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恐竜展 その3
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お昼寝も終わり、帰るまでの間にやること3つ。
まずは、お土産買い。
子供たちを集めて、覚師が仕切る。
「いいかい? 30分後にここに集合だよ。会計はパパとママがそこらへんにいるから、言いな。よし、行ってきな」
「おう!」
慣れたもので、バラバラにサクッと買い物をする。策羅と一緒に出ようとすると、光命がお札を数枚渡してくれた。
「こちらで支払ってください」
「ありがとうございます」
「おかしな人ですね、あなたは」
と言われしまった。我が家のお金なのに、お礼を言うものだから。
お土産コーナーに行くと、混雑していたが、係の人が奥を開放してくださって、
「こちらにお進みください。同じ商品を取り揃えてます」
「じゃあ、奥に行ってみようか?」
「うん......」
何だかさっきから元気のない策羅。それでも、クラスメイト全員にキャンディを買いたいと言った。
「クラスメイトは何人?」
「60人」
「じゃあ、60個……。これ、120個入りだね。それにずいぶん重い」
探してみたが、そのサイズしかない。
子供が学校に持っていくの大変では?
しかし、ママはすぐに別の心配ごとをする。
「龍先生が乗せられ――」
「颯ちゃん、どうしたの?」
他の子供と一緒に孔明がやってきた。
「これ、重いんだけどさ。龍先生、大丈夫かな?」
「月に聞いた方がいいよ」
「そうだね。先生だもんね」
電話をかけると、すぐに出た。
「どうかしたんですか~?」
「龍先生が乗せられる重量って、どこまでですか?」
「子供が全員、倍の体重を越さなければ平気です~」
「ありがとうございます」
電話を切って、私は策羅にかがみ込む。
「大丈夫だって。買おう」
レジに並び、すぐに会計で、お金を払おうとしたら、お札の金額が読めなかった。
読めない人なんて誰もいない。お店の人に迷惑をかけてはいけないと思い、お札を一枚出すと、返されてしたった。次のを出しているうちに、策羅がどこかへ行こうとした。
「自分のものを買ってるから、誰かに頼まない限り、途中で投げ出すのは責任感がないよ」
策羅は一度戻ってきたが、会計が終わると、あっという間に走っていった。
そうして、金属でできた、綺麗なしおりを持ってきた。自分の分を買うのを忘れたらしい。
「あぁ、ごめん。ママ、ちゃんとわかってなかったね。欲しいものが他にもあったから急いでたんだね。集合時間に間に合うように」
「……」
やけに無口な策羅。いつもはウキウキで話をするのに。そこへ、
「ママ、とりあえずこれ」
しっかりおもちゃを持ってきた、善珠は、
「クラスメイトにチョコ買いたい」
「チョコ? 売り場……? あ、あっちだ」
慣れたもので、善珠はお土産が何個入りかを調べ始める。
「60個?」
「クラスに兄弟が他に二人いるから、20個でオッケー」
「じゃあ、これでもう一度買ってくるね」
お会計も終わって、私たちが一番乗りで、元の場所へ戻ってきた。
やはり様子のおかしい策羅。彼はいつも明るくて元気なのに。
「何かあったの?」
「〇〇ちゃんが……」
ママはドキッとした。策羅がつい数日前から付き合い始めた彼女の名前だった。旦那さんたちが暮らす世界には別れというものはやってこない。そうすると、もっと深刻な問題だ。
でも、事実から目をそむけてはいけない。
「〇〇ちゃんが、どうしたの?」
策羅は携帯電話を取り出した。泣きはしなかったが、ずいぶん辛そうで、何があったのか、ママは直感した。
「恐竜展に行くって、メールしたの?」
「うん」
「恐竜さんが大きくて怖いって言ってた?」
「うん」
「そうか。お土産は何がいいか聞こうと思ったけど、聞けなかったんだね」
「うん」
「怖くないやつ買えばいいんじゃないかな? さっき策羅が買ったしおり綺麗だったよね? それで策羅が、恐竜さんは素敵だって、お話してあげればいいんじゃないかな?」
「……でも」
「怖がるかも? ってこと?」
「うん」
「最初は見てもらえないかもしれないけど、可愛いやつを買って、机の上に置いてくれば、本人が見なくても、他の子たちが可愛いって言うよ。そうしたら。〇〇ちゃんも見て、怖くないって思うよ」
「……うん」
「もう一度買いに行こう?」
「うん」
策羅とママでもう一度やって来た。やはり、
「策羅、さっきのしおりも可愛かったから、ピンクの色違いないかな? ピンク好きかな? 〇〇ちゃん」
「うん」
「よし、これを買おう」
そうして、再び戻ってくると、光命がやって来て、
「策羅は何かあったのですか?」
経緯を説明すると、光命は策羅を抱きしめた。
「あなたが彼女の恐怖心を取り除いて差し上げればよいのではありませんか?」
「うん」
何とか策羅も元気を取り戻した。平和で何よりである。
全員、買い物を終えた時だった、妻の悲痛な叫び声が上がったのは。
「いや~! 自分のお土産買うの忘れた!」
他人優先をしていたばかりに、自分のことがおろそかになってしまった。
しかし、家族でやること、ジェラートを食べて、遊園地で遊ぶが残っている。ということで、
「私のお土産選びは、合間に行ってきます」
ジェラートを食べて終えて、小さな遊園地に行くところで、みんなから離れた。
店へ一人で戻ってきたが、何を買うかなど、もともと決めておらず、途方に暮れる。
そこで、さっき焉貴に言われたことを思い出した。
「お前、俺と会員制のバー行かない?」
それって、ふたりきりでデートってことだよね。旦那さんたち、一人ずつでデートに行きたいって言ってたもんね。
了承したものの、着ていく服がないことに気づいた。
「よし服を買おう」
ハンガーをラックから取り上げて、鏡の前で服を当てると、その中には、服を着ている自分が映っている。
最新式の鏡だそうで、服を着た姿で、服選びができるものらしい。やがて、黒のドレスを見つけた。
「これだっ!」
いい品があったと思ったが、値段を見て、諦めるしかなかった。
「何十万もする……」
妻はため息をつき、アクセサリー売り場へ行った。せめて、髪を飾るものを買おう。と思っていたが、結局お菓子につられて、詰め合わせの缶を買った。
相変わらず、お札の数字は見えず、お金を手のひらに乗せて、店員に見せて、
「ここから必要な分を取ってください」
しょんぼりしながら買い物を終えようとすると、光命が洋服の売り場で店員と話していた。
何かあったのかな? と思いながら、みんながいる、遊園地へやって来ると、背後から紙袋が差し出された。
「こちらのドレスでよろしいのですか?」
「え……?」
振り返ると、光命が、さっき買うのを諦めた、黒のドレスを袋から出して立っていた。
「あ、あぁ……」
買えなかったから、代わり買ってきてくれたのだと、すぐに気づいたが、妻は慌ててドレスを袋にしまった。
焉貴とデートに行く時に着るから、今見られては……。しかしそれは、光命の罠で、私が誰と出かけるために、服を買おうしていたことに、妻の態度と視線で、今わかったのだ。
旦那さんたちが全員いるところで、デートにそれぞれと行くという話はしている。一番最初が光命のダンスパーティーだった。
重ならないように、旦那さんたちはお互いをうかがっているのだろう。行くとならば、笑顔で見送り、子供たちのことはお任せ。
自分もそうしてもらったから、今度はする番ということだ。
幸い、焉貴にはドレスは気づかれなかったみたいだった。私は光命にお礼を言って、子供たちと乗り物を乗った。
太い縄がついている気球に乗れるものがあった。子供ふたりと乗ろうとして、スタッフの人が、
「瞬間移動できますか?」
遊園地で乗り物に乗る時に、そんなことを聞かれたことがなかった妻は一瞬ためらった。
しゅ、瞬間移動? 飛ぶのは浮遊……だから、
「できます」
万が一の話で、気球がどこかへ飛んでいってしまった時に、大人の瞬間移動で戻るという、緊急措置なのだろう。
臨海地区。少し傾いた日差しに海の青が映える。子供たちの背丈でも見えるようになっていて、
「うわー! ママ、船が通ってる」
「本当だ、家からじゃ見えないもんね」
「ママ、あっちにも家がたくさんあるよ」
「あそこの家の子も同じ学校に来てるかもしれないね」
その時、青空に、銀の力強い線が引かれた。
「飛行機だ!」
「うわー!」
十分楽しんで、ベンチに座ると、莎理がいた。
「乗らないんですか?」
「こういう乗り物は合わないの」
「あぁ、そういうこともあるんですね」
「さっきどうしたの?」
妻はプレゼントされた紙袋を少しだけのぞき込んで、
「欲しい服が何十万で、光さんが買ってくれたんですが、お金大丈夫なのかなと思って……」
「そっちの世界の価値を聞いたけど、何十万は何千と一緒よ」
「価値観が違うんだ、こっちは。100分の1」
「質は値札通りだけと……」
「あぁ、よかった。贅沢は敵だと思って」
妻はほっとした。あまり話したことのない莎理。焉貴のもともとの奥さん。聞いてみた。
「莎理さん、焉貴さんの会員制のバーに行ったことありますか?」
「あるわよ」
「あぁ、そうなんですね。他にはどんなところに行ったんですか?」
「レストランが多かったかしら?」
「そうなんですね」
何だか心の温まる話だった。ふたりの歴史がそこにあるみたいで。
そうして、家に帰るまでにもまだ様々な出来事はあった。
2019年10月25日、金曜日
まずは、お土産買い。
子供たちを集めて、覚師が仕切る。
「いいかい? 30分後にここに集合だよ。会計はパパとママがそこらへんにいるから、言いな。よし、行ってきな」
「おう!」
慣れたもので、バラバラにサクッと買い物をする。策羅と一緒に出ようとすると、光命がお札を数枚渡してくれた。
「こちらで支払ってください」
「ありがとうございます」
「おかしな人ですね、あなたは」
と言われしまった。我が家のお金なのに、お礼を言うものだから。
お土産コーナーに行くと、混雑していたが、係の人が奥を開放してくださって、
「こちらにお進みください。同じ商品を取り揃えてます」
「じゃあ、奥に行ってみようか?」
「うん......」
何だかさっきから元気のない策羅。それでも、クラスメイト全員にキャンディを買いたいと言った。
「クラスメイトは何人?」
「60人」
「じゃあ、60個……。これ、120個入りだね。それにずいぶん重い」
探してみたが、そのサイズしかない。
子供が学校に持っていくの大変では?
しかし、ママはすぐに別の心配ごとをする。
「龍先生が乗せられ――」
「颯ちゃん、どうしたの?」
他の子供と一緒に孔明がやってきた。
「これ、重いんだけどさ。龍先生、大丈夫かな?」
「月に聞いた方がいいよ」
「そうだね。先生だもんね」
電話をかけると、すぐに出た。
「どうかしたんですか~?」
「龍先生が乗せられる重量って、どこまでですか?」
「子供が全員、倍の体重を越さなければ平気です~」
「ありがとうございます」
電話を切って、私は策羅にかがみ込む。
「大丈夫だって。買おう」
レジに並び、すぐに会計で、お金を払おうとしたら、お札の金額が読めなかった。
読めない人なんて誰もいない。お店の人に迷惑をかけてはいけないと思い、お札を一枚出すと、返されてしたった。次のを出しているうちに、策羅がどこかへ行こうとした。
「自分のものを買ってるから、誰かに頼まない限り、途中で投げ出すのは責任感がないよ」
策羅は一度戻ってきたが、会計が終わると、あっという間に走っていった。
そうして、金属でできた、綺麗なしおりを持ってきた。自分の分を買うのを忘れたらしい。
「あぁ、ごめん。ママ、ちゃんとわかってなかったね。欲しいものが他にもあったから急いでたんだね。集合時間に間に合うように」
「……」
やけに無口な策羅。いつもはウキウキで話をするのに。そこへ、
「ママ、とりあえずこれ」
しっかりおもちゃを持ってきた、善珠は、
「クラスメイトにチョコ買いたい」
「チョコ? 売り場……? あ、あっちだ」
慣れたもので、善珠はお土産が何個入りかを調べ始める。
「60個?」
「クラスに兄弟が他に二人いるから、20個でオッケー」
「じゃあ、これでもう一度買ってくるね」
お会計も終わって、私たちが一番乗りで、元の場所へ戻ってきた。
やはり様子のおかしい策羅。彼はいつも明るくて元気なのに。
「何かあったの?」
「〇〇ちゃんが……」
ママはドキッとした。策羅がつい数日前から付き合い始めた彼女の名前だった。旦那さんたちが暮らす世界には別れというものはやってこない。そうすると、もっと深刻な問題だ。
でも、事実から目をそむけてはいけない。
「〇〇ちゃんが、どうしたの?」
策羅は携帯電話を取り出した。泣きはしなかったが、ずいぶん辛そうで、何があったのか、ママは直感した。
「恐竜展に行くって、メールしたの?」
「うん」
「恐竜さんが大きくて怖いって言ってた?」
「うん」
「そうか。お土産は何がいいか聞こうと思ったけど、聞けなかったんだね」
「うん」
「怖くないやつ買えばいいんじゃないかな? さっき策羅が買ったしおり綺麗だったよね? それで策羅が、恐竜さんは素敵だって、お話してあげればいいんじゃないかな?」
「……でも」
「怖がるかも? ってこと?」
「うん」
「最初は見てもらえないかもしれないけど、可愛いやつを買って、机の上に置いてくれば、本人が見なくても、他の子たちが可愛いって言うよ。そうしたら。〇〇ちゃんも見て、怖くないって思うよ」
「……うん」
「もう一度買いに行こう?」
「うん」
策羅とママでもう一度やって来た。やはり、
「策羅、さっきのしおりも可愛かったから、ピンクの色違いないかな? ピンク好きかな? 〇〇ちゃん」
「うん」
「よし、これを買おう」
そうして、再び戻ってくると、光命がやって来て、
「策羅は何かあったのですか?」
経緯を説明すると、光命は策羅を抱きしめた。
「あなたが彼女の恐怖心を取り除いて差し上げればよいのではありませんか?」
「うん」
何とか策羅も元気を取り戻した。平和で何よりである。
全員、買い物を終えた時だった、妻の悲痛な叫び声が上がったのは。
「いや~! 自分のお土産買うの忘れた!」
他人優先をしていたばかりに、自分のことがおろそかになってしまった。
しかし、家族でやること、ジェラートを食べて、遊園地で遊ぶが残っている。ということで、
「私のお土産選びは、合間に行ってきます」
ジェラートを食べて終えて、小さな遊園地に行くところで、みんなから離れた。
店へ一人で戻ってきたが、何を買うかなど、もともと決めておらず、途方に暮れる。
そこで、さっき焉貴に言われたことを思い出した。
「お前、俺と会員制のバー行かない?」
それって、ふたりきりでデートってことだよね。旦那さんたち、一人ずつでデートに行きたいって言ってたもんね。
了承したものの、着ていく服がないことに気づいた。
「よし服を買おう」
ハンガーをラックから取り上げて、鏡の前で服を当てると、その中には、服を着ている自分が映っている。
最新式の鏡だそうで、服を着た姿で、服選びができるものらしい。やがて、黒のドレスを見つけた。
「これだっ!」
いい品があったと思ったが、値段を見て、諦めるしかなかった。
「何十万もする……」
妻はため息をつき、アクセサリー売り場へ行った。せめて、髪を飾るものを買おう。と思っていたが、結局お菓子につられて、詰め合わせの缶を買った。
相変わらず、お札の数字は見えず、お金を手のひらに乗せて、店員に見せて、
「ここから必要な分を取ってください」
しょんぼりしながら買い物を終えようとすると、光命が洋服の売り場で店員と話していた。
何かあったのかな? と思いながら、みんながいる、遊園地へやって来ると、背後から紙袋が差し出された。
「こちらのドレスでよろしいのですか?」
「え……?」
振り返ると、光命が、さっき買うのを諦めた、黒のドレスを袋から出して立っていた。
「あ、あぁ……」
買えなかったから、代わり買ってきてくれたのだと、すぐに気づいたが、妻は慌ててドレスを袋にしまった。
焉貴とデートに行く時に着るから、今見られては……。しかしそれは、光命の罠で、私が誰と出かけるために、服を買おうしていたことに、妻の態度と視線で、今わかったのだ。
旦那さんたちが全員いるところで、デートにそれぞれと行くという話はしている。一番最初が光命のダンスパーティーだった。
重ならないように、旦那さんたちはお互いをうかがっているのだろう。行くとならば、笑顔で見送り、子供たちのことはお任せ。
自分もそうしてもらったから、今度はする番ということだ。
幸い、焉貴にはドレスは気づかれなかったみたいだった。私は光命にお礼を言って、子供たちと乗り物を乗った。
太い縄がついている気球に乗れるものがあった。子供ふたりと乗ろうとして、スタッフの人が、
「瞬間移動できますか?」
遊園地で乗り物に乗る時に、そんなことを聞かれたことがなかった妻は一瞬ためらった。
しゅ、瞬間移動? 飛ぶのは浮遊……だから、
「できます」
万が一の話で、気球がどこかへ飛んでいってしまった時に、大人の瞬間移動で戻るという、緊急措置なのだろう。
臨海地区。少し傾いた日差しに海の青が映える。子供たちの背丈でも見えるようになっていて、
「うわー! ママ、船が通ってる」
「本当だ、家からじゃ見えないもんね」
「ママ、あっちにも家がたくさんあるよ」
「あそこの家の子も同じ学校に来てるかもしれないね」
その時、青空に、銀の力強い線が引かれた。
「飛行機だ!」
「うわー!」
十分楽しんで、ベンチに座ると、莎理がいた。
「乗らないんですか?」
「こういう乗り物は合わないの」
「あぁ、そういうこともあるんですね」
「さっきどうしたの?」
妻はプレゼントされた紙袋を少しだけのぞき込んで、
「欲しい服が何十万で、光さんが買ってくれたんですが、お金大丈夫なのかなと思って……」
「そっちの世界の価値を聞いたけど、何十万は何千と一緒よ」
「価値観が違うんだ、こっちは。100分の1」
「質は値札通りだけと……」
「あぁ、よかった。贅沢は敵だと思って」
妻はほっとした。あまり話したことのない莎理。焉貴のもともとの奥さん。聞いてみた。
「莎理さん、焉貴さんの会員制のバーに行ったことありますか?」
「あるわよ」
「あぁ、そうなんですね。他にはどんなところに行ったんですか?」
「レストランが多かったかしら?」
「そうなんですね」
何だか心の温まる話だった。ふたりの歴史がそこにあるみたいで。
そうして、家に帰るまでにもまだ様々な出来事はあった。
2019年10月25日、金曜日
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