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2062年から来た未来人の書き込み③
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タイムトラベルに興味を持ったネット民たちは、2062氏へ向けて次々に質問を投げかけ、2062氏はその質問に答えられる範囲で返答しています。
■タイムトラベルについてのQ&A
Q.タイムマシンの日本での実用運用時期。
A.タイムマシンは未来タイプ(VCX5000)が早く開発される。これは予想とかけ離れた姿だ。
(今でいう電車?に似て非常に細長い)
その十数年後に過去へ移動するタイプG+NXK6290(これは楕円形)が開発されることになる。
(2010/11/14)
Q.未来タイプとは?分らないですね。未来に行くタイムマシンは初耳。
A.未来タイプは未来へ行くタイムマシンの事だ。
(2010/11/14)
Q.時間移動に関する法律、特に過去に遡って未来の情報を教える事への罰則は無いのかね
A.存在する。非常に危険だ。
(2010/11/14)
Q.多世界解釈は正しいのか?タイムパラドックスは存在するのか?
A.タイムパラドックスに関しての説明はしないでおく。
(2010/11/16)
Q.未来にいる自分がタイムトラベルにより今の自分に会うことはできるか
A.可能だが許されない。
(2010/11/21)
Q.タイムマシンの性能の限界は?何年まで飛べるのか?
A.飛ぶ、という概念は捨てたほうがいい。限界は寿命と関係する。
(2010/11/21)
Q.こっちの時代の人間の意識を無くして未来に連れてけるか?+その後記憶消せるか
A.できない。 2062年の人間の記憶を消して、2010年に送り込むことはできる。
(2010/11/21)
Q.未来から来て2010年に住み着いている人はいるか
A.期間内であれば可能だが、長く住居すれば自分を苦しめることになる為。 よって短期間。
(2010/11/21)
Q.なぜ長時間過去にいると自分を苦しめるのか?
A.寿命に関係している。
(2010/11/21)
Q.UFOはタイムマシンと関係あるのか、あるいはそれ自体なのか
A.大いに関係ある。が、UFOの概念が今と違う。
(2010/11/21)
Q.タイムマシンが発明されたことで明らかになった史実はあるか。あるとすれば、例を挙げてほしい
A.これはここで話せば驚くだろう。一つ言うがタイムマシンは複雑ではない。ワープするようなイメージであろうけど全く違う。
(2010/11/21)
──────────
2062氏は「未来へ行ける未来タイプの電車型タイムマシン(VCX5000)が先行して開発される」と言っていますが、これはどういったものなのでしょうか。
■未来型タイムマシン
現在、未来へのタイムトラベルは、理論的に『可能』とされています。
【1】特殊相対性理論を利用する
アインシュタインが提唱した有名な『 特殊相対性理論』が未来型タイムマシンの土台的な考え方になります。まずは、特殊相対性理論とは何か噛み砕いて説明すると、
“速く移動していればいるほど時間の進み方がゆっくりになり、更に光速で移動すると時間が進まない”
“時間や空間は絶対的なものではなく、伸び縮みするものだ”
といったものです。
この公式によれば、物体は光のスピードに近づくほど「短く」なり、「重く」なります。私たちは日常生活で、時間が過去から未来へと一定の速さで流れていくものだと感じていますが、この理論からいうとそうとも限らないのです。
特殊相対性理論でいう身近なタイムマシンといえば、新幹線です。時速300キロの新幹線で東京から博多に移動すると、新幹線の中では空間が縮み、時間の進み方が10億分の1秒だけ遅れます。これは新幹線は10億分の1秒だけ先の未来へ行っていることになります。
「10億分の1秒先」なんて、人間の知覚出来るようなものではなく、現行のどんなに速い新幹線に乗ったところで未来に行っているという感覚を持ちません。
ですが、2062氏が言うところの、「未来へ行く電車型のタイムマシン」とは、このような特殊相対性理論をベースにしているのではないかと予想できます。
学生の頃、タイムマシンの作り方について、「特殊な形状の、非常に長い車両の新幹線を走らせ、その車両の中に、さらに高速で走る新幹線を走らせると、若干未来に到達することができる。この原理を応用すれば、タイムマシンが実現できる。」というようなことを聞きましたが、確か数年前に池上彰さんも同様の概念について話されたことがあるように記憶しています。
※記憶違いだったらすみません。
「未来に行けるタイムマシンは電車に似ている。」というレスを見た時、この原理を思い出し、妙に納得してしまいました。
こちらは未来には行くことはできますが、過去へは戻れないものとなります。
このような特殊相対性理論を利用し、数年先の未来へ行けるタイムマシンの開発は実際に出来るのかというと、エネルギー源や物理的な限界がある為、今の技術では不可能に近いとされています。
しかし、まだ見つかっていない物質などがあると仮定した状態で、数式の上では実現できそうだという研究があります。
もしかすると、火星や他の惑星、宇宙から何かしらの高エネルギー物質が見つかったとしたら不可能が可能となる日も来るかもしれません。そう考えるとなんだかロマンがありますね。
【2】コールドスリープ
2062氏がいう、「電車型」とはかけ離れていますが、今一番未来へのタイムトラベルの近道とされているのが「コールドスリープ」です。人工冬眠で仮死状態にして、その人の老いをできるだけ遅らせる、というまるで手塚治虫の「火の鳥」のようなSFの世界の話です。
コールドスリープを使えば、時間をセットして未来へ行くことも可能になるかもしれません。これを利用すると遠く離れた惑星へ向かう事も出来そうです。
コールドスリープする為の冷凍保存方は、液体窒素を使って-196℃ の状態にする、「ガラス化法」という手法を使います。ガラス化法は、体外受精治療で受精卵を冷凍保存する際に用いられており、 冷凍保存された受精卵は最長で12年、解凍して移植できます。また、人体を冷凍する場合は、血管にダメージを与える為、血液を不凍液のような冷凍しない化学物質へと置き換えが考えられています。
【ガラス化法による凍結実験】
2009年カリフォルニアに拠点を置く研究者チームは、ウサギの腎臓に同じ技術を用いて冷凍したあとに解凍し、解凍した腎臓はウサギに戻されましたが、その後ウサギには異常がみられず、実験成功した事例があります。
また、近年ではラットによる臓器凍結移植手術も成功しています。ラットの腎臓の血管系を酸化鉄のナノ粒子と、臓器を非常な低温で保存することを可能にする新開発の凍害保護液で満たし、ガラス化法で凍結させ、100日後に交代磁場によって解凍させました。この磁場がナノ粒子を振動させて組織を均等に温めることで細胞の破壊を防ぎます。
その後、別のラットの腎臓をこの解凍させた移植用臓器へ置き換え、移植を受けたラットは生存に成功しました。
──────
人体丸ごとの冷凍・解凍には、まだ様々な課題が残りますが、近い将来には臓器移植医療において、摘出した臓器をよりよい状態で、長期に保存することも可能になりそうです。そして、研究を重ねることによって、コールドスリープによるタイムトラベルも夢ではないかもしれません。
ただし、こちらも過去には戻れず、未来への片道切符となります。
【3】一般 相対性理論を利用する
次は、アインシュタインが後に発表した
『一般 相対性理論』および『 時間の遅れ』を使ったタイムマシンについて考えます。
こちらは、
“空間”と“時間”は密接に関連しており、
“空間が歪むと時間が歪む”
という考え方が基礎にあります。
そこから発展させ、
“質量の大きな物体があると、その周囲の時間や空間が歪む”
“時間の進み方はどこでも一定なのではなく、観測する場所によって、はやく進んだり、ゆっくり進んだりする”
という、これらの理論を利用した未来型タイムマシンです。
時間の歪みが起こるほどの重力があるものといえば、ブラックホールですよね。
地球の1500億倍の強さの重力になると考えられているブラックホールの表面では、時間が極めてゆっくり流れています。
宇宙船で近くに数時間滞在すると、その間に地球上で数十年経過する計算になり、地球に戻ればそれだけ未来に行くことになります。
このように、時間は全てが同じように進むわけではなく、場所や惑星によって違います。
しかし、ブラックホール周辺では強力なGがかかり、今の技術では到底人体が耐えることはできません。
■タイムマシンの燃料とは
最初にお話した特殊相対性理論を利用した未来型タイムマシンに欠かせないものといえば燃料です。
これを叶えるには光速(秒速30万km)に限りなく近い速度が出せる乗り物を作らなければなりません。それほどの速度に加速させるためには、膨大なネルギーが必要となります。その為には、高効率の「反物質燃料」が鍵になると言われています。
【反物質燃料】
物質と反物質が反応することを『対消滅』といい、発生エネルギーは質量に等しく、そのエネルギー密度は理論上最大となります。
比較例を挙げると、核反応で開放されるエネルギーは、その物質の質量の0.1%未満ですが、 対消滅はその物質の質量の100%がエネルギー解放されます。これは、とても効率的なエネルギー放出方法だといえます。
具体的には1gの物質と1gの反物質を対消滅させた場合、2gの質量欠損により100%エネルギーに転換された場合、約180兆ジュール(1.8×10^14J)という莫大なエネルギーが得られます。
たった1gの反物質で広島に落とされた原子爆弾(60兆ジュール)の3倍のエネルギーを得られ、単純に同じ質量で考えると約1089倍となります。
この事から、燃料として、とても高効率だということがわかります。
現在この反物質を燃料を利用した米国カリフォルニア州にあるポジトロン・ダイナミクス社の核物理学の博士号を持つライアン・ウィード氏の唱える「反物質ロケット」が開発段階にあります。
──────────
Space Shuttle Solid Rocket Booster
2.5 km/s
Positron Dynamics catalyzed fusion
980.0 km/s
──────────
上記のように、スペースシャトル時代のロケットの400倍近い速度を達成すると見込まれています。
このシステムでの 反物質は、通常の燃料のようにタンクなどには入れておかず、必要な場面で、その都度連続生成されるというとても画期的なものです。
現行ロケットより10万倍燃費が良いとも言われています。
光速にはまだまだ程遠いですが、科学力の進歩は目に見張るものがあります。30、40年後の未来には、より光速に近い乗り物が登場する可能性が高いですね。
これを聞くと、なんだか少しだけ、タイムマシンを作るのも夢ではないような気がしませんか。
長くなりそうなので、「過去へ行くタイムマシン」については次回考察していきたいと思います。
■タイムトラベルについてのQ&A
Q.タイムマシンの日本での実用運用時期。
A.タイムマシンは未来タイプ(VCX5000)が早く開発される。これは予想とかけ離れた姿だ。
(今でいう電車?に似て非常に細長い)
その十数年後に過去へ移動するタイプG+NXK6290(これは楕円形)が開発されることになる。
(2010/11/14)
Q.未来タイプとは?分らないですね。未来に行くタイムマシンは初耳。
A.未来タイプは未来へ行くタイムマシンの事だ。
(2010/11/14)
Q.時間移動に関する法律、特に過去に遡って未来の情報を教える事への罰則は無いのかね
A.存在する。非常に危険だ。
(2010/11/14)
Q.多世界解釈は正しいのか?タイムパラドックスは存在するのか?
A.タイムパラドックスに関しての説明はしないでおく。
(2010/11/16)
Q.未来にいる自分がタイムトラベルにより今の自分に会うことはできるか
A.可能だが許されない。
(2010/11/21)
Q.タイムマシンの性能の限界は?何年まで飛べるのか?
A.飛ぶ、という概念は捨てたほうがいい。限界は寿命と関係する。
(2010/11/21)
Q.こっちの時代の人間の意識を無くして未来に連れてけるか?+その後記憶消せるか
A.できない。 2062年の人間の記憶を消して、2010年に送り込むことはできる。
(2010/11/21)
Q.未来から来て2010年に住み着いている人はいるか
A.期間内であれば可能だが、長く住居すれば自分を苦しめることになる為。 よって短期間。
(2010/11/21)
Q.なぜ長時間過去にいると自分を苦しめるのか?
A.寿命に関係している。
(2010/11/21)
Q.UFOはタイムマシンと関係あるのか、あるいはそれ自体なのか
A.大いに関係ある。が、UFOの概念が今と違う。
(2010/11/21)
Q.タイムマシンが発明されたことで明らかになった史実はあるか。あるとすれば、例を挙げてほしい
A.これはここで話せば驚くだろう。一つ言うがタイムマシンは複雑ではない。ワープするようなイメージであろうけど全く違う。
(2010/11/21)
──────────
2062氏は「未来へ行ける未来タイプの電車型タイムマシン(VCX5000)が先行して開発される」と言っていますが、これはどういったものなのでしょうか。
■未来型タイムマシン
現在、未来へのタイムトラベルは、理論的に『可能』とされています。
【1】特殊相対性理論を利用する
アインシュタインが提唱した有名な『 特殊相対性理論』が未来型タイムマシンの土台的な考え方になります。まずは、特殊相対性理論とは何か噛み砕いて説明すると、
“速く移動していればいるほど時間の進み方がゆっくりになり、更に光速で移動すると時間が進まない”
“時間や空間は絶対的なものではなく、伸び縮みするものだ”
といったものです。
この公式によれば、物体は光のスピードに近づくほど「短く」なり、「重く」なります。私たちは日常生活で、時間が過去から未来へと一定の速さで流れていくものだと感じていますが、この理論からいうとそうとも限らないのです。
特殊相対性理論でいう身近なタイムマシンといえば、新幹線です。時速300キロの新幹線で東京から博多に移動すると、新幹線の中では空間が縮み、時間の進み方が10億分の1秒だけ遅れます。これは新幹線は10億分の1秒だけ先の未来へ行っていることになります。
「10億分の1秒先」なんて、人間の知覚出来るようなものではなく、現行のどんなに速い新幹線に乗ったところで未来に行っているという感覚を持ちません。
ですが、2062氏が言うところの、「未来へ行く電車型のタイムマシン」とは、このような特殊相対性理論をベースにしているのではないかと予想できます。
学生の頃、タイムマシンの作り方について、「特殊な形状の、非常に長い車両の新幹線を走らせ、その車両の中に、さらに高速で走る新幹線を走らせると、若干未来に到達することができる。この原理を応用すれば、タイムマシンが実現できる。」というようなことを聞きましたが、確か数年前に池上彰さんも同様の概念について話されたことがあるように記憶しています。
※記憶違いだったらすみません。
「未来に行けるタイムマシンは電車に似ている。」というレスを見た時、この原理を思い出し、妙に納得してしまいました。
こちらは未来には行くことはできますが、過去へは戻れないものとなります。
このような特殊相対性理論を利用し、数年先の未来へ行けるタイムマシンの開発は実際に出来るのかというと、エネルギー源や物理的な限界がある為、今の技術では不可能に近いとされています。
しかし、まだ見つかっていない物質などがあると仮定した状態で、数式の上では実現できそうだという研究があります。
もしかすると、火星や他の惑星、宇宙から何かしらの高エネルギー物質が見つかったとしたら不可能が可能となる日も来るかもしれません。そう考えるとなんだかロマンがありますね。
【2】コールドスリープ
2062氏がいう、「電車型」とはかけ離れていますが、今一番未来へのタイムトラベルの近道とされているのが「コールドスリープ」です。人工冬眠で仮死状態にして、その人の老いをできるだけ遅らせる、というまるで手塚治虫の「火の鳥」のようなSFの世界の話です。
コールドスリープを使えば、時間をセットして未来へ行くことも可能になるかもしれません。これを利用すると遠く離れた惑星へ向かう事も出来そうです。
コールドスリープする為の冷凍保存方は、液体窒素を使って-196℃ の状態にする、「ガラス化法」という手法を使います。ガラス化法は、体外受精治療で受精卵を冷凍保存する際に用いられており、 冷凍保存された受精卵は最長で12年、解凍して移植できます。また、人体を冷凍する場合は、血管にダメージを与える為、血液を不凍液のような冷凍しない化学物質へと置き換えが考えられています。
【ガラス化法による凍結実験】
2009年カリフォルニアに拠点を置く研究者チームは、ウサギの腎臓に同じ技術を用いて冷凍したあとに解凍し、解凍した腎臓はウサギに戻されましたが、その後ウサギには異常がみられず、実験成功した事例があります。
また、近年ではラットによる臓器凍結移植手術も成功しています。ラットの腎臓の血管系を酸化鉄のナノ粒子と、臓器を非常な低温で保存することを可能にする新開発の凍害保護液で満たし、ガラス化法で凍結させ、100日後に交代磁場によって解凍させました。この磁場がナノ粒子を振動させて組織を均等に温めることで細胞の破壊を防ぎます。
その後、別のラットの腎臓をこの解凍させた移植用臓器へ置き換え、移植を受けたラットは生存に成功しました。
──────
人体丸ごとの冷凍・解凍には、まだ様々な課題が残りますが、近い将来には臓器移植医療において、摘出した臓器をよりよい状態で、長期に保存することも可能になりそうです。そして、研究を重ねることによって、コールドスリープによるタイムトラベルも夢ではないかもしれません。
ただし、こちらも過去には戻れず、未来への片道切符となります。
【3】一般 相対性理論を利用する
次は、アインシュタインが後に発表した
『一般 相対性理論』および『 時間の遅れ』を使ったタイムマシンについて考えます。
こちらは、
“空間”と“時間”は密接に関連しており、
“空間が歪むと時間が歪む”
という考え方が基礎にあります。
そこから発展させ、
“質量の大きな物体があると、その周囲の時間や空間が歪む”
“時間の進み方はどこでも一定なのではなく、観測する場所によって、はやく進んだり、ゆっくり進んだりする”
という、これらの理論を利用した未来型タイムマシンです。
時間の歪みが起こるほどの重力があるものといえば、ブラックホールですよね。
地球の1500億倍の強さの重力になると考えられているブラックホールの表面では、時間が極めてゆっくり流れています。
宇宙船で近くに数時間滞在すると、その間に地球上で数十年経過する計算になり、地球に戻ればそれだけ未来に行くことになります。
このように、時間は全てが同じように進むわけではなく、場所や惑星によって違います。
しかし、ブラックホール周辺では強力なGがかかり、今の技術では到底人体が耐えることはできません。
■タイムマシンの燃料とは
最初にお話した特殊相対性理論を利用した未来型タイムマシンに欠かせないものといえば燃料です。
これを叶えるには光速(秒速30万km)に限りなく近い速度が出せる乗り物を作らなければなりません。それほどの速度に加速させるためには、膨大なネルギーが必要となります。その為には、高効率の「反物質燃料」が鍵になると言われています。
【反物質燃料】
物質と反物質が反応することを『対消滅』といい、発生エネルギーは質量に等しく、そのエネルギー密度は理論上最大となります。
比較例を挙げると、核反応で開放されるエネルギーは、その物質の質量の0.1%未満ですが、 対消滅はその物質の質量の100%がエネルギー解放されます。これは、とても効率的なエネルギー放出方法だといえます。
具体的には1gの物質と1gの反物質を対消滅させた場合、2gの質量欠損により100%エネルギーに転換された場合、約180兆ジュール(1.8×10^14J)という莫大なエネルギーが得られます。
たった1gの反物質で広島に落とされた原子爆弾(60兆ジュール)の3倍のエネルギーを得られ、単純に同じ質量で考えると約1089倍となります。
この事から、燃料として、とても高効率だということがわかります。
現在この反物質を燃料を利用した米国カリフォルニア州にあるポジトロン・ダイナミクス社の核物理学の博士号を持つライアン・ウィード氏の唱える「反物質ロケット」が開発段階にあります。
──────────
Space Shuttle Solid Rocket Booster
2.5 km/s
Positron Dynamics catalyzed fusion
980.0 km/s
──────────
上記のように、スペースシャトル時代のロケットの400倍近い速度を達成すると見込まれています。
このシステムでの 反物質は、通常の燃料のようにタンクなどには入れておかず、必要な場面で、その都度連続生成されるというとても画期的なものです。
現行ロケットより10万倍燃費が良いとも言われています。
光速にはまだまだ程遠いですが、科学力の進歩は目に見張るものがあります。30、40年後の未来には、より光速に近い乗り物が登場する可能性が高いですね。
これを聞くと、なんだか少しだけ、タイムマシンを作るのも夢ではないような気がしませんか。
長くなりそうなので、「過去へ行くタイムマシン」については次回考察していきたいと思います。
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