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15クリスvsジェイド
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「師匠ってそんなに強いのになんで魔王討伐に行かなかったんですか?」
「イザヤ、それは……」
「構わん。」
「ジェイド……」
言わなくたっていずれわかる。ならば、知りたい時に教えてやればいい。
聞かれる覚悟は出来ていた。
「……魔王は純潔が苦手なのです。なので、心身に穢れがなく、清らかなイザヤ達が適任だったのです。純潔がなければ魔王に触れることは出来ませんから。」
「師匠だって十分純潔では……」
「貴方達が見ているジェイドは純潔に見えるかもしれないですね。でも、ジェイドの純潔は0です。そしてその純潔を奪ったのは私です。」
クリス……
それは違う。
俺は自ら望んだんだ。
俺は魔王に親兄弟を殺され、幼い頃、魔王討伐を誓った。
孤児になった俺は、魔王討伐をかかげる教会で日々の厳しい鍛錬にも耐え、知識を蓄え、努力を重ねてきた。
実践ではどんな強い魔物も手にかけてきた。いつしか英雄と言われるまでに。
「お前なら魔王討伐も可能かもな!」
「純潔が100なんてそうそういないからな。」
仲間からそのような事を言われはじめた時、クリスが現れた。
彼はとても美しかった。女性であるとか、男性であるとか関係なく、今思えば一目惚れだったのかもしれない。
「ジェイド、お疲れ様です。」
笑顔で話しかけられる度に心が踊った。
だけど、魔王討伐には純潔が必須。ここで浮かれてはダメだと自分に言い聞かせていた。
だけど、あの紅い瞳を見る度に心が捕らわれてしまい、自分ではどうすることもできない所まで行ってしまった気がした。
「クリス……クリスっ、クリス……ッ」
あの美しい彼を自分のモノにしたい。
そう思いながら、毎日自慰行為が止まらなくなっていた。
「ジェイド……」
「く、クリス!?俺の部屋に……どうしたんだ?」
そんな自慰を毎日繰り返していた時、その最中にクリスが俺の部屋を訪れてきた。
名前を呼びながら自慰をしていたから、本人が部屋の中にいた時はかなり焦ったし、気まづかった。
「不用心ですね。鍵空いてましたよ。裸で自慰行為ですか?」
「これは…………んっ、ちゅっ、んん!?はっ、あっ?」
言い訳を考える俺に、クリスはキスをしてきて、そのまま押し倒してきた。
自慰途中の、勃起した俺のものを見て、クリスはいやらしく笑った。その表情をみて、俺は少なからず期待をし、胸が高鳴ってしまった。
「ジェイド……私はずっと貴方を犯したかった。貴方がどうしようもなく乱れる姿、よがり狂う姿を見たいのです。」
躊躇なく俺の穴に指をいれるクリス。
初めてのことで驚いたが、痛さはなく、クリスが俺に触れているという事実だけで身体が震え喜んだ。
ぐちゅぐちゅと俺を溶かしていく。
「ぅっ、んん、ぉっ……クリス……」
「ジェイ、私のを見てください。」
美しい顔には不釣り合いな、大きく、そそり立つクリスのモノ。何を言われた訳でもないのに、吸い込まれるように俺はそれを口に含んだ。
「んぶっ、う、ぐぅっ、」
大きくて口におさまりきらない。不器用ながらも口で愛でると、先走りが溢れてくる。
あぁ……
愛おしい。
そしてなんと甘美なのだろう。
犬のように夢中でぺろぺろと舐めるのが止められない。
クリスの……
クリスの精液を舐めたい……飲みたい。
それで俺の胃をクリスで満たしたい。
「イザヤ、それは……」
「構わん。」
「ジェイド……」
言わなくたっていずれわかる。ならば、知りたい時に教えてやればいい。
聞かれる覚悟は出来ていた。
「……魔王は純潔が苦手なのです。なので、心身に穢れがなく、清らかなイザヤ達が適任だったのです。純潔がなければ魔王に触れることは出来ませんから。」
「師匠だって十分純潔では……」
「貴方達が見ているジェイドは純潔に見えるかもしれないですね。でも、ジェイドの純潔は0です。そしてその純潔を奪ったのは私です。」
クリス……
それは違う。
俺は自ら望んだんだ。
俺は魔王に親兄弟を殺され、幼い頃、魔王討伐を誓った。
孤児になった俺は、魔王討伐をかかげる教会で日々の厳しい鍛錬にも耐え、知識を蓄え、努力を重ねてきた。
実践ではどんな強い魔物も手にかけてきた。いつしか英雄と言われるまでに。
「お前なら魔王討伐も可能かもな!」
「純潔が100なんてそうそういないからな。」
仲間からそのような事を言われはじめた時、クリスが現れた。
彼はとても美しかった。女性であるとか、男性であるとか関係なく、今思えば一目惚れだったのかもしれない。
「ジェイド、お疲れ様です。」
笑顔で話しかけられる度に心が踊った。
だけど、魔王討伐には純潔が必須。ここで浮かれてはダメだと自分に言い聞かせていた。
だけど、あの紅い瞳を見る度に心が捕らわれてしまい、自分ではどうすることもできない所まで行ってしまった気がした。
「クリス……クリスっ、クリス……ッ」
あの美しい彼を自分のモノにしたい。
そう思いながら、毎日自慰行為が止まらなくなっていた。
「ジェイド……」
「く、クリス!?俺の部屋に……どうしたんだ?」
そんな自慰を毎日繰り返していた時、その最中にクリスが俺の部屋を訪れてきた。
名前を呼びながら自慰をしていたから、本人が部屋の中にいた時はかなり焦ったし、気まづかった。
「不用心ですね。鍵空いてましたよ。裸で自慰行為ですか?」
「これは…………んっ、ちゅっ、んん!?はっ、あっ?」
言い訳を考える俺に、クリスはキスをしてきて、そのまま押し倒してきた。
自慰途中の、勃起した俺のものを見て、クリスはいやらしく笑った。その表情をみて、俺は少なからず期待をし、胸が高鳴ってしまった。
「ジェイド……私はずっと貴方を犯したかった。貴方がどうしようもなく乱れる姿、よがり狂う姿を見たいのです。」
躊躇なく俺の穴に指をいれるクリス。
初めてのことで驚いたが、痛さはなく、クリスが俺に触れているという事実だけで身体が震え喜んだ。
ぐちゅぐちゅと俺を溶かしていく。
「ぅっ、んん、ぉっ……クリス……」
「ジェイ、私のを見てください。」
美しい顔には不釣り合いな、大きく、そそり立つクリスのモノ。何を言われた訳でもないのに、吸い込まれるように俺はそれを口に含んだ。
「んぶっ、う、ぐぅっ、」
大きくて口におさまりきらない。不器用ながらも口で愛でると、先走りが溢れてくる。
あぁ……
愛おしい。
そしてなんと甘美なのだろう。
犬のように夢中でぺろぺろと舐めるのが止められない。
クリスの……
クリスの精液を舐めたい……飲みたい。
それで俺の胃をクリスで満たしたい。
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