11 / 11
11.そして平穏な日常を取り戻す?
しおりを挟む
王宮の裏庭にある見事な庭園を、アウロラは歩いている。
隣には騎士服姿のヴァルテリがいるが、彼はアウロラを護衛するという仕事の最中だった。
隣を歩かせているのはアウロラの我儘だ。
「ヴァルテリはいつ、私のことを、その――好き、だと思うようになったの?」
無粋な質問だろうかと思いつつ、アウロラは聞かないわけにはいかなかった。彼はあまりはっきりと表情を見せない。いろんな彼の表情を知ったのが、誘拐されてからとごく最近のことだからだ。
ヴァルテリはしばし考えたのち口を開いた。
「わりと最初からです、殿下」
「まぁ……最初というとお父様の公務についていって魔獣に襲われたときでしょう? 私はあの時まだ八つだったのだけど」
アウロラは無意識に、前世にあった言葉を脳裏によみがえらせていた。
(ロリコンなのかしら)
しかし、そんなアウロラの心情を見透かしたように、ヴァルテリが細めた目でアウロラを見下ろす。
「殿下、私は幼女趣味ではありません」
「まぁ、ヴァルテリ。あなた読心術があるの?」
「……殿下、魔族という種族の特質として、家族同士の繋がりをとても大事にする、というものがあります」
唐突になにやら説明を始めた彼を、アウロラは見上げる。
「もちろん、その特質から外れる者もいますが……」
数年前、アウロラが魔族と話がしたいと言い出したころ、ヴァルテリは一人で北東の森へ入り、魔族の町へ行ったことがあるのだと言う。
そこで族長と会い、魔族に関する様々な話を聞く。
「魔族はとても保守的で、内にこもる性質があり、結束が固く、家族の繋がりを大事にします。私の母はそうではなかったようですが、人間に育てられた私でも、どうやら同じ性質が継がれているようです」
アウロラと初めて会う以前、それまでヴァルテリはそんな自覚もなく過ごしていた。
ただ、離れに追いやったまま自分を受け入れない伯爵家の者たちや、自分を捨てて姿を消した母親を強く軽蔑していただけで。
「家族を大事にしない者たちを、私は自分に関係ない者であっても蔑視していたような気がします。実はアウロラ殿下のことも、あの日まで私は蔑んでいました」
「私を?」
ヴァルテリの告白に目を見開き、アウロラは軽蔑されるような何かをしただろうかと必死に記憶を探る。
「私はまだ一兵卒だったので、アウロラ殿下をお見掛けすることは滅多にありませんでした。それでも、叔母であるリリャ殿に対する殿下の態度は冷たいように感じました」
「えっ?!」
思ってもみなかった指摘に、アウロラは驚きの声を上げる。
そうだったろうかと思い返してみても、あの日以前の記憶がかなり曖昧ではっきりと思い出せない。
(なぜかしら……前世を思い出したから?)
ヴァルテリによれば、リリャは姪であるアウロラを大事に想っているのが伝わって来たという。一方、アウロラはそんなリリャを一臣下としてしか見ていないのではないか、と感じるような態度だったらしい。
ところが魔獣に襲われたあの日、リリャに危機が迫ろうとしたとき、アウロラは恐怖に悲鳴を上げた。
「あれは、家族を失うかもしれないという悲痛な叫びに聞こえました。実のところ、私はあの日までそれほど忠誠心というものを持ち合わせておりませんでしたが、貴女の叫びを聞いて助けなければと思ったのです」
その後、アウロラが自分を鍛えようとしたり、魔族との歴史を知って自分を誘拐するかも知れない魔族と対話をしようとしたり――。
それまでと違う変化を目にするたびに、ヴァルテリはアウロラに興味を持つようになったのだと言う。
「あの日以降、殿下は私のことも気にかけてくださるようになりましたが、貴女に家族として――誰よりも親しい者として見てもらうことが出来たら、どんなに嬉しく感じるだろうかと考えるようになり――気がつけば私はそれだけを願っていました」
「ヴァルテリ……」
頬を染めるアウロラの手をヴァルテリがそっと握りしめる。
「将来女王となられる殿下を、私一人が独占することなどできないと分かってはいますが、できればあの離宮に閉じ込めてしまいたいと思うほどに、私は――俺は貴女を想っております」
やや不穏な言葉を聞いた気がするが、それでも真っ直ぐなヴァルテリの告白にアウロラは胸が躍った。
「ヴァルテリ、嬉しいわ。私もあなたが好きよ」
頬を染めたアウロラが、自分なりに想いを込めて告白する。
ヴァルテリも告白を受けて微笑むが、それだけでは足りなかったようだ。
「ありがとうございます、殿下。ところで殿下は、いつその想いを自覚されたのですか?」
「えっ!」
もっと想いを告げて欲しいと要求されてアウロラは火照る。
「えっと、そうね、はっきりと自覚したのは森のなかの離宮で、かしら。ヴァルテリと庭を歩きながら、『ここを離宮に』と言われて、それもいいかなって思ったの」
「そうですか。北東の森は殿下の領地になったことですし、殿下が過ごしやすいように手を入れるといいですよ。もしかしたら、長く滞在することになるかも知れませんし」
何やら思案するヴァルテリの様子に少々不穏なものを感じ、アウロラは離宮から意識を離すよう話を続けた。
「あ、でも、やっぱり私も初めてヴァルテリを見たときかも知れないわ。騎士が数人で対峙しても手強かった魔獣を、ヴァルテリはあっさり蹴り飛ばしたでしょう? まだ騎士でもなかったのに、平然と魔獣を倒したヴァルテリが格好良くて一目惚れしたのだと思うわ」
「なるほど、俺は格好いいですか? 殿下」
「ええ、もちろん」
「では、魔族としての俺の姿は、いかがですか?」
尋ねられてアウロラは脳裏に、数回しか見ていないヴァルテリの魔族特有の姿を思い起こす。
だが、その質問の意図が分からず首を傾げた。
「俺のあの姿は恐ろしかったでしょう? 誘拐するとき、貴女は怯えていた」
「あの時は敵だと思ってたから……。ヴァルテリがどんな姿でも怖がったりなんかしないわ」
「では、あの姿の俺も受け入れてくださると?」
「もちろんよ」
「それを聞いて安心いたしました。貴女と結ばれる日が待ち遠しい――」
後半は独り言のような呟きだったせいか、アウロラはその意味まで理解することができなかった。
アウロラが問い返す前にヴァルテリの手が頬に触れ、顔が寄せられるのを見て、そんな疑問など吹き飛ぶ。
期待と不安で無意識に目を閉じ、アウロラはその時を待った。
意外にも柔らかいヴァルテリの唇の感触と、触れるだけの口づけに、頬だけでなく全身が火照る。
すぐにヴァルテリは離れ、真っ赤なアウロラを愛しそうに見つめると言った。
「結局、殿下が見た予知夢が当たったのか外れたのか、分かりませんね?」
初めての口づけにぼんやりとしながら、アウロラはヴァルテリの言葉に予知夢を――前世のことを思い出した。
(本当は予知夢でなくゲームの内容なのだけど……もしかしたら、ゲームの通りになってるのかも知れないわ)
勇者は森に仕掛けられた罠に翻弄され、決してアウロラを助けることはできず、アウロラは魔族のボスとなったヴァルテリに誘拐され――そしてそのままヴァルテリのものとなった。
本来であればヴァルテリは魔族側の人間で、国に反意を持つ存在になっていたのかも知れない。
だが、アウロラに興味を持ち好意を寄せるようになったことで、アウロラを守る側の人間になった。
どれが真実であるかは分からないが、今のアウロラにとってあのゲームは『クソゲー』ではなかった、ということだ。
まさかの魔族のボスを味方に――どころか伴侶とすることになり、誘拐に怯えることもなくなって平穏な日常が手に入ったのだ。
だが――
「殿下、初夜はあの離宮で過ごしませんか?」
「……離宮で?」
「誰にも邪魔されることなく、二人きりで過ごすことができますよ。楽しみですね?」
初めて見るヴァルテリの満面な笑みに、アウロラは思わず見入る。まるで魅了にかかったようにゾクリとして、それから目が離せなかった。
(やっぱりゲームの通り、私はボスに――ヴァルテリにいつの間にか囚われていたのだわ)
だがそれを自覚しても、アウロラは逃げようなどとは思わない。むしろ自分から進んで囚われにいきたいと思う。
アウロラもヴァルテリに、心からの笑みを返す。
「ええ、ヴァルテリ、私も楽しみだわ」
そうして、前世で『クソゲー』と言われたゲームの世界のアウロラ姫は、元魔族のボスであるヴァルテリに度々離宮へと攫われ――幸せな日々を送るのだった。
隣には騎士服姿のヴァルテリがいるが、彼はアウロラを護衛するという仕事の最中だった。
隣を歩かせているのはアウロラの我儘だ。
「ヴァルテリはいつ、私のことを、その――好き、だと思うようになったの?」
無粋な質問だろうかと思いつつ、アウロラは聞かないわけにはいかなかった。彼はあまりはっきりと表情を見せない。いろんな彼の表情を知ったのが、誘拐されてからとごく最近のことだからだ。
ヴァルテリはしばし考えたのち口を開いた。
「わりと最初からです、殿下」
「まぁ……最初というとお父様の公務についていって魔獣に襲われたときでしょう? 私はあの時まだ八つだったのだけど」
アウロラは無意識に、前世にあった言葉を脳裏によみがえらせていた。
(ロリコンなのかしら)
しかし、そんなアウロラの心情を見透かしたように、ヴァルテリが細めた目でアウロラを見下ろす。
「殿下、私は幼女趣味ではありません」
「まぁ、ヴァルテリ。あなた読心術があるの?」
「……殿下、魔族という種族の特質として、家族同士の繋がりをとても大事にする、というものがあります」
唐突になにやら説明を始めた彼を、アウロラは見上げる。
「もちろん、その特質から外れる者もいますが……」
数年前、アウロラが魔族と話がしたいと言い出したころ、ヴァルテリは一人で北東の森へ入り、魔族の町へ行ったことがあるのだと言う。
そこで族長と会い、魔族に関する様々な話を聞く。
「魔族はとても保守的で、内にこもる性質があり、結束が固く、家族の繋がりを大事にします。私の母はそうではなかったようですが、人間に育てられた私でも、どうやら同じ性質が継がれているようです」
アウロラと初めて会う以前、それまでヴァルテリはそんな自覚もなく過ごしていた。
ただ、離れに追いやったまま自分を受け入れない伯爵家の者たちや、自分を捨てて姿を消した母親を強く軽蔑していただけで。
「家族を大事にしない者たちを、私は自分に関係ない者であっても蔑視していたような気がします。実はアウロラ殿下のことも、あの日まで私は蔑んでいました」
「私を?」
ヴァルテリの告白に目を見開き、アウロラは軽蔑されるような何かをしただろうかと必死に記憶を探る。
「私はまだ一兵卒だったので、アウロラ殿下をお見掛けすることは滅多にありませんでした。それでも、叔母であるリリャ殿に対する殿下の態度は冷たいように感じました」
「えっ?!」
思ってもみなかった指摘に、アウロラは驚きの声を上げる。
そうだったろうかと思い返してみても、あの日以前の記憶がかなり曖昧ではっきりと思い出せない。
(なぜかしら……前世を思い出したから?)
ヴァルテリによれば、リリャは姪であるアウロラを大事に想っているのが伝わって来たという。一方、アウロラはそんなリリャを一臣下としてしか見ていないのではないか、と感じるような態度だったらしい。
ところが魔獣に襲われたあの日、リリャに危機が迫ろうとしたとき、アウロラは恐怖に悲鳴を上げた。
「あれは、家族を失うかもしれないという悲痛な叫びに聞こえました。実のところ、私はあの日までそれほど忠誠心というものを持ち合わせておりませんでしたが、貴女の叫びを聞いて助けなければと思ったのです」
その後、アウロラが自分を鍛えようとしたり、魔族との歴史を知って自分を誘拐するかも知れない魔族と対話をしようとしたり――。
それまでと違う変化を目にするたびに、ヴァルテリはアウロラに興味を持つようになったのだと言う。
「あの日以降、殿下は私のことも気にかけてくださるようになりましたが、貴女に家族として――誰よりも親しい者として見てもらうことが出来たら、どんなに嬉しく感じるだろうかと考えるようになり――気がつけば私はそれだけを願っていました」
「ヴァルテリ……」
頬を染めるアウロラの手をヴァルテリがそっと握りしめる。
「将来女王となられる殿下を、私一人が独占することなどできないと分かってはいますが、できればあの離宮に閉じ込めてしまいたいと思うほどに、私は――俺は貴女を想っております」
やや不穏な言葉を聞いた気がするが、それでも真っ直ぐなヴァルテリの告白にアウロラは胸が躍った。
「ヴァルテリ、嬉しいわ。私もあなたが好きよ」
頬を染めたアウロラが、自分なりに想いを込めて告白する。
ヴァルテリも告白を受けて微笑むが、それだけでは足りなかったようだ。
「ありがとうございます、殿下。ところで殿下は、いつその想いを自覚されたのですか?」
「えっ!」
もっと想いを告げて欲しいと要求されてアウロラは火照る。
「えっと、そうね、はっきりと自覚したのは森のなかの離宮で、かしら。ヴァルテリと庭を歩きながら、『ここを離宮に』と言われて、それもいいかなって思ったの」
「そうですか。北東の森は殿下の領地になったことですし、殿下が過ごしやすいように手を入れるといいですよ。もしかしたら、長く滞在することになるかも知れませんし」
何やら思案するヴァルテリの様子に少々不穏なものを感じ、アウロラは離宮から意識を離すよう話を続けた。
「あ、でも、やっぱり私も初めてヴァルテリを見たときかも知れないわ。騎士が数人で対峙しても手強かった魔獣を、ヴァルテリはあっさり蹴り飛ばしたでしょう? まだ騎士でもなかったのに、平然と魔獣を倒したヴァルテリが格好良くて一目惚れしたのだと思うわ」
「なるほど、俺は格好いいですか? 殿下」
「ええ、もちろん」
「では、魔族としての俺の姿は、いかがですか?」
尋ねられてアウロラは脳裏に、数回しか見ていないヴァルテリの魔族特有の姿を思い起こす。
だが、その質問の意図が分からず首を傾げた。
「俺のあの姿は恐ろしかったでしょう? 誘拐するとき、貴女は怯えていた」
「あの時は敵だと思ってたから……。ヴァルテリがどんな姿でも怖がったりなんかしないわ」
「では、あの姿の俺も受け入れてくださると?」
「もちろんよ」
「それを聞いて安心いたしました。貴女と結ばれる日が待ち遠しい――」
後半は独り言のような呟きだったせいか、アウロラはその意味まで理解することができなかった。
アウロラが問い返す前にヴァルテリの手が頬に触れ、顔が寄せられるのを見て、そんな疑問など吹き飛ぶ。
期待と不安で無意識に目を閉じ、アウロラはその時を待った。
意外にも柔らかいヴァルテリの唇の感触と、触れるだけの口づけに、頬だけでなく全身が火照る。
すぐにヴァルテリは離れ、真っ赤なアウロラを愛しそうに見つめると言った。
「結局、殿下が見た予知夢が当たったのか外れたのか、分かりませんね?」
初めての口づけにぼんやりとしながら、アウロラはヴァルテリの言葉に予知夢を――前世のことを思い出した。
(本当は予知夢でなくゲームの内容なのだけど……もしかしたら、ゲームの通りになってるのかも知れないわ)
勇者は森に仕掛けられた罠に翻弄され、決してアウロラを助けることはできず、アウロラは魔族のボスとなったヴァルテリに誘拐され――そしてそのままヴァルテリのものとなった。
本来であればヴァルテリは魔族側の人間で、国に反意を持つ存在になっていたのかも知れない。
だが、アウロラに興味を持ち好意を寄せるようになったことで、アウロラを守る側の人間になった。
どれが真実であるかは分からないが、今のアウロラにとってあのゲームは『クソゲー』ではなかった、ということだ。
まさかの魔族のボスを味方に――どころか伴侶とすることになり、誘拐に怯えることもなくなって平穏な日常が手に入ったのだ。
だが――
「殿下、初夜はあの離宮で過ごしませんか?」
「……離宮で?」
「誰にも邪魔されることなく、二人きりで過ごすことができますよ。楽しみですね?」
初めて見るヴァルテリの満面な笑みに、アウロラは思わず見入る。まるで魅了にかかったようにゾクリとして、それから目が離せなかった。
(やっぱりゲームの通り、私はボスに――ヴァルテリにいつの間にか囚われていたのだわ)
だがそれを自覚しても、アウロラは逃げようなどとは思わない。むしろ自分から進んで囚われにいきたいと思う。
アウロラもヴァルテリに、心からの笑みを返す。
「ええ、ヴァルテリ、私も楽しみだわ」
そうして、前世で『クソゲー』と言われたゲームの世界のアウロラ姫は、元魔族のボスであるヴァルテリに度々離宮へと攫われ――幸せな日々を送るのだった。
0
お気に入りに追加
16
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ゆるふわな可愛い系男子の旦那様は怒らせてはいけません
下菊みこと
恋愛
年下のゆるふわ可愛い系男子な旦那様と、そんな旦那様に愛されて心を癒した奥様のイチャイチャのお話。
旦那様はちょっとだけ裏表が激しいけど愛情は本物です。
ご都合主義の短いSSで、ちょっとだけざまぁもあるかも?
小説家になろう様でも投稿しています。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【完結】なぜか悪役令嬢に転生していたので、推しの攻略対象を溺愛します
楠結衣
恋愛
魔獣に襲われたアリアは、前世の記憶を思い出す。 この世界は、前世でプレイした乙女ゲーム。しかも、私は攻略対象者にトラウマを与える悪役令嬢だと気づいてしまう。 攻略対象者で幼馴染のロベルトは、私の推し。 愛しい推しにひどいことをするなんて無理なので、シナリオを無視してロベルトを愛でまくることに。 その結果、ヒロインの好感度が上がると発生するイベントや、台詞が私に向けられていき── ルートを無視した二人の恋は大暴走! 天才魔術師でチートしまくりの幼馴染ロベルトと、推しに愛情を爆発させるアリアの、一途な恋のハッピーエンドストーリー。
転生した悪役令嬢は破滅エンドを避けるため、魔法を極めたらなぜか攻略対象から溺愛されました
平山和人
恋愛
悪役令嬢のクロエは八歳の誕生日の時、ここが前世でプレイしていた乙女ゲーム『聖魔と乙女のレガリア』の世界であることを知る。
クロエに割り振られたのは、主人公を虐め、攻略対象から断罪され、破滅を迎える悪役令嬢としての人生だった。
そんな結末は絶対嫌だとクロエは敵を作らないように立ち回り、魔法を極めて断罪フラグと破滅エンドを回避しようとする。
そうしていると、なぜかクロエは家族を始め、周りの人間から溺愛されるのであった。しかも本来ならば主人公と結ばれるはずの攻略対象からも
深く愛されるクロエ。果たしてクロエの破滅エンドは回避できるのか。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。
三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。
それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。
頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。
短編恋愛になってます。
【完結】もったいないですわ!乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢は、今日も生徒会活動に勤しむ~経済を回してる?それってただの無駄遣いですわ!~
鬼ヶ咲あちたん
恋愛
内容も知らない乙女ゲームの世界に転生してしまった悪役令嬢は、ヒロインや攻略対象者たちを放って今日も生徒会活動に勤しむ。もったいないおばけは日本人の心! まだ使える物を捨ててしまうなんて、もったいないですわ! 悪役令嬢が取り組む『もったいない革命』に、だんだん生徒会役員たちは巻き込まれていく。「このゲームのヒロインは私なのよ!?」荒れるヒロインから一方的に恨まれる悪役令嬢はどうなってしまうのか?
転生したので猫被ってたら気がつけば逆ハーレムを築いてました
市森 唯
恋愛
前世では極々平凡ながらも良くも悪くもそれなりな人生を送っていた私。
……しかしある日突然キラキラとしたファンタジー要素満載の異世界へ転生してしまう。
それも平凡とは程遠い美少女に!!しかも貴族?!私中身は超絶平凡な一般人ですけど?!
上手くやっていけるわけ……あれ?意外と上手く猫被れてる?
このままやっていけるんじゃ……へ?婚約者?社交界?いや、やっぱり無理です!!
※小説家になろう様でも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる