無きまでに その親バカぶり叩き潰してやる」
「知ってるか?親ってのは自分の子供が一番だって信じて疑わないんだよ」
万里と湊さんがまた何か言い合ってる。
その間も咥内を這う万里の指先に、赤面しながら眩暈がしそうになる。
気付けば自分から強請るように万里の指に舌を絡め、時折視界に入る 湊さんと夏が交合う姿に煽られて、万里が欲しくて堪らなくなっていた。
大きな手を掴んで自分のトップスの裾から招き入れ、胸の突起を触って欲しいと無言で訴える。
ようやく重なった唇が熱くて、触れた部分から溶け合うような錯覚さえ引き起こす。
「ほしいよぉ・・・、ばんり、ねぇ、ばんり・・・」
「やっぱりシウは可愛い。何回でも思うよ」
「い・・・っ、ぅあ・・・ぁ・・・っ」
胸を弄る指先で乳首をきゅっと摘まれ、ボトムの上から陰茎を上下に摩った手で亀頭を強く擦られて、体が震えるのと同時に達してしまう。
下着の中が濡れて、グチャグチャで気持ち悪い。
それなのに、達した後も万里の手は服の上から俺の白濁を擦りつけるように執拗に動く。
「やぁ・・・きも、ち・・・」
悪いのに・・・
「いつもより敏感になってるな」
「あっ・・・あ、ん・・・んっ」
万里に触られるところが焼けるように熱くて、反射的にビクビクと腰が揺れる。
「も、やめてっ、ちがう・・・の、でちゃう、からぁ」
込み上げてくる昂りに逆らえなくなる前に・・・。
俺は万里から逃げるようにソファの背もたれに縋り付く。
やだ。いやだ。湊さん達の前で漏らすなんて。
「や・・・やだぁっ、・・・で・・・」
放出する寸前で、万里の手がパッと離れる。
堪えきれずに漏れ出た水分が、ボトムの染みを更に広げる。
「やるな、万里。前立腺弄ってもないのに潮吹くなんて、シウ、相当感じやすいんだな。・・・それとも、そんな体にされちゃった?」
夏の上で動く湊さんが薄目に見える。
でも返事すら出来なくて、恥ずかしいのに気持ち良すぎて、もうやめて欲しいと思うのに まだ触れられていない後ろが万里を求めてヒクヒクと痙攣する。
「・・・っ、柊さん、好きに動いて、いいですか」
「ばんり、・・・おねがいっ、いれ・・・て」
夏と俺の声が重なる。
「柊さんっ、俺、人前じゃ勃たな・・・」
「嘘つき。初めての時は、万里の前でも勃っただろ」
「アレは!若かったし・・・」
「それとも何? シウみたいな若くて綺麗な子が目の前にいたら、俺みたいなオジサン抱くのは嫌か?」
「そんなワケないでしょう!」
「だったら舌出して、ほら」
「~~~っ」
言葉にならない葛藤の末、夏は口を開けチラリと舌を出す。それに重ねるように湊さんが舌をのせて、アイスキャンディを舐め合うようにして水音を立てる二人。
待って待って待って!・・・まさか本気で?
こんなの見てらんないよ!
「あっ、俺ってばウチにスマホ忘れちゃったかも、会社から連絡入ってたら大変~・・・」
この場から逃れようとして、さり気なく立ち上がる。
「テーブルに置いてあったろ。ちゃんと持って来てる」
俺のスマホをひらひらとかざし、ニコッと笑う万里。
「あ・・・、ありがと。さすが・・・」
「見せつけられたままじゃ悔しいだろ。シウも舌出せよ」
「わ・・・っ」
せっかく立ち上がったのに、万里に腕を引かれてまたソファに座らされてしまう。
「開けろよ、口」
「んーんーっ」
ぎゅっと口を閉じ、俺は首を横に振る。
「意地悪されると思ってんのか?」
「んんっ」
口を閉じたまま大きく頷く。
だってそうだろ。湊さんと夏の前で、え、え、えっちな事すんだろ!
「シウが素直に俺の言う事聞くならしねぇよ」
「んーんー!」
素直に聞くわけないだろ!だって、だって・・・
横目で湊さん達を見ると、二人は俺達に構わず濃っ厚な口付けを交わしている。
さっきまで嫌がってた夏も、湊さんのボトムを緩めて履き口から両手を差し込み、下着の上から臀部を揉みしだいている。
こんな状況になって、きっと素直に言う事聞いても抵抗してもどうせヤられちゃうんだ、俺・・・。だったら抵抗してやる!
「・・・悪いなシウ。俺は、おまえの事は誰にも負けたくないんだ」
「んんっ?・・・ぅぷはっ」
鼻を摘まれて、苦しくなって思わず口を開けてしまう俺。
その一瞬を突かれて万里の指が口の中へ押し込まれ、舌の奥を撫でられる感触にゾクッと背中が粟立つ。
嘔吐く一歩手前のような苦しさと、舌を撫でられる快感で視界が滲む。
両手を纏めて捕まれて、本気で抵抗すれば振り解けるのにそう出来ないのは、体が勝手に万里から与えられる感覚を受け入れているから。
「ん・・・っ、ふぁ・・・ぁ・・・」
抵抗できないばかりじゃなく、知らないうちに吐息に混じり、声まで零れてくる。
「舌、弄られて感じてんの?もうヤラシイ顔してる」
俺が口の中掻き回されるのに弱いって、知ってるくせに。
「さすがは世界一。感じてる顔もすっごく綺麗だな。万里が夢中になるわけだ」
湊さんに言われて、いつの間にか見られていたんだと気付いて、羞恥で顔が熱くなる。
夏は見るな、と言ってネクタイを外して夏の目を覆う湊さん。
「おい、それじゃ夏の顔わかんねーだろ」
「いいの? そんなになってるシウが見られても。俺は夏に見せたくない」
「はは、シウの方が可愛いって認めたってことだな?」
「悔しいけど、その顔には誰も勝てないだろ。でも、健気さなら夏だって負けてないんだからな」
「そう言ってられるのも今の内だけだ。完膚無きまでに その親バカぶり叩き潰してやる」
「知ってるか?親ってのは自分の子供が一番だって信じて疑わないんだよ」
万里と湊さんがまた何か言い合ってる。
その間も咥内を這う万里の指先に、赤面しながら眩暈がしそうになる。
気付けば自分から強請るように万里の指に舌を絡め、時折視界に入る 湊さんと夏が交合う姿に煽られて、万里が欲しくて堪らなくなっていた。
大きな手を掴んで自分のトップスの裾から招き入れ、胸の突起を触って欲しいと無言で訴える。
ようやく重なった唇が熱くて、触れた部分から溶け合うような錯覚さえ引き起こす。
「ほしいよぉ・・・、ばんり、ねぇ、ばんり・・・」
「やっぱりシウは可愛い。何回でも思うよ」
「い・・・っ、ぅあ・・・ぁ・・・っ」
胸を弄る指先で乳首をきゅっと摘まれ、ボトムの上から陰茎を上下に摩った手で亀頭を強く擦られて、体が震えるのと同時に達してしまう。
下着の中が濡れて、グチャグチャで気持ち悪い。
それなのに、達した後も万里の手は服の上から俺の白濁を擦りつけるように執拗に動く。
「やぁ・・・きも、ち・・・」
悪いのに・・・
「いつもより敏感になってるな」
「あっ・・・あ、ん・・・んっ」
万里に触られるところが焼けるように熱くて、反射的にビクビクと腰が揺れる。
「も、やめてっ、ちがう・・・の、でちゃう、からぁ」
込み上げてくる昂りに逆らえなくなる前に・・・。
俺は万里から逃げるようにソファの背もたれに縋り付く。
やだ。いやだ。湊さん達の前で漏らすなんて。
「や・・・やだぁっ、・・・で・・・」
放出する寸前で、万里の手がパッと離れる。
堪えきれずに漏れ出た水分が、ボトムの染みを更に広げる。
「やるな、万里。前立腺弄ってもないのに潮吹くなんて、シウ、相当感じやすいんだな。・・・それとも、そんな体にされちゃった?」
夏の上で動く湊さんが薄目に見える。
でも返事すら出来なくて、恥ずかしいのに気持ち良すぎて、もうやめて欲しいと思うのに まだ触れられていない後ろが万里を求めてヒクヒクと痙攣する。
「・・・っ、柊さん、好きに動いて、いいですか」
「ばんり、・・・おねがいっ、いれ・・・て」
夏と俺の声が重なる。
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