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13吸血鬼vsルーク
しおりを挟むなんだ?
私は教会のベッドで寝てたはず……
ここはどこだ?
「…………」
「目が覚めたか?ここは私の城だ。魔王様が言っていた3人の中で1番美しいお前を孕ませることにした。」
こいつは吸血鬼だ。
……あれ?身体の力が入らない。
「少しだけ血を頂いたよ。その際、痺れ薬を少しね。これからたっぷりと血を頂くわけだが。」
血を抜かれた?
痺れ薬?
だから力が入らないのか……
頭もうまく回らない。
「美味しい食事のためにはひと手間もふた手間も必要だろう?ついでに孕ませることが出来るのであれば一石二鳥だ。」
だめだ……
何を言っているのかわからない。
吸血鬼は昏睡状態の私の服をぬがし、いやらしく身体を撫で回す。
「あっ……な、に……」
「何って……セックスだよ。お前の体温が上がれば上がるほど血液が美味くなるからな。」
見た目が差程人間と変わらない吸血鬼。
これでは普通のセックスみたいでイヤだ。
初めては……
初めてはあいつがいい……
イザヤ……
「私は苦痛に歪む顔が大好物でね……」
吸血鬼は自分のモノを扱き勃起させると、私の女性器にあてがった。
……何もしないでいきなり?
「ぅあぁっ゛!!?」
案の定、無理やり女性器に突っ込まれた。
ただ痛くて、苦痛に顔が歪む。
「あぁ……その表情、素敵だ。」
「ぐっ、うぅっ、ぅ、ぁぁ、っ、はっ……」
グイグイと奥に押し付けられ、息がつまりそうだ。
「はじめはこんなにかたいのに、こうして可愛がってやるとだんだんと柔らかくなる。それに、表情も高悦の表情へと変わってくる。そこが最高だ。」
「うぅ~~っ、はぁっ、あ、」
こいつの言う通り、だんだんとこいつを受け入れてしまっているのがわかる。
イヤなのに……抵抗もできない……
「ほら、ほらほら!お前のペニスも凄いじゃないか!」
「やっ、やめっ!さわる、なぁっ、」
「あぁ……良い!ペニスを扱くとすごく締まる!お前にお前のその蕩けた表情を見せてやりたい。いつもスカした顔をしているくせに、今はすごくダラしない顔をしているぞ!」
「あっ、あっあっあっ゛ぁ゛!」
「ふむ、頃合だな。」
そう言うと、首に口付けをされた。
と、思ったら、カプっと噛みつかれた。
なぜか、それと同時にイッてしまって……
「あっ、あ゛あっっ゛!!ぁぁ……」
イっている最中も、ずっと血を吸われている。イッた余韻の中、血を吸われるのってこんなに気持ちいいのか……
だんだんと身体の力が抜けていく……
「ご馳走様、とても美味しかった。また、回復したら頂くとしよう。」
首筋を撫でられ、呟かれた。
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