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【カルス編】
02.聖女の癒し
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聖女一行は王都を出発し、二日ほどかけて最初の目的地に到着する。
広大な森の奥にある大きな湖という、いかにもな場所だった。目的の場所へ着くまでの間、次第に魔物の出現も多くなっていく。
ただの話し相手で連れて来られたメリッサは、初めは近くの宿泊施設に待機させようということになった。
ところが、この森の周辺に高位貴族を宿泊させられるような施設はない。そのため仕方なくメリッサは同行することになる。
多少メリッサには厳しい道のりだった。馬車が乗り入れることができたのは途中までで、そこからは歩くことになってしまったからだ。
もちろん想定してドレスは簡易なものを、靴は歩きやすくブーツにしていたが、それでも整備されていない道を歩くのは辛かった。
きっと元のメリッサだったら歩くことすら拒否していただろう。
(遠征に行くこと自体、絶対嫌がったでしょうね)
そもそも“悪役令嬢メリッサ”に『ついてきて』などというお願いはされないだろうが。
加えて、初めて魔物という存在を自分の目で見ることになる。
大抵は犬か狼のような同じ姿をしている。それが不思議だと思うが、ゲームをしていたときには考えたこともなかった。乙女ゲームだから恋愛がメインで、魔物の姿のことなどどうでも良かったからだ。
メリッサが首を傾げていると、目ざとくカルスが「どうされましたか」と尋ねてきたので聞いてみる。
「魔物は精霊の周囲に漂う魔力を使って具現化します。姿を保つために、我々人間の恐怖心を利用します。魔物が現れ始めた昔、当時の人々が恐れていたのが家畜を狙う狼だったため、あの姿の魔物が多くなった、というのが定説です」
なるほど、とゲームでは知り得ない情報にメリッサは得心する。
そして、魔物と戦う場面をも目の当たりにすることになる。
聖騎士たちが剣や槍で打ち倒していく、その光景は恐ろしいものだったが、カルスの戦う姿を見てメリッサは目を瞠った。
(本当にエリートなのね。他の方と明らかに違うように見えるわ)
メリッサは戦うことに関して素人だが、目の前で戦う様を見ればカルスの強さは一目瞭然だった。
画面越しでは分かりづらかったカルスの活躍を、現実として目にすることができ、メリッサはほんの少し感動していた。
さらに、精霊がいるという湖の光景を見て、メリッサは感慨に耽る。
(スチルで見た光景だわ……)
辺りの魔物は聖騎士団が一掃し、アキノやメリッサの周囲を固めている。加えてアキノの聖女としての力が周囲に満ち始めると、魔物の気配はぴたりと止んだ。
いま、聖女アキノが祈りを捧げ、“聖なる力”を放出し、湖の精霊を癒している。
メリッサの目にまだ精霊の姿は見えず、きらきらとした不思議な光が見えるだけだ。
(アキノ様には見えているのかしら)
聖騎士のなかには思わずといった様子で、感嘆の声を上げる者もいたが、なぜかメリッサの隣に立つカルスは、真剣な面持ちで湖を見つめつつ微動だにしない。
(もしかして、見えないのはわたしだけ……?)
その時、湖の上に白い靄のようなものが見えて息をのむ。
縦に長い白い靄は、ゆっくりと人の形になり、メリッサの目にはうっすらと女性の姿が見えた気がした。
何人かの聖騎士がその場に膝をつき頭を下げる。メリッサもそのあとに続こうとした、その時。
「きゃっ!?」
唐突に水面が盛り上がったかと思うと、それがメリッサの方へ向かって来た。
反射的に声を上げ、目を閉じ、両手をかざして衝撃に備える。だが、水の塊が何かに当たり、地面を叩く音はするが、メリッサは飛沫を少し感じた程度だった。
何が起こったのかと、そっと目を開ければ、メリッサの前にカルスが立ちはだかっていた。驚きつつよくよく見れば、カルスの体が濡れて水が滴っている。どうやら庇ってくれたようだ。
「カルス様……」
「メリッサ殿、ご無事ですか?」
「は、はい……ありがとう、ございます」
メリッサの礼に、カルスは笑みを返す。
精霊を癒し終えたのか、アキノも駆け寄って来た。
「メリッサさん! 大丈夫ですか?」
「え、ええ。カルス様が助けて下さったので」
「ごめんなさい。ちょっとしたイタズラだとは思うんだけど……」
精霊がイタズラで人に水をかけるのだろうか。
疑問は残るが深堀するのが怖くて、メリッサはただ微笑んでみせた。
精霊を癒し終えたというので、森を抜けて次の目的地へ向かうことになった。
立ち去る前、もう一度何気なく湖に視線をやれば、初めに見たときよりも水が澄んで、陽の明かりをまといきらきらと輝いていた。
聖女の力をメリッサは初めて目の当たりにし、感動を覚えた。
「実は今日で二度目なんです、精霊を癒すの」
馬車に揺られながら感動した旨を伝えれば、気恥ずかしそうにしつつアキノが答える。
「王都を出る少し前に、近くの森に精霊がいるのが分かったので、日帰りで行ってきました。初めてだから不安だったけど、癒すことができたときは嬉しかったです」
そのため今日は二度目ということもあり、気負うこともなくスムーズにできたとアキノは言う。
「やる前は私にできるのかなって不安だったけど、いざやってみたら『こんなものか』って」
「『こんなもの』だなんて、アキノ様、あなたは誰にもできない崇高な奇跡を行っておられるのです。それを『こんなもの』なんて――」
思わず言い募るメリッサだが、彼女の表情を見て口をつぐんだ。
アキノは笑みを見せていたが、苦い思いや諦念の気持ちが見える苦笑だった。そのアキノの笑みに不快感が混じっていることに気づき、メリッサは失言したのだと分かる。
「アキノ様……」
「分かってます、この世界では私の力って奇跡で尊いものなんですよね。だからみんな私を大事にしてくれる」
アキノの視線がメリッサから床へと落ちていく。
「でも、それって“人として”じゃないんですよね。“聖女として”なんですよ。私個人を見て欲しいのに、みんな『畏れ多い』って私の内面を見てくれない……」
アキノが何を言いたいのか分かって、メリッサもまた俯いてしまう。
「私の願いは何でも叶えられるって言うのに、『友達が欲しい』って願いは叶えられないんです」
「アキノ様……申し訳ございません。わたくし、アキノ様の気持ちを考えもせず――」
「だから」
不意にアキノが声に力を込め、顔を上げるとメリッサの両手を握り締めた。驚いて彼女を見つめれば、真剣な目と目が合う。
何を言われるのかと身構えたメリッサだが――
「だから、メリッサさんには本当に友達になって欲しいんです! 少しずつでいいんで、もっと砕けた言葉で話して欲しいんです!」
思わぬ言葉にメリッサは目を瞬く。
だが、それもまた切実な願いに聞こえたため、メリッサはつい頷いていた。
「ぜ、善処いたします」
「よろしくお願いしますっ」
森を抜けるとすでに陽は傾き始めていた。
やや慌てて一行は道を進み、少し大きめの町に到着する。
そこには神殿関係の施設、教会があり、そこで宿泊することになった。
馬車を降りるとき、当たり前のように手を差し出すカルスに、メリッサは改めて先ほどの礼を告げる。
「カルス様、先ほどは庇っていただき、本当にありがとうございました。お体は大丈夫ですか? 随分濡れていらっしゃいましたが」
馬車を降り、カルスの手に手を重ねたまま、長身の彼を間近から見上げて問う。心なしか彼の頬が赤いような気がして、さらにメリッサは空いている方の手でカルスの額に触れる。
「熱が?」
「いえっ、問題ありません、メリッサ殿。私は鍛えているので。私よりもメリッサ殿です。長旅で疲れたでしょう。早くお休みください」
「ええ、はい、ありがとうございます。では」
尚も顔が赤くなるカルスが心配だったが、守護対象である自分が傍にいては休まらないのだろう、そう思ってメリッサは一足先に教会内へ向かう。
先を行っていたアキノが、笑顔でメリッサに手を振った。
「メリッサさん、ここには大きなお風呂があるそうですよ! 一緒に入りませんか?」
「!?!」
いくら友人として態度を改めると約束しても、今の今である。今回は丁重にお断りさせて頂いたメリッサだった。
広大な森の奥にある大きな湖という、いかにもな場所だった。目的の場所へ着くまでの間、次第に魔物の出現も多くなっていく。
ただの話し相手で連れて来られたメリッサは、初めは近くの宿泊施設に待機させようということになった。
ところが、この森の周辺に高位貴族を宿泊させられるような施設はない。そのため仕方なくメリッサは同行することになる。
多少メリッサには厳しい道のりだった。馬車が乗り入れることができたのは途中までで、そこからは歩くことになってしまったからだ。
もちろん想定してドレスは簡易なものを、靴は歩きやすくブーツにしていたが、それでも整備されていない道を歩くのは辛かった。
きっと元のメリッサだったら歩くことすら拒否していただろう。
(遠征に行くこと自体、絶対嫌がったでしょうね)
そもそも“悪役令嬢メリッサ”に『ついてきて』などというお願いはされないだろうが。
加えて、初めて魔物という存在を自分の目で見ることになる。
大抵は犬か狼のような同じ姿をしている。それが不思議だと思うが、ゲームをしていたときには考えたこともなかった。乙女ゲームだから恋愛がメインで、魔物の姿のことなどどうでも良かったからだ。
メリッサが首を傾げていると、目ざとくカルスが「どうされましたか」と尋ねてきたので聞いてみる。
「魔物は精霊の周囲に漂う魔力を使って具現化します。姿を保つために、我々人間の恐怖心を利用します。魔物が現れ始めた昔、当時の人々が恐れていたのが家畜を狙う狼だったため、あの姿の魔物が多くなった、というのが定説です」
なるほど、とゲームでは知り得ない情報にメリッサは得心する。
そして、魔物と戦う場面をも目の当たりにすることになる。
聖騎士たちが剣や槍で打ち倒していく、その光景は恐ろしいものだったが、カルスの戦う姿を見てメリッサは目を瞠った。
(本当にエリートなのね。他の方と明らかに違うように見えるわ)
メリッサは戦うことに関して素人だが、目の前で戦う様を見ればカルスの強さは一目瞭然だった。
画面越しでは分かりづらかったカルスの活躍を、現実として目にすることができ、メリッサはほんの少し感動していた。
さらに、精霊がいるという湖の光景を見て、メリッサは感慨に耽る。
(スチルで見た光景だわ……)
辺りの魔物は聖騎士団が一掃し、アキノやメリッサの周囲を固めている。加えてアキノの聖女としての力が周囲に満ち始めると、魔物の気配はぴたりと止んだ。
いま、聖女アキノが祈りを捧げ、“聖なる力”を放出し、湖の精霊を癒している。
メリッサの目にまだ精霊の姿は見えず、きらきらとした不思議な光が見えるだけだ。
(アキノ様には見えているのかしら)
聖騎士のなかには思わずといった様子で、感嘆の声を上げる者もいたが、なぜかメリッサの隣に立つカルスは、真剣な面持ちで湖を見つめつつ微動だにしない。
(もしかして、見えないのはわたしだけ……?)
その時、湖の上に白い靄のようなものが見えて息をのむ。
縦に長い白い靄は、ゆっくりと人の形になり、メリッサの目にはうっすらと女性の姿が見えた気がした。
何人かの聖騎士がその場に膝をつき頭を下げる。メリッサもそのあとに続こうとした、その時。
「きゃっ!?」
唐突に水面が盛り上がったかと思うと、それがメリッサの方へ向かって来た。
反射的に声を上げ、目を閉じ、両手をかざして衝撃に備える。だが、水の塊が何かに当たり、地面を叩く音はするが、メリッサは飛沫を少し感じた程度だった。
何が起こったのかと、そっと目を開ければ、メリッサの前にカルスが立ちはだかっていた。驚きつつよくよく見れば、カルスの体が濡れて水が滴っている。どうやら庇ってくれたようだ。
「カルス様……」
「メリッサ殿、ご無事ですか?」
「は、はい……ありがとう、ございます」
メリッサの礼に、カルスは笑みを返す。
精霊を癒し終えたのか、アキノも駆け寄って来た。
「メリッサさん! 大丈夫ですか?」
「え、ええ。カルス様が助けて下さったので」
「ごめんなさい。ちょっとしたイタズラだとは思うんだけど……」
精霊がイタズラで人に水をかけるのだろうか。
疑問は残るが深堀するのが怖くて、メリッサはただ微笑んでみせた。
精霊を癒し終えたというので、森を抜けて次の目的地へ向かうことになった。
立ち去る前、もう一度何気なく湖に視線をやれば、初めに見たときよりも水が澄んで、陽の明かりをまといきらきらと輝いていた。
聖女の力をメリッサは初めて目の当たりにし、感動を覚えた。
「実は今日で二度目なんです、精霊を癒すの」
馬車に揺られながら感動した旨を伝えれば、気恥ずかしそうにしつつアキノが答える。
「王都を出る少し前に、近くの森に精霊がいるのが分かったので、日帰りで行ってきました。初めてだから不安だったけど、癒すことができたときは嬉しかったです」
そのため今日は二度目ということもあり、気負うこともなくスムーズにできたとアキノは言う。
「やる前は私にできるのかなって不安だったけど、いざやってみたら『こんなものか』って」
「『こんなもの』だなんて、アキノ様、あなたは誰にもできない崇高な奇跡を行っておられるのです。それを『こんなもの』なんて――」
思わず言い募るメリッサだが、彼女の表情を見て口をつぐんだ。
アキノは笑みを見せていたが、苦い思いや諦念の気持ちが見える苦笑だった。そのアキノの笑みに不快感が混じっていることに気づき、メリッサは失言したのだと分かる。
「アキノ様……」
「分かってます、この世界では私の力って奇跡で尊いものなんですよね。だからみんな私を大事にしてくれる」
アキノの視線がメリッサから床へと落ちていく。
「でも、それって“人として”じゃないんですよね。“聖女として”なんですよ。私個人を見て欲しいのに、みんな『畏れ多い』って私の内面を見てくれない……」
アキノが何を言いたいのか分かって、メリッサもまた俯いてしまう。
「私の願いは何でも叶えられるって言うのに、『友達が欲しい』って願いは叶えられないんです」
「アキノ様……申し訳ございません。わたくし、アキノ様の気持ちを考えもせず――」
「だから」
不意にアキノが声に力を込め、顔を上げるとメリッサの両手を握り締めた。驚いて彼女を見つめれば、真剣な目と目が合う。
何を言われるのかと身構えたメリッサだが――
「だから、メリッサさんには本当に友達になって欲しいんです! 少しずつでいいんで、もっと砕けた言葉で話して欲しいんです!」
思わぬ言葉にメリッサは目を瞬く。
だが、それもまた切実な願いに聞こえたため、メリッサはつい頷いていた。
「ぜ、善処いたします」
「よろしくお願いしますっ」
森を抜けるとすでに陽は傾き始めていた。
やや慌てて一行は道を進み、少し大きめの町に到着する。
そこには神殿関係の施設、教会があり、そこで宿泊することになった。
馬車を降りるとき、当たり前のように手を差し出すカルスに、メリッサは改めて先ほどの礼を告げる。
「カルス様、先ほどは庇っていただき、本当にありがとうございました。お体は大丈夫ですか? 随分濡れていらっしゃいましたが」
馬車を降り、カルスの手に手を重ねたまま、長身の彼を間近から見上げて問う。心なしか彼の頬が赤いような気がして、さらにメリッサは空いている方の手でカルスの額に触れる。
「熱が?」
「いえっ、問題ありません、メリッサ殿。私は鍛えているので。私よりもメリッサ殿です。長旅で疲れたでしょう。早くお休みください」
「ええ、はい、ありがとうございます。では」
尚も顔が赤くなるカルスが心配だったが、守護対象である自分が傍にいては休まらないのだろう、そう思ってメリッサは一足先に教会内へ向かう。
先を行っていたアキノが、笑顔でメリッサに手を振った。
「メリッサさん、ここには大きなお風呂があるそうですよ! 一緒に入りませんか?」
「!?!」
いくら友人として態度を改めると約束しても、今の今である。今回は丁重にお断りさせて頂いたメリッサだった。
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