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動物ではなく他の種族
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本編で、月命が
「僕は海に入って、サメの餌食です~」
と言うところがある。そのあと妻が、
「サメも家族で泳ぎに来てるだけで、人を食べないです!」
食用の肉が植物になるくらいだから、サメに襲われて、人が食べられるは起きない。笑いを取るために、人がサメを襲って、食べようとしているはあるかもしれないが。
本編で学校の下校シーンでも、龍の背中に乗って子供が帰る。
というのがあるが、これは本当の話である。
人間と同じように心があるので、動物という、物扱いをする人は誰もいない。他の人はどう呼んでいるかはわからないが、他の種族の人と、私は呼ぶ。
足がある人は、基本2足歩行。言葉も話すし、笑いもする。家族もいれば、家もあって、学校にも普通に通って、仕事もしている。体の大きさは微調整しているらしい。だから、50cmのヒヨコとかもいるらしい。
我が家の夫で、他の種族に囲まれる習性のある人がいる。それは夕霧命。みんなそれぞれ仕事があるので、なかなか忙しくてこないが、猫族の長がある日泊まりに来て、一緒に布団並べて、楽しそうに語り合って眠りについていた。
子供の友だちも人じゃない子は結構いる。
ミュージシャンでも女優でも、他の種族の人たちはいる。人間では思いもつかない発想を持っているそうだ。
かなり前に、焉貴が写真を撮ったと言って見せてくれた。綺麗な色の羽をした大きな鳥で、
「綺麗ですね。っていうか! これ勝手に撮っちゃいけないですよね! 無断撮影です」
「許可とったからいいの」
ということもあった。
子供たちが友達の誕生日プレゼントに、洋服を選ぼうとすると、店員の人が、
「お友だちは、何族ですか?」
と聞いてくる。体の形が違うから、服の構造もさまざまである。
学校の短距離走などは、種目が細かく分かれている。
陸、4。
とか、
陸、2。
とか。
どういう意味かというと、陸に4本足をつけて、走る人。陸に2本足をつけて走る人。きちんと分けてある。チーターとかもいるのだ。別にしないと、人がどうやっても勝てるわけがない。
さらに、飛ぶ人もいる。海に住んでいる人たちは、基本空中を浮遊して移動する。海で泳いでいるような感じだ。これも人はどうやっても勝てない。
蛇族もここに入る。地面ははわない。
そうして、他の人たちとは明らかに力の差がある種族がいる。龍族である。火を吐いたり、強風を起こしたりする。同じ5歳の子供でも、背中に人の子供を何人も乗せられるほど、力持ちだ。彼らだけの別枠がある。
こうやってみると、人は何も能力を持っていないのだなと思う。デフォルトでは、早く走れない。飛べない。力もない。泳げない。
悪に染まったのは人間だけという話があるくらい、人は弱いのだなと思う。
父上の友人にも他の種族の人はいる。何人かいるみたいだが、ちらっと見かけたのは、パンダとキリン。
パンダさんは大人気だ。子供たちに。いつも、
「おじいちゃんのお友だちのパンダさん、いつ来るかな?」
と楽しみにしているくらいである。
そうして、今日。ぼうっとしていると、子供が廊下を走って来る足音が聞こえた。
「ママ! 龍さんが、お空にいるよ」
どこ?
白が銀に見えるような立派な龍がぐるぐると空を旋回している。
「ずっといるんだけど、どうしたのかな?」
「話しかければいいんじゃないの?」
「え、でも……聞こえないかもしれないよね?」
空を飛んでいる人に、小さな子供が声をかける。それは確かにあり得る。
そんなことを考えていると、他の子供たちも集まってきた。
「ママ! 龍さん、いる!」
「じゃあ、みんなで声を合わせて、かければ聞こえるよ」
ということで、子供たちだけ外へ出ていったら、父上の友人だったらしい。家の場所を聞いたが、近くまで来てわからなくなったそうだ。
お菓子をたくさん抱えて子供たちが戻ってきた。話をよく聞くと、お菓子工場の社長さんらしい。子供たちにとっては、素敵な思い出だ。龍さんを助けて、お礼がいっぱいのおいしいお菓子だったのだから。
2019年8月22日、木曜日
「僕は海に入って、サメの餌食です~」
と言うところがある。そのあと妻が、
「サメも家族で泳ぎに来てるだけで、人を食べないです!」
食用の肉が植物になるくらいだから、サメに襲われて、人が食べられるは起きない。笑いを取るために、人がサメを襲って、食べようとしているはあるかもしれないが。
本編で学校の下校シーンでも、龍の背中に乗って子供が帰る。
というのがあるが、これは本当の話である。
人間と同じように心があるので、動物という、物扱いをする人は誰もいない。他の人はどう呼んでいるかはわからないが、他の種族の人と、私は呼ぶ。
足がある人は、基本2足歩行。言葉も話すし、笑いもする。家族もいれば、家もあって、学校にも普通に通って、仕事もしている。体の大きさは微調整しているらしい。だから、50cmのヒヨコとかもいるらしい。
我が家の夫で、他の種族に囲まれる習性のある人がいる。それは夕霧命。みんなそれぞれ仕事があるので、なかなか忙しくてこないが、猫族の長がある日泊まりに来て、一緒に布団並べて、楽しそうに語り合って眠りについていた。
子供の友だちも人じゃない子は結構いる。
ミュージシャンでも女優でも、他の種族の人たちはいる。人間では思いもつかない発想を持っているそうだ。
かなり前に、焉貴が写真を撮ったと言って見せてくれた。綺麗な色の羽をした大きな鳥で、
「綺麗ですね。っていうか! これ勝手に撮っちゃいけないですよね! 無断撮影です」
「許可とったからいいの」
ということもあった。
子供たちが友達の誕生日プレゼントに、洋服を選ぼうとすると、店員の人が、
「お友だちは、何族ですか?」
と聞いてくる。体の形が違うから、服の構造もさまざまである。
学校の短距離走などは、種目が細かく分かれている。
陸、4。
とか、
陸、2。
とか。
どういう意味かというと、陸に4本足をつけて、走る人。陸に2本足をつけて走る人。きちんと分けてある。チーターとかもいるのだ。別にしないと、人がどうやっても勝てるわけがない。
さらに、飛ぶ人もいる。海に住んでいる人たちは、基本空中を浮遊して移動する。海で泳いでいるような感じだ。これも人はどうやっても勝てない。
蛇族もここに入る。地面ははわない。
そうして、他の人たちとは明らかに力の差がある種族がいる。龍族である。火を吐いたり、強風を起こしたりする。同じ5歳の子供でも、背中に人の子供を何人も乗せられるほど、力持ちだ。彼らだけの別枠がある。
こうやってみると、人は何も能力を持っていないのだなと思う。デフォルトでは、早く走れない。飛べない。力もない。泳げない。
悪に染まったのは人間だけという話があるくらい、人は弱いのだなと思う。
父上の友人にも他の種族の人はいる。何人かいるみたいだが、ちらっと見かけたのは、パンダとキリン。
パンダさんは大人気だ。子供たちに。いつも、
「おじいちゃんのお友だちのパンダさん、いつ来るかな?」
と楽しみにしているくらいである。
そうして、今日。ぼうっとしていると、子供が廊下を走って来る足音が聞こえた。
「ママ! 龍さんが、お空にいるよ」
どこ?
白が銀に見えるような立派な龍がぐるぐると空を旋回している。
「ずっといるんだけど、どうしたのかな?」
「話しかければいいんじゃないの?」
「え、でも……聞こえないかもしれないよね?」
空を飛んでいる人に、小さな子供が声をかける。それは確かにあり得る。
そんなことを考えていると、他の子供たちも集まってきた。
「ママ! 龍さん、いる!」
「じゃあ、みんなで声を合わせて、かければ聞こえるよ」
ということで、子供たちだけ外へ出ていったら、父上の友人だったらしい。家の場所を聞いたが、近くまで来てわからなくなったそうだ。
お菓子をたくさん抱えて子供たちが戻ってきた。話をよく聞くと、お菓子工場の社長さんらしい。子供たちにとっては、素敵な思い出だ。龍さんを助けて、お礼がいっぱいのおいしいお菓子だったのだから。
2019年8月22日、木曜日
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