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アナザールート その77 躾 その4 洗脳
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今回は、エロはございません・・・
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どれくらい間、身体を、そして精神を辱められ続けていたのか・・・
時計もなく、窓もないこの地下室では時間の流れがまったくわからない。
いつ果てるともわからなかった心身への凌辱の嵐が過ぎ去ったあと、僕は放心しきって、ベッドの上にうつ伏せに身体を横たえていた。
白眼を剥き、口から舌を突出したままの顔を横向きにして、息も絶え絶えの呼吸を繰り返す。
そして、数えきれないほどのメスイキとマソイキの余韻が、不規則にフラッシュバックするたびに、手足を投げ出した身体をピクピクと小さく痙攣させながら
「ぁ・・・ぅ・・・」
と、小さなうめき声を漏らしていた。
ご主人様は、“しばらくしたら戻る”と告げて、部屋から出ていってまだ戻ってこない。
本当なら、この機会を逃さずにベッドから起き上がり、この地下室の様子を確かめて、脱出や外部と連絡を取る方法探るべきなのだろう。
だけど、今の僕には起き上がるどころか指一本動かす体力さえ残っていない。
僕はこの地下室で、ボロボロにされた身体を、打ち捨てられた人形みたいに、ただ横たえているだけだった。
そうして、どのくらいの間、死んだように身を横たえ束の間の休息を貪っていたのだろうか。
不意に“ガチャッ”という音が地下室に響き、ご主人様が戻ってきた。
その手にはワイヤレスっぽいヘッドホンがぶら下げられている。
部屋に入り、内側から鍵を閉めるとベッドの横に立ち、ご主人様がこの部屋から出ていった時からほとんど動いていない僕を見下ろす。
そしてベッドの上で身動きできない僕を軽々と抱き上げて床に下ろすと、そのまま僕の両手首を革手錠で拘束し、僕の上半身を引き起こすと、天井からぶら下げた鎖と首輪を繋ぐ。
僕は精魂尽き果てた僕は、ご主人様に逆らうことなどできず、されるがままにご主人様に身を任せていた。
そうして、僕は後ろ手に縛られ、床に座った状態で、天井から首輪に繋がった鎖で吊られている姿勢で拘束された。
意識が朦朧としているせいで、身体が床に崩れそうに傾くと・・・
「う゛ッ!」
首輪に繋がった鎖がピンと張り、首を吊られるように引っ張られ、僕はくぐもった悲鳴を漏らして、て身体を立て直した。
ご主人様は一歩下がって僕を見下ろし、満足そうな・・・そして酷薄な笑みを浮かべて言った。
「時雨、今日の躾は終わりだよ・・・
俺は自分の部屋に戻って一眠りさせてもらう。」
僕はそれをを聞いて、少しだけ安心すると共に、か細い声でご主人様への願いを口にする。
「これで・・・終わりなら、この鎖を外して下さい。
・・・横になって・・・休ませ・・・て・・・」
だけど、僕のせめてもの願いは、ご主人様の残酷で悪意に満ちた、仕打ちで踏み躙られることになる。
ご主人様は僕のアゴを片手で掴んで、僕を上向かせ、二人の顔が触れんばかりに顔を近づけて言う。
「時雨・・・お前が身も心も俺にひれ伏すまで、休ませてなどやらないよ。
お前は、このままで朝まで過ごすんだ。」
「そん・・・な・・・」
こんな体勢じゃ眠ることさえ出来ない。
さっきまでの連絡絶頂のせいで上気した顔から血の気が引いてゆく。
「おっと、朝までこれをつけていてもらうぞ・・・」
そう言って、さっきご主人様が部屋に持ち込んだヘッドホンを僕の両耳に被せる。
そして、そのヘッドホンの上から僕の頭ごと革のベルトをぐるぐる巻きに巻きつけられる。
革ベルトは、僕の目、鼻、口といった部分こそ避けて巻かれているが。
しっかりと巻きつけ、固定され、頭を振ったくらいでは弛みそうにない。
ご主人様はそれを確認すると
「じゃあな、時雨・・・朝までゆっくり休めよ。」
と言って、僕に背を向けてドアに向かって歩き出すから
「待って下さい!、鎖・・・はず・・・」
ご主人様の背中に僕の悲痛な懇願が響く。
だけど、ご主人様は振り返りもせず、部屋の電気を消して、部屋から出ていった。
明かりの消えた地下室には、ほんの僅かな光さえなく、本当に自分の鼻先さえ見ることができない。
僕はそんな完全な闇の中に1人取り残された。
そしてその直後、ヘッドホンから誰かの声が聞こえ始めた。
その声は・・・僕の声だ。
さっきまで無理やり言わされた言葉が録音されていたのだろう。
それに何らかの処理を施して、僕の言葉だけがクリアに切り取られて、繰り返し再生され続ける。
「僕はゴミクズです、生まれてきてごめんなさい。
僕は、オチンチンを咥えただけでイっちゃう変態です。
僕は生まれつきのマゾメスです、ご主人様に虐めてもらうために生まれてきました。
僕は、鞭で叩かれて気持ち良くなる、雑魚マゾです。
僕の身体はご主人様のおもちゃです。
僕には、生きる価値なんてありません。」
視覚を奪われた完全な闇の中で、自分の言葉が、自分の声が僕自身を全否定し、僕の精神の深い部分を侵食してゆく。
耳を塞ぐこともできない、眠って逃避することもできない。
こんな状態で一晩放置されたら、本当に心が壊される・・・そんな恐怖で
「ぁ・・・あ・・・あ゛・・・」
僕の口元から、嗚咽とも悲鳴ともつかない声がもれ、やがてそれは絶叫に変わった。
「嫌ぁあああああああ!!!!
もうやだっ!もう嫌だぁああああ!!!
助けて・・・許してぇ!!!!!
織田さん、織田さん・・・助けて、助けてよ・・・」
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気に入って頂けましたら幸いです。
感想、ブクマ登録、などしていただけますと、
励みになります(^^♪
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どれくらい間、身体を、そして精神を辱められ続けていたのか・・・
時計もなく、窓もないこの地下室では時間の流れがまったくわからない。
いつ果てるともわからなかった心身への凌辱の嵐が過ぎ去ったあと、僕は放心しきって、ベッドの上にうつ伏せに身体を横たえていた。
白眼を剥き、口から舌を突出したままの顔を横向きにして、息も絶え絶えの呼吸を繰り返す。
そして、数えきれないほどのメスイキとマソイキの余韻が、不規則にフラッシュバックするたびに、手足を投げ出した身体をピクピクと小さく痙攣させながら
「ぁ・・・ぅ・・・」
と、小さなうめき声を漏らしていた。
ご主人様は、“しばらくしたら戻る”と告げて、部屋から出ていってまだ戻ってこない。
本当なら、この機会を逃さずにベッドから起き上がり、この地下室の様子を確かめて、脱出や外部と連絡を取る方法探るべきなのだろう。
だけど、今の僕には起き上がるどころか指一本動かす体力さえ残っていない。
僕はこの地下室で、ボロボロにされた身体を、打ち捨てられた人形みたいに、ただ横たえているだけだった。
そうして、どのくらいの間、死んだように身を横たえ束の間の休息を貪っていたのだろうか。
不意に“ガチャッ”という音が地下室に響き、ご主人様が戻ってきた。
その手にはワイヤレスっぽいヘッドホンがぶら下げられている。
部屋に入り、内側から鍵を閉めるとベッドの横に立ち、ご主人様がこの部屋から出ていった時からほとんど動いていない僕を見下ろす。
そしてベッドの上で身動きできない僕を軽々と抱き上げて床に下ろすと、そのまま僕の両手首を革手錠で拘束し、僕の上半身を引き起こすと、天井からぶら下げた鎖と首輪を繋ぐ。
僕は精魂尽き果てた僕は、ご主人様に逆らうことなどできず、されるがままにご主人様に身を任せていた。
そうして、僕は後ろ手に縛られ、床に座った状態で、天井から首輪に繋がった鎖で吊られている姿勢で拘束された。
意識が朦朧としているせいで、身体が床に崩れそうに傾くと・・・
「う゛ッ!」
首輪に繋がった鎖がピンと張り、首を吊られるように引っ張られ、僕はくぐもった悲鳴を漏らして、て身体を立て直した。
ご主人様は一歩下がって僕を見下ろし、満足そうな・・・そして酷薄な笑みを浮かべて言った。
「時雨、今日の躾は終わりだよ・・・
俺は自分の部屋に戻って一眠りさせてもらう。」
僕はそれをを聞いて、少しだけ安心すると共に、か細い声でご主人様への願いを口にする。
「これで・・・終わりなら、この鎖を外して下さい。
・・・横になって・・・休ませ・・・て・・・」
だけど、僕のせめてもの願いは、ご主人様の残酷で悪意に満ちた、仕打ちで踏み躙られることになる。
ご主人様は僕のアゴを片手で掴んで、僕を上向かせ、二人の顔が触れんばかりに顔を近づけて言う。
「時雨・・・お前が身も心も俺にひれ伏すまで、休ませてなどやらないよ。
お前は、このままで朝まで過ごすんだ。」
「そん・・・な・・・」
こんな体勢じゃ眠ることさえ出来ない。
さっきまでの連絡絶頂のせいで上気した顔から血の気が引いてゆく。
「おっと、朝までこれをつけていてもらうぞ・・・」
そう言って、さっきご主人様が部屋に持ち込んだヘッドホンを僕の両耳に被せる。
そして、そのヘッドホンの上から僕の頭ごと革のベルトをぐるぐる巻きに巻きつけられる。
革ベルトは、僕の目、鼻、口といった部分こそ避けて巻かれているが。
しっかりと巻きつけ、固定され、頭を振ったくらいでは弛みそうにない。
ご主人様はそれを確認すると
「じゃあな、時雨・・・朝までゆっくり休めよ。」
と言って、僕に背を向けてドアに向かって歩き出すから
「待って下さい!、鎖・・・はず・・・」
ご主人様の背中に僕の悲痛な懇願が響く。
だけど、ご主人様は振り返りもせず、部屋の電気を消して、部屋から出ていった。
明かりの消えた地下室には、ほんの僅かな光さえなく、本当に自分の鼻先さえ見ることができない。
僕はそんな完全な闇の中に1人取り残された。
そしてその直後、ヘッドホンから誰かの声が聞こえ始めた。
その声は・・・僕の声だ。
さっきまで無理やり言わされた言葉が録音されていたのだろう。
それに何らかの処理を施して、僕の言葉だけがクリアに切り取られて、繰り返し再生され続ける。
「僕はゴミクズです、生まれてきてごめんなさい。
僕は、オチンチンを咥えただけでイっちゃう変態です。
僕は生まれつきのマゾメスです、ご主人様に虐めてもらうために生まれてきました。
僕は、鞭で叩かれて気持ち良くなる、雑魚マゾです。
僕の身体はご主人様のおもちゃです。
僕には、生きる価値なんてありません。」
視覚を奪われた完全な闇の中で、自分の言葉が、自分の声が僕自身を全否定し、僕の精神の深い部分を侵食してゆく。
耳を塞ぐこともできない、眠って逃避することもできない。
こんな状態で一晩放置されたら、本当に心が壊される・・・そんな恐怖で
「ぁ・・・あ・・・あ゛・・・」
僕の口元から、嗚咽とも悲鳴ともつかない声がもれ、やがてそれは絶叫に変わった。
「嫌ぁあああああああ!!!!
もうやだっ!もう嫌だぁああああ!!!
助けて・・・許してぇ!!!!!
織田さん、織田さん・・・助けて、助けてよ・・・」
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