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凡ミス
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小説を毎日せっせと書いている私だが、今までやったことない凡《ぼん》ミスをした。
『心霊探偵はエレガントに』の新作だが、我が家の旦那、十人が全員登場している。登場人物の言動に困った時には、本人を呼んで相談したりもする。
私は前から物語を描いていると、旦那を誤って、登場人物の名前で呼んでしまうのだ。さらには、旦那たちも互いのことを、登場人物名で呼んでいたりもする。つまりは、公私混同というか、現実と物語の世界がごちゃ混ぜになってしまうのである。
五日も前から書いている章があったのだが、訂正に見直しを重ねて、一昨日完成した。次の章へ移り、黙々と書いていると、はたと気づいた。
アドスのセリフで、
「夕霧さんの――」
と、本名で出してしまったのだ。正しくは、カミエである。何度も読み返したのに、今頃気づくとは、我ながら驚きであった。世に出す前に見つかってよかった。
だが、私は今日もまた、旦那たちを登場人物の名前で呼び、「おっと!」と言い、訂正する日々を送っているのである。
2020年7月3日、金曜日
『心霊探偵はエレガントに』の新作だが、我が家の旦那、十人が全員登場している。登場人物の言動に困った時には、本人を呼んで相談したりもする。
私は前から物語を描いていると、旦那を誤って、登場人物の名前で呼んでしまうのだ。さらには、旦那たちも互いのことを、登場人物名で呼んでいたりもする。つまりは、公私混同というか、現実と物語の世界がごちゃ混ぜになってしまうのである。
五日も前から書いている章があったのだが、訂正に見直しを重ねて、一昨日完成した。次の章へ移り、黙々と書いていると、はたと気づいた。
アドスのセリフで、
「夕霧さんの――」
と、本名で出してしまったのだ。正しくは、カミエである。何度も読み返したのに、今頃気づくとは、我ながら驚きであった。世に出す前に見つかってよかった。
だが、私は今日もまた、旦那たちを登場人物の名前で呼び、「おっと!」と言い、訂正する日々を送っているのである。
2020年7月3日、金曜日
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