冴えない「僕」がえっちオナホとして旦那様に嫁いだ日常♡

nanashi

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9/17 攻めの媚薬・嫉妬・騎乗位

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前話と違う時間軸/単話
夜が明けるまでえっち耐久戦
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元々社交界にも明るくない僕は、旦那様と一緒にパーティーに出ることは無い。
あの人の隣に立てるような綺麗な姿をしているわけじゃないし、旦那様もかねがね一緒のことを想っていると思う。つまるところ僕は旦那様がパーティーから戻られて迎えにあがったら、何故か赤らんだ顔をした旦那様に寝室に引きずり込まれてしまった。
ベッドに押し倒されて、覆い被さられて、僕はあれよあれよと言う間に服を脱がされて、その素肌に旦那様の指が滑る。勿論、今日も旦那様のためにおつとめをする気でいたから準備はしていたけれど、その性急な動きに少し戸惑ってしまう。
「ひぇ」
普段は僕を甚振って楽しむ節のある旦那様は、今日はそんなことすらする余裕はないらしい。旦那様は酒に強く、ワイン一瓶を開けてもケロッとしてる人だ。そんなひとがパーティーなんかで酔うなんて思えない。それに、旦那様のそれは酔うというより、もっと官能的な──とまで考えたところで、剥き出しになった僕のお尻に旦那様のバキバキに勃起した剛直が触れた。割れ目をなぞるように擦られ、思わず腰が上がる。
旦那様のペニスはとても凶悪なもので、同じ男であるはずの僕のそれとはまったく違う。大きさは言わずもがなだけど、使い込まれているのだろう赤黒くボコボコと血管の浮き出たペニスは、とてもグロテスクだ。あれで普段は腹奥まで突かれているのかと思うと、思わず腰が震えてしまう。
それにしても、旦那様がこんなにも切羽詰まっているのは初めてだ。それに──いつもよりも、大きくて硬い気がする。腹に付きそうなほど反り返ったそれがアナルに擦り付けられるたびにゾクゾクと背筋が粟立つような快感に襲われる。僕のアナルはひくひくと勝手に痙攣し、旦那様に犯されることを心待ちにしてる。僕が擦りつけられたそれをガン見していたせいか、旦那様の口から熱っぽいため息が吐かれる。
「……媚薬を仕込まれた」
「えっ、あ、な……なるほど?」
流石、旦那様だ。何の取り柄もない男爵家三男坊だった僕では想像も出来ない世界を生きてらっしゃる。
僕の返答に旦那様は目元をひくりとさせ、馬鹿な教え子に言い聞かせるように続けた。
「俺の理性が持たなければ、会場で見知らぬ女をあてがわれたかもな」
「旦那様は素敵な方ですから、望まれる方も多いのでしょう」
「…………はぁ、君と話していると頭が痛くなる。」
僕の返事はよろしくなかったようだ。旦那様は苛立ったように舌打ちをし、先走りで濡れそぼった先端を僕のアナルへと押し当てた。
「ま、っ──」
旦那様を待つ間に自分で慣らしているとは言え、こんなものを直ぐには受け入れられない。いつもはオナホの僕にも前戯をしてくださるのに。思わず旦那様を止めようとしたけど、咄嗟に言葉を飲み込んだ。いや、そもそも僕はオナホなんだから、前戯が無いのも受け入れなくてはならないのに。美しい服に身を包みペニスだけ露出した旦那様と、瞬く間に寝着を脱がされ身一つの己の姿に、その立場の違いを見せつけられたような気になってしまう。
旦那様は先ほどよりももっと肌を赤く染め、僕を見ている。亀頭がにゅるりと僕の中に入り込んで、普段よりもキツいナカをミチミチと押し拡げてゆく。
苦しい。きつい。そのはずなのに、気持ちいい。普段よりも感じてしまう。頭が変になる。
「キツいな」
「ぁへぁ♡♡ ごめんなしゃ♡♡♡♡♡」
そのまま全て腹の中に押し込まれ、ごちゅりと結腸を突かれた。その瞬間、全身に電気が走ったかのような快楽に襲われる。そこを責められたら駄目だった。全身からふにゃふにゃと力が抜けて、僕は旦那様のおちんちんに媚びる雄オナホになっちゃうから。旦那様は僕のお尻が馴染むのも待たずに、すぐに腰を振り始めた。普段より熱い旦那様の肌がぶつかり、乾いた音が響く度に脳天まで快感が突き抜ける。正しく欲を吐き出すためだけの行為に、僕の息は上がっていった。
(ほんとうは、女の膣にはいっていたのかもしれない旦那様のおちんちんなのに~~ッ♡)
旦那様ほどの貴族となれば、隠し子やら何やらと遊ぶのにも煩わしいことばかりなのだろう。家に帰れば自分専用の逆らえないオナホがいるのだから帰ってきてくれただけなのに、僕の心は歓喜に震えてしまう。僕を犯してくれる旦那様のおちんぽが、他の人も同じように悦ばせていたら哀しくなってしまう。都合のいい妻の癖に、オナホの癖に、旦那様の男の象徴を自分以外に許して欲しくなくて──
「んぁあッ♡♡ ひんッ♡♡ あひゃ♡♡ あぁ♡」
僕まで媚薬にあてられてしまったかのように、バカになってしまった。
痛いくらいに腰を掴まれて、パンパンと激しく打ち付けられるペニス。僕のことなど一切考慮していない行為に全身が雌になってゆく。
ナカはキツいままに旦那様のおちんちんに絡みついて、おかしくなってしまいそうなほど感じてしまう。口から唾液がどろどろと勝手に溢れて、気持ち良すぎて溢れた涙で目の前が歪んでいく。僕のペニスからはいつの間にか精液が溢れていて、前立腺を後ろから責められる度にちゅくちゅくとそれを吐き出していた。
「んやぁああッ♡♡♡ おがしぐなりゅ♡♡♡♡ んぉ♡♡ あへぁ♡♡♡」
「は、はぁ……ッ、ぐ」
「ほあぁあ♡♡ いっ♡♡♡ おぐ♡♡ らめ♡♡♡♡♡」
旦那様も限界が近いのだろう。ただでさえ熱い体がさらに熱くなってゆく。ガクガクと揺すられお尻を抉られる感覚に意識を飛ばされそうになる。最奥に亀頭を食い込ませたまま僕をぎゅうと抱きしめたかと思えば、旦那様は熱い息を吐きながら体をぶるりと震わせた。
旦那様の精液が僕のお腹に流し込まれる感覚に、僕は恍惚としてしまう。
今出したはずのそれがまだ僕の中で硬く熱を持っていることに、僕はもっと嬉しくなった。
(いつもすごいのに、媚薬まで飲んだら、どうなっちゃうの……♡)
僕は期待を胸に、口元を緩めた。


それからどれだけ時間が経ったのだろうか。僕は旦那様に跨り、旦那様の上でご奉仕している。もう僕のペニスは元気を失くして腰の動きに合わせてふにゃふにゃと揺れることしか出来ない。何回イったかも分からなくて、旦那様のおちんぽ様のことしか考えられなかった。旦那様の精液で僕のお腹はぽっこりと腫れて、妊娠しているみたいだ。お尻だけではなく口でも旦那様にご奉仕して、僕はとっくの昔に満身創痍だった。
旦那様の割れた腹筋に手をついて、ぷるぷると震える身体でゆっくり、ゆっくり腰を下ろし、また上げてゆく。
「んぉ~♡♡ ……お♡♡ おぉ♡♡♡ おっ♡」
「チッ」
もう足の力が入らなくてゆるゆるとしか動けなくなっていたら、旦那様がしびれを切らしたように僕の腰を掴んで強引にピストンを始めてしまった。
「ッ~~っ♡♡♡♡♡ んぎゃぁああッ♡♡♡」
出された精液が逆流してじゅぼじゅぼと酷い水音を奏でる中、旦那様は全く疲れた様子は無く僕を犯してゆく。
旦那様は何度か交わった後に煩わしそうに服を脱いで、今は僕と同じ生まれたままの姿になっていた。とても高そうな服は乱雑にベッドの下に脱ぎ捨てられ、僕の唾液やら精液やらで酷く汚してしまっていた。それが視界に入る度に、僕の羞恥を煽ってくる。
「いぐッ♡♡ いぐ♡♡♡ んほぉおッ♡♡♡ おぉおお♡♡♡♡」
ずっと甘イキが続いている身体に、深いストロークが襲ってビクリと深イキする。戯れに旦那様が僕の乳首をぎゅうと引っ張り、思わずアナルを締め上げた。
そのまま射精してしまいそうなのだろう、旦那様の動きが激しさを増す。僕はもうされるがままで、ただ喘ぐことしか出来ない。繰り返される絶頂に白目を向いている僕に構わず、旦那様はまた僕の中に大量の精液を吐き出した。

窓の外は、いつの間にか白んでいた。

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