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【カルス編】
01.聖女と遠征
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メリッサは馬車の窓から、流れゆく外の景色を眺めている。
思えば王都の外へ出ることは、これが初めてだった。本当なら外の景色は物珍しく映るはずだが、今のメリッサはそれを楽しむ気分にはなれなかった。
神殿から来た迎えの馬車に乗って、モレナール邸を離れるときのフェリクスの様子ばかり考えてしまう。
(今もまだ……いいえ、わたしが帰るまでずっと心配してくださってるのでしょうね……)
フェリクスは笑顔で見送ってくれたが、それはメリッサが心配しないようにという気遣いだったのだろう。本心では心配してくれているに違いない。
そんな彼を、ずっと不安にさせているのかと思うと申し訳なく思う。
(わたしには決して怒らない、あんな優しい人をわたしは……)
メリッサの脳裏に、オリフィエルの閨教育を終えた日のことが過る。
その日公爵邸に着くと、フェリクスがメリッサを出迎えるため、玄関先で待ってくれていた。
笑顔で「おかえり」と言いながら抱きしめてくれたが、きっといつもと違うメリッサの匂いを嗅ぎとったに違いない。
ややぎこちなく離れて行くと、やはり笑顔で「疲れただろう」とすぐに部屋へ行くよう促してくれた。
彼の配慮を有難く思い、湯あみをして身ぎれいにしてから、落ち着いて再度メリッサは、フェリクスと顔を合わせることができた。
部屋に訪ねて来てくれたフェリクスに、メリッサは頭を下げようとした。
オリフィエルとのことは自分の与り知らぬところで決められたことで、メリッサにとっては不可抗力だ。
しかしメリッサとしては、夫以外の男に体を許してしまったことを謝りたかった。
だが、フェリクスはメリッサが頭を下げる前に、首を振って謝罪を拒んだ。
「メリッサ、きみは何も悪くない。謝る必要はないんだ。むしろ、謝るのは僕の方だ。王太子殿下の要請を阻止することができず、すまなかった。辛い思いをさせたね」
その言葉を聞いてメリッサは涙が止まらなかった。今の自分の気持ちに寄り添ってくれる、フェリクスの優しさが嬉しかった。
「もう二度と王宮に滞在しろ、などという要請は来ないだろう。一度は聞き入れたんだ、要請が来ても公爵家として拒むことはできる。安心していい」
涙を流すメリッサの肩を抱き寄せて、優しく語りかけるフェリクスの優しさに、強張っていた体から力が抜ける。
だがこの安堵感に、メリッサは自分自身のことのはずが不信感を覚えた。
(殿下の強引な想いに傾きかけたわたしを、フェリクス様に知られなくて良かった……そんな風にわたしは思っていないかしら……)
メリッサは夫に凭れかかり涙が止まるのを待ちながら、卑怯で姑息な自分の姿を心の内に見つけて震えあがった。
だがメリッサは、自分を励ましてくれる優しい夫に、さらに伝えなければいけないことがあった。
聖女の願いで遠征に行かなければいけなくなったことだ。
ところが、メリッサがそれを伝えると彼はもうすでに知っていたようだった。聖女から直接手紙が届いたらしい。
聖女の『話し相手が欲しい』という切実な願いが書かれていたという。
「聖女様の願いを断ることなどできない。僕としては心配だし、きみにばかり無理をさせて申し訳ないと思う。僕にできるのは、メリッサが無事に帰るよう祈ることだけだ。それが僕の切実な願いだ」
何があっても、僕はきみの夫だから――そう言って抱きしめてくれるフェリクスの温もりに、この三日で味わった緊張や疲労が癒される。
(そう、わたしはフェリクス様の妻よ。フェリクス様の傍がわたしの居場所。必ず帰るわ)
車窓の外を眺めながら、メリッサは改めて自分の想いを胸に刻んだ。
「あの、メリッサさん、聞いても、いいですか?」
ふいに向かいの座席から声をかけられて、メリッサは我に返った。慌てて振り向けば、なぜか聖女――アキノが若干頬を染めてもじもじしている。
アキノの話し相手になるために来たのに、メリッサは思考に耽っていたことに焦った。
急いで表情を取り繕って微笑む。
「なんでしょう?」
「メリッサさんは、オリフィエル殿下とフェリクスさんお二人に、猛アタックされてたんですよね? フェリクスさんを選んだ理由をお聞きしても、いいですか?」
「猛、あたっく……」
アキノの質問にメリッサはいろんな意味で戸惑う。
『“猛アタック”さていた』というほど熱烈な想いを、以前からずっと伝えられた記憶がないからだ。
彼らが自分に好意を持っていたとメリッサが気づいたのは、本当にごく最近のことだった。
だがアキノは、メリッサが答えあぐねている理由を勘違いしたらしい。
「あ、“猛アタック”っていうのは、『きみが好きだ』って激しく主張してくること、です」
言葉の意味を解説するアキノに、メリッサは頷きを返してから答えた。
「わたくしはフェリクス様と婚約しておりました。なので選ぶ立場ではありませんが、フェリクス様のことは心よりお慕いしております」
答えてからメリッサは、正直に答えて良かったのだろうかと少々不安になった。
フェリクスやオリフィエルによれば、アキノはメリッサに好意を持っているらしいが、そのメリッサから『フェリクスが好きだ』と聞かされて、嫌な気分にはならないのだろうか、と。
ところが、彼女は不意に真面目な顔をして、顎に手をやりながら何やら呟いている。
「うんうん、やっぱり間違ってなかった――」
「アキノ様?」
「あ、ううん、独り言! 気にしないでください」
「?」
「じゃあ、フェリクスさんのどんなところが好きですか?」
「えっ」
アキノの問いにメリッサは頬を染める。
それを口にするのは恥ずかしかったが、期待を込めてこちらを見つめるアキノに、答えないわけにはいかない。
「……とても優しく、包容力があるところ、です。わたしのどんな失態も笑顔で許して下さる方で、傍にいるととても落ち着きます」
もちろん胸が高鳴り、緊張することもあるが、フェリクスはそんなメリッサの心さえ蕩ける笑顔で解きほぐしてくれる。
しかし自分の惚気など聞いてアキノは楽しいのだろうかと、メリッサが彼女を窺えば、なぜかまた「うんうん」と頷いている。
「殿下にはやっぱり包容力が足りないんですよねー。ふたつとは言え年下だからか、余裕がないっていうか……。たぶん、殿下だったら独り占めしてると思うなー」
「??」
前半は理解できたが、後半は何のことを言ってるのか分からず、メリッサはまたも首を傾げた。
だが、アキノはやはり手を振って「気にしないで」と笑みを見せる。
メリッサにはそれが強がりのように見えて、思わず声をかけていた。
「アキノ様は、殿下とご結婚なさることに不安はございませんか?」
口にした瞬間、不敬だったかとメリッサは慌てて謝ったが、アキノはそれにも「気にしないでください」と言ってから答えてくれた。
「殿下に対しては不安も不満もないです。でも、神殿で生活するのに慣れてきたので、王宮で生活する不安っていうのはあるかも知れません。ちょっと足を踏み入れただけでも、雰囲気が全然違うなーって思うので」
「そうなのですね……」
「でも、私は聖女として神殿での仕事があるし、王宮にいる時間は短いのかも。この間、メリッサさんが友人として支えてくれるって言ってくれたので、王宮に居るあいだ会いに来てくれると嬉しいです」
「それはもちろん、わたくしで良ければ」
メリッサの返事に、アキノは満面の笑みで礼を口にする。
そんなアキノにメリッサも笑みを返しつつ、自分が想像していたような不安などは無いのだなと意外に思う。
(以前、『好きな人と結婚したかった』と言っていたようだから、そういった不安や不満があるのかと思ったのだけど……)
しかし、それを口にすれば周りが全力で叶えようとしてしまう。そのため、アキノはそれを言わないようにしているだけかも知れない。
メリッサは彼女の境遇に同情しつつも、これ以上そのことに対して尋ねるのは辛いだけかと思い、以降の会話は相槌に徹することにした。
思えば王都の外へ出ることは、これが初めてだった。本当なら外の景色は物珍しく映るはずだが、今のメリッサはそれを楽しむ気分にはなれなかった。
神殿から来た迎えの馬車に乗って、モレナール邸を離れるときのフェリクスの様子ばかり考えてしまう。
(今もまだ……いいえ、わたしが帰るまでずっと心配してくださってるのでしょうね……)
フェリクスは笑顔で見送ってくれたが、それはメリッサが心配しないようにという気遣いだったのだろう。本心では心配してくれているに違いない。
そんな彼を、ずっと不安にさせているのかと思うと申し訳なく思う。
(わたしには決して怒らない、あんな優しい人をわたしは……)
メリッサの脳裏に、オリフィエルの閨教育を終えた日のことが過る。
その日公爵邸に着くと、フェリクスがメリッサを出迎えるため、玄関先で待ってくれていた。
笑顔で「おかえり」と言いながら抱きしめてくれたが、きっといつもと違うメリッサの匂いを嗅ぎとったに違いない。
ややぎこちなく離れて行くと、やはり笑顔で「疲れただろう」とすぐに部屋へ行くよう促してくれた。
彼の配慮を有難く思い、湯あみをして身ぎれいにしてから、落ち着いて再度メリッサは、フェリクスと顔を合わせることができた。
部屋に訪ねて来てくれたフェリクスに、メリッサは頭を下げようとした。
オリフィエルとのことは自分の与り知らぬところで決められたことで、メリッサにとっては不可抗力だ。
しかしメリッサとしては、夫以外の男に体を許してしまったことを謝りたかった。
だが、フェリクスはメリッサが頭を下げる前に、首を振って謝罪を拒んだ。
「メリッサ、きみは何も悪くない。謝る必要はないんだ。むしろ、謝るのは僕の方だ。王太子殿下の要請を阻止することができず、すまなかった。辛い思いをさせたね」
その言葉を聞いてメリッサは涙が止まらなかった。今の自分の気持ちに寄り添ってくれる、フェリクスの優しさが嬉しかった。
「もう二度と王宮に滞在しろ、などという要請は来ないだろう。一度は聞き入れたんだ、要請が来ても公爵家として拒むことはできる。安心していい」
涙を流すメリッサの肩を抱き寄せて、優しく語りかけるフェリクスの優しさに、強張っていた体から力が抜ける。
だがこの安堵感に、メリッサは自分自身のことのはずが不信感を覚えた。
(殿下の強引な想いに傾きかけたわたしを、フェリクス様に知られなくて良かった……そんな風にわたしは思っていないかしら……)
メリッサは夫に凭れかかり涙が止まるのを待ちながら、卑怯で姑息な自分の姿を心の内に見つけて震えあがった。
だがメリッサは、自分を励ましてくれる優しい夫に、さらに伝えなければいけないことがあった。
聖女の願いで遠征に行かなければいけなくなったことだ。
ところが、メリッサがそれを伝えると彼はもうすでに知っていたようだった。聖女から直接手紙が届いたらしい。
聖女の『話し相手が欲しい』という切実な願いが書かれていたという。
「聖女様の願いを断ることなどできない。僕としては心配だし、きみにばかり無理をさせて申し訳ないと思う。僕にできるのは、メリッサが無事に帰るよう祈ることだけだ。それが僕の切実な願いだ」
何があっても、僕はきみの夫だから――そう言って抱きしめてくれるフェリクスの温もりに、この三日で味わった緊張や疲労が癒される。
(そう、わたしはフェリクス様の妻よ。フェリクス様の傍がわたしの居場所。必ず帰るわ)
車窓の外を眺めながら、メリッサは改めて自分の想いを胸に刻んだ。
「あの、メリッサさん、聞いても、いいですか?」
ふいに向かいの座席から声をかけられて、メリッサは我に返った。慌てて振り向けば、なぜか聖女――アキノが若干頬を染めてもじもじしている。
アキノの話し相手になるために来たのに、メリッサは思考に耽っていたことに焦った。
急いで表情を取り繕って微笑む。
「なんでしょう?」
「メリッサさんは、オリフィエル殿下とフェリクスさんお二人に、猛アタックされてたんですよね? フェリクスさんを選んだ理由をお聞きしても、いいですか?」
「猛、あたっく……」
アキノの質問にメリッサはいろんな意味で戸惑う。
『“猛アタック”さていた』というほど熱烈な想いを、以前からずっと伝えられた記憶がないからだ。
彼らが自分に好意を持っていたとメリッサが気づいたのは、本当にごく最近のことだった。
だがアキノは、メリッサが答えあぐねている理由を勘違いしたらしい。
「あ、“猛アタック”っていうのは、『きみが好きだ』って激しく主張してくること、です」
言葉の意味を解説するアキノに、メリッサは頷きを返してから答えた。
「わたくしはフェリクス様と婚約しておりました。なので選ぶ立場ではありませんが、フェリクス様のことは心よりお慕いしております」
答えてからメリッサは、正直に答えて良かったのだろうかと少々不安になった。
フェリクスやオリフィエルによれば、アキノはメリッサに好意を持っているらしいが、そのメリッサから『フェリクスが好きだ』と聞かされて、嫌な気分にはならないのだろうか、と。
ところが、彼女は不意に真面目な顔をして、顎に手をやりながら何やら呟いている。
「うんうん、やっぱり間違ってなかった――」
「アキノ様?」
「あ、ううん、独り言! 気にしないでください」
「?」
「じゃあ、フェリクスさんのどんなところが好きですか?」
「えっ」
アキノの問いにメリッサは頬を染める。
それを口にするのは恥ずかしかったが、期待を込めてこちらを見つめるアキノに、答えないわけにはいかない。
「……とても優しく、包容力があるところ、です。わたしのどんな失態も笑顔で許して下さる方で、傍にいるととても落ち着きます」
もちろん胸が高鳴り、緊張することもあるが、フェリクスはそんなメリッサの心さえ蕩ける笑顔で解きほぐしてくれる。
しかし自分の惚気など聞いてアキノは楽しいのだろうかと、メリッサが彼女を窺えば、なぜかまた「うんうん」と頷いている。
「殿下にはやっぱり包容力が足りないんですよねー。ふたつとは言え年下だからか、余裕がないっていうか……。たぶん、殿下だったら独り占めしてると思うなー」
「??」
前半は理解できたが、後半は何のことを言ってるのか分からず、メリッサはまたも首を傾げた。
だが、アキノはやはり手を振って「気にしないで」と笑みを見せる。
メリッサにはそれが強がりのように見えて、思わず声をかけていた。
「アキノ様は、殿下とご結婚なさることに不安はございませんか?」
口にした瞬間、不敬だったかとメリッサは慌てて謝ったが、アキノはそれにも「気にしないでください」と言ってから答えてくれた。
「殿下に対しては不安も不満もないです。でも、神殿で生活するのに慣れてきたので、王宮で生活する不安っていうのはあるかも知れません。ちょっと足を踏み入れただけでも、雰囲気が全然違うなーって思うので」
「そうなのですね……」
「でも、私は聖女として神殿での仕事があるし、王宮にいる時間は短いのかも。この間、メリッサさんが友人として支えてくれるって言ってくれたので、王宮に居るあいだ会いに来てくれると嬉しいです」
「それはもちろん、わたくしで良ければ」
メリッサの返事に、アキノは満面の笑みで礼を口にする。
そんなアキノにメリッサも笑みを返しつつ、自分が想像していたような不安などは無いのだなと意外に思う。
(以前、『好きな人と結婚したかった』と言っていたようだから、そういった不安や不満があるのかと思ったのだけど……)
しかし、それを口にすれば周りが全力で叶えようとしてしまう。そのため、アキノはそれを言わないようにしているだけかも知れない。
メリッサは彼女の境遇に同情しつつも、これ以上そのことに対して尋ねるのは辛いだけかと思い、以降の会話は相槌に徹することにした。
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