冴えない「僕」がえっちオナホとして旦那様に嫁いだ日常♡

nanashi

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R18:SS(婚前調教編/完結)

4/5 処女ビッチ・乳首アクセサリー・ペニス緊縛

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彼の教育に、性的な交わりが増えたのはいつからか。そしてそれに快感を覚えるようになったのはいつからか。

僕は彼の家に行くたびに、しがない下僕として彼に尽くす時間を過ごすことになった。
はじめはただ全裸になるだけだった。それが食器の代わりに使われるようになり、今や──。
「ふ、う……。う、う…………」
黙っていようと努めるのに、吐息と共に声がせり上がってくる。
そんな僕を、彼は今日も無機質な目で見つめていた。


彼はしばしば、僕を女除けとして夜会に連れて行った。
彼はその稀有な身分からも類を見ぬ美貌からも男女問わず好かれるそうで、婚約者であるが立場の弱い僕は彼の命令に逆らうことはしない。

なので彼の言いつけ通りに、彼の退屈凌ぎの玩具になるのだ。
先ほど彼に喰い込むほどキツく紐を結ばれたペニスが痛む。乳首にはイヤリングのような形をした恥ずべきアクセサリーをつけられ、ジャケットを着ているから一見分からぬものの、シャツだけになってしまえばその違和感に誰だって気付くだろう。
彼の言いつけで陰毛はすべて剃っていたつもりであったが、見えない会陰近くに剃り残しがあったようで彼に激しく叱咤された。仕置きとして会陰を彼に容赦なく握られ、悲鳴を上げながら謝罪した。
そのせいで未だに会陰を意識してしまい、身動ぎするたびに違和感を訴える。下着が無いのが余計に悪かった。ザラザラと服の擦れる感覚が余計に響いて、一向にこの熱が収まる気配がない。
彼はそうやって喚く僕を引き連れて、挨拶を続ける。僕みたいな下位貴族にはない繋がりがあるんだろう。

婚姻を間近に控えた僕に心無い視線が降り注ぐ。
この目線には既に慣れ切っていた。彼との婚約を発表した時点で、社交界と関わりすらなかった僕は針の筵。直接的な言葉はぶつけられないものの、不躾な目で見つめられる。──とは言え、彼は僕をこういった場でひとりで残すことはなかったから、彼らから噂以外に被害を受けたことはなかった。
そうだ、そもそも僕は彼に信用もされていないのだ。
「おや、婚約者殿の顔色が悪いようですが……」
「っ」
急に自分に話を振られ、肩が跳ね上がった。その拍子に乳首のアクセサリーが擦れて変な声が上がりそうになる。脂汗を額に滲ませながら、必死に微笑みを作る。
彼はそんな僕の様子に愉しそうに顔を歪めた。
「すみません。彼は身体が弱くて……、今日も人の多い夜会に疲れたようです」
大丈夫か?と彼が僕の腰を抱く。彼の腕が脇腹に回って、その触り方にゾワゾワと寒気が走った。


彼に連れ出される度にこんな目にあっている。だからいつの間にか婚約者の僕は病弱だと思われて──、彼はこれに「婚姻後に屋敷に閉じこもるいい理由ができたな」と僕に愉快そうに告げてきた。
彼に引き摺られるように会場を離れて、休憩室の中で声も我慢できずに喘ぐ。
そこは高位貴族のみに許された密室だ。余所者が入らないように入り口に人が立っているから、僕は彼にみっともなく縋りつく。
「痛いっ、痛いです! お願いします取ってください! お願いします!」
「外に聞こえるだろう?」
「お願いします! ペニスがもう限界なんです! お願いします!」
「はぁ。勃起させるような真似はしていなんだがな」
彼はそう言って、僕のズボンを寛げてペニスの拘束を取り外した。ずっと締め付けていたからだろう、解放されたペニスは勢いよく天を向いた。

そう。なにもされていない。それにも関わらず彼に縛られたそこは、僕の興奮を表していた。
──きっと、彼と二人きりになったら何をされるか、身体が覚えているから。

彼はそんな僕の様子に笑いながら、ソファの上で僕を四つん這いにして、尻穴に指を突き入れてくる。
僕はその指の感覚にまたも声を漏らしながら腰を揺らす。彼の指が僕の中を掻き回すたびに腰が砕けそうになるほどの快感が駆け巡る。ぶらぶらとアクセサリーが垂れ下がった乳首が痒くて、自ら引っ搔いた。
「淫らだな。こちらの才能もあるのか」
「はぁ、あ、あん……♡♡」
「こんなに淫らでは、いつ他男のペニスを食っているかわからんな」
「ぼ、僕にはあなただけです……」

僕は媚びるように振り返りながらそう告げる。そんな僕の言葉に彼が歪んだ笑いを浮かべた。

「はは、処女の癖にこれほど乱れる淫乱に言われても」
彼はそう言って、指を引き抜いた。その刺激に腰が抜けそうになる。
「駄犬でも”待て”くらいは出来るだろう? 君を犯すのは籍を入れてからだ。せいぜい、俺を悦ばせるように媚びなさい」
彼はそう言いながらズボンを寛げて、僕の頬にペニスを押し付けた。僕はそれに夢中でしゃぶりつく。口淫の間にも腰をいやらしく揺らしてしまう。
彼のモノは大きくて、とてもじゃないが僕の口には収まりきらない。だから喉奥まで使って奉仕するのだが、それでも入り切らない部分は手で擦るしかない。そうすると彼がごくまれに僕の頭を撫でて褒めてくれるから、それが恋しくてその行為に没頭してしまう。


僕は彼との入籍を不埒な理由で夢見ながら、寂しい腰を揺らした。










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