25 / 34
価値観は変わる
しおりを挟む
別の作品――私のシンガーソングライターで、二十数年間書きためた詩を紹介しているわけだが、裏を返せば、昔描いた詩もあるということだ。
最初の作品を描いた時期は、とにかく若かった。若さが美徳という考え方は私はしない。なぜなら、誰でも持っていて誰でも失うものだから。そこに価値など存在しないということだ。
いかに年齢を重ねるかこそが、価値のあることである。前置きはこのくらいにして、本題に入ろう。
当然、書いてある詩の内容が、今の自分の価値観に合わなくなってくる。ということで、書き直しをするのだが、二十数年の月日は人を大きく変えるものだなと思った。
今現在、『好きなのに』という歌詞を直している。
昔に書いた時は、男女の恋愛で、恋に冷めてしまった相手が去ってゆくのを、好きなのにただ見ているだけしかできない。という内容だった。
これを今書くと、男性と男性の恋愛で、結婚してゆく相手に好きなのに気持ちを伝えられない。という意味に変わるのだ。この詩は、孔明と張飛の恋愛に似ていると、私は勝手に思って作っている。
彼らの恋愛から結婚に至るまで、やはり言い出せるわけもなく、張飛が女性と結婚して、遠くの宇宙へ行ってしまうのを、孔明が見送ったという過去に基づいている。
たぶん今へと続くように、神様によって作られていたのだ。霊感を持っていると、そんな長い年月をかけて、奇跡に変わる瞬間は多々あるのだ。
妻はね、旦那たちが辛い想いをしたのではないかと思うと、涙がこぼれでどうしようもないのだ。歳を重ねると、涙脆《もろ》くなっていけない。
2020年8月8日、土曜日
最初の作品を描いた時期は、とにかく若かった。若さが美徳という考え方は私はしない。なぜなら、誰でも持っていて誰でも失うものだから。そこに価値など存在しないということだ。
いかに年齢を重ねるかこそが、価値のあることである。前置きはこのくらいにして、本題に入ろう。
当然、書いてある詩の内容が、今の自分の価値観に合わなくなってくる。ということで、書き直しをするのだが、二十数年の月日は人を大きく変えるものだなと思った。
今現在、『好きなのに』という歌詞を直している。
昔に書いた時は、男女の恋愛で、恋に冷めてしまった相手が去ってゆくのを、好きなのにただ見ているだけしかできない。という内容だった。
これを今書くと、男性と男性の恋愛で、結婚してゆく相手に好きなのに気持ちを伝えられない。という意味に変わるのだ。この詩は、孔明と張飛の恋愛に似ていると、私は勝手に思って作っている。
彼らの恋愛から結婚に至るまで、やはり言い出せるわけもなく、張飛が女性と結婚して、遠くの宇宙へ行ってしまうのを、孔明が見送ったという過去に基づいている。
たぶん今へと続くように、神様によって作られていたのだ。霊感を持っていると、そんな長い年月をかけて、奇跡に変わる瞬間は多々あるのだ。
妻はね、旦那たちが辛い想いをしたのではないかと思うと、涙がこぼれでどうしようもないのだ。歳を重ねると、涙脆《もろ》くなっていけない。
2020年8月8日、土曜日
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
天涯孤独のアーティスト
あまゆり
エッセイ・ノンフィクション
はじめに…
自分自身の波瀾万丈の人生を書いてます。 こんな生き方も参考にしてください。
学もない私が書いていきますので読みづらい、伝わりづらい表現などあるかもしれませんが広い心でお付き合い頂ければと思います。
平成や令和の方などには逆に新鮮に思えるような昭和な出来事などもありますので不適切な表現があるかもせれませんが楽しんでもらえたらと思います。
両親が幼い頃にいなくなった私
施設に行ったり、非行に走ったり
鑑別所や、少年院に入ったり
音楽を始めたり、住む家がなくフラフラして生きて、いつの間にか会社を経営して結婚して子どもが生まれたり、女装を始めたり
こんな生き方でも今生きている自分がいるってことを伝えたいと思います。
過去を振り返ることで今の自分が怠けずに生きられているのか、自分を見つめ直すことができるので頑張って書いていこうと思います。
この物語に出てくる登場人物は本人を除いて一部の人は仮名で表現しております。
幽霊と神様にこんにちは
明智 颯茄
エッセイ・ノンフィクション
元霊感占い師が語る!
感じる程度でしかなかった著者が、なぜ神レベルまで霊視できるようになったのか。
どのようにすれば、霊感は磨かれるのか。
どのような心構えを持てば、見えるようになるのか。
様々な角度から検証し、書き記しました。
*効果には個人差があります。
この作品は、小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも掲載されています。
平成元年カナダ・バンクーバー行き
イマガーDC
エッセイ・ノンフィクション
前書き その2 “福岡国際空港”
昨日から平成元年にタイムスリップしている。この時は昭和天皇崩御でとにかくえらい騒ぎだった。自粛ムードの真っ最中、名だたるテレビ番組は退屈で、僕もレンタルビデオ屋に走った。人気の作品は貸し出し中の札ばかりで、中に見つけた“ウエルター”という邦画(もう、この言い方も古いのかな)を借りて楽しむ。案外面白かった。実はカナダに行くまでにセルフディフェンスというか、何か格闘技を経験した方が良いだろうと小倉高橋ボクシングジムに通った。自分のペースでトレーニングが進められ、学生時代のような集団練習でないところに惹かれてボクシングを楽しんだ。その経験もあったせいか、現役のプロボクサーが演じた役はリアリティにあふれ興奮した。
さて、僕はというとカナダはおろか外国に出たこともなく航空券を買うのも大学を出た友人に頼った。わざわざ福岡市の生協関連の旅行代理店を紹介してもらい大韓航空の1番安いチケットを買ったのだった。今思えば小倉でも買えたのだろうが、高速バスで行った博多は随分都会に感じられた。その時にワーキングホリディの説明会に参加した気がする。そこから、週刊プロレスに宣伝が載っていたバッシュ=Troopのコブラという靴を買う。生活したバンクーバーではスケボー少年たちからよく履いているバッシュの銘柄を聞かれた。結果、それから5年ほどを履いてボロボロになってから捨てた。
福岡空港へは両親に送ってもらう。航空機に乗り込んでからも両親の姿が見えた。分からないとは思ったがMA-1を裏返してオレンジの色を窓に押し付けてここにいる事を示した。1年後に帰国して聞いたが全く覚えていない、との事で可愛がっていた犬にも死ぬほど吠えられた。こいつ(モモ)も僕も覚えていなかった。僕は少し泣いた。
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
愛は赦しの中で
明智 颯茄
恋愛
神である蓮は、ある日、妻の想い人を見つけてしまう――
神である蓮は妻子ある身だ。何とも説明したいが、彼にはもう一人妻がいる。それは人間の女で、魂も宿っていない、仮の存在――オマケ。
ある日、彼女の本棚の隙間から、神様名簿を見つけてしまうが、そこには、彼女の過去の恋愛相手が書き記されていた。
*ボーイズラブが出てきます。
大人の隠れんぼ=旦那編=
明智 颯茄
恋愛
『大人の隠れんぼ=妻編=』の続編。
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
ある日、夫の提案で、夫婦だけで隠れんぼをすることになるのだが、何だかおかしなルールが追加され、大騒ぎの隠れんぼとなってしまう。
しかも、誰か手引きしている人がいるようで……。
*この作品は『明智さんちの旦那さんたちR』から抜粋したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる