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化け物バックパッカー、墓を掃除する。【後編】
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「やはり、タビアゲハの言ったとおりだ。おまえは変異体だな」
ナスの変異体は坂春の方向に向きを変える。
「確カニワシハ変異体デモアルガ、デキレバ家族ニ会イニ来タ幽霊ト言ッテ欲シイノウ」
その声は、普通の人間が聞くと恐怖の神経をつつかれるような声質でありながら、陽気な老人を思い浮かべる言葉使いだった。
タビアゲハは首をかしげながら、先ほどまで開かなかった口を開いた。
「幽霊ッテ……死ンダ魂ノコト?」
その声質はナスの変異体と同じような恐怖感を与えるが、言葉使いは純粋な少女のようだった。
ナスの変異体は再び向きを変え、タビアゲハの方向を向く。
「ソウジャ。コノオ盆ノ日ニ家族ニ会イタイト思ッテノウ」
「……もしかして、この寺にようがあるのか?」
今度は向きを変えることはなく、タビアゲハの顔をのぞき見ようとしながら答えた。
「イヤ、サッキ火ガ見エマシテナ、ホラ、篝火ト言ウジャロ?」
「カガリビ……?」
「ご先祖様を迎えるための炎のことだ」
「ソウソウ。キットワシノタメニ孫ガ……ト思ッテイタガノウ、マサカ線香花火ダッタトハ……」
複雑そうな心境を語りながらも、ナスの変異体は「ナカナカノ美人ジャノウ」と満足したようにうなずく。
「……おまえの孫が済んでいる家は覚えていないのか?」
「アア、住所ダケハ覚エテイルトモ。タダ、小サクナッタセイカ、ドウモ土地勘ガ鈍クナッテノウ……」
「その住所とやらを教えてくれないか?」
ナスの変異体は住所を細かく坂春に伝えた。
坂春はしばらく黙ったままだったが、何かを思いだしたように空を見上げ、すぐに申し訳なさそうな表情をした。
「確かそこは……駐車場になっていたな」
「……ソウカ」
ちょっと落ち込んだようにうなだれたが、ナスの変異体は顔……の部位と思われるヘタを上げた。
「チョットソノ墓ヲヨク見セテクレンカノウ」
坂春が懐中電灯を墓に向けると、ナスの変異体はタビアゲハの手から降りて、照らされた墓に近づいた。
「フム、ヤハリワシノ墓ジャナ……」
そうつぶやきながら、ナスの変異体はふたりの方に向きを変える。
「オヌシタチ、今カラワシノ墓ヲ磨クノジャ」
ふたりは、瞬きをする音を暗闇に響かせた。
暗闇の中、老人の息を切らす声が響く。
墓地の中で見える光は2つあった。
ひとつは、寺の隣にある住居。
もうひとつは、墓石の前に置かれた懐中電灯の光だ。
「ソコノ若イノ、モット腰ヲイレンカ」
敷地内の砂利の上で、ナスの変異体は指導するように指示する。
「若いっていってもなあ…….俺は今年で70だぞ」
坂春は息を切らしながら、スポンジを使って石碑の下の部位を拭いていた。
「第一、なぜ俺たちが墓掃除をしないといかんのだ……あの住職の理解に苦しむ顔がまだ思い浮かぶよ」
「ソウ悪態ヲツイテイルコトガ、マダマダ若イ証拠ジャ」
笑い声を出すナスの変異体に対して、坂春は口を動かしかけて、閉じた。
まさか舌打ちをしようとしていたのだろうか。
「デモ、ドウシテ死ンデイナイノニオ墓ガ立ッテイルノ?」
石碑の頭の部位を乾いたぞうきんで拭く手を止めないまま、タビアゲハが質問する。
それに答えたのは、ナスの変異体ではなく坂春だった。
「普通は死体がないと葬式は上げられない。だが、あまりにも長い年消息が不明な場合、死体のない葬式が上げられることがある」
「マアアレハ、死体ガ見ツカラナクテモ死ンダトシカ思エナイカラナア」
石碑を掃除していたふたりは、ナスの変異体にこうたずねた。
「いったいどんな死に方をしたんだ?」「イッタイドンナ死ニ方ヲシタノ?」
ふたりは掃除をひとまず中断し、ナスの変異体は暗闇の中語り始める。
「ワシハ変異体ノ体ヲ研究対象トスル生物学ノ教授ダッタ。シカシ、チョッピリワガママナトコロガアッテナ、助教授カラ恨マレテイタノウ」
「初対面の少女と老人に墓掃除を頼むぐらいだからな」
「ソレデナ、アル研究ヲ進メテイタ時ニ助教授ノ1人カラサソワレテナ、雪山デスキーデモ滑ラナイカ、トナ。実際ニ雪山ニ行ッタンダガ……」
「……モシカシテ、遭難?」
「ソウト言エルノカワカラナインジャ。車ノ中デ暑イ緑茶ヲ飲ンダラ急ニ眠タクナッテノウ……気ヅイタラ猛吹雪ノ中ダッタ」
「普通だったら目を覚まさないまま、死んでいるだろう」
「ソレガナ、生キテイタンジャヨ。ソノコロカラ目線ガ低クナッテイテノウ。変異体ニナルト、凍エ死ヌトイウ概念ガ無クナルコトヲ実感シタワイ」
タビアゲハは首を数度ほどかしげた後、話が脱線することを危惧しているような素振りで恐る恐る手を上げた。
「ソノコロカラ、ナスノ姿?」
「イヤ、コレハ少シデモ怪シマレナイタメノ変装ジャヨ。自信作ジャガナ」
ナスの変異体は見せびらかせるようにクルクル回り出し、「フウ」と一息ついた。
「ソンナコトヨリ、サッサト掃除ヲ済マセナイカ」
「ソウダッタ、オ掃除、終ワラセナイト……」
「……せっかく休憩できると思ったのに」
しばらくして、坂春とタビアゲハはそばに置いていた水入りバケツに、スポンジとぞうきんを放り込んだ。
ピカピカに磨かれた墓石を見て、ナスの変異体は誇らしげにうなずいた。
「ヨシ、ソレジャアワシハ帰ルトスルカノウ」
「なんだ、人に墓を磨かせただけで帰るのか?」
「マルデコレデ用事ガ済ンダ言イ方ミタイジャナ。送リ火ヲシナイカ」
聞くんじゃなかったと言わんばかりに、坂春はため息をつきながらバックパックの中身を開いた。
タビアゲハは理解できていないようで、坂春が100円ライターを取り出したタイミングで話しかけた。
「オクリビッテ?」
「迎えるための火が篝火、帰るのを見送るための火が送り火だ」
かちっ
かちっ
ライターのスイッチを入れるものの、なかなか火が付かない。
「火がつくまでちょっと待ってくれ」
そう言って坂春は少し離れたところでライターを点火の作業を行い始めた。
「幽霊サンッテ、変異体ニナッタオカゲデ生キ残ッタンデショ?」
点火を待っている間、タビアゲハはナスの変異体に話しかける。
「アア、ソレガドウシタンジャ?」
タビアゲハは少し溜めた後、気になっていたことを口からはき出す。
「生キ残ッタノニ、ドウシテ幽霊ッテ言ウノ?」
かちっ
かちっ
ナスの変異体は少しの間、黙った後、
かちっ
かちっ
質問に答えた。
「……ソレハ、考エ方ノ問題ジャヨ」
「考エ方?」
「人間ガ変異体ニナルト、体ヲ作ッテイル細胞ガ特殊ナモノニ変ワル。頭マデ変化スルト、脳細胞マデモナ」
「ノー……サイボウ?」
「ワシハ確カニ人間ノコロノ記憶ヲ持ッテイルガ、ソノ記憶スル脳ガ別ノ物ニ変ワッタラ、本当ニソレハワシナノダロウカ?」
「???」
「ダカラ、アノ時人間ノワシハ死ンデ、ソノ記憶ヲ持ッタ変異体ノワシガ生マレタ……」
夢中で語るナスの変異体は、真剣に言葉を理解しようと頭を抱えているタビアゲハを見て「スマンカッタ」と謝った。
「チョット難シ過ギタカノウ?」
タビアゲハは首をひねり、「ゼンゼン理解デキナイケド……」と言いながら自分の胸に手を当てた。
「私……人間ノコロノ記憶ガナイケド……」
「オ前サンハ生マレ変ワッタ。ダカラ、新シイ人生ヲ楽シメバイイ」
かちっ
ボッ
ようやく、ライターが炎を出した。
ナスの変異体はふたりに向かってうなずくと、暗闇の方向に歩き始めた。
翌日、まだ朝日が照らしてもいないころ、
住職が、花束をもって墓地を歩いていた。
とある石碑の前で止まると、その石碑を見渡し、驚いたように口を開けた。
朝日が照らし始めたころ、
石碑の前に花束を供えた住職は、ふと後ろを振り返った。
そこには、不思議そうに住職を、そして石碑を見ているタビアゲハの姿があった。
住職は、ほほえみながらうなずいた。
その石碑は、朝日に照らされて、
輝いていた。
ナスの変異体は坂春の方向に向きを変える。
「確カニワシハ変異体デモアルガ、デキレバ家族ニ会イニ来タ幽霊ト言ッテ欲シイノウ」
その声は、普通の人間が聞くと恐怖の神経をつつかれるような声質でありながら、陽気な老人を思い浮かべる言葉使いだった。
タビアゲハは首をかしげながら、先ほどまで開かなかった口を開いた。
「幽霊ッテ……死ンダ魂ノコト?」
その声質はナスの変異体と同じような恐怖感を与えるが、言葉使いは純粋な少女のようだった。
ナスの変異体は再び向きを変え、タビアゲハの方向を向く。
「ソウジャ。コノオ盆ノ日ニ家族ニ会イタイト思ッテノウ」
「……もしかして、この寺にようがあるのか?」
今度は向きを変えることはなく、タビアゲハの顔をのぞき見ようとしながら答えた。
「イヤ、サッキ火ガ見エマシテナ、ホラ、篝火ト言ウジャロ?」
「カガリビ……?」
「ご先祖様を迎えるための炎のことだ」
「ソウソウ。キットワシノタメニ孫ガ……ト思ッテイタガノウ、マサカ線香花火ダッタトハ……」
複雑そうな心境を語りながらも、ナスの変異体は「ナカナカノ美人ジャノウ」と満足したようにうなずく。
「……おまえの孫が済んでいる家は覚えていないのか?」
「アア、住所ダケハ覚エテイルトモ。タダ、小サクナッタセイカ、ドウモ土地勘ガ鈍クナッテノウ……」
「その住所とやらを教えてくれないか?」
ナスの変異体は住所を細かく坂春に伝えた。
坂春はしばらく黙ったままだったが、何かを思いだしたように空を見上げ、すぐに申し訳なさそうな表情をした。
「確かそこは……駐車場になっていたな」
「……ソウカ」
ちょっと落ち込んだようにうなだれたが、ナスの変異体は顔……の部位と思われるヘタを上げた。
「チョットソノ墓ヲヨク見セテクレンカノウ」
坂春が懐中電灯を墓に向けると、ナスの変異体はタビアゲハの手から降りて、照らされた墓に近づいた。
「フム、ヤハリワシノ墓ジャナ……」
そうつぶやきながら、ナスの変異体はふたりの方に向きを変える。
「オヌシタチ、今カラワシノ墓ヲ磨クノジャ」
ふたりは、瞬きをする音を暗闇に響かせた。
暗闇の中、老人の息を切らす声が響く。
墓地の中で見える光は2つあった。
ひとつは、寺の隣にある住居。
もうひとつは、墓石の前に置かれた懐中電灯の光だ。
「ソコノ若イノ、モット腰ヲイレンカ」
敷地内の砂利の上で、ナスの変異体は指導するように指示する。
「若いっていってもなあ…….俺は今年で70だぞ」
坂春は息を切らしながら、スポンジを使って石碑の下の部位を拭いていた。
「第一、なぜ俺たちが墓掃除をしないといかんのだ……あの住職の理解に苦しむ顔がまだ思い浮かぶよ」
「ソウ悪態ヲツイテイルコトガ、マダマダ若イ証拠ジャ」
笑い声を出すナスの変異体に対して、坂春は口を動かしかけて、閉じた。
まさか舌打ちをしようとしていたのだろうか。
「デモ、ドウシテ死ンデイナイノニオ墓ガ立ッテイルノ?」
石碑の頭の部位を乾いたぞうきんで拭く手を止めないまま、タビアゲハが質問する。
それに答えたのは、ナスの変異体ではなく坂春だった。
「普通は死体がないと葬式は上げられない。だが、あまりにも長い年消息が不明な場合、死体のない葬式が上げられることがある」
「マアアレハ、死体ガ見ツカラナクテモ死ンダトシカ思エナイカラナア」
石碑を掃除していたふたりは、ナスの変異体にこうたずねた。
「いったいどんな死に方をしたんだ?」「イッタイドンナ死ニ方ヲシタノ?」
ふたりは掃除をひとまず中断し、ナスの変異体は暗闇の中語り始める。
「ワシハ変異体ノ体ヲ研究対象トスル生物学ノ教授ダッタ。シカシ、チョッピリワガママナトコロガアッテナ、助教授カラ恨マレテイタノウ」
「初対面の少女と老人に墓掃除を頼むぐらいだからな」
「ソレデナ、アル研究ヲ進メテイタ時ニ助教授ノ1人カラサソワレテナ、雪山デスキーデモ滑ラナイカ、トナ。実際ニ雪山ニ行ッタンダガ……」
「……モシカシテ、遭難?」
「ソウト言エルノカワカラナインジャ。車ノ中デ暑イ緑茶ヲ飲ンダラ急ニ眠タクナッテノウ……気ヅイタラ猛吹雪ノ中ダッタ」
「普通だったら目を覚まさないまま、死んでいるだろう」
「ソレガナ、生キテイタンジャヨ。ソノコロカラ目線ガ低クナッテイテノウ。変異体ニナルト、凍エ死ヌトイウ概念ガ無クナルコトヲ実感シタワイ」
タビアゲハは首を数度ほどかしげた後、話が脱線することを危惧しているような素振りで恐る恐る手を上げた。
「ソノコロカラ、ナスノ姿?」
「イヤ、コレハ少シデモ怪シマレナイタメノ変装ジャヨ。自信作ジャガナ」
ナスの変異体は見せびらかせるようにクルクル回り出し、「フウ」と一息ついた。
「ソンナコトヨリ、サッサト掃除ヲ済マセナイカ」
「ソウダッタ、オ掃除、終ワラセナイト……」
「……せっかく休憩できると思ったのに」
しばらくして、坂春とタビアゲハはそばに置いていた水入りバケツに、スポンジとぞうきんを放り込んだ。
ピカピカに磨かれた墓石を見て、ナスの変異体は誇らしげにうなずいた。
「ヨシ、ソレジャアワシハ帰ルトスルカノウ」
「なんだ、人に墓を磨かせただけで帰るのか?」
「マルデコレデ用事ガ済ンダ言イ方ミタイジャナ。送リ火ヲシナイカ」
聞くんじゃなかったと言わんばかりに、坂春はため息をつきながらバックパックの中身を開いた。
タビアゲハは理解できていないようで、坂春が100円ライターを取り出したタイミングで話しかけた。
「オクリビッテ?」
「迎えるための火が篝火、帰るのを見送るための火が送り火だ」
かちっ
かちっ
ライターのスイッチを入れるものの、なかなか火が付かない。
「火がつくまでちょっと待ってくれ」
そう言って坂春は少し離れたところでライターを点火の作業を行い始めた。
「幽霊サンッテ、変異体ニナッタオカゲデ生キ残ッタンデショ?」
点火を待っている間、タビアゲハはナスの変異体に話しかける。
「アア、ソレガドウシタンジャ?」
タビアゲハは少し溜めた後、気になっていたことを口からはき出す。
「生キ残ッタノニ、ドウシテ幽霊ッテ言ウノ?」
かちっ
かちっ
ナスの変異体は少しの間、黙った後、
かちっ
かちっ
質問に答えた。
「……ソレハ、考エ方ノ問題ジャヨ」
「考エ方?」
「人間ガ変異体ニナルト、体ヲ作ッテイル細胞ガ特殊ナモノニ変ワル。頭マデ変化スルト、脳細胞マデモナ」
「ノー……サイボウ?」
「ワシハ確カニ人間ノコロノ記憶ヲ持ッテイルガ、ソノ記憶スル脳ガ別ノ物ニ変ワッタラ、本当ニソレハワシナノダロウカ?」
「???」
「ダカラ、アノ時人間ノワシハ死ンデ、ソノ記憶ヲ持ッタ変異体ノワシガ生マレタ……」
夢中で語るナスの変異体は、真剣に言葉を理解しようと頭を抱えているタビアゲハを見て「スマンカッタ」と謝った。
「チョット難シ過ギタカノウ?」
タビアゲハは首をひねり、「ゼンゼン理解デキナイケド……」と言いながら自分の胸に手を当てた。
「私……人間ノコロノ記憶ガナイケド……」
「オ前サンハ生マレ変ワッタ。ダカラ、新シイ人生ヲ楽シメバイイ」
かちっ
ボッ
ようやく、ライターが炎を出した。
ナスの変異体はふたりに向かってうなずくと、暗闇の方向に歩き始めた。
翌日、まだ朝日が照らしてもいないころ、
住職が、花束をもって墓地を歩いていた。
とある石碑の前で止まると、その石碑を見渡し、驚いたように口を開けた。
朝日が照らし始めたころ、
石碑の前に花束を供えた住職は、ふと後ろを振り返った。
そこには、不思議そうに住職を、そして石碑を見ているタビアゲハの姿があった。
住職は、ほほえみながらうなずいた。
その石碑は、朝日に照らされて、
輝いていた。
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