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1魔王vs
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「観念しろ。」
『ぐっ、』
首に剣を突きつけているルークが冷静に言った。
『只で死ぬわけなかろうガキども。俺を侮辱したこと、後悔するがよい!』
そう言ったかと思うと、魔王の体が発光した。
『呪いをかけてやる。お前たちが必ず魔物の子を孕むよう!』
「!!」
「ルークさん離れてください!」
ノエルの防護壁が間に合わないと、俺はルークに咄嗟に手を伸ばす。
「イザヤさん!?ダメです!」
ピカっと辺り一面眩しくなり、ルークを庇いながらギュッと目をつぶった。
シーンと静まり返った中、目を開けると魔王の姿はなくなっていた。
「……あれ?魔王は?」
「チッ、ここまできて……逃げられたか。」
「お2人とも大丈夫ですか?」
「なんともない。それよりイザヤ。いつまで私を抱きしめてるつもりだ。離れろ。」
「っっ、守ってやったんだろ!なんだよその言い方!」
「誰も守ってくれなんて言ってない。」
「あーはい。そうですね。」
それにしても……魔王は呪いがなんとか言ってたけど、一体なんだったんだ?
魔物の子を孕むって女じゃないんだから……
「まさか!女にされた?」
いや、おっパイは……ない。
チンコは……ある。
どゆこと??
「私で確認するな!!」
「いったぁっ!」
すごい勢いでルークに殴られた。
「まさか子宮だけ作られたとかですかね?」
ノエルの考えに、はははと乾いた笑いしかでない。
そんなことある?
いや、でも一応……
「っっ!だから私で確認するな!」
確かめようとしたらすごい勢いで殴られた。
【登場人物等】
イザヤ
格闘家。向こう見ずなところがあり、いつもルークに怒られている。
ルーク
イザヤと同い年の剣士。
魔法もちょっと使える。
実は密かにイザヤのことを……?
ノエル
2人よりも年下の賢者。
かわいらしい男の子。
3人の中では1番落ち着いている。
呪い
魔王の呪いは本来女性に性別を変える呪いだったが、力不足で中途半端に。
魔王曰く、回復してから自分の子を孕ませる予定だから女にしたかったのだが。失敗したけど、屈辱を与えるには十分だ。
魔物
魔王に勇者一行を孕ませるよう通達される。
孕ませることができると、強い力を持って転生できると言われている。
『ぐっ、』
首に剣を突きつけているルークが冷静に言った。
『只で死ぬわけなかろうガキども。俺を侮辱したこと、後悔するがよい!』
そう言ったかと思うと、魔王の体が発光した。
『呪いをかけてやる。お前たちが必ず魔物の子を孕むよう!』
「!!」
「ルークさん離れてください!」
ノエルの防護壁が間に合わないと、俺はルークに咄嗟に手を伸ばす。
「イザヤさん!?ダメです!」
ピカっと辺り一面眩しくなり、ルークを庇いながらギュッと目をつぶった。
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「お2人とも大丈夫ですか?」
「なんともない。それよりイザヤ。いつまで私を抱きしめてるつもりだ。離れろ。」
「っっ、守ってやったんだろ!なんだよその言い方!」
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「あーはい。そうですね。」
それにしても……魔王は呪いがなんとか言ってたけど、一体なんだったんだ?
魔物の子を孕むって女じゃないんだから……
「まさか!女にされた?」
いや、おっパイは……ない。
チンコは……ある。
どゆこと??
「私で確認するな!!」
「いったぁっ!」
すごい勢いでルークに殴られた。
「まさか子宮だけ作られたとかですかね?」
ノエルの考えに、はははと乾いた笑いしかでない。
そんなことある?
いや、でも一応……
「っっ!だから私で確認するな!」
確かめようとしたらすごい勢いで殴られた。
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格闘家。向こう見ずなところがあり、いつもルークに怒られている。
ルーク
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魔法もちょっと使える。
実は密かにイザヤのことを……?
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魔王曰く、回復してから自分の子を孕ませる予定だから女にしたかったのだが。失敗したけど、屈辱を与えるには十分だ。
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