63 / 86
全てを一つに
記憶の津波
しおりを挟む
(★前半と後半で視点が変わります)
僕はお母さんが餌と間違えて巣に持ち帰ったんだってルイドが言ってた。
同じ。僕と同じ。
じわじわと心の中に広がっていく、何か暗い影。
「じゃあ、それって。その呪われた赤ん坊は……」
「お前だ。母上に生き写しのその顔に髪、父王と同じ薄青の目。間違いようが無い」
待って、待って。
お母さんが同じって事は、あの王子様と僕は……。
「お前を弟とは知らず、フィラン様は手に入れるために必死になっておいでだ。そのために、もう一人の血の繋がった兄上を口にするのも憚る形で利用された。その上、もし弟までとなれば……」
あの悪夢のような手の感触、舌の感触。
僕にあんな事をしていたのが、血の繋がった兄弟だなんて。
もう一人のお兄さんというのは、この国の第一王子の事だろう。事故で動けなくて、いつ死ぬかもわからないような人だって聞いた。その人に何をしたのかは知らないけど、ルミナがこんなに怒ってるんだもの。きっと悪い事。
それは僕を手に入れるためだって言った。だったらやっぱり僕が悪いのかな? 僕は何もしてないつもりだけど、やっぱり僕はいてはいけない存在なのだろうか。
ぐらりと足元が傾いた。
ぴきっ。心のどこかで何かにヒビが入ったのがわかった。
ダム。
そう、水を堰き止めるダムのように巨大な壁に空いた穴からちょろちょろと水が流れ出るように、はじめはゆっくりと何かが見え始めた。
雪原の様な真っ白い砂漠を越え、緑の森を越えて網目のように水路が巡らされた町。その中央に白く輝く美しい建物はお城。
そこには銀のお髭に薄い青の目の優しいお父さんがいて、長い長い金の髪の綺麗な人はお母さん。僕は皆が大好きで、中でも一番好きだったのは優しい優しいお兄ちゃん。濃い青の瞳でいつも僕を見て笑ってくれて、ちっちゃな手で抱っこしてくれて、銀色の髪を触っても怒らなかった。
僕は死んじゃったのを覚えてたけど、この人達の元に生まれ変われて本当に幸せだった。
大好きなお兄ちゃんと早くお話したくて、僕は一生懸命早く大きくなろうって思ったんだ。
「フィランだよ、僕はフィラン。言ってごらん?」
「まだ赤ちゃんだもの無理よ」
お母さんが笑いながら後ろから言ってても、お兄ちゃんは一生懸命に何度も教えてくれるから、僕も頑張ってみたんだよ。でも赤ちゃんの体じゃ上手く発音できなくて。
「ふぃ、りゃ?」
「聞いた?! 母上、イラエルが僕の名前を呼んだよ!」
イラエル……これも僕の名前。希望の聖者様の名前と、お母さんの名前エルノアから半分ずつもらってお兄ちゃんが考えた名前。
短い間だったけど、とても幸せで温かくて、皆の事が大好きだった。
知らない所に一人ぼっちになった時、また死ぬんだって思った。どうしてあの電車みたいに僕にとどめを刺してくれないのと、置き去りにした人や鳥を恨んだ。
本当に大好きだったから、僕は自分に魔法をかけた。
何度も何度も、僕は大好きな人と、大事な人と死に別れてばかり。
こちらの思いを伝える事も出来ずに。
悲しくて、もうこれ以上繰り返すのは嫌だったから。
蓋をしたのは僕自身。
『晶は可愛い。だから守ってやりたいの』
黒い髪の背の高い男の子の顔。いつも僕の傍にいてくれて、友達以上に大事だった人。その顔と、赤と金と青の優しい顔が重なった。
ユシュアさん、ううん、匠君。
『イラエルは僕がどんな事からも守ってあげるからね』
子供だったお兄ちゃんの顔が、同じ銀の髪に白い肌、青い目の冷たい顔に重なった。
フィラン王子、ううん、お兄ちゃん。
その瞬間、ちょろちょろと穏やかだった記憶の流れは、堰き止められていたダムが粉々に壊されて中身があふれ出したように、津波みたいに押しよせてきた。
「う……わああああっ!」
すごく遠くで自分の叫んでる声が聞こえた。
頭が痛い。割れちゃう、壊れちゃう!
いたい、痛い、イタイ……頭が、ううん、もっと奥底の大事な所。魂が泣き叫んでる。
記憶の津波は渦を巻いて『僕』という存在をバラバラにして、何もかもを曖昧にして行く。
「だから、だから聞かないでって言ったの! 自分で忘れてしまうように細工をしてるのがわかったから。無理に記憶を戻したら土台から崩れてしまうって……」
女の人の泣いてるみたいな声が聞こえた気がするけど定かでは無い。
誰だかもうわからない。
もう、僕は音を聞く事も、何かを見る事も放棄してしまったから。
それからの事は知らない――――。
*****
その日、昼間なのに突然翳った空に星が流れた。
この世界で流星は良い方にも悪い方にも、大きく事態がうごく兆候だと言われている。
先程、この村の水源を堰き止めていた魔物を退治して来た。何人も人を殺した悪い奴だったので、こちらも躊躇無く切り捨てた。
村の人々は命の水を再び得る事が出来て、急に空が暗くなろうと星が流れようと、これは吉兆だと喜んだ。
だがオレにはそうは思えなかった。
これは何か悪い知らせ。そう思えてならなかった。
「ありがとうございました!」
「本当に感謝してもしきれません」
「よろしければずっと村に……」
口々に礼を言ってくれる村の人々の言葉も上の空で聞いていた。
気持ちばかりが焦って、つい無愛想になってしまったのを詫び、早々に村を後にした。
課題はあと五つ。
二つはこの近く、二つは先の海の傍だ。だが、最後の一つは未だ明かされていない。いつもは十くらい先まではわかるのに。
百一の課題は紙に書かれているのでもなく、近くなると頭の中に勝手に情報が流れ込んでくる。きっと聖者様達の力のなせる技なのだろう。
一筆書きで旅が出来るよう、順序は配慮されているようで大陸の端から順に進んできた。
気になるのは、一つも海の向こうの大陸の用件は無かった事だ。向こうは聖域がある事からその必要が無いと言えばお終いなのだが、ひょっとして明かされていない最後の一つだけが向こうだったらどうしようという思いもまだ拭えない。
それよりも何なのだろう、この気持ち。
空に星が流れた時から感じるこの違和感は。
ものすごく嫌な感じだ。
ふとシスの顔が浮かんだが、なぜか酷く印象が薄かった。いつもは離れていても髪の一筋までも鮮明に思い出せるのに。
それに笑顔じゃなく、涙を溜めた悲しい顔しか思い出せない。
ドキドキと胸が鳴るのを感じた。
良く無い事が起きてるのではないだろうか。
ああ、今すぐにでも飛んで行きたい!
もう呪いなんてどうでもいいから、今すぐにでも。
『一刻も早くご用を済ませて。そして僕に全部話して』
そうだな。約束したから。オレは約束を破るわけにはいかないから。
「シス、シス。どうか無事で……」
今は祈るしかないのがもどかしくて、あの時嫌われてもいいから手を離さなければ良かったと、今更ながらに後悔した
僕はお母さんが餌と間違えて巣に持ち帰ったんだってルイドが言ってた。
同じ。僕と同じ。
じわじわと心の中に広がっていく、何か暗い影。
「じゃあ、それって。その呪われた赤ん坊は……」
「お前だ。母上に生き写しのその顔に髪、父王と同じ薄青の目。間違いようが無い」
待って、待って。
お母さんが同じって事は、あの王子様と僕は……。
「お前を弟とは知らず、フィラン様は手に入れるために必死になっておいでだ。そのために、もう一人の血の繋がった兄上を口にするのも憚る形で利用された。その上、もし弟までとなれば……」
あの悪夢のような手の感触、舌の感触。
僕にあんな事をしていたのが、血の繋がった兄弟だなんて。
もう一人のお兄さんというのは、この国の第一王子の事だろう。事故で動けなくて、いつ死ぬかもわからないような人だって聞いた。その人に何をしたのかは知らないけど、ルミナがこんなに怒ってるんだもの。きっと悪い事。
それは僕を手に入れるためだって言った。だったらやっぱり僕が悪いのかな? 僕は何もしてないつもりだけど、やっぱり僕はいてはいけない存在なのだろうか。
ぐらりと足元が傾いた。
ぴきっ。心のどこかで何かにヒビが入ったのがわかった。
ダム。
そう、水を堰き止めるダムのように巨大な壁に空いた穴からちょろちょろと水が流れ出るように、はじめはゆっくりと何かが見え始めた。
雪原の様な真っ白い砂漠を越え、緑の森を越えて網目のように水路が巡らされた町。その中央に白く輝く美しい建物はお城。
そこには銀のお髭に薄い青の目の優しいお父さんがいて、長い長い金の髪の綺麗な人はお母さん。僕は皆が大好きで、中でも一番好きだったのは優しい優しいお兄ちゃん。濃い青の瞳でいつも僕を見て笑ってくれて、ちっちゃな手で抱っこしてくれて、銀色の髪を触っても怒らなかった。
僕は死んじゃったのを覚えてたけど、この人達の元に生まれ変われて本当に幸せだった。
大好きなお兄ちゃんと早くお話したくて、僕は一生懸命早く大きくなろうって思ったんだ。
「フィランだよ、僕はフィラン。言ってごらん?」
「まだ赤ちゃんだもの無理よ」
お母さんが笑いながら後ろから言ってても、お兄ちゃんは一生懸命に何度も教えてくれるから、僕も頑張ってみたんだよ。でも赤ちゃんの体じゃ上手く発音できなくて。
「ふぃ、りゃ?」
「聞いた?! 母上、イラエルが僕の名前を呼んだよ!」
イラエル……これも僕の名前。希望の聖者様の名前と、お母さんの名前エルノアから半分ずつもらってお兄ちゃんが考えた名前。
短い間だったけど、とても幸せで温かくて、皆の事が大好きだった。
知らない所に一人ぼっちになった時、また死ぬんだって思った。どうしてあの電車みたいに僕にとどめを刺してくれないのと、置き去りにした人や鳥を恨んだ。
本当に大好きだったから、僕は自分に魔法をかけた。
何度も何度も、僕は大好きな人と、大事な人と死に別れてばかり。
こちらの思いを伝える事も出来ずに。
悲しくて、もうこれ以上繰り返すのは嫌だったから。
蓋をしたのは僕自身。
『晶は可愛い。だから守ってやりたいの』
黒い髪の背の高い男の子の顔。いつも僕の傍にいてくれて、友達以上に大事だった人。その顔と、赤と金と青の優しい顔が重なった。
ユシュアさん、ううん、匠君。
『イラエルは僕がどんな事からも守ってあげるからね』
子供だったお兄ちゃんの顔が、同じ銀の髪に白い肌、青い目の冷たい顔に重なった。
フィラン王子、ううん、お兄ちゃん。
その瞬間、ちょろちょろと穏やかだった記憶の流れは、堰き止められていたダムが粉々に壊されて中身があふれ出したように、津波みたいに押しよせてきた。
「う……わああああっ!」
すごく遠くで自分の叫んでる声が聞こえた。
頭が痛い。割れちゃう、壊れちゃう!
いたい、痛い、イタイ……頭が、ううん、もっと奥底の大事な所。魂が泣き叫んでる。
記憶の津波は渦を巻いて『僕』という存在をバラバラにして、何もかもを曖昧にして行く。
「だから、だから聞かないでって言ったの! 自分で忘れてしまうように細工をしてるのがわかったから。無理に記憶を戻したら土台から崩れてしまうって……」
女の人の泣いてるみたいな声が聞こえた気がするけど定かでは無い。
誰だかもうわからない。
もう、僕は音を聞く事も、何かを見る事も放棄してしまったから。
それからの事は知らない――――。
*****
その日、昼間なのに突然翳った空に星が流れた。
この世界で流星は良い方にも悪い方にも、大きく事態がうごく兆候だと言われている。
先程、この村の水源を堰き止めていた魔物を退治して来た。何人も人を殺した悪い奴だったので、こちらも躊躇無く切り捨てた。
村の人々は命の水を再び得る事が出来て、急に空が暗くなろうと星が流れようと、これは吉兆だと喜んだ。
だがオレにはそうは思えなかった。
これは何か悪い知らせ。そう思えてならなかった。
「ありがとうございました!」
「本当に感謝してもしきれません」
「よろしければずっと村に……」
口々に礼を言ってくれる村の人々の言葉も上の空で聞いていた。
気持ちばかりが焦って、つい無愛想になってしまったのを詫び、早々に村を後にした。
課題はあと五つ。
二つはこの近く、二つは先の海の傍だ。だが、最後の一つは未だ明かされていない。いつもは十くらい先まではわかるのに。
百一の課題は紙に書かれているのでもなく、近くなると頭の中に勝手に情報が流れ込んでくる。きっと聖者様達の力のなせる技なのだろう。
一筆書きで旅が出来るよう、順序は配慮されているようで大陸の端から順に進んできた。
気になるのは、一つも海の向こうの大陸の用件は無かった事だ。向こうは聖域がある事からその必要が無いと言えばお終いなのだが、ひょっとして明かされていない最後の一つだけが向こうだったらどうしようという思いもまだ拭えない。
それよりも何なのだろう、この気持ち。
空に星が流れた時から感じるこの違和感は。
ものすごく嫌な感じだ。
ふとシスの顔が浮かんだが、なぜか酷く印象が薄かった。いつもは離れていても髪の一筋までも鮮明に思い出せるのに。
それに笑顔じゃなく、涙を溜めた悲しい顔しか思い出せない。
ドキドキと胸が鳴るのを感じた。
良く無い事が起きてるのではないだろうか。
ああ、今すぐにでも飛んで行きたい!
もう呪いなんてどうでもいいから、今すぐにでも。
『一刻も早くご用を済ませて。そして僕に全部話して』
そうだな。約束したから。オレは約束を破るわけにはいかないから。
「シス、シス。どうか無事で……」
今は祈るしかないのがもどかしくて、あの時嫌われてもいいから手を離さなければ良かったと、今更ながらに後悔した
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
【完結】かなしい蝶と煌炎の獅子 〜不幸体質少年が史上最高の王に守られる話〜
倉橋 玲
BL
**完結!**
スパダリ国王陛下×訳あり不幸体質少年。剣と魔法の世界で繰り広げられる、一風変わった厨二全開王道ファンタジーBL。
金の国の若き刺青師、天ヶ谷鏡哉は、ある事件をきっかけに、グランデル王国の国王陛下に見初められてしまう。愛情に臆病な少年が国王陛下に溺愛される様子と、様々な国家を巻き込んだ世界の存亡に関わる陰謀とをミックスした、本格ファンタジー×BL。
従来のBL小説の枠を越え、ストーリーに重きを置いた新しいBLです。がっつりとしたBLが読みたい方には不向きですが、緻密に練られた(※当社比)ストーリーの中に垣間見えるBL要素がお好きな方には、自信を持ってオススメできます。
宣伝動画を制作いたしました。なかなかの出来ですので、よろしければご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=IYNZQmQJ0bE&feature=youtu.be
※この作品は他サイトでも公開されています。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
帝国皇子のお婿さんになりました
クリム
BL
帝国の皇太子エリファス・ロータスとの婚姻を神殿で誓った瞬間、ハルシオン・アスターは自分の前世を思い出す。普通の日本人主婦だったことを。
そして『白い結婚』だったはずの婚姻後、皇太子の寝室に呼ばれることになり、ハルシオンはひた隠しにして来た事実に直面する。王族の姫が19歳まで独身を貫いたこと、その真実が暴かれると、出自の小王国は滅ぼされかねない。
「それなら皇太子殿下に一服盛りますかね、主様」
「そうだね、クーちゃん。ついでに血袋で寝台を汚してなんちゃって既成事実を」
「では、盛って服を乱して、血を……主様、これ……いや、まさかやる気ですか?」
「うん、クーちゃん」
「クーちゃんではありません、クー・チャンです。あ、主様、やめてください!」
これは隣国の帝国皇太子に嫁いだ小王国の『姫君』のお話。
キスから始める恋の話
紫紺(紗子)
BL
「退屈だし、キスが下手」
ある日、僕は付き合い始めたばかりの彼女にフラれてしまった。
「仕方ないなあ。俺が教えてやるよ」
泣きついた先は大学時代の先輩。ネクタイごと胸ぐらをつかまれた僕は、長くて深いキスを食らってしまう。
その日から、先輩との微妙な距離と力関係が始まった……。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
人見知り伯爵の運命の番
紅林
BL
幼少期に重い病気にかかり大切に育てられてきたハルミトンは極度の人見知りだ。病気の特効薬が開発され病気が治り、ベットから出られるようになった今でも家族以外とまともに喋ることは出来ない。
伯爵である父はハルミトンが18歳になると同時に息を引き取りそれを追うように母も亡くなった。伯爵位を継いだハルミトンは家の倉庫で見つけた銀色の仮面を被らなければ人前に出ることは出来なくなっていた
そんな時に現れたのが獣王国の若き国王であった
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる