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【オリフィエル編】
02.オリフィエルと庭園で
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メリッサはめまいを覚えていた。応接間でオリフィエルとアキノと、三人で会話をしてからずっとだ。
あの後、アキノは近々遠征に行くための準備があるからと神殿へ帰って行った。オリフィエルはといえば、「今日はもう公務はないから普段着に着替える」と言って一旦下がって行った。
残されたメリッサは、入れ替わりで現れた侍従長から説明を受けることになった。
「これから、王太子殿下と閨をともにするにあたって、いくつか注意点や決まり事をお伝えいたします。まずひとつ。与えられる部屋は、王家の居住区画に近い客室です。そのため、不要な行動はお控えください」
それはつまり、疑われるような不穏な動きはするな、ということだろう。
「もちろん、外部との接触は禁止です。何かを持ち込むこともできません。殿下の安全と、あなたへの不要な疑いを避けるためですので、ご了承ください」
その他、侍女と護衛をつけるが信頼のおける者なので安心して欲しいということ、体調が悪いときは速やかに申告すること、これは公爵家と取り決めたことなので抵抗は無意味だということ――など、細々とした説明を口頭で受けたあと、それが羅列された用紙を手渡される。
「それに目を通し、署名してください」
同時にペンを差し出され、メリッサはそれを握り締めながら紙の上の文字を視線で辿る。
先ほど侍従長が説明したことが書かれていた。何もおかしなところはない。だが――
「……聞いても、いいでしょうか」
「なんでしょう」
「なぜ、わたくしなのでしょうか?」
侍従長は少し間を置いて口を開いた。
「理由はいくつかございます。ひとつには、王太子殿下のご指名です。通常はもう少し年上の、経験のある貴族女性を指南役にするものですが――それよりも自分の立場を弁え、殿下に執心しない女性の方が適格かと思い、我々も承諾いたしました。もう少し時間があれば良かったのですが……」
彼はメリッサが指名されたことに、最初は納得していなかったらしい。王族の世話をする者として、慣例に外れたことはしたくなかったのだろう。
「時間があれば……?」
「殿下が急に聖女様と結婚すると言い出したのです。結婚すれば初夜が待っています。聖女様を傷つけないためには、今すぐにでも閨教育を受ける必要があると言われまして」
すぐに最適な貴族女性を見つけるには、オリフィエルの命令は性急すぎた。
結局、最初から見繕うよりは、オリフィエルが指名したメリッサをあてがう方が早い。というよりも、そうなるように彼が仕組んだのだと言えるだろう。
オリフィエルが『閨教育にメリッサを』と言い出し、それが決まるまでの数日は王宮でも若干混乱したらしい。
侍従長の様子からそれが察せられたが、詳しいことまでは話そうとしなかった。
「ともかく三日、あなたは部屋でじっと時間が過ぎるのを待てば良い。殿下も、悪いようにはなさりません」
そう言って侍従長は署名を急かし、半ば呆然とするメリッサを置いて部屋を出て行ったのだった。
「そう緊張するな」
普段着に着替えたオリフィエルが合流し、『少し歩くか』と庭園に連れ出されたメリッサは、王太子と並んで歩くというあり得ない事態に身を強張らせていた。
目ざとくそれを指摘するオリフィエルに、メリッサは苦笑を返す。
「それは難しゅうございますね」
丁寧ながらも少し棘を含む口調に、今度はオリフィエルが苦笑を返す。
「怒っているのか? お前を指名したことを」
「……」
「仕方なかったんだ。公爵はお前を手放さなかったし、王家としても公爵を敵に回したくなかった。お前を指名することについても公爵は反対したが、第二妃にしたいという俺の希望を拒んだんだ。それくらいは飲み込んでくれてもいいだろう」
メリッサの知らないところで、王家とモレナール公爵家との攻防があったようだ。
公爵の――恐らくは公爵夫人の――強硬な姿勢を有難く思いつつ、だからこそ閨教育の件については折れなくてはいけなかったのだろう。
仕方がないと分かってはいるが、メリッサ自身はまだ飲み込めていない。
「――なぜ、わたくしだったのでしょうか」
侍従長にしたのと同じ問いを投げかける。侍従長は単に『王太子殿下が指名した』と言ったが、本人なら理由が聞けるはずだ。
オリフィエルは歩みを進めながらしばし口を閉ざした。このまま答えないつもりかと思うほど沈黙が続いたころ、庭園の奥、開けた場所に東屋が見えた。
「あそこで話そう」
そう言うと彼は返事も聞かず東屋へ向かう。
真っ白な石材で作られた、大きな柱が五本並ぶ丸い屋根の東屋だった。遠目で見ると太い石柱が粗削りな意匠に見えたが、近くで見ると印象がまた違っている。
石柱ひとつひとつに、あるいは丸い屋根の縁に、細やかな花の装飾が施されている。中心に置かれている小ぢんまりとしたテーブルと椅子も、真っ白でありながら装飾的な意匠が華やかな印象を持たせていた。
向かい合うように腰かけて、テーブル越しのオリフィエルがメリッサを視界に入れ、目を細めた。
「最初に会った印象は、『とてもきれいな女の人』だった」
静かに話し始めるオリフィエルに、不覚にもメリッサは胸が高鳴った。
それが自分のことだと思うと、ひどく奇妙な感覚もあり、恥ずかしくもある。
「もちろん他にも美しい女性はいるが、心を動かされたのはお前が初めてだった。それに、他の貴族女性と接しているうちに、逆にお前の不可解なところが気になり始めた」
「不可解、ですか?」
「お前は自分の美しさをことさらに誇示したりしない。それを武器にしよう、などとも思っていない。謙虚というよりは無自覚で、卑屈というのも違う。無頓着でもない」
「??」
メリッサは思わず首を傾げた。無自覚だが、無頓着ではないというのが、いささか矛盾するような気がしたからだ。
オリフィエル自身も少し言葉を選ぶように黙考してから、再び口を開く。
「お前は侯爵令嬢として幼いころから非の打ちどころがなかった。きっと努力して身に着けた所作なんだろう。そういった点では無頓着ではない」
それは悪役令嬢にならないようにと意識していたからだ。
「自分は弱い存在で、劣っている人間だとも思っていない」
努力しているからこそ自信はある。それに断罪を回避できたら、攻略キャラ以外の貴族男性と結婚するんだと考えていた。卑屈でいては良い縁談も逃してしまう。
「なのに、俺やフェリクスを相手に自己主張をしてこない。初めはフェリクスと婚約しているからかと思ったが、そのフェリクスに対しても距離を取っているように見えた」
メリッサは内心で「なるほど」と理解した。相手がゲームの攻略キャラのため、彼らを異性として意識しなかった行為が、他の貴族女性と違って奇異に見えたらしい。
「女性らしく淑やかに、俺やフェリクスに笑顔で接するくせに、こちらが意識させようとしても、お前は見向きもしなかった」
「そ、そんなことが、ありましたでしょうか……」
次第に力説するオリフィエルに、メリッサはややたじろぐ。
確かに見向きもしなかったのだろう。記憶になかった。
オリフィエルはジト目になってメリッサを睨めつける。
「――本が好きなのかと思って王宮の図書館に誘ったら、『畏れ多い』と断られた。初めて舞踏会に来たときは、フェリクスを差し置いて一番にダンスに誘ったが、『順番を守ってください』と断られた」
メリッサは目をしばたいた。そんなことがあっただろうかと焦って記憶を探れば、確かにぼんやりとそんな光景が浮かんでくる。
今頃になって冷や汗がどっと湧いてきた。
「そ、それはとんだ失礼を……」
「まったくだ。だがフェリクスに対しても同じようなものだったから、焦ってはいなかったんだ。最近まではな――」
そう言って眉間にしわを寄せて視線を落とす。どこか拗ねているようにも見えて、メリッサは彼がふたつ年下だということを、何となく思い出した。
「たとえ結婚を迫られても、お前は何かと理由をつけて拒もうとすると思った。その歳まで散々先延ばしにしてたからな。だから、迫られて拒みきれなくなったとき俺が口を出せば……そう思っていた」
ところがメリッサは実のところずっとフェリクスが好きで、しかも実の父親に迫られるというとんでもない目に遭い、公爵家に匿われたのち半ば強引にフェリクスに既成事実を作られた。
想いを自覚した今、まったくメリッサは彼の行為を酷いと思ってはいないが、オリフィエルから見ると「出し抜かれた」という感覚に近いのかも知れない。
横恋慕しているのはオリフィエルの方なのだが。
「お前は俺の初恋だった」
低い静かな声音に我に返って、視線を戻せばオリフィエルの青い瞳に絡め取られる。
「第二妃にする、という望みも諦めたんだ。閨教育なんて口実だっていうのは自覚してる。卑怯だというのも分かっている。だが、三日だけだ。俺のものになってもらう――」
オリフィエルの宣言に、メリッサは息をするのも忘れて、ただ彼が立ちあがり自分の手を引く様を、呆然と見つめることしかできなかった。
あの後、アキノは近々遠征に行くための準備があるからと神殿へ帰って行った。オリフィエルはといえば、「今日はもう公務はないから普段着に着替える」と言って一旦下がって行った。
残されたメリッサは、入れ替わりで現れた侍従長から説明を受けることになった。
「これから、王太子殿下と閨をともにするにあたって、いくつか注意点や決まり事をお伝えいたします。まずひとつ。与えられる部屋は、王家の居住区画に近い客室です。そのため、不要な行動はお控えください」
それはつまり、疑われるような不穏な動きはするな、ということだろう。
「もちろん、外部との接触は禁止です。何かを持ち込むこともできません。殿下の安全と、あなたへの不要な疑いを避けるためですので、ご了承ください」
その他、侍女と護衛をつけるが信頼のおける者なので安心して欲しいということ、体調が悪いときは速やかに申告すること、これは公爵家と取り決めたことなので抵抗は無意味だということ――など、細々とした説明を口頭で受けたあと、それが羅列された用紙を手渡される。
「それに目を通し、署名してください」
同時にペンを差し出され、メリッサはそれを握り締めながら紙の上の文字を視線で辿る。
先ほど侍従長が説明したことが書かれていた。何もおかしなところはない。だが――
「……聞いても、いいでしょうか」
「なんでしょう」
「なぜ、わたくしなのでしょうか?」
侍従長は少し間を置いて口を開いた。
「理由はいくつかございます。ひとつには、王太子殿下のご指名です。通常はもう少し年上の、経験のある貴族女性を指南役にするものですが――それよりも自分の立場を弁え、殿下に執心しない女性の方が適格かと思い、我々も承諾いたしました。もう少し時間があれば良かったのですが……」
彼はメリッサが指名されたことに、最初は納得していなかったらしい。王族の世話をする者として、慣例に外れたことはしたくなかったのだろう。
「時間があれば……?」
「殿下が急に聖女様と結婚すると言い出したのです。結婚すれば初夜が待っています。聖女様を傷つけないためには、今すぐにでも閨教育を受ける必要があると言われまして」
すぐに最適な貴族女性を見つけるには、オリフィエルの命令は性急すぎた。
結局、最初から見繕うよりは、オリフィエルが指名したメリッサをあてがう方が早い。というよりも、そうなるように彼が仕組んだのだと言えるだろう。
オリフィエルが『閨教育にメリッサを』と言い出し、それが決まるまでの数日は王宮でも若干混乱したらしい。
侍従長の様子からそれが察せられたが、詳しいことまでは話そうとしなかった。
「ともかく三日、あなたは部屋でじっと時間が過ぎるのを待てば良い。殿下も、悪いようにはなさりません」
そう言って侍従長は署名を急かし、半ば呆然とするメリッサを置いて部屋を出て行ったのだった。
「そう緊張するな」
普段着に着替えたオリフィエルが合流し、『少し歩くか』と庭園に連れ出されたメリッサは、王太子と並んで歩くというあり得ない事態に身を強張らせていた。
目ざとくそれを指摘するオリフィエルに、メリッサは苦笑を返す。
「それは難しゅうございますね」
丁寧ながらも少し棘を含む口調に、今度はオリフィエルが苦笑を返す。
「怒っているのか? お前を指名したことを」
「……」
「仕方なかったんだ。公爵はお前を手放さなかったし、王家としても公爵を敵に回したくなかった。お前を指名することについても公爵は反対したが、第二妃にしたいという俺の希望を拒んだんだ。それくらいは飲み込んでくれてもいいだろう」
メリッサの知らないところで、王家とモレナール公爵家との攻防があったようだ。
公爵の――恐らくは公爵夫人の――強硬な姿勢を有難く思いつつ、だからこそ閨教育の件については折れなくてはいけなかったのだろう。
仕方がないと分かってはいるが、メリッサ自身はまだ飲み込めていない。
「――なぜ、わたくしだったのでしょうか」
侍従長にしたのと同じ問いを投げかける。侍従長は単に『王太子殿下が指名した』と言ったが、本人なら理由が聞けるはずだ。
オリフィエルは歩みを進めながらしばし口を閉ざした。このまま答えないつもりかと思うほど沈黙が続いたころ、庭園の奥、開けた場所に東屋が見えた。
「あそこで話そう」
そう言うと彼は返事も聞かず東屋へ向かう。
真っ白な石材で作られた、大きな柱が五本並ぶ丸い屋根の東屋だった。遠目で見ると太い石柱が粗削りな意匠に見えたが、近くで見ると印象がまた違っている。
石柱ひとつひとつに、あるいは丸い屋根の縁に、細やかな花の装飾が施されている。中心に置かれている小ぢんまりとしたテーブルと椅子も、真っ白でありながら装飾的な意匠が華やかな印象を持たせていた。
向かい合うように腰かけて、テーブル越しのオリフィエルがメリッサを視界に入れ、目を細めた。
「最初に会った印象は、『とてもきれいな女の人』だった」
静かに話し始めるオリフィエルに、不覚にもメリッサは胸が高鳴った。
それが自分のことだと思うと、ひどく奇妙な感覚もあり、恥ずかしくもある。
「もちろん他にも美しい女性はいるが、心を動かされたのはお前が初めてだった。それに、他の貴族女性と接しているうちに、逆にお前の不可解なところが気になり始めた」
「不可解、ですか?」
「お前は自分の美しさをことさらに誇示したりしない。それを武器にしよう、などとも思っていない。謙虚というよりは無自覚で、卑屈というのも違う。無頓着でもない」
「??」
メリッサは思わず首を傾げた。無自覚だが、無頓着ではないというのが、いささか矛盾するような気がしたからだ。
オリフィエル自身も少し言葉を選ぶように黙考してから、再び口を開く。
「お前は侯爵令嬢として幼いころから非の打ちどころがなかった。きっと努力して身に着けた所作なんだろう。そういった点では無頓着ではない」
それは悪役令嬢にならないようにと意識していたからだ。
「自分は弱い存在で、劣っている人間だとも思っていない」
努力しているからこそ自信はある。それに断罪を回避できたら、攻略キャラ以外の貴族男性と結婚するんだと考えていた。卑屈でいては良い縁談も逃してしまう。
「なのに、俺やフェリクスを相手に自己主張をしてこない。初めはフェリクスと婚約しているからかと思ったが、そのフェリクスに対しても距離を取っているように見えた」
メリッサは内心で「なるほど」と理解した。相手がゲームの攻略キャラのため、彼らを異性として意識しなかった行為が、他の貴族女性と違って奇異に見えたらしい。
「女性らしく淑やかに、俺やフェリクスに笑顔で接するくせに、こちらが意識させようとしても、お前は見向きもしなかった」
「そ、そんなことが、ありましたでしょうか……」
次第に力説するオリフィエルに、メリッサはややたじろぐ。
確かに見向きもしなかったのだろう。記憶になかった。
オリフィエルはジト目になってメリッサを睨めつける。
「――本が好きなのかと思って王宮の図書館に誘ったら、『畏れ多い』と断られた。初めて舞踏会に来たときは、フェリクスを差し置いて一番にダンスに誘ったが、『順番を守ってください』と断られた」
メリッサは目をしばたいた。そんなことがあっただろうかと焦って記憶を探れば、確かにぼんやりとそんな光景が浮かんでくる。
今頃になって冷や汗がどっと湧いてきた。
「そ、それはとんだ失礼を……」
「まったくだ。だがフェリクスに対しても同じようなものだったから、焦ってはいなかったんだ。最近まではな――」
そう言って眉間にしわを寄せて視線を落とす。どこか拗ねているようにも見えて、メリッサは彼がふたつ年下だということを、何となく思い出した。
「たとえ結婚を迫られても、お前は何かと理由をつけて拒もうとすると思った。その歳まで散々先延ばしにしてたからな。だから、迫られて拒みきれなくなったとき俺が口を出せば……そう思っていた」
ところがメリッサは実のところずっとフェリクスが好きで、しかも実の父親に迫られるというとんでもない目に遭い、公爵家に匿われたのち半ば強引にフェリクスに既成事実を作られた。
想いを自覚した今、まったくメリッサは彼の行為を酷いと思ってはいないが、オリフィエルから見ると「出し抜かれた」という感覚に近いのかも知れない。
横恋慕しているのはオリフィエルの方なのだが。
「お前は俺の初恋だった」
低い静かな声音に我に返って、視線を戻せばオリフィエルの青い瞳に絡め取られる。
「第二妃にする、という望みも諦めたんだ。閨教育なんて口実だっていうのは自覚してる。卑怯だというのも分かっている。だが、三日だけだ。俺のものになってもらう――」
オリフィエルの宣言に、メリッサは息をするのも忘れて、ただ彼が立ちあがり自分の手を引く様を、呆然と見つめることしかできなかった。
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