94 / 328
唸る星辰、天の龍。
しおりを挟む
全身に札が張り付き、氷像と化したダンタリオン。その体は重量に従って地面に落ちるも、割れはしない。一種の封印術であるそれは肉体の動作だけでなく思考すら許さない。
「よし、捕まえたッ!」
「ここからどうするのッ!?」
叫ぶメイアの前に蘆屋が出た。
「封印する! 儀式込みの上位の封印術なら、こいつ相手でもいけるはず!」
儀式を始めようとする蘆屋。だが、ダンタリオンの足元に転がった本が光るのをメイアは見た。
「ッ、不味いわ!」
止めようとするメイアだが、それより早く肌を焼くような熱が広がった。
「これは……ッ!」
無慈悲にも吹き荒れる炎の嵐。防御自体は全員間に合ったが、重要なのはそこではない。
「――――あははははははっ!!!」
哄笑が響いた。炎の嵐が止み、氷の封印から解き放たれたダンタリオンが現れた。
「いやぁ、流石に焦ったよ。終わったかと思ったさ」
ダンタリオンが片手を掲げると、そこに本が浮かび上がって収まった。
「この本は僕の持つ全ての魔術を捧げた魔導書。お陰で僕は何一つ魔術を使えないけど、代わりにこの子は僕から独立して魔術を構築、使用してくれるのさ。つまり、僕自身の思考能力を奪ったところでグリモワには何の効果も無いって訳だよ」
得意げに説明するダンタリオンの言葉を、二人はただ聞いていた。
「まぁでも、それに気付かれてたら死んでたって訳だよね。いやぁ、怖い怖い」
ダンタリオンは肩を竦め、そしてニヤリと笑った。
「だからさ……久しぶりに本気を出そうと思うんだ」
本が浮かび上がり、そしてダンタリオンの胸元に吸い寄せられていく。
「あははっ、良いねっ! 偶には全力ってのも悪くない!」
ダンタリオンと完全に融合した魔導書。同時にダンタリオンの背から黒い翼が生え、今までとは比にならないレベルの魔力が溢れる。
「《行こうか、グリモワ》」
不気味に反響する声。ダンタリオンから放たれる強大な魔力に、二人は声も出せずにいた。
「……ッ、や、やばいッ!」
ダンタリオンが片手を上げると、空に巨大な魔法陣が開かれる。
「《そうだ、先に弱点を教えてあげようか……僕のこの状態は魔力を常に消費し続け、魔力が尽きるまで終わらない。つまり、耐えきったら勝ちってことさ》」
その言葉と同時に、空に浮かぶ巨大な魔法陣から無数の燃え盛る岩石が墜ちてくる。隕石のようなそれは、当たれば人間の体など一撃で砕いてしまうだろう。
「ッ、結界を……ッ!」
「《あはは、させると思うかな?》」
結界を張ろうとする蘆屋。その目の前に転移で現れたダンタリオン。いつの間にか転移を無効化する結界は崩壊していた。
「チチチッ!?」
「アォオオオオオオオンッ!!」
「ガァアアアアアアアッ!!」
アオの転移で逃そうとするも発動せず、イリンとフジが身を挺して蘆屋の前に立った。
「《まぁ、良いけどさ》」
ダンタリオンの両手が黒く染まり、イリンとフジに触れる……よりも早く、二体は霊力を失い式符に戻った。
「『唸る星辰、天の龍』」
それを為したのは蘆屋だ。二体から全ての霊力を回収し、式符に戻したのだ。
「《それはやらせな……ッ》」
「『煌めく白に、翔ける黒』」
蘆屋を止めようとするダンタリオンにメイアが飛び込み、血の触手と共に襲い掛かる。
「《退きなよ、吸血鬼》」
「くッ!」
血の触手に身体中を掴まれるも、魔力の波動だけで吹き飛ばし、その後に振るわれた紅い剣は素手で掴み砕いた。その傍で、蘆屋に吸い込まれるようにアオが飛び込み、霊力を残して式符に戻っていった。
「《邪魔だっての》」
「ッ!?」
「『星砕きの術喰らい、あやなすは黒き宙』」
ダンタリオンの拳がメイアを一撃で肉塊に変えるのと同時に、白い霊力が一瞬にして黒く染まった。
「『陰星陽辰の座』」
黒い霊力を放つ蘆屋が式符を地面に叩き付ける。すると、そこから青黒いオーラがドーム状に広がっていき、百メートル程の範囲の結界が展開された。
「結界術における僕の奥義……簡単には破れないと思った方が良いよ」
「《んー、間に合っちゃったかぁ》」
希釈した宇宙のような青黒い空間には、白く光る星が幾つも浮かび、漆黒の龍が飛んでいる。
「《なるほど、そうなるんだ》」
燃え盛る岩石の群れ。その内の一つが結界に触れた瞬間、結界の中できらめいている星の一つが砕け散り、代わりに岩石も消滅した。同じように、隕石たちは次々に消滅していく。
「《動きが鈍いし……魔術もダメだね。吸われちゃうよ》」
この結界内では蘆屋の……及び、黒き龍が許可していない術は全て星と引き換えに砕け散る。更に、結界内の重力は龍が制御しており、敵対者はその動きを制限されることになる。
「《それに、魔力の消費も早い……魔力も吸われてるって感じかな》」
考察するダンタリオン。その頭上を龍が飛び、大きな口を開いた。そこから放たれるのはさっき消滅した無数の燃え盛る岩石群。それらは一直線にダンタリオンへと飛来する。
「《へぇ、無効化した魔術は再利用されるんだ。良いね。良い技だ》」
言いながら、ダンタリオンはその岩石たちを拳だけで砕いていく。
「《だけど、二つ弱点があるよね》」
遂に全ての岩石を砕き切ったダンタリオンは上へ引っ張るような重力をものともせず、笑った。
「よし、捕まえたッ!」
「ここからどうするのッ!?」
叫ぶメイアの前に蘆屋が出た。
「封印する! 儀式込みの上位の封印術なら、こいつ相手でもいけるはず!」
儀式を始めようとする蘆屋。だが、ダンタリオンの足元に転がった本が光るのをメイアは見た。
「ッ、不味いわ!」
止めようとするメイアだが、それより早く肌を焼くような熱が広がった。
「これは……ッ!」
無慈悲にも吹き荒れる炎の嵐。防御自体は全員間に合ったが、重要なのはそこではない。
「――――あははははははっ!!!」
哄笑が響いた。炎の嵐が止み、氷の封印から解き放たれたダンタリオンが現れた。
「いやぁ、流石に焦ったよ。終わったかと思ったさ」
ダンタリオンが片手を掲げると、そこに本が浮かび上がって収まった。
「この本は僕の持つ全ての魔術を捧げた魔導書。お陰で僕は何一つ魔術を使えないけど、代わりにこの子は僕から独立して魔術を構築、使用してくれるのさ。つまり、僕自身の思考能力を奪ったところでグリモワには何の効果も無いって訳だよ」
得意げに説明するダンタリオンの言葉を、二人はただ聞いていた。
「まぁでも、それに気付かれてたら死んでたって訳だよね。いやぁ、怖い怖い」
ダンタリオンは肩を竦め、そしてニヤリと笑った。
「だからさ……久しぶりに本気を出そうと思うんだ」
本が浮かび上がり、そしてダンタリオンの胸元に吸い寄せられていく。
「あははっ、良いねっ! 偶には全力ってのも悪くない!」
ダンタリオンと完全に融合した魔導書。同時にダンタリオンの背から黒い翼が生え、今までとは比にならないレベルの魔力が溢れる。
「《行こうか、グリモワ》」
不気味に反響する声。ダンタリオンから放たれる強大な魔力に、二人は声も出せずにいた。
「……ッ、や、やばいッ!」
ダンタリオンが片手を上げると、空に巨大な魔法陣が開かれる。
「《そうだ、先に弱点を教えてあげようか……僕のこの状態は魔力を常に消費し続け、魔力が尽きるまで終わらない。つまり、耐えきったら勝ちってことさ》」
その言葉と同時に、空に浮かぶ巨大な魔法陣から無数の燃え盛る岩石が墜ちてくる。隕石のようなそれは、当たれば人間の体など一撃で砕いてしまうだろう。
「ッ、結界を……ッ!」
「《あはは、させると思うかな?》」
結界を張ろうとする蘆屋。その目の前に転移で現れたダンタリオン。いつの間にか転移を無効化する結界は崩壊していた。
「チチチッ!?」
「アォオオオオオオオンッ!!」
「ガァアアアアアアアッ!!」
アオの転移で逃そうとするも発動せず、イリンとフジが身を挺して蘆屋の前に立った。
「《まぁ、良いけどさ》」
ダンタリオンの両手が黒く染まり、イリンとフジに触れる……よりも早く、二体は霊力を失い式符に戻った。
「『唸る星辰、天の龍』」
それを為したのは蘆屋だ。二体から全ての霊力を回収し、式符に戻したのだ。
「《それはやらせな……ッ》」
「『煌めく白に、翔ける黒』」
蘆屋を止めようとするダンタリオンにメイアが飛び込み、血の触手と共に襲い掛かる。
「《退きなよ、吸血鬼》」
「くッ!」
血の触手に身体中を掴まれるも、魔力の波動だけで吹き飛ばし、その後に振るわれた紅い剣は素手で掴み砕いた。その傍で、蘆屋に吸い込まれるようにアオが飛び込み、霊力を残して式符に戻っていった。
「《邪魔だっての》」
「ッ!?」
「『星砕きの術喰らい、あやなすは黒き宙』」
ダンタリオンの拳がメイアを一撃で肉塊に変えるのと同時に、白い霊力が一瞬にして黒く染まった。
「『陰星陽辰の座』」
黒い霊力を放つ蘆屋が式符を地面に叩き付ける。すると、そこから青黒いオーラがドーム状に広がっていき、百メートル程の範囲の結界が展開された。
「結界術における僕の奥義……簡単には破れないと思った方が良いよ」
「《んー、間に合っちゃったかぁ》」
希釈した宇宙のような青黒い空間には、白く光る星が幾つも浮かび、漆黒の龍が飛んでいる。
「《なるほど、そうなるんだ》」
燃え盛る岩石の群れ。その内の一つが結界に触れた瞬間、結界の中できらめいている星の一つが砕け散り、代わりに岩石も消滅した。同じように、隕石たちは次々に消滅していく。
「《動きが鈍いし……魔術もダメだね。吸われちゃうよ》」
この結界内では蘆屋の……及び、黒き龍が許可していない術は全て星と引き換えに砕け散る。更に、結界内の重力は龍が制御しており、敵対者はその動きを制限されることになる。
「《それに、魔力の消費も早い……魔力も吸われてるって感じかな》」
考察するダンタリオン。その頭上を龍が飛び、大きな口を開いた。そこから放たれるのはさっき消滅した無数の燃え盛る岩石群。それらは一直線にダンタリオンへと飛来する。
「《へぇ、無効化した魔術は再利用されるんだ。良いね。良い技だ》」
言いながら、ダンタリオンはその岩石たちを拳だけで砕いていく。
「《だけど、二つ弱点があるよね》」
遂に全ての岩石を砕き切ったダンタリオンは上へ引っ張るような重力をものともせず、笑った。
52
お気に入りに追加
211
あなたにおすすめの小説

元勇者のデブ男が愛されハーレムを築くまで
あれい
ファンタジー
田代学はデブ男である。家族には冷たくされ、学校ではいじめを受けてきた。高校入学を前に一人暮らしをするが、高校に行くのが憂鬱だ。引っ越し初日、学は異世界に勇者召喚され、魔王と戦うことになる。そして7年後、学は無事、魔王討伐を成し遂げ、異世界から帰還することになる。だが、学を召喚した女神アイリスは元の世界ではなく、男女比が1:20のパラレルワールドへの帰還を勧めてきて……。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる