14 / 54
14蜘蛛vsイザヤ
しおりを挟む「ルーク!」
「イザ、ヤ……ダメだ……くるな……」
意識朦朧としているルークが、ベッドの上にいるのがみえる。傍らには俺をつまらなそうに見る吸血鬼。
あの野郎、ぶっ倒して……
?
「なんだこれ……」
吸血鬼に殴りかかろうとしたはずが、身体が動かない。
「あははっ、つーかまーえた♡」
吸血鬼以外の魔物がいた?
気づかなかった……
『お前は頭に血が上ると判断力が鈍るから気をつけろ。』
以前ルークに言われた言葉が頭をよぎる。
「さぁてどうやって遊ぼっかなぁー♡」
「蜘蛛?」
上半身が人間で下半身が蜘蛛のようだ。
「うぁっ!」
身体がグッと空中に浮いたかと思ったら、蜘蛛の巣に磔にされたようだ。
俺は魔法が使えないし、相性が悪すぎる。
「せっかくだから、お仲間に見てもらいながらセックスしよっか♡」
「なっ!」
ぴょこんと股のところから、人間と同じ形のペニスが出てきた。
「ふふ、まずは合体だよぉ♡」
「くっ、う……」
この蜘蛛の糸、柔らかくて全然切れないし、むしろベタベタと動く度に絡みついてくる。
「あははっ、あんまり動くと繭になっちゃうよ♡」
既に上半身は糸だらけで動けない。
「足もM字に固定して、っと。ふふ、無様な格好♡いただきま~す♡」
「んんん゛っ!?いっ、たぁっ……」
何もしないで挿入とか……酷すぎる。
「さっ、お仲間の上で人間みたいにセックスだー♡」
「えっ?」
ここ……ルークの顔の上っ!?
「接合部分丸見えだよ?恥ずかし~♡下の君もよ~く見ててね♡犯されて気持ちよ~くなっちゃう無様な姿♡」
「イザ、ヤ……」
「やっ、見るなっ!はぁっ、あっ、んっ」
蜘蛛にガッチリホールドされて全く動けない。
相手がいいように動いているだけなのに、次第にぐちゅぐちゃと卑猥な音が出る。
腰を振られる度に、愛液がルークの顔に落ちてしまう。そう思って膣に力を入れると、余計に蜘蛛のモノを感じてしまう。
「あ~やっぱり見られてると膣のしまりが違うなぁ♡も、でちゃうっ♡ハァっ♡♡」
「んあぁっ゛!」
中に出されたあと、ヌルりと蜘蛛のモノが引き抜かれた。本当は早く精液をかきだしたいけど、出したくない!
「だめっ、だ……でちゃうっ」
ルークの顔に……
大量に出されたものが、俺の膣から溢れ出てルークを汚した。
「さぁ、苦しそうだから、射精させてあげる♡はい、仲間に君の精液かけてあげよ~♡」
手で扱かれ、また中に挿入されて……
気持ち良くなってしまっている俺を虚ろな目で見るルーク。
蜘蛛の精液まみれで扇情的だ……
「君たち、お互いの姿見て興奮してる?」
ルークも俺を見て興奮してる?
「はぁっ、だっ、め……やだっ、イッちゃうっ、あっ、イクっ!」
あぁ……
俺の精液でもルークを汚してしまった……
「あー美味しかった♡ 逃げないように繭にして後でまた食べよっと♡」
「なっ、やめっ……」
シュルシュルと蜘蛛の糸が身体中に巻きついてきた……逃げられないっ!
「ハァァッ!!」
「師匠!」
すごい……あの蜘蛛の糸を一刀両断だ。
それに蜘蛛の魔物も吸血鬼も瞬殺……
「大丈夫か!」
「うっ、師匠ぉ~っ」
「2人とも大丈夫ですか?手当しますよ。」
2人にまた助けられた。
「ノエルが心配してますよ、早く帰りましょう。」
なんで師匠たちはこんなにも強いのに……
18
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?


【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる