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R18:SS(婚前調教編/完結)
6/11 初夜(2/2)
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僕を嬲って、彼はひとまず満足したようだ。
彼は脱力した僕の腰を大きく上げ、足を開かせた。僕は彼のなすがままだ。
彼の指が久々に僕のアナルを犯す。事前に潤滑油を仕込んでおいたソコは、彼の指を大喜びで迎え入れ、とぽとぽと油を溢れさせていた。腹を圧迫するような体制も悪かった。しかし彼はそんな僕の様子など気にせず、指を容赦なく動かした。
じゅぽじゅぽと響く音。僕は先程とは違い、あーあーと意味のない言葉を紡ぐことしか出来ない。十分に息も吸えない。前立腺を刺激し、ナカを拡げる。彼の指が一本ずつ増え、その太さを増していく。圧迫感に喘ぎながらも僕は確かに快感を得ていた。しかし今日は、いたぶるように僕の前立腺ばかり刺激する普段のソレと違い、彼の指は性急に僕の穴を拡げることに注力していた。
「おい、挿入れるぞ」
いつの間にか、気を失っていたらしい。気付けば、僕はベッドに寝転ばされ、彼は僕の脚を開いて身体を滑り込ませていた。
僕のアナルに触れるモノが何か、目にせずとも分かった。
存分に欲していた刺激を前に、僕は恐怖心を捨て去っていた。ゴクリと喉を鳴らし、これから味わう快楽に胸を高鳴らせる。快楽もあいまって、夢見心地であった。
彼のペニスがアナルに押し当てられ、すりすりと擦り付けられる。慣らすためになのか、焦らすためなのか。僕のアナルはくぱくぱとモノ欲しげに収縮し、稀に亀頭に引っかかって入り口だけが開かれる。早く入れて欲しいと自らペニスに押し付けても、彼のソレはにゅるんと逃れてしまう。
「ぁ♡♡ ぁあ♡♡♡ ぅ♡」
そうしてモゾモゾとのた打ち回る僕を見下ろして彼が言った。
「初夜の最中に寝て、起きたと思えば、今度はねだりか?」
その言葉に、ヒヤリと心臓が凍る。そして己の行いに蒼褪める。彼は僕が動揺し身を固くしている内に、一息にその欲を突き入れた。
ズドン、と脳天まで衝撃が駆け抜けた。一瞬何が起こったか分からずに、僕はただ目を白黒させた。
はくはくと口を開閉し、必死に息を吸うのと同時に涙がボロボロと零れた。
痛い!苦しい!!気持ちいい!!! 自分の感情すら分からなくなって混乱した。アナルは指とは比べ物にならないほど押し開かれ、その質量に吐き気を催す。身体を串刺しにされたと思うほどの刺激が脳みそを焼き尽くす。彼は僕のことなどお構いなしに、そのまま突き上げた。脳天まで振動が伝わるようだった。ゴンゴンと内臓ごと突き上げられる。混乱する僕を置き去りに、待ち望んでいた刺激に僕のアナルは大喜びで彼のペニスを食い締める。僕は声も上げることが出来ずにペニスから精液を吐き出した。
休む暇などない激しさに、僕はただ泣いて意味のない言葉を叫ぶしか出来なかった。
そんな僕を嘲り笑う彼のペニスは容赦なく僕を責め立てた。ずろろと引き抜かれてはまた突き入れられる。その度にごちゅんごちゅんと奥を殴られる。性行為の経験のない僕の愚かな甘ったるい妄想を焼き消すかのような、暴力じみたピストンだった。
セックスがこんなに恐ろしいものだとは知らなかった。僕は彼を怒らせ、拡張を中断したことを悔やんだ。こんなことなら、もっと頑張って耐えて、これを飲み込めるほどナカを拡げておくべきだった。そう後悔しても遅い。
彼のペニスが引き抜かれる度に、内臓ごと引き出されるような恐怖感に震え、奥を突き上げられると内臓がせりあがり吐いてしまいそうだった。彼のペニスが僕の腸を突き破って、内臓をぐちゃぐちゃにしているとさえ思った。
「やっ、あ゛っ、ああ゛っ」
声を出す度に涙が溢れた。呼吸さえも彼のピストンに合わせて行う有様だった。
バツンバツンと皮膚同士がぶつかり合う音が響く。僕は口を閉じる気力さえ失われていたから、結合部からごぼごぼと空気が入り下品な音が漏れ続ける。ピストンのたびにアナルの縁が捲れ上がり、きゅうっと中が収縮する。自分の意思を無視して動くナカに恐怖した。
「やぁああ゛っ♡♡♡ いやぁあ゛あ゛♡♡ 止めてぇええ♡♡♡ もうやだぁあああッ♡♡♡」
僕は泣いた。殺されると思った。
彼のペニスに僕の全身は支配されていた。僕の身体は苦痛さえ好く感じてしまう。僕が本当はどうなっているのかも分からなかった。僕は許容量を超えた快感に、子供のように泣きじゃくった。
その間にも、僕のペニスは狂ったように精液を吐き出していた。彼がピストンする度に、僕を突き上げて狂わせる度に、僕のペニスはぴゅるぴゅると無駄種を吐き出すのだ。快楽と苦痛に身も蓋もなく泣き喚き、必死に彼に許しを請うた。
「も゛っ♡♡♡ 無理っ♡♡ 無理っ♡♡♡ 壊れるっ♡♡♡♡」
「もう無理なのかい? 妻の役目くらい、果たしてもらわないと」
「ごっ、今度するからぁあ♡♡♡ 今日はもう嫌っ♡♡ 無理っ♡♡♡ むりぃい゛い゛い゛い゛ッ♡♡♡♡」
ぶしゅううと僕のペニスから液体が飛び出して、僕の顔にかかる。もうわけが分からない。僕は今にも狂ってしまいそうだった。しかし彼はそれを許しはせずに、僕のペニスを揉みしだき、腰を更に押し付ける。全身が痙攣する。訳も分からず僕は泣き叫んだ。おしっこが止まらない。知らない感覚に顔をぐずぐずにして喘いだ。それでも、僅かに残った理性で必死に謝罪を繰り返し、もう出来ないから許してと懇願した。
彼は残酷だった。
僕の懇願も無視して、僕のアナルを玩具のように扱った。何度も何度も、無理と言ってもピストンを繰り返した。
「ひぃッ♡♡ ひぃ♡♡ ぁ゛あ゛あ゛♡♡♡♡」
「騒がしいなッ」
「ひっ♡♡ はっ♡」
そして彼は腰の動きを止めることもなく、彼の精液を僕の腸内に注ぎ込んだ。どろどろとした液体が隘路を満たしていく感覚は、気持ちが悪いはずなのに気持ちよくて目の前が真っ白になった。僕はまた射精した。
彼がペニスを引き抜くのと同時に、ぶぴっと下品な音を立ててアナルから白濁液が零れる。
その刺激にさえ感じてビクビクと震えてしまう。
「情けない処女のお前に免じて、今日はこれで終わりにする」
彼の言葉に、僕はやっと終わったのだと安堵した。
「あ……ありが、とう、ご、ございます……」
「明日は容赦しないからな」
僕は彼の言葉を上手く理解しきれず、ぼんやりとした頭でただ頷き、意識を失った。
~~~~~~~~~
エールや感想、ありがとうございました! 婚前調教編これで終わりです。SS更新に戻ります
彼は脱力した僕の腰を大きく上げ、足を開かせた。僕は彼のなすがままだ。
彼の指が久々に僕のアナルを犯す。事前に潤滑油を仕込んでおいたソコは、彼の指を大喜びで迎え入れ、とぽとぽと油を溢れさせていた。腹を圧迫するような体制も悪かった。しかし彼はそんな僕の様子など気にせず、指を容赦なく動かした。
じゅぽじゅぽと響く音。僕は先程とは違い、あーあーと意味のない言葉を紡ぐことしか出来ない。十分に息も吸えない。前立腺を刺激し、ナカを拡げる。彼の指が一本ずつ増え、その太さを増していく。圧迫感に喘ぎながらも僕は確かに快感を得ていた。しかし今日は、いたぶるように僕の前立腺ばかり刺激する普段のソレと違い、彼の指は性急に僕の穴を拡げることに注力していた。
「おい、挿入れるぞ」
いつの間にか、気を失っていたらしい。気付けば、僕はベッドに寝転ばされ、彼は僕の脚を開いて身体を滑り込ませていた。
僕のアナルに触れるモノが何か、目にせずとも分かった。
存分に欲していた刺激を前に、僕は恐怖心を捨て去っていた。ゴクリと喉を鳴らし、これから味わう快楽に胸を高鳴らせる。快楽もあいまって、夢見心地であった。
彼のペニスがアナルに押し当てられ、すりすりと擦り付けられる。慣らすためになのか、焦らすためなのか。僕のアナルはくぱくぱとモノ欲しげに収縮し、稀に亀頭に引っかかって入り口だけが開かれる。早く入れて欲しいと自らペニスに押し付けても、彼のソレはにゅるんと逃れてしまう。
「ぁ♡♡ ぁあ♡♡♡ ぅ♡」
そうしてモゾモゾとのた打ち回る僕を見下ろして彼が言った。
「初夜の最中に寝て、起きたと思えば、今度はねだりか?」
その言葉に、ヒヤリと心臓が凍る。そして己の行いに蒼褪める。彼は僕が動揺し身を固くしている内に、一息にその欲を突き入れた。
ズドン、と脳天まで衝撃が駆け抜けた。一瞬何が起こったか分からずに、僕はただ目を白黒させた。
はくはくと口を開閉し、必死に息を吸うのと同時に涙がボロボロと零れた。
痛い!苦しい!!気持ちいい!!! 自分の感情すら分からなくなって混乱した。アナルは指とは比べ物にならないほど押し開かれ、その質量に吐き気を催す。身体を串刺しにされたと思うほどの刺激が脳みそを焼き尽くす。彼は僕のことなどお構いなしに、そのまま突き上げた。脳天まで振動が伝わるようだった。ゴンゴンと内臓ごと突き上げられる。混乱する僕を置き去りに、待ち望んでいた刺激に僕のアナルは大喜びで彼のペニスを食い締める。僕は声も上げることが出来ずにペニスから精液を吐き出した。
休む暇などない激しさに、僕はただ泣いて意味のない言葉を叫ぶしか出来なかった。
そんな僕を嘲り笑う彼のペニスは容赦なく僕を責め立てた。ずろろと引き抜かれてはまた突き入れられる。その度にごちゅんごちゅんと奥を殴られる。性行為の経験のない僕の愚かな甘ったるい妄想を焼き消すかのような、暴力じみたピストンだった。
セックスがこんなに恐ろしいものだとは知らなかった。僕は彼を怒らせ、拡張を中断したことを悔やんだ。こんなことなら、もっと頑張って耐えて、これを飲み込めるほどナカを拡げておくべきだった。そう後悔しても遅い。
彼のペニスが引き抜かれる度に、内臓ごと引き出されるような恐怖感に震え、奥を突き上げられると内臓がせりあがり吐いてしまいそうだった。彼のペニスが僕の腸を突き破って、内臓をぐちゃぐちゃにしているとさえ思った。
「やっ、あ゛っ、ああ゛っ」
声を出す度に涙が溢れた。呼吸さえも彼のピストンに合わせて行う有様だった。
バツンバツンと皮膚同士がぶつかり合う音が響く。僕は口を閉じる気力さえ失われていたから、結合部からごぼごぼと空気が入り下品な音が漏れ続ける。ピストンのたびにアナルの縁が捲れ上がり、きゅうっと中が収縮する。自分の意思を無視して動くナカに恐怖した。
「やぁああ゛っ♡♡♡ いやぁあ゛あ゛♡♡ 止めてぇええ♡♡♡ もうやだぁあああッ♡♡♡」
僕は泣いた。殺されると思った。
彼のペニスに僕の全身は支配されていた。僕の身体は苦痛さえ好く感じてしまう。僕が本当はどうなっているのかも分からなかった。僕は許容量を超えた快感に、子供のように泣きじゃくった。
その間にも、僕のペニスは狂ったように精液を吐き出していた。彼がピストンする度に、僕を突き上げて狂わせる度に、僕のペニスはぴゅるぴゅると無駄種を吐き出すのだ。快楽と苦痛に身も蓋もなく泣き喚き、必死に彼に許しを請うた。
「も゛っ♡♡♡ 無理っ♡♡ 無理っ♡♡♡ 壊れるっ♡♡♡♡」
「もう無理なのかい? 妻の役目くらい、果たしてもらわないと」
「ごっ、今度するからぁあ♡♡♡ 今日はもう嫌っ♡♡ 無理っ♡♡♡ むりぃい゛い゛い゛い゛ッ♡♡♡♡」
ぶしゅううと僕のペニスから液体が飛び出して、僕の顔にかかる。もうわけが分からない。僕は今にも狂ってしまいそうだった。しかし彼はそれを許しはせずに、僕のペニスを揉みしだき、腰を更に押し付ける。全身が痙攣する。訳も分からず僕は泣き叫んだ。おしっこが止まらない。知らない感覚に顔をぐずぐずにして喘いだ。それでも、僅かに残った理性で必死に謝罪を繰り返し、もう出来ないから許してと懇願した。
彼は残酷だった。
僕の懇願も無視して、僕のアナルを玩具のように扱った。何度も何度も、無理と言ってもピストンを繰り返した。
「ひぃッ♡♡ ひぃ♡♡ ぁ゛あ゛あ゛♡♡♡♡」
「騒がしいなッ」
「ひっ♡♡ はっ♡」
そして彼は腰の動きを止めることもなく、彼の精液を僕の腸内に注ぎ込んだ。どろどろとした液体が隘路を満たしていく感覚は、気持ちが悪いはずなのに気持ちよくて目の前が真っ白になった。僕はまた射精した。
彼がペニスを引き抜くのと同時に、ぶぴっと下品な音を立ててアナルから白濁液が零れる。
その刺激にさえ感じてビクビクと震えてしまう。
「情けない処女のお前に免じて、今日はこれで終わりにする」
彼の言葉に、僕はやっと終わったのだと安堵した。
「あ……ありが、とう、ご、ございます……」
「明日は容赦しないからな」
僕は彼の言葉を上手く理解しきれず、ぼんやりとした頭でただ頷き、意識を失った。
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