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【精霊王編】
02.時間を巻き戻る?
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「なぜ、それを……」
メリッサは驚きのあまり胸に手を当てる。早鐘を打つ心臓の鼓動が響く。
それとは対照的に、精霊王は至極冷静に肩をすくめてみせた。
「精霊の王だからな、大抵のことは知っている。お前に前世があることも、ここがゲームの世界だということも」
ゾクリ、と足元から恐怖が這いあがってくる。
精霊王の口から“ゲームの世界”という言葉が出てくるということは、この世界は虚構なのだと言われた気がした。
「安心しろ。お前は確かに存在している。俺もな。ゲームの世界だが、これは現実だ。そして、お前はそれを知ってる」
「……」
メリッサは言葉もなく、ただ頷く。
精霊王も頷きを返し、もう一度問う。
「それなら、なぜ自分の役割を演じなかった」
精霊王の問いにメリッサは目を伏せつつ答えた。
「悪役令嬢は最後に必ず断罪されます。婚約破棄され、離島の修道院へ送られてしまうのです。それが嫌で――」
「それと今と、どう違う」
「えっ?」
何を言われてるのか分からず目を丸くする。
どう違うと聞かれても、まったく違うはずだ、と思う。
「『嫌だ』と言いながら夫以外の男に抱かれ、『気持ちに応えられない』と言って聖女の好意に気づかぬ振りをする。そのうち聖女の愛が憎悪に変われば、お前はやはり修道院へやられるんじゃないか?」
「そんな……」
「そうでなくても、精霊たちがお前に圧をかけるだろう。この数日で分かっただろうが、精霊の聖女を想う気持ちは度が過ぎている。抗えば抗うほど、お前やお前の周りで不幸が続くことになりかねんぞ」
「……」
「これでも、おれや聖女自身が精霊を抑えてるんだ。答えを出すなら早い方がいい」
「答え……」
メリッサはただ呆然と呟いただけだったが、精霊王は頷きを返すと先を続けた。
「選択肢は幾つかあるな。現状維持のまま、後の破滅を待つか――」
「破滅……」
「既婚者のまま、聖女の想いに応えて公然の恋人となるか――夫と離縁して聖女と一緒になるか――夫と離縁して、聖女の想いにも応えず、一人で孤独に過ごすか――」
メリッサはまたもや愕然となった。それはつまり、“聖女の想いに応えるか”“身の破滅を待つか”その二者択一に聞こえたからだ。
だが、精霊王の言葉はまだ終わっていなかった。
「あるいは――」
「……あるいは?」
「時間を巻き戻って、最初からやり直すか、だな」
その言葉を理解するにつれ、メリッサの目が見開き光が戻る。
「そんなことが可能なのですか?」
フェリクスと結婚する前、メリッサは激しく後悔したことがある。『自分は悪役令嬢という役割を変えるべきではなかった』と。
「可能かどうか――模擬体験させてやろう。“シミュレーション”と言うのだったか。ゲームにならって、今とは違う現在を見せてやる。目を閉じろ」
精霊王に言われて、「ちょっと待って」とも言えないメリッサは、戸惑いつつも言われるまま目を閉じる。
初めは真っ暗だった視界が明るくなり、何かの景色が見え始めると一瞬だけぐらりとめまいがした。
先ほどまで見ていた景色とは違ったからか、それとも座っていたはずなのに立っていたからか。
メリッサは王宮内にある謁見の間に居た。今までになく上等で豪華なドレスを着て、玉座にいる国王へ頭を下げるところだった。
視界の端には自分と同じように、国王へ頭を下げる男性がいる。
メリッサと隣の男性が身を低くし首を垂れると、国王の厳かな声が響き渡る。
「メリッサ・ルーベンス侯爵令嬢、そなたを我が息子、オリフィエルの妻として王家に迎え入れよう。第二妃として、正妃となる聖女アキノを助け、夫となるオリフィエルを支えることをそなたに望む」
「微力ながら、オリフィエル王太子殿下ならび聖女アキノ様をお支えするべく、王太子妃として、第二妃として、誠心誠意尽くすことを、ここに誓います」
何の迷いも感じられないメリッサの声が、国王の要請に応えた。
また素早く場面が切り替わり、メリッサは純白のドレスを着て大広間にいた。隣にはやはり正装したオリフィエルが居て、多くの貴族に祝福の言葉をかけられている。結婚披露宴だ。
フェリクスの時よりは当然豪華で盛大だが、恐らくは聖女との結婚披露宴の方がさらに国を挙げてのものになるだろう。
(フェリクス様が見ておられないといいのだけど……)
だが、王都中の貴族が招待されているはずだ。居ないわけがない。そんな思いで周囲を見ていれば、嫌でも彼の姿が視界に映る。
フェリクスは目を細め遠くからメリッサを見ていたが、その目は笑っていないことを知っている。
メリッサはフェリクスの婚約者だったのに、オリフィエルに奪われたことになる。立場上、表立って敵対するわけにはいかないが、きっと両者の間に亀裂は入っただろう。
ふっ、とフェリクスが自分から視線を逸らし、それを見たメリッサの心臓が音を立てる。
直後、再び暗転ののち視界が変わる。
薄暗い寝室のベッドの上だった。半裸状態のメリッサはオリフィエルに押し倒されている。
「フェリクスを――モレナール公爵家の支持を捨てて、お前を選んだんだ。お前やルーベンス侯爵家には俺を盛り立てるよう心血を注げよ。公爵家には敵わんだろうが、俺にはもう一人聖女という正妃がいる」
ということは、ルーベンス侯爵は王都を追い出されることもなく、もしかしたら王宮での役職に就いているのかも知れない。
公爵家も粛々と役目をこなしつつも、王家との距離をとるよう図っている可能性が高い。
神の御業によって召喚され、精霊たちに愛されている聖女がいるとはいえ、彼女が政にどれほど影響力を与えられるのか。
再び場面が切り替わり、目の前にあの侍従長が渋い顔をして立っていた。
「昨夜、殿下と聖女様は初夜を迎えられましたが……一晩中お二方は何やら話し込んで、寝室へ行くことすらなかったと侍女から聞きました」
「はぁ……?」
なぜそれをわたしに、とメリッサが首を傾げる。
「お二方はどうも、友人同士のような感情が強いのでしょう。
二人だけでは“そういう”雰囲気になれないようなので、できればメリッサ様に間に入っていただき――」
「っ?! だめっ! だめです! それは絶対にいやっ!」
メリッサは続く言葉を聞きたくなくて、両手で耳を塞ぎ、ぎゅっと目もつむって叫んだ。
すると――
『ダメか? では別の未来を見るか』
頭の中に直接聞こえて来たのは精霊王の声だった。
ハッとして目を開くと、すでに目の前の光景が変わっている。
王都の中心から少し離れたところにある、小さな家にメリッサは居た。今までと違い、着ているドレスはやや低級な慎ましいものになっている。
『カルスという聖騎士と結婚した未来だな』
ということは騎士階級のカルスに嫁ぎ、メリッサはその身を落としたということになる。カルスもまた、未婚を貫くと誓ったと言っていたが、メリッサが手に入るとなって気も変わったのだろうか。
メリッサがぼうっと立っていると、いつの間にか現れたカルスが背後から抱きしめて来た。
「メリッサ、今日は月に一度の“赦免日”だ。ようやく……」
すでに抑えきれない欲情孕む声音で、カルスは丁寧にメリッサの服を脱がし、抱き上げるとベッドに寝かせた。
背中に当たるベッドの感触が見た目以上に硬く、メリッサはつい眉をしかめてしまう。
「明日は一緒に神殿へ行く日だったな。聖女様がお待ちだ。ずっとメリッサのことを待っていたと言っていた。少し妬けるが、聖女様に望まれることはとても光栄なことだから――」
この流れだと、次の場面は聖女と寝室で二人きり、だろうか。
「それもだめっ!」
メリッサは慌てて身を起こして叫んだ。自分に覆いかぶさっていたはずのカルスがおらず――メリッサの意識は精霊界に戻っていた。
テーブルに突っ伏していたのか、両腕をつき、伏せていた顔を上げると、目の前には精霊王がいる。
「精霊王……」
思わず相手が誰かも忘れ、ジト目で見つめれば「悪い悪い」と楽しそうに肩で笑う。
「いまのは余興だ。フェリクスと結婚しなかった場合の未来だったな。さらに過去へ戻らなければ意味がない。お前が前世を思い出したのはいつだ?」
「……八歳のときです」
「そうか、では、その頃まで時間を巻き戻そう――」
言い終わらないうちにメリッサの意識が沈んでいく。
かすむ視界の中でふと、精霊王の表情が陰ったのを見た気がして、メリッサは嫌な予感を覚えた。
メリッサは驚きのあまり胸に手を当てる。早鐘を打つ心臓の鼓動が響く。
それとは対照的に、精霊王は至極冷静に肩をすくめてみせた。
「精霊の王だからな、大抵のことは知っている。お前に前世があることも、ここがゲームの世界だということも」
ゾクリ、と足元から恐怖が這いあがってくる。
精霊王の口から“ゲームの世界”という言葉が出てくるということは、この世界は虚構なのだと言われた気がした。
「安心しろ。お前は確かに存在している。俺もな。ゲームの世界だが、これは現実だ。そして、お前はそれを知ってる」
「……」
メリッサは言葉もなく、ただ頷く。
精霊王も頷きを返し、もう一度問う。
「それなら、なぜ自分の役割を演じなかった」
精霊王の問いにメリッサは目を伏せつつ答えた。
「悪役令嬢は最後に必ず断罪されます。婚約破棄され、離島の修道院へ送られてしまうのです。それが嫌で――」
「それと今と、どう違う」
「えっ?」
何を言われてるのか分からず目を丸くする。
どう違うと聞かれても、まったく違うはずだ、と思う。
「『嫌だ』と言いながら夫以外の男に抱かれ、『気持ちに応えられない』と言って聖女の好意に気づかぬ振りをする。そのうち聖女の愛が憎悪に変われば、お前はやはり修道院へやられるんじゃないか?」
「そんな……」
「そうでなくても、精霊たちがお前に圧をかけるだろう。この数日で分かっただろうが、精霊の聖女を想う気持ちは度が過ぎている。抗えば抗うほど、お前やお前の周りで不幸が続くことになりかねんぞ」
「……」
「これでも、おれや聖女自身が精霊を抑えてるんだ。答えを出すなら早い方がいい」
「答え……」
メリッサはただ呆然と呟いただけだったが、精霊王は頷きを返すと先を続けた。
「選択肢は幾つかあるな。現状維持のまま、後の破滅を待つか――」
「破滅……」
「既婚者のまま、聖女の想いに応えて公然の恋人となるか――夫と離縁して聖女と一緒になるか――夫と離縁して、聖女の想いにも応えず、一人で孤独に過ごすか――」
メリッサはまたもや愕然となった。それはつまり、“聖女の想いに応えるか”“身の破滅を待つか”その二者択一に聞こえたからだ。
だが、精霊王の言葉はまだ終わっていなかった。
「あるいは――」
「……あるいは?」
「時間を巻き戻って、最初からやり直すか、だな」
その言葉を理解するにつれ、メリッサの目が見開き光が戻る。
「そんなことが可能なのですか?」
フェリクスと結婚する前、メリッサは激しく後悔したことがある。『自分は悪役令嬢という役割を変えるべきではなかった』と。
「可能かどうか――模擬体験させてやろう。“シミュレーション”と言うのだったか。ゲームにならって、今とは違う現在を見せてやる。目を閉じろ」
精霊王に言われて、「ちょっと待って」とも言えないメリッサは、戸惑いつつも言われるまま目を閉じる。
初めは真っ暗だった視界が明るくなり、何かの景色が見え始めると一瞬だけぐらりとめまいがした。
先ほどまで見ていた景色とは違ったからか、それとも座っていたはずなのに立っていたからか。
メリッサは王宮内にある謁見の間に居た。今までになく上等で豪華なドレスを着て、玉座にいる国王へ頭を下げるところだった。
視界の端には自分と同じように、国王へ頭を下げる男性がいる。
メリッサと隣の男性が身を低くし首を垂れると、国王の厳かな声が響き渡る。
「メリッサ・ルーベンス侯爵令嬢、そなたを我が息子、オリフィエルの妻として王家に迎え入れよう。第二妃として、正妃となる聖女アキノを助け、夫となるオリフィエルを支えることをそなたに望む」
「微力ながら、オリフィエル王太子殿下ならび聖女アキノ様をお支えするべく、王太子妃として、第二妃として、誠心誠意尽くすことを、ここに誓います」
何の迷いも感じられないメリッサの声が、国王の要請に応えた。
また素早く場面が切り替わり、メリッサは純白のドレスを着て大広間にいた。隣にはやはり正装したオリフィエルが居て、多くの貴族に祝福の言葉をかけられている。結婚披露宴だ。
フェリクスの時よりは当然豪華で盛大だが、恐らくは聖女との結婚披露宴の方がさらに国を挙げてのものになるだろう。
(フェリクス様が見ておられないといいのだけど……)
だが、王都中の貴族が招待されているはずだ。居ないわけがない。そんな思いで周囲を見ていれば、嫌でも彼の姿が視界に映る。
フェリクスは目を細め遠くからメリッサを見ていたが、その目は笑っていないことを知っている。
メリッサはフェリクスの婚約者だったのに、オリフィエルに奪われたことになる。立場上、表立って敵対するわけにはいかないが、きっと両者の間に亀裂は入っただろう。
ふっ、とフェリクスが自分から視線を逸らし、それを見たメリッサの心臓が音を立てる。
直後、再び暗転ののち視界が変わる。
薄暗い寝室のベッドの上だった。半裸状態のメリッサはオリフィエルに押し倒されている。
「フェリクスを――モレナール公爵家の支持を捨てて、お前を選んだんだ。お前やルーベンス侯爵家には俺を盛り立てるよう心血を注げよ。公爵家には敵わんだろうが、俺にはもう一人聖女という正妃がいる」
ということは、ルーベンス侯爵は王都を追い出されることもなく、もしかしたら王宮での役職に就いているのかも知れない。
公爵家も粛々と役目をこなしつつも、王家との距離をとるよう図っている可能性が高い。
神の御業によって召喚され、精霊たちに愛されている聖女がいるとはいえ、彼女が政にどれほど影響力を与えられるのか。
再び場面が切り替わり、目の前にあの侍従長が渋い顔をして立っていた。
「昨夜、殿下と聖女様は初夜を迎えられましたが……一晩中お二方は何やら話し込んで、寝室へ行くことすらなかったと侍女から聞きました」
「はぁ……?」
なぜそれをわたしに、とメリッサが首を傾げる。
「お二方はどうも、友人同士のような感情が強いのでしょう。
二人だけでは“そういう”雰囲気になれないようなので、できればメリッサ様に間に入っていただき――」
「っ?! だめっ! だめです! それは絶対にいやっ!」
メリッサは続く言葉を聞きたくなくて、両手で耳を塞ぎ、ぎゅっと目もつむって叫んだ。
すると――
『ダメか? では別の未来を見るか』
頭の中に直接聞こえて来たのは精霊王の声だった。
ハッとして目を開くと、すでに目の前の光景が変わっている。
王都の中心から少し離れたところにある、小さな家にメリッサは居た。今までと違い、着ているドレスはやや低級な慎ましいものになっている。
『カルスという聖騎士と結婚した未来だな』
ということは騎士階級のカルスに嫁ぎ、メリッサはその身を落としたということになる。カルスもまた、未婚を貫くと誓ったと言っていたが、メリッサが手に入るとなって気も変わったのだろうか。
メリッサがぼうっと立っていると、いつの間にか現れたカルスが背後から抱きしめて来た。
「メリッサ、今日は月に一度の“赦免日”だ。ようやく……」
すでに抑えきれない欲情孕む声音で、カルスは丁寧にメリッサの服を脱がし、抱き上げるとベッドに寝かせた。
背中に当たるベッドの感触が見た目以上に硬く、メリッサはつい眉をしかめてしまう。
「明日は一緒に神殿へ行く日だったな。聖女様がお待ちだ。ずっとメリッサのことを待っていたと言っていた。少し妬けるが、聖女様に望まれることはとても光栄なことだから――」
この流れだと、次の場面は聖女と寝室で二人きり、だろうか。
「それもだめっ!」
メリッサは慌てて身を起こして叫んだ。自分に覆いかぶさっていたはずのカルスがおらず――メリッサの意識は精霊界に戻っていた。
テーブルに突っ伏していたのか、両腕をつき、伏せていた顔を上げると、目の前には精霊王がいる。
「精霊王……」
思わず相手が誰かも忘れ、ジト目で見つめれば「悪い悪い」と楽しそうに肩で笑う。
「いまのは余興だ。フェリクスと結婚しなかった場合の未来だったな。さらに過去へ戻らなければ意味がない。お前が前世を思い出したのはいつだ?」
「……八歳のときです」
「そうか、では、その頃まで時間を巻き戻そう――」
言い終わらないうちにメリッサの意識が沈んでいく。
かすむ視界の中でふと、精霊王の表情が陰ったのを見た気がして、メリッサは嫌な予感を覚えた。
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