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しおりを挟む以前、泣きながら言われたことがあった。
『意地悪ばっかり……なんで僕なんですかっ!?』
なんで?
そんなの決まってるだろ。
お前が好きだからだよ。
ノエルちゃんは僕を忘れている。
以前、魔物の大群が城を襲いに来たことがあった。
そう、アークが大怪我を負ったあの時だ。
「クソっ!血が止まらねぇっ!!しっかりしろよ、アーク!」
「はは……やってしまいました……」
前線に立つアークが魔物にやられた。
同じ血が流れる弟が頑張っているというのに、僕は大したことが出来ないでいた。
いくら血を止めようにも止まらず。
一般人、ただの医者の僕には手に負えなかった。
「くそっ、くそっ、くそっ!」
誰か助けて欲しいと、信仰なんてしていない神にさえ祈る気持ちだった。
「大丈夫ですか!?」
声のする方を振り向くと、ガキがいた。
「おい!お前なんかじゃ無理だ!どけよ!」
「これは……大丈夫です。僕がなんとか……何とかします!」
アークの方へグイグイくるガキをどかそうとしたが、ニッコリ微笑まれ一瞬思考が停止した。
光に包まれたガキは不思議な力があるのか、アークの傷を治していった。
「お前……」
「これで大丈夫です。あとはお願いしますね。」
すぐさま他の人のところへ行ってしまった。
が、その背中には羽が見えた。
あとから、その時のガキがノエルちゃんだと知った。
アークと同じく、僕もノエルちゃんが天使に見えたんだ。
「んぁぁっ、はぁっ、あ……♡おしりぃ、好きぃ♡♡」
僕は今、その純白の天使を犯している。
尻の穴は最高に気持ちいい。
僕の腰の動きにあわせてうねうねと絡みついてくる。
「うぅ、、アーク様……アークさまぁ♡」
アークだけじゃないのに。
ノエルちゃんのこと好きなのは。
妬けちゃうね。
でも身体が求めるのはアークだけじゃないでしょ?
「にしても、天使がここまで淫乱だったとはね。」
嬉しい誤算だ。
天使のような子供だと思っていたが、今はすっかり娼婦だ。
すごくいい表情をしている。
湿った唇からはヨダレがたらたら。
ピンクの頬。
モノ欲しげに潤んだ瞳。
あの時には全く想像がつかなかった。
このカワイイおチンチン。
「ひゃぁっ♡さわっちゃ、や、あぁ、あぁんん♡♡」
グチュグチュと弄ってやるとあっという間に……
「イッちゃったねぇ。」
大きい腹で、腰をビクビクとさせる姿はエロい以外思いつかない。
「まだまだ欲しいでしょ?たーくさんあげるからね?」
もうすぐアークが帰ってくる。
この意志の強いノエルちゃんを寝とるのは無理そうだけど、あともう少しだけ楽しませてもらうことにした。
「もっと……欲しい、れすぅっ、♡♡」
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