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R18:SS(メイン更新)

9/16 尿道拡張・アナルビーズ・お仕置き(1/2)

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「はぁ……全くお前は嘆かわしいほど浅ましいな」
旦那様の呆れた声に、僕は絶望を覚えながら顔を上げた。

今日は旦那様のお休みの日だ。旦那様は騎士団長という責任ある立場から休みは少なく、そんな日は普段の疲れを癒すために一日中休めばいいのにと冴えない頭をした僕は思うのだけれど、旦那様は僕を加虐する方が楽しいらしい。旦那様が休みを教えてくれた日から、僕はこの日が迫ってくるのを毎日恐ろしく思っていた。そんなこと、オナホの僕が思うのも烏滸がましいのに。
旦那様は生粋のサディストだ。
以前の休みに僕がされたことは、僕のアナルとペニスの開発だ。あまりにも辛くて、僕がオナホであるのも忘れて泣き喚いて助けを求めたけれど、旦那様はそんな僕を見下ろして更に責め立てるだけだった。旦那様の開発のお陰で僕の尿道はガバガバになってしまって、細いブジーでは物足りない雌穴になってしまった。ブジーとおちんちんで前立腺をゴリゴリ潰されると嬉しくなって絶頂し続けてしまい、お潮が出なくなっても旦那様に注いでいただいた生理食塩水をぷちゅぷちゅと尿道から漏らすことしか出来なかった。脳みそが焼き付くような快感に、あの日自分が何をされたのかも正確に覚えていないが、凄まじい快楽に絶望を覚えたのが確かだ。
僕は旦那様に拾われなければ結婚も出来ないようなつまらない男だった癖に、号泣しながら「もうやだ」だの「オナホやめる」だの喚いていた──ような気がする。勿論、その言動は旦那様の逆鱗に触れ、「二度と言いません」と宣言させられるほどの更なる快楽地獄に落された。

そんな訳で、僕は至らないなりにも旦那様と一緒に過ごす休日で、旦那様を怒らせないよう努めていた。
そう、努めていたのだが、その努力は実らなかったようだ。


「表に出ろ。調教し直してやる」

旦那様は顎でクイと窓の外を示し、外に出るように促す。僕は絶望のあまり泣きそうになったが、旦那様の機嫌を損ねる訳にはいかない。
先程まで旦那様とプレイに興じていた僕は当然、何も纏ってはいない。僕のアナルには、真っ赤で巨大なアナルビーズが収められてる。旦那様の拳ほどの大きさのそれを全て納めることは出来なかったため、それは僕のアナルから尻尾のように垂れさがっていた。お尻の穴に力を込めなければ重力に従って抜けてしまいそうになるそれを必死で耐えると、次は腹に力がこもって中のモノを余計に感じてしまう。
そしてペニスにはクスコにも似た拡張器が差し込まれ、僕の尿道口を更にみちみちと押し開いている。旦那様の用意した砂時計の砂が落ちきる度にネジを回され、先程までゆっくりと時間をかけて拡げられたソレは、もう男の指ですら挿入できるだろう大きな穴をぽっかり開けていた。

旦那様は僕を玩具のように扱うのを好む。
この前のお休みは指一本動かせぬほどキツく拘束されたが、今日の趣旨は真逆だった。
旦那様は僕を一切拘束もせず、この恐ろしいプレイを始めたのだ。僕は旦那様のオナホだと自覚しているけれど、身体は限界を迎えると咄嗟に身を守ろうとしてしまう。旦那様に尻穴が破れそうになるほどの大きさのビーズを詰められても必死に耐えていた僕は、砂時計が五回落ちきったところで限界を迎えた。

元々、僕の尿道を押し開いていた拡張器は、ネジを回される度にとんでもない痛みを僕にもたらす。僕は自分の太腿を自身の腕で掴んで、旦那様に急所を晒して、旦那様が僕の尿道を壊してゆくのを見ることしか出来なかった。
「うぎぃいいいッ♡♡♡」
カチ……カチ
ネジが回される度に、正しく肌を切り裂くような痛みが起きる。しかしソレはうまく調節されているのか、ほんの僅かしか開いてゆかない。苦しい──もうやめたい──、そう思うのだけれども耐えられぬほどではなかった。ネジが回される瞬間の痛みは数秒で引いてゆき、その後はじんじんとした疼痛へと変わってゆく。みちみちと開かれた痛みは続くものの、叩かれたり抓られたりするような爆発的な痛みではなかった。もう駄目だと思うのに、数分の内に慣れてしまってまだ耐えられると思えてしまう。旦那様の美しい指先がネジに伸ばされる度に、ぐっと目を瞑って息を飲み込めば、どうにか、どうにか耐えられてしまうものであった。そんなことを幾度も繰り返した。
「あ、ぐ……っ、うぅう♡♡」
そして、旦那様によって痛みを快感だと感じるように教え込まれたこの身体は、尿道を犯す恐ろしい器具によって性感を覚えていた。はあはあと苦しみから脂汗を垂らしながらも、僕は旦那様に一切抵抗せず、その身体を明け渡していたというのに。

5回目の砂時計が落ちきって、それを見て旦那様が僕のペニスに手を伸ばす。
僕は息を飲んで、その衝撃に耐えようとした。あくまでも従順に。旦那様を悦ばすためにも。
「んぎゃッぁあ!?」
しかし今回は違った。──違ったって言っても、少し痛くなった程度ではない。それは本能的な行動だった。身体が真ん中から避けてしまうかのような絶望的な痛みが身体を駆け巡って、僕は脚を押さえることも忘れ、旦那様の手を払ったのだ。
無意識にも、旦那様に抵抗するのを恐れた身体はその素早さに対して酷く柔い抵抗をなしたのだが、それでも僕が旦那様の行為を阻害したのは明らかだった。

「…………」
「あ、ぁ………ご、ごめ、ご、ごめんなさい…………」
旦那様の宝石のような紫の瞳は、僕を冷たく見下ろしていた。


そして旦那様は僕に呆れた声を投げかけたのだ。

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続きます
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