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19 ゴブリン×ノエル
しおりを挟む「はぁっ、はぁっ、はっ……」
あんな数のゴブリン、僕には倒せない。
もしかして巣が近かった?
「はぁっ、はぁっ……」
ん?……静かになった。
もう追いかけてこないかな……
「えっ?やっ、やあぁぁあッッ!」
急に足を捕まれ倒れてしまった。
さっきまで僕を追いかけてきていたヤツらだ。
足を持たれ、ズルズルと引きづられる。
「くっ、うッ!」
1匹1匹は弱くて僕でも簡単に倒せるけど、こんなにたくさんいるとどうにもできない……
連れてこられたのは洞窟みたいだ。
ここがゴブリンの巣?
なんだろうこの空気。
気持ち悪い……臭いし……
「くっ、離せ!」
少しでも数を減らさないとと、殴る蹴る頑張るけど、僕は攻撃は弱いからイザヤさんルークさんのようにはいかなくて……
「も、だめ……」
まだまだ群がっているのに、その場にガクッと膝から崩れ落ちてしまった。
既に念は送ってある。
少しでも時間を稼げばなんとかなるはず。
『俺も一応武道やら剣術はやってるから、何かあったらまかせな!』
アーク様……
真っ先にアーク様が頭に浮かんだ。
「孕マス、孕マス。」
「俺達強クナル。」
「うっ……」
服を乱暴に破られると、右手首と右足首、左手首と左足首を縄で結ばれた。
お尻を高くあげさせられ、ゴブリンたちには僕の男性器と女性器が丸見えの状態となる。
「くっ、ぅっ……」
お腹が圧迫されて苦しい。
そしてこの状態じゃ何をされるか見えずらい。
「あっ……」
カチャカチャと音がしたと思ったら、ひんやりとしたものが膣に入ってきた。
そう思った瞬間、ガッと膣が拡げられる感じがした。
「いっ、つぅぅ……」
まさかクスコ使ってる?
「イッパイ、精液イレル。」
「ミンナデ、孕マス。」
その上に口の広い漏斗が置かれた。
まさか……
直接子宮に精液を流し込むつもり!?
前戯とかもなく!?
これじゃぁ時間が稼げないっ!
「っ、やめ、やめて!」
ゴブリン達は僕の周りに集まると、一斉に自分のモノを扱き始めた。
ビュルビュルと漏斗めがけて射精され、どんどんと溜まる精液。
「イヤっ!イヤだ!やめてっ!やめてっ!!」
子宮に熱いのがキテるっ!
「ノエル!!!」
「あ、アーク様!?た、助けてっ!助けてくださいっ!」
「くっ!どけ!」
数が多く、手こずっているようだ。
その間にもどんどんと流れてきて……
「やだ、やだぁっ……」
「ノエルッッ!」
僕に辿り着いたアーク様の必死な顔をみて、泣きそうになってしまった。
出来ればこんな姿見られたくなかったのに。
こんな汚い僕を知らないで欲しかったのに。
「もう大丈夫だから。」
アーク様の護衛の方たちがゴブリンを倒す中、手際よく処置をしてくれるアーク様。
もう……
この人が僕を好きになることは無い。
だってこんなに汚いのだから。
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