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R18:SS(婚前調教編/完結)
3/30 フェラ・初アナル開発
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彼の教育は、役立たずの僕を救い上げてくれるものなのだ。
何もできない僕が彼にできることがあったのだ。彼に飽きられないように、僕は彼の屋敷を訪れる度につまらない身体を何一つ隠さず晒し、彼に快感を与えよるために奉仕した。
「んぶ、んぐ、ぉえっ、ぐぅ」
カリ裏を舐めて、喉奥に彼のものを迎え入れる。唾液は口の中にたっぷりと貯めておき、それを潤滑油にして、顔を前後に振って喉奥で彼のものを刺激する。拙いながらに彼の教えもあって、僕は彼の性器に奉仕することに抵抗は覚えないようになってきた。
生まれたままの姿で、きっちりと服を纏う彼の足元に跪く。それに倒錯感を覚える。
くらくらしそうな脳みそのまま、口内に溜まった唾液を彼のものに纏わりつかせてから、顔を引く。僕の口の中から解放されたそれはぬらぬらと唾液で光り、いやらしく存在を主張していた。唾液が糸を引いて僕の手を汚すのも構わず、またその立派なものを口に収める。鼻で息をすれば、彼の雄の匂いが僕の頭を蹂躙し、どろりと理性を溶かしていく。
まるで泥酔しているかのような心地で、僕は必死に奉仕を続ける。
彼のものは大きくて、そもそも性交だってしたことのない僕には彼を満足させるのはとてつもなく難しいことに思える。
「ぐぇ」
ゴリ、と喉奥を抉られてえずく。本能的に吐き出したくなるのをこらえて、彼のものをまた喉奥まで咥えた。
口の中に広がる独特の味に唾液を飲み込むことも出来なくて、口から涎をだらだらと垂らす。涙が滲んできた。唾液が絨毯を汚すのを気付かないふりをして、彼に尽くす。
歯を当てないように気を使いながら何度も喉奥で締め付けては顔を前後に動かす。顎が疲れたら深いストロークを少し休んで、亀頭を舐めて、しゃぶる。
唇をすぼめて口内で締め付け、舌を絡ませる。そろそろ限界が近いのか、口の中のものがビクビクと強く脈打つのを感じる。
彼は僕の頭を掴んで腰を振り始めた。苦しくてえずきそうになるけれど、必死に耐えた。喉の奥まで突かれて、嘔吐感に襲われる。涙がぼろりと溢れ落ちる。それでも僕は彼が少しでも気持ちよくなれるように、嘔吐感を我慢した。
「んぶ、おごっ、ぉえっ」
「出すぞ」
「ぐぇ、げほっ」
頭を強く押さえつけられ、喉奥に熱い液体が叩きつけられる。青臭くて苦いそれを必死に飲み下し胃に落とし込む。ずるりと口内から引き抜かれたそれは唾液と精液にまみれてぬらぬらといやらしく光っていた。
彼のものを掃除するために、ペロペロと舌を這わす。尿道に溜まった精液も吸い上げて、口を離した。口をもごもごと動かして、唾液と共に飲み込んだ。粘ついたそれは喉に張り付いて胃の中に落ちていく。
それを見ていた彼は愉快そうに笑って、僕の頭を撫でてくれた。
「っ♡♡」
彼のペニスを舐めていて、気持ちいわけがない。味だって美味しくないし、顎や舌は疲れるし、貴族としての──それどころか人間としての尊厳すら踏みにじられているような感覚になる。だけれど、彼は僕の奉仕を褒めてくれる。
それだけで報われる。僕は熱に浮かされたような心地で彼の手を受け入れた。
そして今日は、また新たな奉仕を覚えることになっている。
「後ろを向け」
「はい……っ♡」
旦那様の眼前に僕のアナルを晒け出す。テーブルに上半身を預けて、彼にお尻を向けて。自分で尻を掴んで、彼に見えやすいように割り開いた。
「何も言わなくても、下僕の仕草が身に着いたじゃないか」
冷たい声で告げられる言葉に、ぞくりとしたものが背筋を這い上がる。その正体が何かは分からない。僕は彼に教育されてすっかり作り変えられてしまった。
恥ずかしいところが丸見えで、僕は恥ずかしさに顔に熱が集まるのを感じる。彼の手が僕のお尻を撫でる。きゅっと力の入ったそこを揉みほぐすように触れられて、羞恥に震える。彼の指示書通りにここを訪れる前に自分の屋敷でナカの処理をしてきたが、不浄の場所を彼に見られるのが恥ずかしくて仕方がない。
飛び上がりそうになるのを耐えて、彼のなすがままに身を任せた。
「ひっ」
むず痒いような刺激に、僕はびくびくと震えた。皺を伸ばすように丁寧にふちを撫でられてから、つぷりとその指が突き入れられる。彼のものを口で奉仕することには慣れてきたけれど、ここを触られるのは初めてだった。
「チッ緩めろ」
「は、はひ……っ」
腹を抉る違和感に、脂汗がジワリとにじむ。潤滑油があるためか、痛みはない。
痛くはない。痛くはないが、腸壁に触れられた経験などあるわけない。その感覚の正体も分からぬまま、僕はゆっくりと息をすることを意識した。そんな僕と対照的に、彼は慣れた手つきで潤滑油を纏わらせた指でナカを解していった。くちゅ、くちゅといやらしい音が鳴り響くのが生々しくて恥ずかしい。下品な音を立てて搔き回されて、僕は必死に声を押し殺した。
「痛いか?」
「い、痛くはありません…………」
彼の指先は僕の腹側を探るように蠢いている。恐ろしさに身を縮まらせれば、「締め付けるな」と彼の叱咤が飛ぶ。僕は涙をこらえ、彼の指に翻弄された。
「そのうち、ペニスをぶち込まれないと満足できないような淫乱になる。先ずは俺のものを飲み込めるようになってもらわないとな」
「は、はい…………」
彼が恐ろしいことをいうのに、僕は大人しくうなずいた。指はいつの間にか増やされ、執拗に入り口の皮を伸ばされる。
「ぎっッ」
「はぁ……、初夜までに出来上がるといいが」
己の役目を理解していたはずなのに、この行為のもたらす恐ろしさに、僕は翻弄されるままであった。彼の指が、僕の腸壁を押し開いてゆく。
身体を作り変えてゆくような感覚に、僕はようやく、この婚姻の恐ろしさを悟ったような気がした。
彼の指が引き抜かれた後にも、尻穴がまだ開ききっているような違和感を感じる。こっそり指を這わせてみても、指の腹に皺を感じるだけだ。それでも恐ろしくて、普段は気にしてもいない尻の穴を必死に締めた。
彼に渡されたタオルで汚れた体を拭いて、入室してすぐ脱ぎ去った服にそでを通す。彼はその間、落ち着き払った様子で冷めきった紅茶を飲んでいた。
「次来る時も、ナカを洗ってこい」
「はい」
淡々と告げられた言葉に、僕は粛々と頭を下げた。
婚姻式の日取りはもう一か月後に迫っていた。
何もできない僕が彼にできることがあったのだ。彼に飽きられないように、僕は彼の屋敷を訪れる度につまらない身体を何一つ隠さず晒し、彼に快感を与えよるために奉仕した。
「んぶ、んぐ、ぉえっ、ぐぅ」
カリ裏を舐めて、喉奥に彼のものを迎え入れる。唾液は口の中にたっぷりと貯めておき、それを潤滑油にして、顔を前後に振って喉奥で彼のものを刺激する。拙いながらに彼の教えもあって、僕は彼の性器に奉仕することに抵抗は覚えないようになってきた。
生まれたままの姿で、きっちりと服を纏う彼の足元に跪く。それに倒錯感を覚える。
くらくらしそうな脳みそのまま、口内に溜まった唾液を彼のものに纏わりつかせてから、顔を引く。僕の口の中から解放されたそれはぬらぬらと唾液で光り、いやらしく存在を主張していた。唾液が糸を引いて僕の手を汚すのも構わず、またその立派なものを口に収める。鼻で息をすれば、彼の雄の匂いが僕の頭を蹂躙し、どろりと理性を溶かしていく。
まるで泥酔しているかのような心地で、僕は必死に奉仕を続ける。
彼のものは大きくて、そもそも性交だってしたことのない僕には彼を満足させるのはとてつもなく難しいことに思える。
「ぐぇ」
ゴリ、と喉奥を抉られてえずく。本能的に吐き出したくなるのをこらえて、彼のものをまた喉奥まで咥えた。
口の中に広がる独特の味に唾液を飲み込むことも出来なくて、口から涎をだらだらと垂らす。涙が滲んできた。唾液が絨毯を汚すのを気付かないふりをして、彼に尽くす。
歯を当てないように気を使いながら何度も喉奥で締め付けては顔を前後に動かす。顎が疲れたら深いストロークを少し休んで、亀頭を舐めて、しゃぶる。
唇をすぼめて口内で締め付け、舌を絡ませる。そろそろ限界が近いのか、口の中のものがビクビクと強く脈打つのを感じる。
彼は僕の頭を掴んで腰を振り始めた。苦しくてえずきそうになるけれど、必死に耐えた。喉の奥まで突かれて、嘔吐感に襲われる。涙がぼろりと溢れ落ちる。それでも僕は彼が少しでも気持ちよくなれるように、嘔吐感を我慢した。
「んぶ、おごっ、ぉえっ」
「出すぞ」
「ぐぇ、げほっ」
頭を強く押さえつけられ、喉奥に熱い液体が叩きつけられる。青臭くて苦いそれを必死に飲み下し胃に落とし込む。ずるりと口内から引き抜かれたそれは唾液と精液にまみれてぬらぬらといやらしく光っていた。
彼のものを掃除するために、ペロペロと舌を這わす。尿道に溜まった精液も吸い上げて、口を離した。口をもごもごと動かして、唾液と共に飲み込んだ。粘ついたそれは喉に張り付いて胃の中に落ちていく。
それを見ていた彼は愉快そうに笑って、僕の頭を撫でてくれた。
「っ♡♡」
彼のペニスを舐めていて、気持ちいわけがない。味だって美味しくないし、顎や舌は疲れるし、貴族としての──それどころか人間としての尊厳すら踏みにじられているような感覚になる。だけれど、彼は僕の奉仕を褒めてくれる。
それだけで報われる。僕は熱に浮かされたような心地で彼の手を受け入れた。
そして今日は、また新たな奉仕を覚えることになっている。
「後ろを向け」
「はい……っ♡」
旦那様の眼前に僕のアナルを晒け出す。テーブルに上半身を預けて、彼にお尻を向けて。自分で尻を掴んで、彼に見えやすいように割り開いた。
「何も言わなくても、下僕の仕草が身に着いたじゃないか」
冷たい声で告げられる言葉に、ぞくりとしたものが背筋を這い上がる。その正体が何かは分からない。僕は彼に教育されてすっかり作り変えられてしまった。
恥ずかしいところが丸見えで、僕は恥ずかしさに顔に熱が集まるのを感じる。彼の手が僕のお尻を撫でる。きゅっと力の入ったそこを揉みほぐすように触れられて、羞恥に震える。彼の指示書通りにここを訪れる前に自分の屋敷でナカの処理をしてきたが、不浄の場所を彼に見られるのが恥ずかしくて仕方がない。
飛び上がりそうになるのを耐えて、彼のなすがままに身を任せた。
「ひっ」
むず痒いような刺激に、僕はびくびくと震えた。皺を伸ばすように丁寧にふちを撫でられてから、つぷりとその指が突き入れられる。彼のものを口で奉仕することには慣れてきたけれど、ここを触られるのは初めてだった。
「チッ緩めろ」
「は、はひ……っ」
腹を抉る違和感に、脂汗がジワリとにじむ。潤滑油があるためか、痛みはない。
痛くはない。痛くはないが、腸壁に触れられた経験などあるわけない。その感覚の正体も分からぬまま、僕はゆっくりと息をすることを意識した。そんな僕と対照的に、彼は慣れた手つきで潤滑油を纏わらせた指でナカを解していった。くちゅ、くちゅといやらしい音が鳴り響くのが生々しくて恥ずかしい。下品な音を立てて搔き回されて、僕は必死に声を押し殺した。
「痛いか?」
「い、痛くはありません…………」
彼の指先は僕の腹側を探るように蠢いている。恐ろしさに身を縮まらせれば、「締め付けるな」と彼の叱咤が飛ぶ。僕は涙をこらえ、彼の指に翻弄された。
「そのうち、ペニスをぶち込まれないと満足できないような淫乱になる。先ずは俺のものを飲み込めるようになってもらわないとな」
「は、はい…………」
彼が恐ろしいことをいうのに、僕は大人しくうなずいた。指はいつの間にか増やされ、執拗に入り口の皮を伸ばされる。
「ぎっッ」
「はぁ……、初夜までに出来上がるといいが」
己の役目を理解していたはずなのに、この行為のもたらす恐ろしさに、僕は翻弄されるままであった。彼の指が、僕の腸壁を押し開いてゆく。
身体を作り変えてゆくような感覚に、僕はようやく、この婚姻の恐ろしさを悟ったような気がした。
彼の指が引き抜かれた後にも、尻穴がまだ開ききっているような違和感を感じる。こっそり指を這わせてみても、指の腹に皺を感じるだけだ。それでも恐ろしくて、普段は気にしてもいない尻の穴を必死に締めた。
彼に渡されたタオルで汚れた体を拭いて、入室してすぐ脱ぎ去った服にそでを通す。彼はその間、落ち着き払った様子で冷めきった紅茶を飲んでいた。
「次来る時も、ナカを洗ってこい」
「はい」
淡々と告げられた言葉に、僕は粛々と頭を下げた。
婚姻式の日取りはもう一か月後に迫っていた。
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