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番外編
※お泊まり出張day3(瀬戸×佐々木)
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【Day3】
佐々木に望月がいるのは知っている。しかし、昨日の夜の反応を見れば、ご無沙汰なのは一目瞭然。
(望月係長、最近忙しいって言ってたもんな。だめだよね、恋人に寂しい思いさせちゃ。)
瀬戸に悪い感情が湧き上がる。
(寝取れないかな~)
今日の仕事を終え、部屋で眠そうにしている佐々木をみながら、ぼんやり思う。
(寝たいけど俺がいるから寝れないのかな。そりゃ警戒するか。)
「佐々木さん、すいません。俺たまってるんで、ここで抜いてもいいですか?」
ウトウトする佐々木に突拍子もないことを言う。思わず佐々木は、昨日もその前も抜いてるくせに何を言ってるんだと言う顔に。溜まっているのは俺だとも言いたげだ。
「どうぞ。俺は大浴場にでも……」
呆れながら逃げようとする佐々木の腕を掴む瀬戸。俺のオナニー見てよ、とわざと卑猥な言葉を使って耳元で囁く。佐々木は耳が苦手なのか、プルプルと身悶えた。そして、瀬戸を睨み、腕をふりほどこうとするが、瀬戸の力に負けて振り解けずにいた。流石にイラッとしたようだが、諦めたように腕の力を抜く。
「そんなに言うなら見ててやるよ。」
(佐々木さんって変に負けず嫌いなんだよな。)
瀬戸はベッドの中央に座ると、佐々木に自分の正面に座るよう促す。もちろん距離を置く佐々木に、アピールするかのように自分の大きくなり始めているモノを取り出す。その取り出したモノの大きさに、佐々木が少したじろいだ。昨日は、今、目の前にあるアレが太ももの間にあったのだ。
「はぁ、はぁ……」
少し息を切らしながら自分のモノを扱く瀬戸。その視線は佐々木にむけられているが、いつもと違う視線に、佐々木は囚われてしまっているようだ。切ない表情で瀬戸をみている。
(佐々木さんも勃ってるじゃん。)
クイッと部屋着を引っ張って見えないように隠しているつもりのようだが、逆に主張されてしまっている。
(隠してるつもり?それとも、誘ってるの?そそられるんですけど。)
瀬戸は怪しくニコッと微笑むと、股間を隠している佐々木の手を掴み、自分のモノへと誘導した。触って?と熱を帯びた、いつもより落ち着いた声に、佐々木は少し躊躇ったが、おずおずと瀬戸のモノをゆるく掴み、上下に扱きはじめた。
「もっと強く握って。そんなんじゃ足りない。」
耳元で囁くと、目をギュッと瞑りブルブルと震えた。
「かわいい、悟。」
「っおまっ、っっ!」
バカにするなと言いたげだったが、それは佐々木のモノを触ったことで遮られた。
「あっ……だめ……俺はいいから。」
先端をクリクリと親指であそばれ、身体がビクビクと反応してしまう。快楽を我慢しようと下を向いてしまう佐々木に、瀬戸はなんで?と耳元で囁き、耳の中をペロッとひと舐めした。
「っ!いちいちっ、耳元で話すなっ!俺はいいの!」
「浮気になっちゃうから?」
クスクス笑う瀬戸を、睨む佐々木。だがその目は熱を帯び潤んでいるせいか、瀬戸を興奮させるだけだった。
「ふふ、かーわいい。俺のコレ、挿れられてるって想像しながら扱いてよ。あーあ。早く佐々木さんのケツマンコ、ぐじゅぐじゅに掻き回して、何も考えられなくしてあげたいな。」
「っっだからっ、耳っっ! 」
耳を舐められ、卑猥な言葉を浴びせられ、佐々木は身震いしながらも、瀬戸のモノを扱く。
「早くイケ!」
なんて悪態もつかれたが、慣れていない佐々木の手つきになかなかイクことはできず、結局最後は自分で扱き果てたのだが、イカせることが出来なかったかわりにと、顔面に射精してやった。
「男一人イカせられないなんて、全然躾されてないんだね。それとも甘やかされてるの?」
わざと挑発的な言葉をかれば、簡単にノッてくれる。キッと瀬戸を睨むが、精液まみれの顔で睨まれたところで興奮材料にしかならない。瀬戸は、佐々木の顔をどろりと落ちる精子を拭うと口元に持っていき、舐めて、と命令する。命令された佐々木はさっきの表情とはうってかわり、瀬戸に助けを求めるような表情になるが、冷たい目線のままの瀬戸に、舐めないと終わらないと察したのか、おずおずと精液のついた指を舐めた。
(望月さんはこんな人と付き合ってんのか。羨ましい。)
瀬戸は今日も、佐々木を後ろから抱きしめながら眠りについた。佐々木は勃ったままで抜くこともできず、なかなか眠れなかったようだ。
佐々木に望月がいるのは知っている。しかし、昨日の夜の反応を見れば、ご無沙汰なのは一目瞭然。
(望月係長、最近忙しいって言ってたもんな。だめだよね、恋人に寂しい思いさせちゃ。)
瀬戸に悪い感情が湧き上がる。
(寝取れないかな~)
今日の仕事を終え、部屋で眠そうにしている佐々木をみながら、ぼんやり思う。
(寝たいけど俺がいるから寝れないのかな。そりゃ警戒するか。)
「佐々木さん、すいません。俺たまってるんで、ここで抜いてもいいですか?」
ウトウトする佐々木に突拍子もないことを言う。思わず佐々木は、昨日もその前も抜いてるくせに何を言ってるんだと言う顔に。溜まっているのは俺だとも言いたげだ。
「どうぞ。俺は大浴場にでも……」
呆れながら逃げようとする佐々木の腕を掴む瀬戸。俺のオナニー見てよ、とわざと卑猥な言葉を使って耳元で囁く。佐々木は耳が苦手なのか、プルプルと身悶えた。そして、瀬戸を睨み、腕をふりほどこうとするが、瀬戸の力に負けて振り解けずにいた。流石にイラッとしたようだが、諦めたように腕の力を抜く。
「そんなに言うなら見ててやるよ。」
(佐々木さんって変に負けず嫌いなんだよな。)
瀬戸はベッドの中央に座ると、佐々木に自分の正面に座るよう促す。もちろん距離を置く佐々木に、アピールするかのように自分の大きくなり始めているモノを取り出す。その取り出したモノの大きさに、佐々木が少したじろいだ。昨日は、今、目の前にあるアレが太ももの間にあったのだ。
「はぁ、はぁ……」
少し息を切らしながら自分のモノを扱く瀬戸。その視線は佐々木にむけられているが、いつもと違う視線に、佐々木は囚われてしまっているようだ。切ない表情で瀬戸をみている。
(佐々木さんも勃ってるじゃん。)
クイッと部屋着を引っ張って見えないように隠しているつもりのようだが、逆に主張されてしまっている。
(隠してるつもり?それとも、誘ってるの?そそられるんですけど。)
瀬戸は怪しくニコッと微笑むと、股間を隠している佐々木の手を掴み、自分のモノへと誘導した。触って?と熱を帯びた、いつもより落ち着いた声に、佐々木は少し躊躇ったが、おずおずと瀬戸のモノをゆるく掴み、上下に扱きはじめた。
「もっと強く握って。そんなんじゃ足りない。」
耳元で囁くと、目をギュッと瞑りブルブルと震えた。
「かわいい、悟。」
「っおまっ、っっ!」
バカにするなと言いたげだったが、それは佐々木のモノを触ったことで遮られた。
「あっ……だめ……俺はいいから。」
先端をクリクリと親指であそばれ、身体がビクビクと反応してしまう。快楽を我慢しようと下を向いてしまう佐々木に、瀬戸はなんで?と耳元で囁き、耳の中をペロッとひと舐めした。
「っ!いちいちっ、耳元で話すなっ!俺はいいの!」
「浮気になっちゃうから?」
クスクス笑う瀬戸を、睨む佐々木。だがその目は熱を帯び潤んでいるせいか、瀬戸を興奮させるだけだった。
「ふふ、かーわいい。俺のコレ、挿れられてるって想像しながら扱いてよ。あーあ。早く佐々木さんのケツマンコ、ぐじゅぐじゅに掻き回して、何も考えられなくしてあげたいな。」
「っっだからっ、耳っっ! 」
耳を舐められ、卑猥な言葉を浴びせられ、佐々木は身震いしながらも、瀬戸のモノを扱く。
「早くイケ!」
なんて悪態もつかれたが、慣れていない佐々木の手つきになかなかイクことはできず、結局最後は自分で扱き果てたのだが、イカせることが出来なかったかわりにと、顔面に射精してやった。
「男一人イカせられないなんて、全然躾されてないんだね。それとも甘やかされてるの?」
わざと挑発的な言葉をかれば、簡単にノッてくれる。キッと瀬戸を睨むが、精液まみれの顔で睨まれたところで興奮材料にしかならない。瀬戸は、佐々木の顔をどろりと落ちる精子を拭うと口元に持っていき、舐めて、と命令する。命令された佐々木はさっきの表情とはうってかわり、瀬戸に助けを求めるような表情になるが、冷たい目線のままの瀬戸に、舐めないと終わらないと察したのか、おずおずと精液のついた指を舐めた。
(望月さんはこんな人と付き合ってんのか。羨ましい。)
瀬戸は今日も、佐々木を後ろから抱きしめながら眠りについた。佐々木は勃ったままで抜くこともできず、なかなか眠れなかったようだ。
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