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アナザールート その46 願い
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今回もエロはございません…
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そうして、泣きながらシャワーを浴び続けていると。
「時雨殿、大丈夫で…泣いているのでござるか?!」
と、浴室のドアが開き織田さんに声をかけられた。
妙に長い僕のシャワーを心配して様子を見に来てくれたのだろう。
浴室にへたり込んで、泣きじゃくりながらシャワーのお湯を浴び続けている僕を見つけると、ビックリした様子で濡れるのも構わずに、僕を抱き締めてくれた。
「時雨殿…、時雨殿ぉ!
何があったんでござる?、大丈夫ですか?」
「あ…」
織田さんの声で我に返り、背中に両手を回してその大きな身体を抱き締める。
「織田さん…お願いがあります…」
「なんでござるか?何でも言ってくだされ。」
織田さんは優しい、僕はその優しさにつけ込んで浅ましい願いを、取り返しのつかない思いを告白する。
「僕を…抱いて…下さい。抱いてめちゃめちゃに壊して下さい…」
「何をバカなことを…」
「織田さんが隠している、エッチな薄い本みたいなことをしていいんですよ。
縛ったり、鞭で打ったり、殴ったって構わないんです。
…僕を…虐めてみたくありませんか?」
「な…」
以前、織田さんの家に遊びに来たときに、部屋の掃除をしてあげたことがあった。
僕はその時に隠してあった18禁の薄い本を見てしまった。
そういった本は、隠しておきたい性癖の塊だ。
男の娘や、女の子がレイプされたり、縛られたり、酷いことをされているというような割と鬼畜な本が多かった。
だからといって織田さんを変態だとか鬼畜なサディストだとか、そんな風には全然思わない。
人は誰しもそういった暗い欲求を隠し持っているものだと思う。
2次元の世界で発散するなら誰にも迷惑をかけないし、現実世界でそれを実行するのは全然別の問題だ。
ただ織田さんだって、男なのだなと微笑ましく思って、見なかったことにしていただけだった。
とはいえ、秘密にしていた性癖を暴かれた織田さんとしては、心穏やかではいられないのだろう。
顔を真っ赤にして絶句していた。
返す言葉もなく固まっている織田さんに縋りつき、泣きながら哀願する。
「あの夜…僕は大勢の大人の前で裸にされて、縛られて、浣腸されて、鞭で打たれて、ボロボロになるまで輪姦されました…眠ると、その記憶を、トラウマを…夢に見るんです。」
「時雨殿、もういい…話さないでいいのです。」
「その思い出を忘れさせてくれませんか?。。
織田さんに僕をめちゃくちゃにしてもらえたなら、あの記憶を薄めて、上書きすることができると思うんです。」
「時雨殿…それは…」
織田さんの顔に逡巡の表情が浮かぶ。
「お願いです…助けて…助けて下さい…
織田さんになら…虐めて欲しいんです…」
織田さんの耳元で囁くように懇願すると、織田さんの身体から強張りが抜け、大きく息を吐きいた後で言った。
「承知しましたぞ。時雨殿を助ける為とあれば是非もございません。」
織田さんの言葉は半分は嘘だ。
僕を助ける為に嫌々やる…というポーズを取っているけれど、織田さんの雄の部分…ペニスがガチガチに固くなって勃起しきっている。
本当は僕を虐めてみたかったんですよね?
だけど、織田さんは優しいから我慢してくれていたんですよね。
もう、我慢しなくていいんですよ。
僕を虐めて、壊して…今だけは、織田さんだけの奴隷に、雌犬にして下さい。
織田さんの首に抱きつき、その視界から外れた僕の口元は、僅かに口角が釣り上がっていた。
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そうして、泣きながらシャワーを浴び続けていると。
「時雨殿、大丈夫で…泣いているのでござるか?!」
と、浴室のドアが開き織田さんに声をかけられた。
妙に長い僕のシャワーを心配して様子を見に来てくれたのだろう。
浴室にへたり込んで、泣きじゃくりながらシャワーのお湯を浴び続けている僕を見つけると、ビックリした様子で濡れるのも構わずに、僕を抱き締めてくれた。
「時雨殿…、時雨殿ぉ!
何があったんでござる?、大丈夫ですか?」
「あ…」
織田さんの声で我に返り、背中に両手を回してその大きな身体を抱き締める。
「織田さん…お願いがあります…」
「なんでござるか?何でも言ってくだされ。」
織田さんは優しい、僕はその優しさにつけ込んで浅ましい願いを、取り返しのつかない思いを告白する。
「僕を…抱いて…下さい。抱いてめちゃめちゃに壊して下さい…」
「何をバカなことを…」
「織田さんが隠している、エッチな薄い本みたいなことをしていいんですよ。
縛ったり、鞭で打ったり、殴ったって構わないんです。
…僕を…虐めてみたくありませんか?」
「な…」
以前、織田さんの家に遊びに来たときに、部屋の掃除をしてあげたことがあった。
僕はその時に隠してあった18禁の薄い本を見てしまった。
そういった本は、隠しておきたい性癖の塊だ。
男の娘や、女の子がレイプされたり、縛られたり、酷いことをされているというような割と鬼畜な本が多かった。
だからといって織田さんを変態だとか鬼畜なサディストだとか、そんな風には全然思わない。
人は誰しもそういった暗い欲求を隠し持っているものだと思う。
2次元の世界で発散するなら誰にも迷惑をかけないし、現実世界でそれを実行するのは全然別の問題だ。
ただ織田さんだって、男なのだなと微笑ましく思って、見なかったことにしていただけだった。
とはいえ、秘密にしていた性癖を暴かれた織田さんとしては、心穏やかではいられないのだろう。
顔を真っ赤にして絶句していた。
返す言葉もなく固まっている織田さんに縋りつき、泣きながら哀願する。
「あの夜…僕は大勢の大人の前で裸にされて、縛られて、浣腸されて、鞭で打たれて、ボロボロになるまで輪姦されました…眠ると、その記憶を、トラウマを…夢に見るんです。」
「時雨殿、もういい…話さないでいいのです。」
「その思い出を忘れさせてくれませんか?。。
織田さんに僕をめちゃくちゃにしてもらえたなら、あの記憶を薄めて、上書きすることができると思うんです。」
「時雨殿…それは…」
織田さんの顔に逡巡の表情が浮かぶ。
「お願いです…助けて…助けて下さい…
織田さんになら…虐めて欲しいんです…」
織田さんの耳元で囁くように懇願すると、織田さんの身体から強張りが抜け、大きく息を吐きいた後で言った。
「承知しましたぞ。時雨殿を助ける為とあれば是非もございません。」
織田さんの言葉は半分は嘘だ。
僕を助ける為に嫌々やる…というポーズを取っているけれど、織田さんの雄の部分…ペニスがガチガチに固くなって勃起しきっている。
本当は僕を虐めてみたかったんですよね?
だけど、織田さんは優しいから我慢してくれていたんですよね。
もう、我慢しなくていいんですよ。
僕を虐めて、壊して…今だけは、織田さんだけの奴隷に、雌犬にして下さい。
織田さんの首に抱きつき、その視界から外れた僕の口元は、僅かに口角が釣り上がっていた。
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