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11.真実
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王宮のさまざまな間を走り抜け、フォルカが駆け込んだ先は自分の部屋だった。中から鍵を閉めると、ドッと力が抜けた。
「僕はなんてことを……」
ドアに背中を預ける。さっきの自分はまるで子どもだ。皆の前であんな態度をとってしまうなんて。これまでの自分だったら考えられない。だが、いろんなことを一気に聞かされて、いっぱいいっぱいになってしまった。あの場では余裕のある振りが少しもできなかった。
幼い頃からルミナス騎士団はフォルカにとって身近な存在だ。今思えば、行事や公務でガイの父であるというジョス騎士団長とも話したことがあった。
見慣れたプレートアーマーに赤いマントに身を包んだガイは、ごろつきの面影など微塵も感じさせなかった。
コン、と戸を叩く音が聞こえてきたのは、そのときだった。寄りかかっていたドアから、小さな弾みが伝わる。
心配したデニサが来てくれたのだろうか。フォルカは涙の跡を拭いながら、「ご、ごめん。今開けるよ」とドアノブに手をかけた。
「俺だ」
ドアを隔てた向こうから、こもった声が聞こえる。フォルカはドアノブにかけていた手を引っ込めた。
「……っ」
「ドアは開けなくていい。俺の独り言だと思って話を聞いてくれるか」
返事をしないでいるとガイは、
「おまえにはいつか言うつもりだった。隠していてすまない」
と詫びの言葉を口にした。
ガイにとっては、王子の護衛という重大な任務を任されただけだ。知った直後は確かにショックを受けたが、ガイが謝る必要なんて本来はないのだ。
「こんな動きにくいナリして、口が痒くなりそうな言葉遣って仕事してるくせに何言ってんだって思うかもな。でもこれだけは言わせてくれ。本当の俺は、おまえがよく知ってる俺だよ」
ドキッとする。いつものガイの声だ。ぐっときて、フォルカは胸が詰まった。
「おまえも聞いたように、俺はルミナス騎士団長の息子だ。王族や貴族ほどじゃねえが、そこそこいい暮らしをさせてもらってた。自分で言うのもアレだが、かなり裕福だった」
ふう、と一息つくと、ガイは自嘲気味に笑った。
「俺も幼かったからな。いい暮らしができているのは親父が王国に仕えていたおかげなのに、『いずれおまえもルミナシエルの国とルミナスファミリーを守れ』って親父に言われるたび、国もルミナスファミリーも嫌になった……と、まあ、これはあくまで俺と俺の親父の問題だから、おまえが気にすることじゃねえんだけど」
ルミナス騎士団に入って国と王族を守れと毎日のように言われ続けたガイは、十代半ばになると家には帰らず、それこそ酒場や街で知り合ったごろつきの仲間と、よくつるんでいたそうだ。
「俺には国や王族なんて規模のでかいもんを背負うより、気楽に毎日を過ごしていた方が性に合ってると思った。ま、今でも俺の根底はその頃とそんなに変わらねえがな」
気づいたらフォルカは耳をドアにくっつけて聞いていた。ガイの口からガイの話が聞けることが新鮮で、自然と前のめりになってしまう。
「もし聞いてるなら返事してほしいんだが、おまえの知りたかった話はこういう内容で合ってるか? つまんなくねえか?」
フォルカはゴクッと唾を飲む。ちゃんと答えた方がいいのだろう。だけど、楽しいと伝えるのも違う気がした。少し考えた末に、フォルカは丸めた指の背でコンとドアをひとつノックした。
しばらくして、「了解」と言ったガイの鼻から、ふっと笑いの洩れる音が聞こえる。
それを聞いた瞬間、きゅっと心臓が縮こまった。今すぐドアを開けたい衝動に駆られた。
「おまえの護衛を命じられたのは三年前だ。当時俺は十八で、仕事もしないで仲間と毎日のように飲み歩いてたし、喧嘩もしょっちゅうで生傷も絶えなかった」
あるとき久しぶりに家に帰ったガイは、父親からいい加減にしろと殴られたらしい。血気盛んだったガイに、さすがのジョス騎士団長も随分と手を焼いていたようだ。
寡黙で剣豪と称される騎士団長とガイが言い争っている画を思い浮かべ、フォルカは思わずクスッと笑った。
父であるジョス騎士団長と取っ組み合いの大喧嘩した翌日、ガイはなぜか国王直々に呼び出しを受けたのだと説明した。
「最初は意味がわからなかったぜ。こんな学もない野蛮なごろつき野郎に、何の用があるんだってな」
フォルカの父・アーモス二世とジョス騎士団長の付き合いが長いことは、フォルカも知っている。ルミナスの精鋭たちをまとめる騎士団長と互角に喧嘩したというだけで、国王にとってはガイを評する理由になったらしい。
国王に呼び出されたガイに命じられたのは、国王自らが隣国に追いやった息子・フォルカス王子を陰から護衛することだった。
「最初は面倒なことになったと思ったぜ。断りたかったが、さすがに俺も王の命令には逆らえねえからな」
会ったことも話したこともない王族の護衛をイヤイヤ任されることになったガイが、フォルカにいい感情を抱かないのも想像に難くない。
ガイはフォルカの気持ちを汲み取るように、
「隠してもしょうがねえから白状するが、俺は最初おまえのことが苦手だった」
想像がついていたからこそ、言い当てられてドキリとした。
「王族ってだけで、名前も知らないやつに守ってもらえるめでたい奴なんだ。どうせ風が吹いたら綿毛のようにどこかに飛んでいっちまいそうな弱い野郎なんだろうと思ってたよ」
でも……とガイは声のトーンを落とした。
「俺が見た王子様は違った」
ドア越しに、ガイの息遣いが伝わってくる。フォルカは手のひらをドアにくっつけた。すぐそこにガイの体温があるような気がして、心が腹をすかせたみたいにひもじくなった。
「いつから任務に私情が入ったかなんて、自分でも覚えちゃいねえ。俺はこの三年間、おまえしか見ていなかったからな。本当は陰での任務だったのに、気づいたらおまえの視界に入るように行動してる自分がいた」
ガイは自身の緊張をほぐすようにスゥーッと息を吸った。
「国王はああ言ってくださったが、俺の行動は任務として褒められたものじゃないことは自分が一番分かっている。だから俺は、騎士団に入団することを決めたんだ。騎士として堂々とフォルカを守りたいと」
ガイがドアを叩いたのか、ドアがコンと鳴る。荒っぽい気性の男が叩いたとは思えないほど、弱々しい音だった。
「愛している。おまえが『何者でも構わない』と言ってくれたとき、俺がどれだけ嬉しかったか分かるか……?」
フォルカは口を両手で塞いだ。今すぐドア越しにいる男に向かって、自分の気持ちをぶちまけてしまいそうになったからだ。
ちゃんと目を見て言いたかった。ドアを一枚挟んだ距離ではなく、直接ガイの顔を見て思いを伝えたいと思った。
フォルカはドアノブに手をかけ、ゆっくりとドアを引いた。恐る恐る開けた先には、自分のよく知る男がいた。日に妬けた肌とブラックグレーの瞳は確かにガイなのに、いつもの調子の良さは抑えられている。可愛いと思ってしまった。
ガイは胸に手を当てると、その場で跪いた。
「対等になりたいなんて言わない。任務とはいえ、おまえに隠し事ばかりだった俺を許してほしいとも思っていない。ただこれからは俺を側に置いてくれないか。隣でおまえを守らせてほしい」
真摯なガイの言葉に、気持ちが揺さぶられた。たくさんの愛の言葉を与えられ、心のカップの容量はとっくに過ぎていた。
「……君にばかり喋らせてしまってごめん」
フォルカは両手を伸ばし、ガイの首に腕を絡ませた。金属板でできたプレートアーマーのせいで、ガイの体温は感じられない。
だが、今日ほどガイを間近に感じたことはなかった。フォルカは冷たい鎧に、涙で濡れた頬を擦りつける。
「ずっと守ってくれてありがとう。これからも君に守ってもらえるなんて、僕は最高に幸せな王子だ」
見上げると、ホッとした表情のガイと視線が交差した。
ガイの瞳には、自分が映っている。きっと自分のエメラルドグリーンの瞳には、ガイが映っているのだろう。たったそれだけのことが、こんなにも嬉しいなんて。
目を閉じてガイの硬い胸に頭を乗せると、背に回されたガイの手が、フォルカを包み込むように優しく抱きしめてきた。
「僕はなんてことを……」
ドアに背中を預ける。さっきの自分はまるで子どもだ。皆の前であんな態度をとってしまうなんて。これまでの自分だったら考えられない。だが、いろんなことを一気に聞かされて、いっぱいいっぱいになってしまった。あの場では余裕のある振りが少しもできなかった。
幼い頃からルミナス騎士団はフォルカにとって身近な存在だ。今思えば、行事や公務でガイの父であるというジョス騎士団長とも話したことがあった。
見慣れたプレートアーマーに赤いマントに身を包んだガイは、ごろつきの面影など微塵も感じさせなかった。
コン、と戸を叩く音が聞こえてきたのは、そのときだった。寄りかかっていたドアから、小さな弾みが伝わる。
心配したデニサが来てくれたのだろうか。フォルカは涙の跡を拭いながら、「ご、ごめん。今開けるよ」とドアノブに手をかけた。
「俺だ」
ドアを隔てた向こうから、こもった声が聞こえる。フォルカはドアノブにかけていた手を引っ込めた。
「……っ」
「ドアは開けなくていい。俺の独り言だと思って話を聞いてくれるか」
返事をしないでいるとガイは、
「おまえにはいつか言うつもりだった。隠していてすまない」
と詫びの言葉を口にした。
ガイにとっては、王子の護衛という重大な任務を任されただけだ。知った直後は確かにショックを受けたが、ガイが謝る必要なんて本来はないのだ。
「こんな動きにくいナリして、口が痒くなりそうな言葉遣って仕事してるくせに何言ってんだって思うかもな。でもこれだけは言わせてくれ。本当の俺は、おまえがよく知ってる俺だよ」
ドキッとする。いつものガイの声だ。ぐっときて、フォルカは胸が詰まった。
「おまえも聞いたように、俺はルミナス騎士団長の息子だ。王族や貴族ほどじゃねえが、そこそこいい暮らしをさせてもらってた。自分で言うのもアレだが、かなり裕福だった」
ふう、と一息つくと、ガイは自嘲気味に笑った。
「俺も幼かったからな。いい暮らしができているのは親父が王国に仕えていたおかげなのに、『いずれおまえもルミナシエルの国とルミナスファミリーを守れ』って親父に言われるたび、国もルミナスファミリーも嫌になった……と、まあ、これはあくまで俺と俺の親父の問題だから、おまえが気にすることじゃねえんだけど」
ルミナス騎士団に入って国と王族を守れと毎日のように言われ続けたガイは、十代半ばになると家には帰らず、それこそ酒場や街で知り合ったごろつきの仲間と、よくつるんでいたそうだ。
「俺には国や王族なんて規模のでかいもんを背負うより、気楽に毎日を過ごしていた方が性に合ってると思った。ま、今でも俺の根底はその頃とそんなに変わらねえがな」
気づいたらフォルカは耳をドアにくっつけて聞いていた。ガイの口からガイの話が聞けることが新鮮で、自然と前のめりになってしまう。
「もし聞いてるなら返事してほしいんだが、おまえの知りたかった話はこういう内容で合ってるか? つまんなくねえか?」
フォルカはゴクッと唾を飲む。ちゃんと答えた方がいいのだろう。だけど、楽しいと伝えるのも違う気がした。少し考えた末に、フォルカは丸めた指の背でコンとドアをひとつノックした。
しばらくして、「了解」と言ったガイの鼻から、ふっと笑いの洩れる音が聞こえる。
それを聞いた瞬間、きゅっと心臓が縮こまった。今すぐドアを開けたい衝動に駆られた。
「おまえの護衛を命じられたのは三年前だ。当時俺は十八で、仕事もしないで仲間と毎日のように飲み歩いてたし、喧嘩もしょっちゅうで生傷も絶えなかった」
あるとき久しぶりに家に帰ったガイは、父親からいい加減にしろと殴られたらしい。血気盛んだったガイに、さすがのジョス騎士団長も随分と手を焼いていたようだ。
寡黙で剣豪と称される騎士団長とガイが言い争っている画を思い浮かべ、フォルカは思わずクスッと笑った。
父であるジョス騎士団長と取っ組み合いの大喧嘩した翌日、ガイはなぜか国王直々に呼び出しを受けたのだと説明した。
「最初は意味がわからなかったぜ。こんな学もない野蛮なごろつき野郎に、何の用があるんだってな」
フォルカの父・アーモス二世とジョス騎士団長の付き合いが長いことは、フォルカも知っている。ルミナスの精鋭たちをまとめる騎士団長と互角に喧嘩したというだけで、国王にとってはガイを評する理由になったらしい。
国王に呼び出されたガイに命じられたのは、国王自らが隣国に追いやった息子・フォルカス王子を陰から護衛することだった。
「最初は面倒なことになったと思ったぜ。断りたかったが、さすがに俺も王の命令には逆らえねえからな」
会ったことも話したこともない王族の護衛をイヤイヤ任されることになったガイが、フォルカにいい感情を抱かないのも想像に難くない。
ガイはフォルカの気持ちを汲み取るように、
「隠してもしょうがねえから白状するが、俺は最初おまえのことが苦手だった」
想像がついていたからこそ、言い当てられてドキリとした。
「王族ってだけで、名前も知らないやつに守ってもらえるめでたい奴なんだ。どうせ風が吹いたら綿毛のようにどこかに飛んでいっちまいそうな弱い野郎なんだろうと思ってたよ」
でも……とガイは声のトーンを落とした。
「俺が見た王子様は違った」
ドア越しに、ガイの息遣いが伝わってくる。フォルカは手のひらをドアにくっつけた。すぐそこにガイの体温があるような気がして、心が腹をすかせたみたいにひもじくなった。
「いつから任務に私情が入ったかなんて、自分でも覚えちゃいねえ。俺はこの三年間、おまえしか見ていなかったからな。本当は陰での任務だったのに、気づいたらおまえの視界に入るように行動してる自分がいた」
ガイは自身の緊張をほぐすようにスゥーッと息を吸った。
「国王はああ言ってくださったが、俺の行動は任務として褒められたものじゃないことは自分が一番分かっている。だから俺は、騎士団に入団することを決めたんだ。騎士として堂々とフォルカを守りたいと」
ガイがドアを叩いたのか、ドアがコンと鳴る。荒っぽい気性の男が叩いたとは思えないほど、弱々しい音だった。
「愛している。おまえが『何者でも構わない』と言ってくれたとき、俺がどれだけ嬉しかったか分かるか……?」
フォルカは口を両手で塞いだ。今すぐドア越しにいる男に向かって、自分の気持ちをぶちまけてしまいそうになったからだ。
ちゃんと目を見て言いたかった。ドアを一枚挟んだ距離ではなく、直接ガイの顔を見て思いを伝えたいと思った。
フォルカはドアノブに手をかけ、ゆっくりとドアを引いた。恐る恐る開けた先には、自分のよく知る男がいた。日に妬けた肌とブラックグレーの瞳は確かにガイなのに、いつもの調子の良さは抑えられている。可愛いと思ってしまった。
ガイは胸に手を当てると、その場で跪いた。
「対等になりたいなんて言わない。任務とはいえ、おまえに隠し事ばかりだった俺を許してほしいとも思っていない。ただこれからは俺を側に置いてくれないか。隣でおまえを守らせてほしい」
真摯なガイの言葉に、気持ちが揺さぶられた。たくさんの愛の言葉を与えられ、心のカップの容量はとっくに過ぎていた。
「……君にばかり喋らせてしまってごめん」
フォルカは両手を伸ばし、ガイの首に腕を絡ませた。金属板でできたプレートアーマーのせいで、ガイの体温は感じられない。
だが、今日ほどガイを間近に感じたことはなかった。フォルカは冷たい鎧に、涙で濡れた頬を擦りつける。
「ずっと守ってくれてありがとう。これからも君に守ってもらえるなんて、僕は最高に幸せな王子だ」
見上げると、ホッとした表情のガイと視線が交差した。
ガイの瞳には、自分が映っている。きっと自分のエメラルドグリーンの瞳には、ガイが映っているのだろう。たったそれだけのことが、こんなにも嬉しいなんて。
目を閉じてガイの硬い胸に頭を乗せると、背に回されたガイの手が、フォルカを包み込むように優しく抱きしめてきた。
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