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10.家族の団欒の中で
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翌朝、煌は「あいつの連絡先教えろよ」と優鶴に言ってきた。出勤する直前、玄関で靴を履いているときのことだった。階段の上から、淡々としたその声は降ってきた。
先週末、優鶴が白井と連絡先を交換したことにさえ、煌は強い嫌悪感を示していたのだ。いくら当事者の二人が『運命の番』だったとしても、嫌がる煌に連絡するようこちらが強制するのは間違っているんじゃないか。提案したにもかかわらず申し訳ないが、今回は白井の望む結果にならないかもしれない。もしそうなったら、どう詫びを入れようかと考えていたのだが……。
一転して、まさか煌の方から教えてほしいと言われるなんて思ってもみなかった。
一夜のうちに態度を急変させた煌に戸惑う。連絡先を教えるくらい時間に余裕はあったが、優鶴は「あ、あとでな」と返した。踵を靴の中に収めるのも忘れ、逃げるように家を出た。
電車に乗ってから、優鶴は煌に白井の連絡先を送ろうとした。だが送信ボタンを押そうとした際、親指がふと宙で止まった。本当にこれでいいのだろうか。後悔するんじゃないだろか。そんな迷いが頭をかすめた。
白井の連絡先を煌のスマホに送ったあとも、その迷いは消えなかった。自分は何をやっているんだろうと思った。どうして煌を説得してみるなんて無責任なことを豪語してしまったんだろう。口説いてみれば、なんて白井の背中を押すようなことを言ってしまったんだろう。肩にのしかかった後悔を感じながら、優鶴は会社へと向かった。
会社のデスクに座ると、岸田が声をかけてきた。優鶴と同い齢のアルファの息子が、週末にオメガ男性を連れてきたらしい。まだ番にはなっていないが、来年籍を入れたら番になるのだと父親の岸田に報告したそうだ。
「あの女好きが、まさか男のオメガを連れてくるとはなぁ」
そう言って岸田は苦笑していたが、その口元は穏やかにほころんでいた。
煌が『運命の番』を連れてきたら、死んだ両親や妹の睦美はどんな顔をするだろうか。岸田の話を聞いたあと、優鶴は想像してみた。
自分の意見を強く主張することのない父は「いいんじゃないか」と言いつつ、黙々と感慨深げに部屋の隅で酒を飲むかもしれない。睦美はおしゃべりだから、煌が子供だった頃にジャングルジムから落ちた話を面白おかしく煌の相手に話すかもしれない。その様子を見た母が、「やめなさい」と微笑みながら睦美を注意する――。
自分は?
家族の団欒の中にいる自分を想像して、優鶴は唖然とした。どんな態度で煌の連れてきた相手に接しているのか。どんな表情で並んでいる煌とその相手を見ているのか。自分のことなのに、まったく想像できなかったのだ。
煌がスマホをよくいじるようになったのは、白井の連絡先を教えたその日からだった。白井とどんな話をしているのか知りたかったけれど、今さらそんなことを訊ねても呆れられるような気がして、訊けなかった。
ある晩、優鶴がシャワーから上がると、ソファに横たわっていた煌がスマホ画面をスクロールさせながら、「明日、卵が安いってさ」と言った。「どこの卵だよ」と優鶴が訊くと、煌は駅前にあるスーパーだと答えた。
「白井、あそこでバイトしてるんだって」
煌の口から出た白井の名前にズキンと胸が痛む。優鶴は「あのスーパー、特売日が不定期だから、そういう情報ってありがたいよな」と力の入らない口角を無理やり上げて言った。
「ちゃんと連絡取ってるんだな」
もっとショックを受けるかと思ったが、意外と冷静だった。いや、冷静を装うシミュレーションを頭の中で何度も思い浮かべていた。
煌は「まあ」と抑揚のない声で返事した。
「どうだ? いい子か?」
煌はソファの上でむくっと上半身を起こし、視線を優鶴に向けて睨んだ。
「自分より好きになれそうかってこと?」
「そ、そんな言い方してないだろ。いい子かどうか訊いただけじゃないか」
そんなに自分の言葉には他意が含まれているように聞こえたのだろうか。見透かされたみたいで居心地が悪くなる。優鶴が目を逸らすと、煌はぞんざいに言った。
「どうだろうな。文字のやりとりだけじゃわかんねえよ。向こうも気を遣ってるだろうし」
でも、と煌が続ける。
「次に会ったらヤバいだろうな」
「ヤバい、って……?」
煌は皮肉っぽい笑みを浮かべた。
「それを兄貴が訊くのか?」
ソファから立ち上がり、煌がゆっくりと近づいてくる。じりじりと後ろに下がったが、すぐに追い詰められてしまった。優鶴の背中が、冷房の風で冷えた壁に触れる。
顔の横で、ドンッと煌の手が壁を叩いた。
「たしかに白井は俺の『運命の番』だ。あいつの匂いを嗅いでるとムカつくぐらいやりたくなるし、服を全部脱がして俺の跡を残してやりたくなる。あいつの匂いを思い出しただけで、チンコも脳みそも沸騰しそうになるよ。兄貴の匂いと違ってな」
煌はスンと鼻を鳴らし、優鶴の匂いを嗅ぐ真似をした。煌の声と息が耳にかかり、顔じゅうが熱くなる。同時にみぞおちを拳でぐぐっと押されるようなどす黒い感情がこみあげてきて、優鶴は下から煌をキッと睨みつけた。
「おまえ悪趣味だぞ」
「今さらなに言ってんだよ。自分のことを好きだって言ってるやつを、他の男とくっつけようとする方がよっぽど悪趣味だろうが」
「しょうがないだろっ。『運命の番』とベータの兄貴じゃ、どっちがいいかなんて決まって――」
「血も繋がってねえくせに、いつまでそのネタで拒むつもりだよ」煌はため息をついた。
伸びてきた煌の指に唇をなぞられる。グッと唇に力をこめ、優鶴は顎を引いて指から逃げた。煌のチッという舌打ちが上から聞こえてくる。煌は優鶴から体を離した。
「ベータの兄貴に触っても理性を失うわけじゃないから……拒まれたら、俺は引くしかないんだ」
煌の肩は震えていた。
「だってそうだろっ? 兄貴のこと、もう二度と傷つけたくないって思ってるんだから」
涙声になっていく声が痛々しかった。泣いてはいなかったが、頬によって押し上げられた苦しそうな目は、どこか濡れているように見えた。
「でも『好き』ってそういうもんじゃねえの? 相手を傷つけたくないとか幸せになってほしいとか、幸せにしてやりたいとか……『頭』で考えることじゃないのかよ」
返す言葉が思い浮かばず、優鶴は黙ることしかできなかった。
「俺も白井も人間だ。動物じゃない。本能だけで誰かを好きになんか、なりたくない」
絞り出すような煌の言葉に、胸が締めつけられる。
たしかに優鶴も、アルファとオメガにしかない特徴を動物的だと感じたことがある。だが、アルファやオメガである前に彼らは人間なのだ。もちろん自分だってベータである前に平沢優鶴という一人の人間。そんな当たり前のことを突きつけられ、優鶴はいたたまれなくなった。
「でも、兄貴がどうしてもって言うなら白井と番になるよ。兄貴がなってほしい俺になる。俺は……兄貴には敵わないんだから」
「駄目だ」優鶴の口から、咄嗟に声が出る。ハッとなって口を押さえると、煌が頭を上げて「え?」と訊き返してきた。
「そ、そんな不純な気持ちで番になったら、白井くんだって傷つく……だろ」
「そんな当たり前のこと、兄貴より俺の方がわかってんだよ。わかった上で俺はあいつに連絡したんだ」
煌は「そんなことより」と首を横に振る。
「今なんて? 今なんで『駄目だ』って言ったの」
「だ、だから、白井くんに失礼だって――」
「嘘だ。そんな風には聞こえなかった」
一旦離れた男が、再び迫ってくる。大きな手に頬を包まれ、薄く開けた唇から音が聞こえるんじゃないかと思うほど、心臓がうるさく鳴っていた。
温かい手のひらに頬をすり寄せたくなる衝動が湧きあがると同時に、昨年の夏、電車の中で見た煌のさみしそうな顔がちらついた。
笑ってほしいと思った。あの日から、自分は煌が幸せになる手伝いをしようと心に誓った。
優鶴はきゅっと目をつぶって「……じゃない」とかすかな声で言った。だが、声が小さすぎて煌の耳にまで届かなかったようだ。「え?」と緊張を乗せた声が問い質してくる。
壁に背中を預けたまま、ずるずると下にしゃがんで煌の手から逃げた。
これ以上、気持ちを暴かないで。歯止めが利かなくなって、欲望深い自分がどんどんあふれてしまう。
優鶴は両手で顔を覆った。
「い、今のおまえは……俺のなってほしい煌じゃ……ない」
口にしたあと、しばらく沈黙が続いた。
恐る恐る両手を離して頭上を見上げると、呆然と立ち尽くす煌がこちらを見下ろしていた。無表情で、煌の下まつ毛で膨らんだ涙がポツリと落ち、床を濡らす。
ヒクッと煌の口の端が動く。現れた歪みは、顔全体にゆっくりと広がっていき、やがて怒りを湛えたものに代わった。
「どうなってほしいかなんて、訊いても何にも教えてくれなかったくせに……っ」
煌はしゃがみこんだ優鶴の横をガンッと蹴ると、リビングから出て行った。泣き叫ぶような声が耳をつんざく。壁から伝わった振動が、いつまでも背中に残った。
先週末、優鶴が白井と連絡先を交換したことにさえ、煌は強い嫌悪感を示していたのだ。いくら当事者の二人が『運命の番』だったとしても、嫌がる煌に連絡するようこちらが強制するのは間違っているんじゃないか。提案したにもかかわらず申し訳ないが、今回は白井の望む結果にならないかもしれない。もしそうなったら、どう詫びを入れようかと考えていたのだが……。
一転して、まさか煌の方から教えてほしいと言われるなんて思ってもみなかった。
一夜のうちに態度を急変させた煌に戸惑う。連絡先を教えるくらい時間に余裕はあったが、優鶴は「あ、あとでな」と返した。踵を靴の中に収めるのも忘れ、逃げるように家を出た。
電車に乗ってから、優鶴は煌に白井の連絡先を送ろうとした。だが送信ボタンを押そうとした際、親指がふと宙で止まった。本当にこれでいいのだろうか。後悔するんじゃないだろか。そんな迷いが頭をかすめた。
白井の連絡先を煌のスマホに送ったあとも、その迷いは消えなかった。自分は何をやっているんだろうと思った。どうして煌を説得してみるなんて無責任なことを豪語してしまったんだろう。口説いてみれば、なんて白井の背中を押すようなことを言ってしまったんだろう。肩にのしかかった後悔を感じながら、優鶴は会社へと向かった。
会社のデスクに座ると、岸田が声をかけてきた。優鶴と同い齢のアルファの息子が、週末にオメガ男性を連れてきたらしい。まだ番にはなっていないが、来年籍を入れたら番になるのだと父親の岸田に報告したそうだ。
「あの女好きが、まさか男のオメガを連れてくるとはなぁ」
そう言って岸田は苦笑していたが、その口元は穏やかにほころんでいた。
煌が『運命の番』を連れてきたら、死んだ両親や妹の睦美はどんな顔をするだろうか。岸田の話を聞いたあと、優鶴は想像してみた。
自分の意見を強く主張することのない父は「いいんじゃないか」と言いつつ、黙々と感慨深げに部屋の隅で酒を飲むかもしれない。睦美はおしゃべりだから、煌が子供だった頃にジャングルジムから落ちた話を面白おかしく煌の相手に話すかもしれない。その様子を見た母が、「やめなさい」と微笑みながら睦美を注意する――。
自分は?
家族の団欒の中にいる自分を想像して、優鶴は唖然とした。どんな態度で煌の連れてきた相手に接しているのか。どんな表情で並んでいる煌とその相手を見ているのか。自分のことなのに、まったく想像できなかったのだ。
煌がスマホをよくいじるようになったのは、白井の連絡先を教えたその日からだった。白井とどんな話をしているのか知りたかったけれど、今さらそんなことを訊ねても呆れられるような気がして、訊けなかった。
ある晩、優鶴がシャワーから上がると、ソファに横たわっていた煌がスマホ画面をスクロールさせながら、「明日、卵が安いってさ」と言った。「どこの卵だよ」と優鶴が訊くと、煌は駅前にあるスーパーだと答えた。
「白井、あそこでバイトしてるんだって」
煌の口から出た白井の名前にズキンと胸が痛む。優鶴は「あのスーパー、特売日が不定期だから、そういう情報ってありがたいよな」と力の入らない口角を無理やり上げて言った。
「ちゃんと連絡取ってるんだな」
もっとショックを受けるかと思ったが、意外と冷静だった。いや、冷静を装うシミュレーションを頭の中で何度も思い浮かべていた。
煌は「まあ」と抑揚のない声で返事した。
「どうだ? いい子か?」
煌はソファの上でむくっと上半身を起こし、視線を優鶴に向けて睨んだ。
「自分より好きになれそうかってこと?」
「そ、そんな言い方してないだろ。いい子かどうか訊いただけじゃないか」
そんなに自分の言葉には他意が含まれているように聞こえたのだろうか。見透かされたみたいで居心地が悪くなる。優鶴が目を逸らすと、煌はぞんざいに言った。
「どうだろうな。文字のやりとりだけじゃわかんねえよ。向こうも気を遣ってるだろうし」
でも、と煌が続ける。
「次に会ったらヤバいだろうな」
「ヤバい、って……?」
煌は皮肉っぽい笑みを浮かべた。
「それを兄貴が訊くのか?」
ソファから立ち上がり、煌がゆっくりと近づいてくる。じりじりと後ろに下がったが、すぐに追い詰められてしまった。優鶴の背中が、冷房の風で冷えた壁に触れる。
顔の横で、ドンッと煌の手が壁を叩いた。
「たしかに白井は俺の『運命の番』だ。あいつの匂いを嗅いでるとムカつくぐらいやりたくなるし、服を全部脱がして俺の跡を残してやりたくなる。あいつの匂いを思い出しただけで、チンコも脳みそも沸騰しそうになるよ。兄貴の匂いと違ってな」
煌はスンと鼻を鳴らし、優鶴の匂いを嗅ぐ真似をした。煌の声と息が耳にかかり、顔じゅうが熱くなる。同時にみぞおちを拳でぐぐっと押されるようなどす黒い感情がこみあげてきて、優鶴は下から煌をキッと睨みつけた。
「おまえ悪趣味だぞ」
「今さらなに言ってんだよ。自分のことを好きだって言ってるやつを、他の男とくっつけようとする方がよっぽど悪趣味だろうが」
「しょうがないだろっ。『運命の番』とベータの兄貴じゃ、どっちがいいかなんて決まって――」
「血も繋がってねえくせに、いつまでそのネタで拒むつもりだよ」煌はため息をついた。
伸びてきた煌の指に唇をなぞられる。グッと唇に力をこめ、優鶴は顎を引いて指から逃げた。煌のチッという舌打ちが上から聞こえてくる。煌は優鶴から体を離した。
「ベータの兄貴に触っても理性を失うわけじゃないから……拒まれたら、俺は引くしかないんだ」
煌の肩は震えていた。
「だってそうだろっ? 兄貴のこと、もう二度と傷つけたくないって思ってるんだから」
涙声になっていく声が痛々しかった。泣いてはいなかったが、頬によって押し上げられた苦しそうな目は、どこか濡れているように見えた。
「でも『好き』ってそういうもんじゃねえの? 相手を傷つけたくないとか幸せになってほしいとか、幸せにしてやりたいとか……『頭』で考えることじゃないのかよ」
返す言葉が思い浮かばず、優鶴は黙ることしかできなかった。
「俺も白井も人間だ。動物じゃない。本能だけで誰かを好きになんか、なりたくない」
絞り出すような煌の言葉に、胸が締めつけられる。
たしかに優鶴も、アルファとオメガにしかない特徴を動物的だと感じたことがある。だが、アルファやオメガである前に彼らは人間なのだ。もちろん自分だってベータである前に平沢優鶴という一人の人間。そんな当たり前のことを突きつけられ、優鶴はいたたまれなくなった。
「でも、兄貴がどうしてもって言うなら白井と番になるよ。兄貴がなってほしい俺になる。俺は……兄貴には敵わないんだから」
「駄目だ」優鶴の口から、咄嗟に声が出る。ハッとなって口を押さえると、煌が頭を上げて「え?」と訊き返してきた。
「そ、そんな不純な気持ちで番になったら、白井くんだって傷つく……だろ」
「そんな当たり前のこと、兄貴より俺の方がわかってんだよ。わかった上で俺はあいつに連絡したんだ」
煌は「そんなことより」と首を横に振る。
「今なんて? 今なんで『駄目だ』って言ったの」
「だ、だから、白井くんに失礼だって――」
「嘘だ。そんな風には聞こえなかった」
一旦離れた男が、再び迫ってくる。大きな手に頬を包まれ、薄く開けた唇から音が聞こえるんじゃないかと思うほど、心臓がうるさく鳴っていた。
温かい手のひらに頬をすり寄せたくなる衝動が湧きあがると同時に、昨年の夏、電車の中で見た煌のさみしそうな顔がちらついた。
笑ってほしいと思った。あの日から、自分は煌が幸せになる手伝いをしようと心に誓った。
優鶴はきゅっと目をつぶって「……じゃない」とかすかな声で言った。だが、声が小さすぎて煌の耳にまで届かなかったようだ。「え?」と緊張を乗せた声が問い質してくる。
壁に背中を預けたまま、ずるずると下にしゃがんで煌の手から逃げた。
これ以上、気持ちを暴かないで。歯止めが利かなくなって、欲望深い自分がどんどんあふれてしまう。
優鶴は両手で顔を覆った。
「い、今のおまえは……俺のなってほしい煌じゃ……ない」
口にしたあと、しばらく沈黙が続いた。
恐る恐る両手を離して頭上を見上げると、呆然と立ち尽くす煌がこちらを見下ろしていた。無表情で、煌の下まつ毛で膨らんだ涙がポツリと落ち、床を濡らす。
ヒクッと煌の口の端が動く。現れた歪みは、顔全体にゆっくりと広がっていき、やがて怒りを湛えたものに代わった。
「どうなってほしいかなんて、訊いても何にも教えてくれなかったくせに……っ」
煌はしゃがみこんだ優鶴の横をガンッと蹴ると、リビングから出て行った。泣き叫ぶような声が耳をつんざく。壁から伝わった振動が、いつまでも背中に残った。
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