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R18:SS(メイン更新)
9/20 スパンキング・調教 (2/2)
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続き
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「やッ痛っ♡♡ いだいっ♡♡♡ い゛っ♡♡ や゛ぁ゛あ゛あ゛♡♡♡」
夜も更けた寝室に水音と共にパンパンと肌の打ち付け合う音が響く。蜜事には似合わぬ悲痛な男の悲鳴に、耳を傾ける者はここにはいなかった。
雄の大きな掌が、貧相な腰を逃がさないように掴む。立場を教え込むかのように、目の前の獲物から抵抗を奪い、ガツガツと己の欲をぶつけてゆく。男の象徴は赤黒く、長く太い凶悪なもので尚且つカリが張り出しており、それが容赦なく赤く腫れた尻へと突き立てられている。普段は快楽をもたらす行為も、今日ばかりは違っていた。
雄の仕置きで腫れた尻は空気に触れるだけもヒリヒリと痛むのに、その尻に容赦なく肌がぶつけられるのだ。根元まで収まったそれは目の前の男の結腸を犯し、無様な雌へと作り変えている。口から溢れるのは、悲鳴と唾液のみ。
圧倒的な雄に組み敷かれながら、どうしてこんな目に合ったのか、美しい雄に与えられる快楽を享受しながらぼんやりと考える。
「何をしている」
旦那様にそう言われた時は初め何のことか分からなかった。
朝、いつも通り旦那様のペニスのお世話をして、──だけど昨晩散々喘いだせいで朝から声が枯れていて痛むものだから、使用人を呼んで薬を貰おうとしたのだ。ただ指一本動かせぬほど疲れていて、ベッドに沈んだまま使用人を呼びつけるベルを鳴らしたのだ。
唯一の誤算があるのだとしたら、旦那様が使用人が寝室に入ることを極度に嫌っているという事実を、甘く見ていた点だ。
「君はそんなみっともない姿を人に晒す趣味でもあるのか?」
アナルから旦那様に中出しされた精液をとろとろと溢れさせる僕は、その言葉に顔を青くした。
「あ、いえ。扉越しに、喉の薬を貰おうと──」
「信じられないな。それなら俺に言えばいいだけだろう」
僕の言葉は全て言い切る前に旦那様に切り捨てられた。
旦那様の機嫌が明らかに悪くなった。旦那様に、ただのオナホの僕がお願いごとなんで出来る訳ないと、知っているだろうに。全身に怒りを纏わせた旦那様は時計を見て煩わしそうに舌打ちをする。そろそろ旦那様がお屋敷を出る時間だ。
「お前の言う薬は扉の前に置かせよう。ついでに今晩、久々に躾け直してやろう」
旦那様がベッドから離れながら言う。僕の頭の中は絶望で塗り潰された。僕が前回の躾を思い出してぶるぶると震えていると、旦那様は口角を上げ部屋から出て行った。
そして夜、旦那様は僕を淫らな雌穴だと𠮟りつけた。
誤解は解けぬまま僕は旦那様以外に不埒な姿を晒そうとした淫乱だと𠮟りつけられ、もう二度と同じような真似をしないと誓わされ、今日の仕置きとして尻を打たれたのだ。僕にとっては気の遠くなるほどの時間──ではあったが、実際はどれだけの時間叩かれていたのかも分からない。最中は痛みと僅かにもたらされる快感に耐えるのに必死だったせいだ。
そうして旦那様の男根を飲み込まされ──、今に至る。
「や゛ぁあ゛♡♡♡ や゛ぁ゛♡♡♡ いだい゛ぃい゛♡♡♡ いだいぃいよぉおお♡♡♡♡♡」
旦那様の容赦のないピストンは僕を責め立てる。ばちんばちんと肉を打つ音が部屋に響いてゆく。突きつけられる度に生まれる痛みに僕は旦那様のモノをぎゅうぎゅうとキツく締め付け、泣き喚いた。旦那様が動く度に、僕の性器は揺れながらピュッピュッと精液を吐き出す。痛みで達したのか、快楽で達したのかも分からない。自分の身体が自分のものでなくなるような恐怖心に襲われながら、僕はずっと旦那様のペニスをキツく締め付けた。
「今夜はいつもよりもアナルが媚びているな。はは、泣いていないでお前も腰を振りなさい」
旦那様の逞しい男根は前立腺を押し潰し、結腸の奥をぐぽぐぽと責め立てている。腸壁は激しく擦られ、ナカは不規則な痙攣を繰り返す。
(いたい、いたい、きもちい、いたい、ずっといってる、でもいたい、こんなのしんじゃう)
腹の奥は絶え間なく与えられる痛みと快楽に、きゅんきゅんと収縮を繰り返していた。もう何度達したかも分からない。もしかしたらずっと絶頂しているのかもしれないが、今の僕にそれを確認する術はなかった。ただ旦那様の与えてくれるすべてを享受することしか出来ないのだ。
痛い筈なのに、僕の身体は浅ましくも雄の象徴を咥えて離さない。
そうしてその痴態を旦那様に嘲笑われながら、気が遠くなるほどの時間を過ごしたのだ。
翌朝、ぶくぶくと赤く腫れた僕の尻を、旦那様の指がなぞる。
「いたっ、い、っ、っぁあ」
昨夜のことは忘れさせないとばかりに傷に効く軟膏は染みて、旦那様はそんな僕を微笑みながら見下ろしている。
「お前は痛がりながらも、尻の穴はくぱくぱと媚びて器用だな」
旦那様の言葉に、僕は羞恥に襲われることしか出来ない。旦那様は手ずから薬を塗って、ついでに甘える僕の尻穴を愛撫してくれた。
「あッ♡♡ ぁん♡♡ ふ♡ ふぁ♡♡♡」
薬の上からガーゼを当てられ、治療が済めば旦那様のペニスがナカに押し込まれる。
僕は昨晩の行為で味わった苦痛と快楽を思い出し──、期待にゴクリと喉を鳴らした。
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「やッ痛っ♡♡ いだいっ♡♡♡ い゛っ♡♡ や゛ぁ゛あ゛あ゛♡♡♡」
夜も更けた寝室に水音と共にパンパンと肌の打ち付け合う音が響く。蜜事には似合わぬ悲痛な男の悲鳴に、耳を傾ける者はここにはいなかった。
雄の大きな掌が、貧相な腰を逃がさないように掴む。立場を教え込むかのように、目の前の獲物から抵抗を奪い、ガツガツと己の欲をぶつけてゆく。男の象徴は赤黒く、長く太い凶悪なもので尚且つカリが張り出しており、それが容赦なく赤く腫れた尻へと突き立てられている。普段は快楽をもたらす行為も、今日ばかりは違っていた。
雄の仕置きで腫れた尻は空気に触れるだけもヒリヒリと痛むのに、その尻に容赦なく肌がぶつけられるのだ。根元まで収まったそれは目の前の男の結腸を犯し、無様な雌へと作り変えている。口から溢れるのは、悲鳴と唾液のみ。
圧倒的な雄に組み敷かれながら、どうしてこんな目に合ったのか、美しい雄に与えられる快楽を享受しながらぼんやりと考える。
「何をしている」
旦那様にそう言われた時は初め何のことか分からなかった。
朝、いつも通り旦那様のペニスのお世話をして、──だけど昨晩散々喘いだせいで朝から声が枯れていて痛むものだから、使用人を呼んで薬を貰おうとしたのだ。ただ指一本動かせぬほど疲れていて、ベッドに沈んだまま使用人を呼びつけるベルを鳴らしたのだ。
唯一の誤算があるのだとしたら、旦那様が使用人が寝室に入ることを極度に嫌っているという事実を、甘く見ていた点だ。
「君はそんなみっともない姿を人に晒す趣味でもあるのか?」
アナルから旦那様に中出しされた精液をとろとろと溢れさせる僕は、その言葉に顔を青くした。
「あ、いえ。扉越しに、喉の薬を貰おうと──」
「信じられないな。それなら俺に言えばいいだけだろう」
僕の言葉は全て言い切る前に旦那様に切り捨てられた。
旦那様の機嫌が明らかに悪くなった。旦那様に、ただのオナホの僕がお願いごとなんで出来る訳ないと、知っているだろうに。全身に怒りを纏わせた旦那様は時計を見て煩わしそうに舌打ちをする。そろそろ旦那様がお屋敷を出る時間だ。
「お前の言う薬は扉の前に置かせよう。ついでに今晩、久々に躾け直してやろう」
旦那様がベッドから離れながら言う。僕の頭の中は絶望で塗り潰された。僕が前回の躾を思い出してぶるぶると震えていると、旦那様は口角を上げ部屋から出て行った。
そして夜、旦那様は僕を淫らな雌穴だと𠮟りつけた。
誤解は解けぬまま僕は旦那様以外に不埒な姿を晒そうとした淫乱だと𠮟りつけられ、もう二度と同じような真似をしないと誓わされ、今日の仕置きとして尻を打たれたのだ。僕にとっては気の遠くなるほどの時間──ではあったが、実際はどれだけの時間叩かれていたのかも分からない。最中は痛みと僅かにもたらされる快感に耐えるのに必死だったせいだ。
そうして旦那様の男根を飲み込まされ──、今に至る。
「や゛ぁあ゛♡♡♡ や゛ぁ゛♡♡♡ いだい゛ぃい゛♡♡♡ いだいぃいよぉおお♡♡♡♡♡」
旦那様の容赦のないピストンは僕を責め立てる。ばちんばちんと肉を打つ音が部屋に響いてゆく。突きつけられる度に生まれる痛みに僕は旦那様のモノをぎゅうぎゅうとキツく締め付け、泣き喚いた。旦那様が動く度に、僕の性器は揺れながらピュッピュッと精液を吐き出す。痛みで達したのか、快楽で達したのかも分からない。自分の身体が自分のものでなくなるような恐怖心に襲われながら、僕はずっと旦那様のペニスをキツく締め付けた。
「今夜はいつもよりもアナルが媚びているな。はは、泣いていないでお前も腰を振りなさい」
旦那様の逞しい男根は前立腺を押し潰し、結腸の奥をぐぽぐぽと責め立てている。腸壁は激しく擦られ、ナカは不規則な痙攣を繰り返す。
(いたい、いたい、きもちい、いたい、ずっといってる、でもいたい、こんなのしんじゃう)
腹の奥は絶え間なく与えられる痛みと快楽に、きゅんきゅんと収縮を繰り返していた。もう何度達したかも分からない。もしかしたらずっと絶頂しているのかもしれないが、今の僕にそれを確認する術はなかった。ただ旦那様の与えてくれるすべてを享受することしか出来ないのだ。
痛い筈なのに、僕の身体は浅ましくも雄の象徴を咥えて離さない。
そうしてその痴態を旦那様に嘲笑われながら、気が遠くなるほどの時間を過ごしたのだ。
翌朝、ぶくぶくと赤く腫れた僕の尻を、旦那様の指がなぞる。
「いたっ、い、っ、っぁあ」
昨夜のことは忘れさせないとばかりに傷に効く軟膏は染みて、旦那様はそんな僕を微笑みながら見下ろしている。
「お前は痛がりながらも、尻の穴はくぱくぱと媚びて器用だな」
旦那様の言葉に、僕は羞恥に襲われることしか出来ない。旦那様は手ずから薬を塗って、ついでに甘える僕の尻穴を愛撫してくれた。
「あッ♡♡ ぁん♡♡ ふ♡ ふぁ♡♡♡」
薬の上からガーゼを当てられ、治療が済めば旦那様のペニスがナカに押し込まれる。
僕は昨晩の行為で味わった苦痛と快楽を思い出し──、期待にゴクリと喉を鳴らした。
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