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「ジェイ……貴方には素質がありますよ。」
「あっ、ぐぅっ……」
前髪を乱暴に掴まれ、グイッと引き離された。
クリスの動向を見ていると、ベッドに腰をかけた。そして、クリスには似つかわしくない座り方をした。
大股を開いて座るなんてクリスらしくない……なんて下品なんだ。
「自分で挿入出来ますか?」
「初めてだから……無理だ。」
「サポートしますよ。」
優しく手を引かれ、クリスの上に跨る。
でも、これを受け入れてしまったら……
純潔が無くなってしまうのでは?
魔王を討伐するための今までの努力が無駄になる。
「ぅあ……ッ」
穴の入口を行ったり来たり、クリスが自身のもので誘惑してくる。
1回だけなら純潔も0にはならないだろう……
大丈夫だ……
大丈夫。
「ぐっ、ッッ、あ゛ぁぁあぁっ゛♡」
腰を沈めると、チカチカと視界が弾けた。
痛い……だけど、ジワジワと気持ちよさが広がってくる。
奥まで挿入すると、クリスは俺を下に組み敷いた。
「あぁ……貴方の処女が今此処で散りましたね。私がその相手だと思うと、ものすごく興奮します。英雄を子の手で穢すなんて、とても背徳的で官能的です。」
「はぁ、はぁっ、あ、んーっ、ん゛ッ……」
ゆっくりと、俺を味わうかのような腰の動き。その一突き一突きがねっとりと俺を穢していく。英雄からただのメスへと堕としていく。
気持ちイイ……
「ジェイ、我慢出来ないので、先に謝りますね。」
「?……がっ、ハッっ、あっ゛??」
ゆっくり抜いたと思ったら、一気に奥まで貫かれた。
痙攣する俺を無視し、クリスはただひたすら自分が良いように腰を打ちつけた。
俺は、獣のようなクリスに酷く興奮した。
「お゛ぉ゛っ、んほぉっ、お゛っ、♡♡」
「さすが英雄、喘ぎ声もエロいですねっ!」
「な゛んっ、か……くる゛ぅっ゛!!」
「一緒にイきましょう♡」
「ンお゛ぉッッ゛!!♡♡」
イった瞬間、スっと身体から力が抜けた。
「ジェイド……お前……」
次の日、俺の顔を見て神父様が青ざめた。
何事かと他人事だったのだが、青ざめた理由を聞いて、俺も絶句した。
「なぜ純潔が0なのだ!昨日までは100だったはず……」
何かの間違いかと思った。
たかが1回の性行為。
他の者だってやっていると聞いたことがあった。それでも70、60はあったはず。自慰行為をしても100のままの自分なら尚更大丈夫だと思っていた。
なのに、0?
「な、なんで……」
「もうお前は魔王を倒すことなどできない!この教会からでてけ!!」
こうして俺は以前いた教会を追い出された。
クリスが責任を感じついてきてくれて、2人で今の教会をつくった。
本来なら回復する純潔も、その後も回復せず。
それもそうか……
毎日クリスとセックスに明け暮れているのだから。
「ってわけです。」
クリスからの説明を終え、イザヤとルークは黙ってしまった。
「私達は愛し合っています。だから貴方達のように子をなせるのが羨ましい。」
俺は……
今のままでも十分なのだがな。
「あっ、ぐぅっ……」
前髪を乱暴に掴まれ、グイッと引き離された。
クリスの動向を見ていると、ベッドに腰をかけた。そして、クリスには似つかわしくない座り方をした。
大股を開いて座るなんてクリスらしくない……なんて下品なんだ。
「自分で挿入出来ますか?」
「初めてだから……無理だ。」
「サポートしますよ。」
優しく手を引かれ、クリスの上に跨る。
でも、これを受け入れてしまったら……
純潔が無くなってしまうのでは?
魔王を討伐するための今までの努力が無駄になる。
「ぅあ……ッ」
穴の入口を行ったり来たり、クリスが自身のもので誘惑してくる。
1回だけなら純潔も0にはならないだろう……
大丈夫だ……
大丈夫。
「ぐっ、ッッ、あ゛ぁぁあぁっ゛♡」
腰を沈めると、チカチカと視界が弾けた。
痛い……だけど、ジワジワと気持ちよさが広がってくる。
奥まで挿入すると、クリスは俺を下に組み敷いた。
「あぁ……貴方の処女が今此処で散りましたね。私がその相手だと思うと、ものすごく興奮します。英雄を子の手で穢すなんて、とても背徳的で官能的です。」
「はぁ、はぁっ、あ、んーっ、ん゛ッ……」
ゆっくりと、俺を味わうかのような腰の動き。その一突き一突きがねっとりと俺を穢していく。英雄からただのメスへと堕としていく。
気持ちイイ……
「ジェイ、我慢出来ないので、先に謝りますね。」
「?……がっ、ハッっ、あっ゛??」
ゆっくり抜いたと思ったら、一気に奥まで貫かれた。
痙攣する俺を無視し、クリスはただひたすら自分が良いように腰を打ちつけた。
俺は、獣のようなクリスに酷く興奮した。
「お゛ぉ゛っ、んほぉっ、お゛っ、♡♡」
「さすが英雄、喘ぎ声もエロいですねっ!」
「な゛んっ、か……くる゛ぅっ゛!!」
「一緒にイきましょう♡」
「ンお゛ぉッッ゛!!♡♡」
イった瞬間、スっと身体から力が抜けた。
「ジェイド……お前……」
次の日、俺の顔を見て神父様が青ざめた。
何事かと他人事だったのだが、青ざめた理由を聞いて、俺も絶句した。
「なぜ純潔が0なのだ!昨日までは100だったはず……」
何かの間違いかと思った。
たかが1回の性行為。
他の者だってやっていると聞いたことがあった。それでも70、60はあったはず。自慰行為をしても100のままの自分なら尚更大丈夫だと思っていた。
なのに、0?
「な、なんで……」
「もうお前は魔王を倒すことなどできない!この教会からでてけ!!」
こうして俺は以前いた教会を追い出された。
クリスが責任を感じついてきてくれて、2人で今の教会をつくった。
本来なら回復する純潔も、その後も回復せず。
それもそうか……
毎日クリスとセックスに明け暮れているのだから。
「ってわけです。」
クリスからの説明を終え、イザヤとルークは黙ってしまった。
「私達は愛し合っています。だから貴方達のように子をなせるのが羨ましい。」
俺は……
今のままでも十分なのだがな。
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