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4章:南のエルフ
ヴォルバの予知
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しばらく続いた螺旋階段が終わり、大きな空中橋を渡れば一層厳かで青白く光る広場が見えてくる。その奥に地面につくほどの銀の髪を持ち、その頭に不思議な形をした冠を抱く男が座っていた。
堂々たる姿ですべてを見下す目をしている。近寄ってくる8人と兵士が見えていないかのように目が合わない。ドンナトールは40年たっても変わらない姿に悲しみを感じた。何事にも心を動かさず、すべてを見下ろす冷酷な東のエルフ王フレイ。
「お久しぶりでございます、フレイ王」
「久しいな、ドンナトール」
頭を下げるドンナトールに目を向けず、変わらぬ目ですべてを見下ろすフレイにドワーフは我慢ならない。しかし、さりげなくアルロが後ろ手に抑え飛び出すことは防げていた。
「何用か」
「回りくどいことは苦手なので単刀直入に申し上げます。こちらに神の剣があると聞き及びました」
一気に空気が張りつめ、冷たく鋭い殺気が8人を包む。
「何故か」
「神の剣でヘイム島から続くといわれる道を封じるためです」
「・・・・・・できるわけなかろう」
この時、初めてフレイはドンナトールと目を合わせた。鋭い目が怒りで動向を光らせている。ドンナトールは怯むことなく一歩前に出る。
「やらなければわかりません。それにこのままではこの世界はいつか闇に飲み込まれます」
「いつかであろう。余には関係あるまい」
フレイの言葉にアルロも飛び出しそうになるが、耐え忍び睨みつけた。その視線に気が付いたのかフレイがアルロをみた。
「なにか言いたげだな」
「この国が滅びてもよいとおっしゃるか」
「ふむ、それこそ神の剣があればなんとかなるのではないか」
「愚かな」
ドンナトールは思わず口にしてしまった。その言葉にフレイは眉間に皺をよせ、首をひねりながらドンナトールを睨んだ。
「愚かだと」
ドンナトールはもう誤魔化すこともないと真っ直ぐフレイを見上げた。フレイは玉座のひじ掛けを叩きつけ、勢いよく立ち上がった。
白い石畳を踏み鳴らす音が響く。ローブが石をこする音がやけに大きく聞こえ、玉座すぐ下で止まる。
「愚かです。そのように上手くことは運びますまい」
「ドンナトールの言う通りです。我々は神の剣を必ずヘイム島に運び、スペルの手からこの世界を守ります」
アルロがドンナトールの横に歩み寄り、フレイに宣言した。
「たかが人間に何ができる」
「わからないではありませんか!」
「しらん! さっさと立ち去れ」
『黙れ。愚かなる東のエルフを統べる者よ』
睨み合う一同の後ろから不思議な声が放たれた。声と声が重なり、空気を震わせる静かな声。
『神の剣はこの森に滅びをもたらす』
7人はまさかと振り返る。
「ベレン?」
俯き前髪で顔が見えないが、様子がおかしいことは確かだ。アルロが駆け寄るのを、ドンナトールが遮った。ゆっくりと前を向いたベレヌスの瞳は銀色を帯び輝き、横上が水に漂うかのように揺れていた。そして、周囲に冷えた空気を漂わせる。
「ヴォルバか」
フレイはその銀の輝きに目を見開いた。ベレヌスは仲間の間を抜け、フレイの前に立った。フレイはその目の輝きに恐怖を感じた。すべてを見透かされているような不思議な、まるで神と目を合わせているような気分になる。
『東の地は赤き炎にまかれ、東の空は黒き雲に覆われる。選択の時だ。東のエルフを統べる者よ。すべては神の剣の行方次第』
不思議な声がフレイの脳を直接打つ。ヴォルバの予知に口元を歪めた。ヴォルバの予知は外れることがない。外すことはできる。つまり神の剣を彼らに託すことが。
ベレヌスの体が傾いた。崩れる体に咄嗟にフレイは手を伸ばす。ベレヌスの体を支える一瞬、フレイの目に信じられない光景が映った。
—燃える美しきエルフの住処
—叫び声を上げず燃えるエルフ
—舞い上がる煤と煙が黒い雲となり東の地を覆い隠す
フレイは目を瞬かせ、ベレヌスを見下ろす。銀は姿を消し薄琥珀の瞳が瞼の向こうに消えた。
「ベレン!」
アルロたちがベレヌスに駆け寄りフレイの腕から奪う。いくら呼びかけても反応しないベレヌスにアルロやドワーフは不安に駆られる。口元に手をやればわずかな呼吸しか感じることができなかった。
「ベレン!」
「おい!」
「床を用意させる」
上から降ってきた声にアルロたちが目を上げれば、控えていたエルフに手を軽く振るフレイの姿があった。
「温めてやれ」
フレイはそれだけ言うと背を向け、玉座への階段を上る。
「感謝申し上げます。皆、今はベレヌスを休ませねばならん」
アルロとドワーフはドンナトールの言葉に頷き、ベレヌスを支え起こした。近づいてきたエルフの案内を請うた。
それを見送りドンナトールとカムロス、ミーミルはその場に残った。
「おぬしらも行かぬか」
「行くよ。その前に」
「フレイ王、あなたは一体何をご覧になりましたか」
玉座に座ることなく、背を向けていたフレイの肩がわずかにはねた。その様子に双子はやはりかと確信を得た。
「見たものを思い返し、熟考願います」
双子は頭を小さく下げると先に出ていったアルロを追いかけた。
「ドンナトール、あれは本当にヴォルバか」
「信じたくないのも分かりますが、間違うことなくヴォルバの血を引くものです。そして予知の力を強く発現した哀れな子です」
「・・・・・・」
何も言わず、ベレヌスを咄嗟につかんだ手を見つめるフレイにドンナトールも頭を下げ、去ろうとした。
「神の剣は」
ドンナトールはフレイの声に足を止め振り返る。
「神の剣は近づいたものを惑わす。1つになりたがっている。多くの同胞が心を見失い、発狂し死んだ。東のエルフですらそうなのだ。人間やドワーフなど」
「フレイ王に物申した人間もまたヴォルバの血を引くものです。あの者は浄化と治癒の力が強い。神の剣の呪いにも耐えれるやもしれません」
フレイは何たる偶然なのだろうかと驚愕する。はるか昔、この世界を救う中心となった予知と浄化、治癒の力を有し巫女ヴォルバ。その力が子孫に現れることは珍しい。
居たとしても片方の力のみか、微々たる力だ。それがこの1000年以上が立った今、両方の力が揃いこの世にある。
「恐ろしいほどの偶然。まるで」
フレイはそれ以上ドンナトールに何も言うことなく見ていた手を握り絞めた。
「大丈夫だろうか」
ドルドナが冷たくなったベレヌスの手をさすり、つぶやいた。その横でアルロ、ダグザも無言でこすり温め続けていた。
「大丈夫とは言いにくいけど、そのうち目を覚ますよ」
用意された木の空洞に双子が姿を見せた。双子は真っ直ぐベレヌスに近づくと額を撫で、どこかへ姿を消した。
体に熱が戻ってきたころ、ベレヌスの目が開いた。その目にアルロたちは胸をなでおろし、詰めていた息を吐きだした。
「ここは」
弱弱しい声がベレヌスの口から洩れる。
「フレイ王が用意してくださった場所だ」
「・・・そうか」
ベレヌスは状況を理解し体を起こすが、ぐらつく脳と視界にうめき声を発した。背を丸め、揺れる気持ち悪さに耐えるベレヌスの背をアルロが撫でる。
「急に起き上がるな。もう少し横になっていろ」
「すまない。何があった」
「覚えていないのか」
ベレヌスは見下ろす6つの目から目をそらし、記憶を手繰る。しかし、思い出すのは黒くかすんだ視界に映る予知した光景のみ。
「ドンナトールが愚かと言ったことは聞いていたんだが。またやってしまった」
疲れた声で悔やむベレヌスは情けない声にさらに情けなくなり、目を閉じた。眉間に皺をよせ目を閉じるベレヌスに3人は顔を見合わせた。
「そこまでしか記憶がないんか」
「あぁ」
アルロはまるで神のお告げのようだと思ったが、口にはしない。予知の力をベレヌスは望んでいない。懸命に見ないようにしている節さえある。そして何より6歳のころに死を選んだという。多くの者はその力を崇めるがただの呪いだ。
堂々たる姿ですべてを見下す目をしている。近寄ってくる8人と兵士が見えていないかのように目が合わない。ドンナトールは40年たっても変わらない姿に悲しみを感じた。何事にも心を動かさず、すべてを見下ろす冷酷な東のエルフ王フレイ。
「お久しぶりでございます、フレイ王」
「久しいな、ドンナトール」
頭を下げるドンナトールに目を向けず、変わらぬ目ですべてを見下ろすフレイにドワーフは我慢ならない。しかし、さりげなくアルロが後ろ手に抑え飛び出すことは防げていた。
「何用か」
「回りくどいことは苦手なので単刀直入に申し上げます。こちらに神の剣があると聞き及びました」
一気に空気が張りつめ、冷たく鋭い殺気が8人を包む。
「何故か」
「神の剣でヘイム島から続くといわれる道を封じるためです」
「・・・・・・できるわけなかろう」
この時、初めてフレイはドンナトールと目を合わせた。鋭い目が怒りで動向を光らせている。ドンナトールは怯むことなく一歩前に出る。
「やらなければわかりません。それにこのままではこの世界はいつか闇に飲み込まれます」
「いつかであろう。余には関係あるまい」
フレイの言葉にアルロも飛び出しそうになるが、耐え忍び睨みつけた。その視線に気が付いたのかフレイがアルロをみた。
「なにか言いたげだな」
「この国が滅びてもよいとおっしゃるか」
「ふむ、それこそ神の剣があればなんとかなるのではないか」
「愚かな」
ドンナトールは思わず口にしてしまった。その言葉にフレイは眉間に皺をよせ、首をひねりながらドンナトールを睨んだ。
「愚かだと」
ドンナトールはもう誤魔化すこともないと真っ直ぐフレイを見上げた。フレイは玉座のひじ掛けを叩きつけ、勢いよく立ち上がった。
白い石畳を踏み鳴らす音が響く。ローブが石をこする音がやけに大きく聞こえ、玉座すぐ下で止まる。
「愚かです。そのように上手くことは運びますまい」
「ドンナトールの言う通りです。我々は神の剣を必ずヘイム島に運び、スペルの手からこの世界を守ります」
アルロがドンナトールの横に歩み寄り、フレイに宣言した。
「たかが人間に何ができる」
「わからないではありませんか!」
「しらん! さっさと立ち去れ」
『黙れ。愚かなる東のエルフを統べる者よ』
睨み合う一同の後ろから不思議な声が放たれた。声と声が重なり、空気を震わせる静かな声。
『神の剣はこの森に滅びをもたらす』
7人はまさかと振り返る。
「ベレン?」
俯き前髪で顔が見えないが、様子がおかしいことは確かだ。アルロが駆け寄るのを、ドンナトールが遮った。ゆっくりと前を向いたベレヌスの瞳は銀色を帯び輝き、横上が水に漂うかのように揺れていた。そして、周囲に冷えた空気を漂わせる。
「ヴォルバか」
フレイはその銀の輝きに目を見開いた。ベレヌスは仲間の間を抜け、フレイの前に立った。フレイはその目の輝きに恐怖を感じた。すべてを見透かされているような不思議な、まるで神と目を合わせているような気分になる。
『東の地は赤き炎にまかれ、東の空は黒き雲に覆われる。選択の時だ。東のエルフを統べる者よ。すべては神の剣の行方次第』
不思議な声がフレイの脳を直接打つ。ヴォルバの予知に口元を歪めた。ヴォルバの予知は外れることがない。外すことはできる。つまり神の剣を彼らに託すことが。
ベレヌスの体が傾いた。崩れる体に咄嗟にフレイは手を伸ばす。ベレヌスの体を支える一瞬、フレイの目に信じられない光景が映った。
—燃える美しきエルフの住処
—叫び声を上げず燃えるエルフ
—舞い上がる煤と煙が黒い雲となり東の地を覆い隠す
フレイは目を瞬かせ、ベレヌスを見下ろす。銀は姿を消し薄琥珀の瞳が瞼の向こうに消えた。
「ベレン!」
アルロたちがベレヌスに駆け寄りフレイの腕から奪う。いくら呼びかけても反応しないベレヌスにアルロやドワーフは不安に駆られる。口元に手をやればわずかな呼吸しか感じることができなかった。
「ベレン!」
「おい!」
「床を用意させる」
上から降ってきた声にアルロたちが目を上げれば、控えていたエルフに手を軽く振るフレイの姿があった。
「温めてやれ」
フレイはそれだけ言うと背を向け、玉座への階段を上る。
「感謝申し上げます。皆、今はベレヌスを休ませねばならん」
アルロとドワーフはドンナトールの言葉に頷き、ベレヌスを支え起こした。近づいてきたエルフの案内を請うた。
それを見送りドンナトールとカムロス、ミーミルはその場に残った。
「おぬしらも行かぬか」
「行くよ。その前に」
「フレイ王、あなたは一体何をご覧になりましたか」
玉座に座ることなく、背を向けていたフレイの肩がわずかにはねた。その様子に双子はやはりかと確信を得た。
「見たものを思い返し、熟考願います」
双子は頭を小さく下げると先に出ていったアルロを追いかけた。
「ドンナトール、あれは本当にヴォルバか」
「信じたくないのも分かりますが、間違うことなくヴォルバの血を引くものです。そして予知の力を強く発現した哀れな子です」
「・・・・・・」
何も言わず、ベレヌスを咄嗟につかんだ手を見つめるフレイにドンナトールも頭を下げ、去ろうとした。
「神の剣は」
ドンナトールはフレイの声に足を止め振り返る。
「神の剣は近づいたものを惑わす。1つになりたがっている。多くの同胞が心を見失い、発狂し死んだ。東のエルフですらそうなのだ。人間やドワーフなど」
「フレイ王に物申した人間もまたヴォルバの血を引くものです。あの者は浄化と治癒の力が強い。神の剣の呪いにも耐えれるやもしれません」
フレイは何たる偶然なのだろうかと驚愕する。はるか昔、この世界を救う中心となった予知と浄化、治癒の力を有し巫女ヴォルバ。その力が子孫に現れることは珍しい。
居たとしても片方の力のみか、微々たる力だ。それがこの1000年以上が立った今、両方の力が揃いこの世にある。
「恐ろしいほどの偶然。まるで」
フレイはそれ以上ドンナトールに何も言うことなく見ていた手を握り絞めた。
「大丈夫だろうか」
ドルドナが冷たくなったベレヌスの手をさすり、つぶやいた。その横でアルロ、ダグザも無言でこすり温め続けていた。
「大丈夫とは言いにくいけど、そのうち目を覚ますよ」
用意された木の空洞に双子が姿を見せた。双子は真っ直ぐベレヌスに近づくと額を撫で、どこかへ姿を消した。
体に熱が戻ってきたころ、ベレヌスの目が開いた。その目にアルロたちは胸をなでおろし、詰めていた息を吐きだした。
「ここは」
弱弱しい声がベレヌスの口から洩れる。
「フレイ王が用意してくださった場所だ」
「・・・そうか」
ベレヌスは状況を理解し体を起こすが、ぐらつく脳と視界にうめき声を発した。背を丸め、揺れる気持ち悪さに耐えるベレヌスの背をアルロが撫でる。
「急に起き上がるな。もう少し横になっていろ」
「すまない。何があった」
「覚えていないのか」
ベレヌスは見下ろす6つの目から目をそらし、記憶を手繰る。しかし、思い出すのは黒くかすんだ視界に映る予知した光景のみ。
「ドンナトールが愚かと言ったことは聞いていたんだが。またやってしまった」
疲れた声で悔やむベレヌスは情けない声にさらに情けなくなり、目を閉じた。眉間に皺をよせ目を閉じるベレヌスに3人は顔を見合わせた。
「そこまでしか記憶がないんか」
「あぁ」
アルロはまるで神のお告げのようだと思ったが、口にはしない。予知の力をベレヌスは望んでいない。懸命に見ないようにしている節さえある。そして何より6歳のころに死を選んだという。多くの者はその力を崇めるがただの呪いだ。
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