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【カルス編】
06.聖女の願いは?
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「今日はまだ、お疲れですね? メリッサさん」
「え、ええ……」
アキノの問いにメリッサはつい、カップを掴みかけた手を震わせてしまった。カップとソーサーの当たる音が部屋に響く。
カルスの赦免日から二日が経った。
昨日は丸一日疲れが取れず、ずっと休んでいた。今日ようやく日常生活に戻れたが、まだ完全に疲れは取れていない。
(オリフィエル様だって、ここまでなされなかったのに……!)
彼の場合は三日という時間があり、体を重ねる以外のこともあったため適度な休憩を与えられた。
だが、カルスの場合は一日しか時間がなく、おまけに体力が桁違いだった。
その証拠に、彼は赦免日の翌朝にはすぐに聖女の護衛という仕事に戻っている。明け方までメリッサを抱き潰していたというのに、だ。
(まったく、誰のせいなのかしら!)
内心で憤慨しながらカルスを睨みつければ、彼はアキノの背後で飄々としている。どこかスッキリした表情までしているから憎らしいったらない。
しかし、カルスが言ったように赦免日が終われば、本当にきっぱりと元の関係に戻ったかのようだ。彼は相変わらず聖騎士らしく聖女に侍り、職務を全うしようという姿勢を見せている。
メリッサを視界に入れても表情ひとつ動かさない。
(わたしが動揺しているのが、おかしいみたいだわ。そんなはずないのだけど……)
理不尽だと思いつつ口をつけたカップを置くと、テーブルの向こうから「あ、そうだ」とアキノの手が伸びて来た。
「私が癒してあげます」
言うが早いか、メリッサの手に重ねられたアキノの手から、温かな何かが体の中に流れてくるのを感じた。それと同時に白く清らかな光がほのかに見える。
(――これが魔力)
流れてくるのはアキノの温かな魔力だった。
風もないのに“ふわり”と何かが体全体を撫で、じわじわと疲れが消えていく。
すべて収まったときには、すっかりメリッサの体から不調と呼べるものはなくなってしまった。
「すごい……」
思わず感嘆してしまう。魔法が廃れたこの国では、まごうことなき奇跡と言える。
今まで彼女が精霊を癒すのを直に見て来たメリッサだが、それを自分が体感できるとは思わず感動する。
「どうですか?」
「ええ、体の気怠い感じが無くなりました」
「良かったです!」
「ありがとうございます、アキノ様。貴重な魔力でわたくしを癒していただき、何とお礼を申していいのか」
「そんな、大げさです。それにメリッサさんは友達だから、特別です!」
気さくなアキノの言葉にメリッサは苦笑を浮かべる。
「アキノ様、大げさでも何でもなく、あなたのお力は――“聖女”という存在は、とても尊いものです。あなたのお力はこの世界のため、精霊のために存在するのであって、一個人に使うものではありません」
メリッサのやや厳しい言葉に、途端アキノの表情がしぼんでいく。
相変わらず表情豊かなアキノに、メリッサは苦笑を微笑に変えると、未だ重ねられた彼女の手をキュッと握り締めた。
「ですが、聖女様の“特別”はとても嬉しく、心地よいものですね。誰かに見られると大変なので控えた方が良いとは思いますが――わたくし、今日、アキノ様の魔力を頂いたこと、一生忘れません」
本心からの言葉を伝えニコリと微笑めば、みるみるアキノの目に活力が戻り、それどころか涙を滲ませて、さらに頬を赤く染めていく。
(……あら?)
思っていた以上の反応に、メリッサは内心で首を傾げた。
何か違う、と思いながらアキノの反応を待っていると、彼女もメリッサの手を握り返してきた。
「メリッサさんは、いつも私が欲しい言葉をくれます」
「アキノ様?」
「だって、みんな私が誰かを癒そうとすると、『ダメだ』って言うんです。尊い力をそんなことに使ってはダメだって……」
(そうでしょうね。神殿の人たちはとくに、貴重な魔力をみだりに使ってはいけない、と言うでしょうね)
実際、今しがたメリッサも同じことを口にした。魔法が身近に無いなら尚更、奇跡はそう頻繁に起こすものではない。有難みがなくなり、聖なる力が人々の間で“聖なる力”ではなくなってしまう。
(……え?)
メリッサは頭に浮かんだ自分の考えに違和感を覚えた。
だがその間もアキノの言葉は続き、意識はそちらへ戻っていく。
「聖女の役目は精霊を癒し、瘴気を祓い、大地に祝福を与えることだと言われ、私はちゃんとその役目を果たそうと努力してます。だけど、私の意思で魔力を使おうとすると『それはダメだ』っていう……」
「アキノ様……」
「私って何なんでしょう。私の願いは絶対だって言いながら、あっさり人や物を排除するけど、それって私にとっては“脅し”なんですよね」
「脅し、ですか?」
「そう。『聖女様が仰ったから』っていって、人や物が消えていくんです。元の世界で一般人だった私には、『お前のせいだぞ』っていう脅しに聞こえます。傲慢で我儘な人だったら助長させるんでしょうけど」
言われてみて初めてメリッサは気づく。
前世があるとはいえ、この国の生活や習慣に慣れていたから、フェリクスから聞いた『聖女は王族より上』という事実も理解できた。
以前、アキノ自身が『自分の発言の影響力が怖い』と言っていたのを聞いたときは、彼女も気を遣うのは大変だろう、くらいにしか思わなかった。
まさか、アキノにとって『脅し』と感じていたとは、考えてもみなかった。
「だから、私の意思でやったことを、メリッサさんが喜んでくれたのが嬉しくて……」
微笑み、ひとつふたつ涙を零すアキノを見て、メリッサは何も言えなくなった。
彼女は自分の言葉に喜んでくれているが、自分自身も神殿と同じ考えを持っていたのだから同罪だ、と。
メリッサの沈黙をどう捉えたのか、アキノはメリッサの手に重ねた手を離すと涙を拭った。
「ごめんなさい、こんな話聞かせてしまって」
「いいえ、アキノ様、わたくしはアキノ様の努力や苦労を、何も分かっていなかったのだと思い……申し訳ございません」
「そんな、メリッサさんが謝ることじゃないです。こうやって一緒に居て、お話ししてくれるだけで有難いなって思ってるんですよ」
「アキノ様……」
アキノは完全にいつもの明るい表情に戻ると、メリッサの方へ身を乗り出した。
「初めて会ったとき、メリッサさん言ってたじゃないですか。精霊を癒し、聖女としての役目を終えたら、精霊王が私の願いを叶えてくれるかもって」
「え、ええ……」
ほとんど口から出まかせだったが、まさかそんなこと言えるわけがない。
「私、もし本当に精霊王が願いを叶えてくれるなら、ひとつだけお願いしたいことがあるんです。何だと思いますか?」
「? 元の世界に帰りたい、でしょうか」
「違います。私の願いは――」
意気揚々と、どこか得意げな表情でアキノが口を開く。
ところが、目の前の光景が瞬時に切り替わるように変化し、アキノとカルスが忽然と姿を消して、座っていた椅子もテーブルさえも消失してしまった。
「えっ? きゃっ!」
アキノにつられて前のめりになっていたメリッサは、体を支えるものが無くなったせいで前方へ倒れ込んでしまう。
膝と両手を床につくと瑞々しい草の感触と香りがした。
慌てて顔を上げて辺りを見れば、どこまでも緑豊かな自然が広がり、おまけにきらきらと輝いていた。
「ここは……」
「まったく、お前のせいだぞ、メリッサ・ルーベンス。いや、今はモレナールだったか?」
背後から明朗な男の声が聞こえ、呆然としていたメリッサは弾かれたように振り返った。
そこには長身の美丈夫が立っていて、腰に手を当てメリッサを見下ろしている。
(この方はまさか――)
メリッサは美丈夫に見覚えがあった。もちろんそれは、前世の記憶があるからだ。
「精霊王……」
ついにメリッサは四人目の攻略キャラと、相まみえたのだった。
「え、ええ……」
アキノの問いにメリッサはつい、カップを掴みかけた手を震わせてしまった。カップとソーサーの当たる音が部屋に響く。
カルスの赦免日から二日が経った。
昨日は丸一日疲れが取れず、ずっと休んでいた。今日ようやく日常生活に戻れたが、まだ完全に疲れは取れていない。
(オリフィエル様だって、ここまでなされなかったのに……!)
彼の場合は三日という時間があり、体を重ねる以外のこともあったため適度な休憩を与えられた。
だが、カルスの場合は一日しか時間がなく、おまけに体力が桁違いだった。
その証拠に、彼は赦免日の翌朝にはすぐに聖女の護衛という仕事に戻っている。明け方までメリッサを抱き潰していたというのに、だ。
(まったく、誰のせいなのかしら!)
内心で憤慨しながらカルスを睨みつければ、彼はアキノの背後で飄々としている。どこかスッキリした表情までしているから憎らしいったらない。
しかし、カルスが言ったように赦免日が終われば、本当にきっぱりと元の関係に戻ったかのようだ。彼は相変わらず聖騎士らしく聖女に侍り、職務を全うしようという姿勢を見せている。
メリッサを視界に入れても表情ひとつ動かさない。
(わたしが動揺しているのが、おかしいみたいだわ。そんなはずないのだけど……)
理不尽だと思いつつ口をつけたカップを置くと、テーブルの向こうから「あ、そうだ」とアキノの手が伸びて来た。
「私が癒してあげます」
言うが早いか、メリッサの手に重ねられたアキノの手から、温かな何かが体の中に流れてくるのを感じた。それと同時に白く清らかな光がほのかに見える。
(――これが魔力)
流れてくるのはアキノの温かな魔力だった。
風もないのに“ふわり”と何かが体全体を撫で、じわじわと疲れが消えていく。
すべて収まったときには、すっかりメリッサの体から不調と呼べるものはなくなってしまった。
「すごい……」
思わず感嘆してしまう。魔法が廃れたこの国では、まごうことなき奇跡と言える。
今まで彼女が精霊を癒すのを直に見て来たメリッサだが、それを自分が体感できるとは思わず感動する。
「どうですか?」
「ええ、体の気怠い感じが無くなりました」
「良かったです!」
「ありがとうございます、アキノ様。貴重な魔力でわたくしを癒していただき、何とお礼を申していいのか」
「そんな、大げさです。それにメリッサさんは友達だから、特別です!」
気さくなアキノの言葉にメリッサは苦笑を浮かべる。
「アキノ様、大げさでも何でもなく、あなたのお力は――“聖女”という存在は、とても尊いものです。あなたのお力はこの世界のため、精霊のために存在するのであって、一個人に使うものではありません」
メリッサのやや厳しい言葉に、途端アキノの表情がしぼんでいく。
相変わらず表情豊かなアキノに、メリッサは苦笑を微笑に変えると、未だ重ねられた彼女の手をキュッと握り締めた。
「ですが、聖女様の“特別”はとても嬉しく、心地よいものですね。誰かに見られると大変なので控えた方が良いとは思いますが――わたくし、今日、アキノ様の魔力を頂いたこと、一生忘れません」
本心からの言葉を伝えニコリと微笑めば、みるみるアキノの目に活力が戻り、それどころか涙を滲ませて、さらに頬を赤く染めていく。
(……あら?)
思っていた以上の反応に、メリッサは内心で首を傾げた。
何か違う、と思いながらアキノの反応を待っていると、彼女もメリッサの手を握り返してきた。
「メリッサさんは、いつも私が欲しい言葉をくれます」
「アキノ様?」
「だって、みんな私が誰かを癒そうとすると、『ダメだ』って言うんです。尊い力をそんなことに使ってはダメだって……」
(そうでしょうね。神殿の人たちはとくに、貴重な魔力をみだりに使ってはいけない、と言うでしょうね)
実際、今しがたメリッサも同じことを口にした。魔法が身近に無いなら尚更、奇跡はそう頻繁に起こすものではない。有難みがなくなり、聖なる力が人々の間で“聖なる力”ではなくなってしまう。
(……え?)
メリッサは頭に浮かんだ自分の考えに違和感を覚えた。
だがその間もアキノの言葉は続き、意識はそちらへ戻っていく。
「聖女の役目は精霊を癒し、瘴気を祓い、大地に祝福を与えることだと言われ、私はちゃんとその役目を果たそうと努力してます。だけど、私の意思で魔力を使おうとすると『それはダメだ』っていう……」
「アキノ様……」
「私って何なんでしょう。私の願いは絶対だって言いながら、あっさり人や物を排除するけど、それって私にとっては“脅し”なんですよね」
「脅し、ですか?」
「そう。『聖女様が仰ったから』っていって、人や物が消えていくんです。元の世界で一般人だった私には、『お前のせいだぞ』っていう脅しに聞こえます。傲慢で我儘な人だったら助長させるんでしょうけど」
言われてみて初めてメリッサは気づく。
前世があるとはいえ、この国の生活や習慣に慣れていたから、フェリクスから聞いた『聖女は王族より上』という事実も理解できた。
以前、アキノ自身が『自分の発言の影響力が怖い』と言っていたのを聞いたときは、彼女も気を遣うのは大変だろう、くらいにしか思わなかった。
まさか、アキノにとって『脅し』と感じていたとは、考えてもみなかった。
「だから、私の意思でやったことを、メリッサさんが喜んでくれたのが嬉しくて……」
微笑み、ひとつふたつ涙を零すアキノを見て、メリッサは何も言えなくなった。
彼女は自分の言葉に喜んでくれているが、自分自身も神殿と同じ考えを持っていたのだから同罪だ、と。
メリッサの沈黙をどう捉えたのか、アキノはメリッサの手に重ねた手を離すと涙を拭った。
「ごめんなさい、こんな話聞かせてしまって」
「いいえ、アキノ様、わたくしはアキノ様の努力や苦労を、何も分かっていなかったのだと思い……申し訳ございません」
「そんな、メリッサさんが謝ることじゃないです。こうやって一緒に居て、お話ししてくれるだけで有難いなって思ってるんですよ」
「アキノ様……」
アキノは完全にいつもの明るい表情に戻ると、メリッサの方へ身を乗り出した。
「初めて会ったとき、メリッサさん言ってたじゃないですか。精霊を癒し、聖女としての役目を終えたら、精霊王が私の願いを叶えてくれるかもって」
「え、ええ……」
ほとんど口から出まかせだったが、まさかそんなこと言えるわけがない。
「私、もし本当に精霊王が願いを叶えてくれるなら、ひとつだけお願いしたいことがあるんです。何だと思いますか?」
「? 元の世界に帰りたい、でしょうか」
「違います。私の願いは――」
意気揚々と、どこか得意げな表情でアキノが口を開く。
ところが、目の前の光景が瞬時に切り替わるように変化し、アキノとカルスが忽然と姿を消して、座っていた椅子もテーブルさえも消失してしまった。
「えっ? きゃっ!」
アキノにつられて前のめりになっていたメリッサは、体を支えるものが無くなったせいで前方へ倒れ込んでしまう。
膝と両手を床につくと瑞々しい草の感触と香りがした。
慌てて顔を上げて辺りを見れば、どこまでも緑豊かな自然が広がり、おまけにきらきらと輝いていた。
「ここは……」
「まったく、お前のせいだぞ、メリッサ・ルーベンス。いや、今はモレナールだったか?」
背後から明朗な男の声が聞こえ、呆然としていたメリッサは弾かれたように振り返った。
そこには長身の美丈夫が立っていて、腰に手を当てメリッサを見下ろしている。
(この方はまさか――)
メリッサは美丈夫に見覚えがあった。もちろんそれは、前世の記憶があるからだ。
「精霊王……」
ついにメリッサは四人目の攻略キャラと、相まみえたのだった。
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