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アナザールート その6

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ひとしきりの口づけの後、彼氏さんの唇が離れてゆく。
喪失感を感じて、潤んだ瞳で彼氏さん顔を見上げると、二人の唇の間に銀色の糸が伸びて・・・ぷつりと切れるのが目に入った。

彼氏さんの大きな手が再び僕の頬を撫でる。

「時雨ちゃん、ホントに健気で可愛いなぁ・・・俺とミカのモノになれよ、可愛がってあげるから。」

「それは・・・」

言葉につまる。
正直、彼氏さんが優しい人だとは思っていた。
恋人でも、彼女でも・・・雌奴隷になったって構わないとさえ思う。
だけど、それは僕を一番好きでいてくれるなら、という前提つきの話しだ。

彼氏さんとミカさん、二人ともお互いに相手を一番好きな恋人同士なのだろう。
だから・・・僕が二人のモノになっても、結局は2番目、二人のオモチャで奴隷でしかない。

僕は欲深いのだろうか・・・でもそれだけは譲りたくない。
僕だけを愛してくれるなら奴隷でも、ペットでも構わない。
僕は・・・僕だけを一番に愛してくれる人のモノになりたい。

「はは、返事は後でいいよ。」

返事に窮して、黙っている僕の頬をもう一度撫でられた。

「さてと、そろそろ時雨ちゃんの身体も俺のモノに馴染んだだろう。ゆっくり動かすから力を抜くんだよ。」

「あ・・・やめ・・・、んああああぁっ!!!」

彼さんの巨大なモノがゆっくりと動き出す。
最初は、前後に揺さぶるように小さく、そして少しずつ、ゆっくりと大きなピストン運動に変わってゆく。

「がっ!・・・ぁ!!ぅひぁっ・・・!!・・・ひぎっ・・・!!!、っあああ!!!」

だんだん大きな動きになってゆく。
引き抜かれるときには、身体から内臓が引きずり出されるような感覚に気が遠くなる。

そして、抜ける寸前で止まったモノが再び僕を貫く。
自分の手首くらいの巨体なモノを無理矢理捩じ込まれた圧力に骨盤がギシギシときしむ。
自分のお腹に視線を落とせば、肉づきの薄いそこに巨大なオチンチンの形の盛り上がりが・・・それがどこまで入っているのかはっきり見て取れた。

「あがァ!・・・・ぅ・・・ひぁああっ!!・・・・・・ぁ、あぁ・・・あああ゛あ゛っ!!!・・・」

逞しくて固くて巨大な雄の象徴が、僕を繰り返し貫いて出て行ってくれない。
ただ、いつのまにか引き裂かれるような痛みは薄らいでいた。
残ったのは僕の身体の中で暴れる巨大なモノの異物感。
そしてそれが、僕の弱い部分を探り当て始める。

「ひんっ!」

引き抜かれたソレが再び僕を貫くとき、先端がクリの裏側・・・僕をメスに変えるスイッチを突き上げる。

「・・・っんあぁあ!」

続いて、太い肉胴がそこをゴリゴリと擦りあげ、押し潰し、刺激しながら通り過ぎてゆく。

僕の口から漏れる悲鳴の声色が少しずつ変化してゆくことを止められない。

彼氏さんは落ち着いて、僕の反応をよく観察していた。
少しでも僕が痛み以外の・・・メスの反応をしてしまった部分に、的確でピンポイントな追い打ちをかけてゆく。

まるでベテランのボクサーが、対戦相手に一発いいパンチを入れた後、間髪入れずに連続技を叩き込んで勝負を決めにゆくみたいだった。

僕は両手で口を覆って声を抑え、目をギュッとつぶって表情を隠した。
彼氏さんにこれ以上弱い所を悟られたくなかった。

だけど塞いだ口の奥から漏れる悲鳴は抑え切れない。そしてお尻から貫かれる度にくねる身体も、ピンと伸びる爪先も隠しようがない。

すると突然、彼氏さんに口を押さえていた両手を顔から剥がされた。

「可愛い顔を隠さないでくれよ、時雨ちゃん。」

両手首をクロスさせた形でまとめられ、頭の上ベッドに押し付けて固定された。

「やぁ・・・あっ!、放し・・・てぇ」

片手で軽く押さえられているだけなのに、僕がどんなに力を入れてもびくともしない。

アナルから直腸の奥までオチンチンで満たされ、突き上げられる度にゾクゾクとした快感が生まれ、強くなってゆく。
強烈な快感がクリの裏側から腰に、そして全身にさざ波にのように広がって全身を痺れさせてゆく。

突かれる度に背骨が反り返り、僕の意思とは無関係に全身がビクビクと痙攣する。

「ひっ!、やああぁああ!!!・・・ひぁ!、あっ、ああ゛あ゛!!」

なす術なんて何もない。
僕は浅ましいイキ顔を晒しながら一方的に蹂躙されるだけの、弱くて、小さくて、哀れなメスであることを思い知らされる。

僕の身体はもう自分の意思で指一本ですら動かせない。
彼氏さん思うままの踊らされる操り人形に成り果てていた。

圧倒的な被虐感が僕の心を塗り潰してゆく・・・そして僕の心の奥底のマゾヒスティックな部分が目覚めてゆく。
絶対に敵わない、そんな圧倒的な存在にもっとめちゃくちゃにされたいと。
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