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【オリフィエル編】
05.侍女の問いかけ
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オリフィエルが向かったのは、メリッサに与えられた客室のはずだったが、その広さは王家の私室と言っても過言ではないほどだった。
しかもあらゆる家具が備え付けられ、そのどれもが上質な高級品のように見えた。
あっけにとられていたメリッサだが、オリフィエルが自分を担いだままさらに隣に続く寝室へ向かうのが分かり、今更に焦る。
ところが、部屋で待ち構えていた侍従長に制止されてしまう。王太子の行く手を遮るなんて、とメリッサは青くなったが、侍従長は毅然とした様子で言った。
「庭園を歩かれていたとか。まずはお二方とも、湯あみをお願いいたします」
庭園で何をしていたか、口にされたわけではないのに、メリッサは顔が熱くなる。
一方、オリフィエルは渋い表情をしていたが、彼には逆らえないのかメリッサをその場に下ろし、「すぐに戻る」と言い置いて去って行った。
そのあとを追うように、侍従長もメリッサに頭を下げると部屋を後にし、入れ替わりに部屋の隅に待機していた侍女が近づいて来た。
「隣の部屋にお湯を用意しております。どうぞ」
寝室とは別に、また小さな部屋があり、そこに一人用の浴槽が置かれていた。確かに湯が這ってあり、湯気が立ち上っている。
メリッサは侍女の助けを借りてドレスを脱ぐが、中途半端に脱がされたままの下着が露わになり焦った。だが侍女は表情を変えることなくそれも脱がせて、メリッサを湯船に促す。
適度な温かいお湯に包まれて、思わずメリッサは長い息を吐いた。心地よさに目を閉じれば、自分がいまどこに居るのか忘れてしまいそうだった。
だが――
「メリッサ様、頭をこちらに――」
聞き慣れない侍女の声に我に返った。ここは公爵邸ではないことを思い出す。
彼女に言われるまま、浴槽の端にもたれて縁に首を預けた。ドレスに見合うように結い上げた髪が解かれていく。
そして首を預けたまま上を向くと、顔にかからないようゆっくりと髪にお湯がかけられる。下には大きめの桶が用意されていて、そこに溜めていたお湯を繰り返しかけて洗われる。
その心地よさにまた今度は眠気が襲ってきた。我慢できず目を閉じ、ほんの一瞬のつもりだったが、そうでもなかったらしい。
侍女に優しく揺り起こされて目を覚まし、それでようやく夢を見るほど眠りに落ちていたことに気づく。
それでも長い時間は経っていないようだ。お湯はまだ温かい。
湯船から出ると体を拭かれ、隣に用意された小さな寝台に横になる。何も身に着けていないのは恥ずかしかったが、香油を塗られながら体を解される心地よさに、メリッサはしばしうつらうつらしてしまった。
体を解していた侍女の手が離れたことで、メリッサは夢うつつから意識を戻す。
寝台から降りて、用意されたワンピースを身に着けていく。ノースリーブの足首まで丈のある、部屋着というよりはネグリジェのような透け感のあるワンピースだった。
それを下着もなく着せられる。
(なんだか恥ずかしいわ……)
東屋で痴態を晒しておいて今更な気もするが、露出のある衣装を、自邸ですらない王宮の一室で身に着けている事実に、メリッサはまた居心地の悪い気分になってしまう。
メリッサがワンピースを着ながらもぞもぞしていると、部屋の換気のためか小窓を開けに行った侍女が、こちらを振り返ると声をかけてきた。
「メリッサ様……伺いたいことが、あります」
侍女の問いかけに、メリッサは目を瞬く。先ほどから侍女は、世話を見るための言葉はかけてくるが、私語のようなものはなかった。
職務を全うしているのだろうと思っていたが、ここに来て会話を始めたことにほんの少し驚く。
だが、無視をする理由はない。微笑を浮かべると「何かしら?」と小首を傾げて見せた。
「メリッサ様は、聖女様が嫌い、ですか?」
「えっ?!」
唐突の質問に、今度ははっきりと驚く。なぜ、ここで聖女が出てくるのか、と。
「聖女様が、嫌いですか?」
重ねて問われて、メリッサは半ば憮然としつつ口を開いた。
「嫌いでは、ありません。そもそも、好き嫌い、というほど聖女様のことをわたくしは知らないの。それに、わたくしの好き嫌い以前に、この国にとってとても大事な存在だわ」
「……」
その答えに満足いかないのか、小窓のそばに立ちつくしたまま侍女はしばし動きを止める。
会話中だと思えないほど長い間を置いて、ようやく侍女が声を発した。
「なぜ、王太子、殿下を選ばなかった、のですか?」
「……あなたが、なぜそれを訊くのかしら」
侍女の分際で、とまでは思わないが、彼女は公爵家の使用人ではない。親しくもなく、今日会ったばかりの侍女に、なぜそれを問われるのか、そう思うとメリッサもさすがに不快感を覚えた。
だが、侍女は同じ問いをまた繰り返す。
そこに至って、ようやくメリッサは別の不信感を覚えたが、長い沈黙の末に答えることにした。
「――わたくしはそもそも、モレナール公爵令息フェリクス様と幼いころから婚約しています。これはモレナール家とルーベンス家が契約したもので、特別な理由がない限り反故にはできません」
王命があればどうなっていたか分からないが、オリフィエルも『公爵家は敵に回したくない』と言っていたから、そこまでのことはできなかったのだろう。
そして公爵家も、メリッサとしては有難いことに、手放す気はなかったということだ。
「それに、わたくしは選べる立場にないわ。フェリクス様と結婚できたことは良かったと思ってるけども――王太子殿下を選ぶだなんて、畏れ多い」
「メリッサ、誰と話している」
唐突に、戸口から声をかけられて、メリッサは飛び上がった。
いつの間に戻って来たのか、戸口にバスローブ姿のオリフィエルがいた。気配もなく現れたことに驚きに心臓が早鐘を打つ。
「オリフィエル様、驚かさないでください」
「すまん。で、誰と話していた」
「誰とって……」
困惑しながらメリッサが侍女へ視線を向ければ、彼女は王太子に対し深く頭を下げていた。メリッサの視線には気づいているだろうに微動だにしない。
一層戸惑うメリッサに、オリフィエルが手を差し出す。
「まぁいい。来い、続きをするぞ」
オリフィエルの言葉に、庭園でのことを思い出してまた頬を染める。逃げ出したくて仕方なかったが、オリフィエルの目に険が滲むのを見て、渋々足を踏み出した。
浴室が用意されている小部屋を出ると、室内には侍従長が待機していた。
「あとを頼む」
「かしこまりました」
オリフィエルとそんな短いやりとりをして、侍従長は頭を下げると小部屋に入って行った。
それを何気なく視線で追っていたメリッサだが、腰に腕を回したオリフィエルが足早に寝室へ向かうので焦った。その速さに足がもつれそうになると、早々に抱き上げられてしまう。
寝室も隣の部屋の広さに見合うほど広い。その広い寝室の奥に、天蓋付きの大きなベッドがあり、メリッサはやや乱暴にその上へ投げ出される。
極力、この客室に使用人は入れていないのか、オリフィエル自身が寝室の扉を閉め、天蓋の柱に括りつけられていたレースのカーテンを解く。
ベッドの上にできた小さな空間で、メリッサは再びオリフィエルと向かい合うことになった。
しかもあらゆる家具が備え付けられ、そのどれもが上質な高級品のように見えた。
あっけにとられていたメリッサだが、オリフィエルが自分を担いだままさらに隣に続く寝室へ向かうのが分かり、今更に焦る。
ところが、部屋で待ち構えていた侍従長に制止されてしまう。王太子の行く手を遮るなんて、とメリッサは青くなったが、侍従長は毅然とした様子で言った。
「庭園を歩かれていたとか。まずはお二方とも、湯あみをお願いいたします」
庭園で何をしていたか、口にされたわけではないのに、メリッサは顔が熱くなる。
一方、オリフィエルは渋い表情をしていたが、彼には逆らえないのかメリッサをその場に下ろし、「すぐに戻る」と言い置いて去って行った。
そのあとを追うように、侍従長もメリッサに頭を下げると部屋を後にし、入れ替わりに部屋の隅に待機していた侍女が近づいて来た。
「隣の部屋にお湯を用意しております。どうぞ」
寝室とは別に、また小さな部屋があり、そこに一人用の浴槽が置かれていた。確かに湯が這ってあり、湯気が立ち上っている。
メリッサは侍女の助けを借りてドレスを脱ぐが、中途半端に脱がされたままの下着が露わになり焦った。だが侍女は表情を変えることなくそれも脱がせて、メリッサを湯船に促す。
適度な温かいお湯に包まれて、思わずメリッサは長い息を吐いた。心地よさに目を閉じれば、自分がいまどこに居るのか忘れてしまいそうだった。
だが――
「メリッサ様、頭をこちらに――」
聞き慣れない侍女の声に我に返った。ここは公爵邸ではないことを思い出す。
彼女に言われるまま、浴槽の端にもたれて縁に首を預けた。ドレスに見合うように結い上げた髪が解かれていく。
そして首を預けたまま上を向くと、顔にかからないようゆっくりと髪にお湯がかけられる。下には大きめの桶が用意されていて、そこに溜めていたお湯を繰り返しかけて洗われる。
その心地よさにまた今度は眠気が襲ってきた。我慢できず目を閉じ、ほんの一瞬のつもりだったが、そうでもなかったらしい。
侍女に優しく揺り起こされて目を覚まし、それでようやく夢を見るほど眠りに落ちていたことに気づく。
それでも長い時間は経っていないようだ。お湯はまだ温かい。
湯船から出ると体を拭かれ、隣に用意された小さな寝台に横になる。何も身に着けていないのは恥ずかしかったが、香油を塗られながら体を解される心地よさに、メリッサはしばしうつらうつらしてしまった。
体を解していた侍女の手が離れたことで、メリッサは夢うつつから意識を戻す。
寝台から降りて、用意されたワンピースを身に着けていく。ノースリーブの足首まで丈のある、部屋着というよりはネグリジェのような透け感のあるワンピースだった。
それを下着もなく着せられる。
(なんだか恥ずかしいわ……)
東屋で痴態を晒しておいて今更な気もするが、露出のある衣装を、自邸ですらない王宮の一室で身に着けている事実に、メリッサはまた居心地の悪い気分になってしまう。
メリッサがワンピースを着ながらもぞもぞしていると、部屋の換気のためか小窓を開けに行った侍女が、こちらを振り返ると声をかけてきた。
「メリッサ様……伺いたいことが、あります」
侍女の問いかけに、メリッサは目を瞬く。先ほどから侍女は、世話を見るための言葉はかけてくるが、私語のようなものはなかった。
職務を全うしているのだろうと思っていたが、ここに来て会話を始めたことにほんの少し驚く。
だが、無視をする理由はない。微笑を浮かべると「何かしら?」と小首を傾げて見せた。
「メリッサ様は、聖女様が嫌い、ですか?」
「えっ?!」
唐突の質問に、今度ははっきりと驚く。なぜ、ここで聖女が出てくるのか、と。
「聖女様が、嫌いですか?」
重ねて問われて、メリッサは半ば憮然としつつ口を開いた。
「嫌いでは、ありません。そもそも、好き嫌い、というほど聖女様のことをわたくしは知らないの。それに、わたくしの好き嫌い以前に、この国にとってとても大事な存在だわ」
「……」
その答えに満足いかないのか、小窓のそばに立ちつくしたまま侍女はしばし動きを止める。
会話中だと思えないほど長い間を置いて、ようやく侍女が声を発した。
「なぜ、王太子、殿下を選ばなかった、のですか?」
「……あなたが、なぜそれを訊くのかしら」
侍女の分際で、とまでは思わないが、彼女は公爵家の使用人ではない。親しくもなく、今日会ったばかりの侍女に、なぜそれを問われるのか、そう思うとメリッサもさすがに不快感を覚えた。
だが、侍女は同じ問いをまた繰り返す。
そこに至って、ようやくメリッサは別の不信感を覚えたが、長い沈黙の末に答えることにした。
「――わたくしはそもそも、モレナール公爵令息フェリクス様と幼いころから婚約しています。これはモレナール家とルーベンス家が契約したもので、特別な理由がない限り反故にはできません」
王命があればどうなっていたか分からないが、オリフィエルも『公爵家は敵に回したくない』と言っていたから、そこまでのことはできなかったのだろう。
そして公爵家も、メリッサとしては有難いことに、手放す気はなかったということだ。
「それに、わたくしは選べる立場にないわ。フェリクス様と結婚できたことは良かったと思ってるけども――王太子殿下を選ぶだなんて、畏れ多い」
「メリッサ、誰と話している」
唐突に、戸口から声をかけられて、メリッサは飛び上がった。
いつの間に戻って来たのか、戸口にバスローブ姿のオリフィエルがいた。気配もなく現れたことに驚きに心臓が早鐘を打つ。
「オリフィエル様、驚かさないでください」
「すまん。で、誰と話していた」
「誰とって……」
困惑しながらメリッサが侍女へ視線を向ければ、彼女は王太子に対し深く頭を下げていた。メリッサの視線には気づいているだろうに微動だにしない。
一層戸惑うメリッサに、オリフィエルが手を差し出す。
「まぁいい。来い、続きをするぞ」
オリフィエルの言葉に、庭園でのことを思い出してまた頬を染める。逃げ出したくて仕方なかったが、オリフィエルの目に険が滲むのを見て、渋々足を踏み出した。
浴室が用意されている小部屋を出ると、室内には侍従長が待機していた。
「あとを頼む」
「かしこまりました」
オリフィエルとそんな短いやりとりをして、侍従長は頭を下げると小部屋に入って行った。
それを何気なく視線で追っていたメリッサだが、腰に腕を回したオリフィエルが足早に寝室へ向かうので焦った。その速さに足がもつれそうになると、早々に抱き上げられてしまう。
寝室も隣の部屋の広さに見合うほど広い。その広い寝室の奥に、天蓋付きの大きなベッドがあり、メリッサはやや乱暴にその上へ投げ出される。
極力、この客室に使用人は入れていないのか、オリフィエル自身が寝室の扉を閉め、天蓋の柱に括りつけられていたレースのカーテンを解く。
ベッドの上にできた小さな空間で、メリッサは再びオリフィエルと向かい合うことになった。
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